SPnet 近況

2011.06.22  地デジ対策

1.やっと地デジ対策

今までは仕事が忙しくてテレビなど観る暇がありませんでした。
何年か前の台風でアンテナが曲がり“3チャンネル”しか受信できなくなっても、BSが入らなくなっても気にしませんでした。

しかし、そろそろ7月24日。
曲がったアンテナを見つけてケーブルテレビの勧誘が来る。
回りはアンテナなしか地デジアンテナ。

コミュファ光はサービス地域外。
そこでフレッツ光に決めました。

プロバイダーも1年半くらい無料、初期工事費サービス、電話二回線も一つにまとめられる。
月間経費もトータルで随分安くなる。
インターネットの通信速度も速い。
それから、“3チャンネル”以外の番組も観られる…。

2.何をどこまで準備するのか分からない

工事日までに準備するものは…。
NTTからの案内書には「ここまではNTTの工事、ここからはお客様の工事」。
「お客様の工事」もやってもらうと“オプション工事”となって別料金が発生。

そのオプション工事料金がメチャクチャ高い。
工事技術料だけなのか部品代込みなのかも分からない。
できるだけ自分でやっておきましょう。

我が家は木造・築20年。
電話は二回線。
パソコンは2Fに一台、この前に1万円で手に入れたノート。
インターネットは2Fに電話一回線を引き込みパソコンに電話・fax・プリンターの複合器を接続。
一階の電話はドアフォン対応。
6部屋にテレビアンテナコンセント。

いろいろ問い合わせると、

a.電話二回線を別々に引き込むことはできない。

電話回線が二本でも、光ターミナルは一カ所に設置。
1Fと2Fで電話二回線を使い分けるためには光ターミナルから別配線が必要。

ドアフォン対応の1F電話回線の近くに光ターミナルを設置することに決める。
1Fに電話機二台が並ぶことになります。

両方とも子機があるので、2Fで二つの電話を使えるのは問題なし。
問題は、電話・fax・プリンターの複合器を1Fに設置すること。
プリンターは「電話・fax機能がダメになった複合器」があるので2FのパソコンにつなげればOK。
しかし、パソコンで作った文章をそのままfaxすることができなくなる。
いちいち、印刷して1Fの複合器からfaxするのは余りにもレトロ。

そこで…。

b.無線LANを使う

無線親機を1Fの複合器につなげ、無線で2Fのパソコンで操作すればOK。
もう一台の1万円ノートPCにも無線子機が付いている。
無線LANならこのパソコンでもインターネットや印刷・fax送信ができる。
これで問題解決。

c.テレビ屋内配線はそのまま使えるか

NTTに問い合わせると、
『築10年ならそのまま使えますが、築20年となると分かりません。工事当日に工事担当者が見て判断します。』

6部屋に配線するとなるとどれだけ費用がかかるか分からない。
建築中の家屋なら簡単に屋内配線ができるだろうが、建築後では屋内配線は不可能。
家の外側に配線されたのではたまったものではない。

NTTの案内書には「テレビ回線用のケーブルは屋内で4C-FB以上、屋外で5C-FB以上を使用してください」とある。
テレビアンテナコンセントを外してケーブルを見ると「S5C-FB」の記載。
これならこのまま使える。

ホームセンターで「F型接栓とF型端子」を手に入れ、6部屋分のテレビアンテナコンセントを地デジ用にする。

NTTのサービスセンターが、
『屋内配線に使われているケーブルが4C-FBか5C-FB、又はそれ以上ならそのまま使えますよ。』と教えてくれたら苦労しませんネ。

d.ブースターはどこに付けるのか

6部屋にテレビ配線をするにはブースターが必要。
ブースター工事のオプション料金は10500円。
ネットで調べると「ブースター工事は調整が必要なので個人でやらない方がよい」とのこと。
ホームセンターに並んでいるブースターはいろいろあり1万円前後。

NTTに「ブースター工事はブースター代金も含むのかどうか」問い合わせ。
あちらこちちをたらい回しされて、やっと『ブースター代金も含みます』との答え。
サービスセンターは何も知らないのです。

ついでに『一体、何を準備しておけばいいの?』と尋ねたら、
『お客様の方では何も準備して貰う必要はありません。』
“お任せ”ではいくらかかるか分からないじゃない!

ブースター工事は頼むとして、ブースターをどこに取り付けるかが分からない。
サービスセンターに尋ねても分からないだろう。

ブースターは「テレビ屋内配線の中に組み込むたろうから、1Fの光ターミナルと1Fのテレビアンテナコンセントの間に付ける」だろう。
しかし、1Fに設置する光ターミナルから1Fのテレビアンテナコンセントまでは7~8mある。
これをテレビケーブルでつなぐだろう。
またオプション工事。
工事料金は「3m~30mまでのケーブル設置」で5250円。
「これなら自分で用意した方が安い」と10mののケーブルを準備。


3.工事当日の工事内容

工事当日、担当者がやって来る。
担当者に「何をどうするのか、何をどのように準備しておくのか分からなかった。」と愚痴を言う。
担当者は『我々もサービスセンターにいろいろ注文しているのですが、間違って答えると問題になりますし…。また、これを準備しておいてくださいと言っても準備してない場合もありますから…。』
なるほど。

a.ブースター取り付け位置と配線

これは予想通り。
1Fの光ターミナルのそばに設置。
ここから、1Fのテレビアンテナコンセントまでケーブルを引いてブースターをテレビ屋内配線に組み込む。
これも予想どおり。

光ターミナルからテレビアンテナコンセントまでの7~8mの配線は?
担当者『床下に配線しましょう。』

『えっ?そんなことまでやってくれるの?』
担当者『床下だろうが、屋根裏だろうが潜りますよ!』
床下配線することも含めて「3m~30mまでのケーブル設置が5250円」だったのか!
準備した10mのケーブルは不要に。

あとで、「床下はどうなっているのか」と床下に潜りましたがこれは大変です。
狭い空間を“ほふく前進”。
汗だらけのほこりまみれ。
「こんな時に地震が起こったら…。」と怖い・コワイ。
オプション工事料金は寿司屋さんのお代とは違うのです。

b.6部屋への分配

担当者『次は各部屋への分配器を設置します。どこから屋根裏に入れますか?』
彼は2Fの押し入れから屋根裏へ。

あとで、ここへも入ってみましたが何がどうなっているのか分からない。
やはり「餅は餅屋」ですね。

屋根裏に入って感じたことは「木造建築は使っていないスペースが多く広い」こと。
隠れ空間がいろいろ作れますね。

c.光ケーブルの引き込み

いろいろ感心していると、ケイタイが鳴る。
『今から、光工事にうかがいます。』

私『えっ? もう工事を開始していますよ…。』
『それは光テレビの工事です。』

光ケーブルの設置工事と光テレビの工事は別だったのです。

光ケーブル設置工事車両がやってきました。
後についてきた軽自動車からはガードマン。
「日当7000円+交通費、月に25日働ける」とのこと。
やはりそれくらいは出してくれないとねぇ…。

光ケーブルをどこから屋内に引き込むか。

工事担当者『既設の電話回線引き込み口から引き込みましょう。』
この電話回線引き込み口から1Fに設置する光ターミナルまでは屋内配管で10mくらいある。
配管が細く、真っ直ぐでないので苦労していたが引き込み終了。

工事担当者がエアコン配管口から引き込もうとしたり、壁に穴を開けて引き込もうとしたりするときは、
『既設の電話引き込み口から引き込んでください』と注文しましょう。

きれいに引き込んでもらいました。



d.ブースター調整

光ケーブル設置工事は光ケーブルを屋内に引き込んで、光ターミナルを設置して初期設定をして終了。
光テレビ工事はブースター調整に取りかかる。

各部屋の受信強度を点検する。
これは素人ではできませんネ。

ブースターを設置した1Fのテレビに「出力を押さえる部品」を付ける。
このあたりも素人ではできません。

e.工事費用合計

オプション工事料金は部品代を含めて23100円。
私が準備したのは「6部屋分のテレビアンテナコンセント変更」と「テレビアンテナコンセントからテレビまでの配線」。
しかし、これをすべて頼んでもそんなに高いものにはならないでしょう。
ホームセンターでケーブルや部品を買うと結構高くつきます。
不必要のものまで買うこともありません。

結論は、「すべてNTTに任せた方が安くつく」。

なお、既設の電話回線は取り外してくれません。
そのままでも邪魔になるものでなし、料金がかかるわけでもなし。

工事担当者『光をやめて、また使う場合もありますからネ…。』

そんなことあるわけないでしょッ!

4.各機器の設置概要

光ケーブルを屋内に引き込んだ後の様子を記載しておきます。
これから光を導入する場合に参考にしてください。

まず、光ターミナル付近です。


①既設の電話回線コンセント

屋外の電話回線取り込み口からここまで光ケーブルを取り込みます。

②名称・機能不明

黒い線が光ケーブル。
光ケーブルは②に入って白い線となって出てきます。

③光加入者線終端装置1

②から出た白い線が③に入り、電話線とテレビ線に分かれます。
光信号を電話信号とテレビ信号に分けるものでしょう。

④分配器・⑤プースター

③から出たテレビ線は⑤のブースターに入る前に二つの線に分けられます。
なぜ分配するのかしりません。

分配された二つのテレビ線はブースターから一本になって出てきます。
このテレビ線が⑪で既設の電話コンセントの中に入り、床下を通って1Fのテレビアンテナコンセントにつながります。
これでテレビ屋内配線にプースターが組み込まれたことになります。

テレビアンテナコンセントからテレビにケーブルでつなげますが、
ブースターに近いので、出力を落とす部品を付けます。



テレビ屋内配線は2Fの屋根裏で各部屋に分配されます。



これで、各部屋で光テレビを観ることができます。
写真左のF型端子はホームセンターで手に入ります。
S-5C-FBのケーブルは既設のテレビ屋内配線です。

次は電話回線の説明。

⑥光加入者線終端装置2

③から出た電話線は⑥に入り、2本の電話線に分かれます。
一方が⑨の電話1へ、もう一方が⑦の電話2へ。

⑧ドアフォンターミナル

⑨電話1への電話線は⑧を経由して電話につながります。
これで電話1でドアフォンと通話できるようになります。



この段階では⑨電話1と⑦電話2は電話・faxの使用ができます。
しかし、パソコンとつなげていないのでプリンタ機能とダイレクトfax送信ができません。

⑫PC1ののノートパソコンと2Fのデスクトップパソコンを⑦電話2に無線でつなぐ必要があります。

⑩無線親機

⑩無線親機は⑥とLANケーブルでつなぎ、⑦の複合器とはUSBケーブルでつなぎます。

あとは、各パソコンに付けた無線子機を無線親機に認識させれば各パソコンと⑦電話2・複合器がつながります。

2Fパソコン回りはこうなります。


これで、2FでYahooオークションに専念していても、
かかってきた電話を受けることができるし、ピンポ~ンするセールスマンをドアフォンでお断りすることもできます。
もちろん、パソコンで作った文書を直接1Fの複合器でファックスすることもできます。
1Fの複合器で印刷することもできますが、これはめんどうなので2Fパソコン用にプリンタを付けました。

無線子機の設定

無線親機はBUFFALO、⑬PC2の2Fパソコンにの無線子機は無線親機に付属していたもの。
こちらの設定は説明書と付属CDですんなり。

しかし、⑪PC2のノートパソコンに付いていた無線子機はLogitec。
子機設定にはBUFFALO無線親機の説明書とCD、Logitec無線子機の説明書とCD。
設定の仕方が微妙に違うし、用語が統一されていない。
“半アナログオジサン”は苦労しました。



CDだけでもこれだけあります。
しかも各CDには分厚い説明書がついています。

③と⑥はNTTの光ターミナルの設定CDです。
これは使う必要はありません。
いろいろな機能を使おうとすれば必要でしょうが…。

⑦は電話2・複合器のドライバーソフトです。
パソコンで電話2を使うためにインストールしなければなりません。

なお、写真のケーブルは「1F光ターミナルから1Fテレビアンテナコンセントまでの接続」に準備したケーブルです。
これは床下配線で不要となりました。

5.地デジ移行について

「アナログ放送とデジタル放送は自転車とオートバイくらいの違いがある」
世間一般の常識に驚いています。

解像度が違います。
特に遠景の鮮明さが際立っています。
ノーマルDVD映像など観られたものではありません。

しかし、今までのオーディオシステムを作り直さなければなりません。
とりあえず、2TBのハードディスクをテレビに取り付け録画できるようにし、
光音声デジタルケーブルを二分配してAVアンプに取り付け、5.1chを再生できるようにしました。

音声はこれで今までどおりだけれど、DVDの解像度に関してはブルーレイ導入が必須ですネ。
伸び悩んで死滅するかと思われたブルーレイが注目されるでしょう。
地デジ移行は単にテレビの販売促進だけでなく、関連AV機器の販売促進も狙っているのですね。

なにはともあれ、消費が上がり経済が活気づくのは喜ばしいことです。
「日当7000円+交通費」が恵まれていると感じる警備員の待遇も改善されるかもしれませんネ。

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