RMX250-SJ13 整備資料



・2011.12.10  RMX 初めての峠







1.鈴鹿スカイライン


鈴鹿スカイラインは三重県四日市市菰野町~滋賀県甲賀市土山町までの国道477号線、正式名は武平峠。
三重県側からは湯の山温泉口から入ります。

自宅から近いこともあり 軽量 RMX を走らせてみました。
まずは、軽く肩慣らしです。

  25年前のツーリングバッグをリヤフェンダーに直付け。
  小物やカメラを入れるのに重宝します。

  武平峠は熊野・尾鷲の峠のように「緩やかな高速コーナー」ではなく、
  道路巾が狭く小さいコーナーやヘアピンカーブが連続します。
  全長は20~30分程度。

  いわゆる“走り屋サン”御用達のコースで、
  路面にはセンターラインの外からインへ黒いタイヤマークが多数。

  冬場は凍結と積雪で閉鎖、今年も12月15日から走れなくなります。

  当日はコーナーに落ち葉や水濡れがある状態。
  ここを260㎏のFJで走るのは、私の腕では無理なのです。



2.そのまんま RMX


RMX のタイヤです。

  『モトクロスタイヤじゃないですか!』

  そうです。
  しかも、プロックの隙間が大きいマッド用です。

  グリップ力などまったく期待できません。
  タイヤの角 ( 肩 ) はアスファルトに引っかかりませんから。
  下駄を履いてランニングするようなものです。

  スプロケットは前が14枚・後ろが48枚、低中速重視のエンデュロー・コース用。
  ※標準は前15枚・後ろ46枚

  タイヤは前21インチ・後ろ18インチ。

  “そのまんま”で峠に持ち込んだのです。



3.軽いから怖くないけれど‥


RMX の車両重量は133㎏、FJの半分です。

押し歩きも軽く、コーナーでは膝やハンドルで無理やりバイクを押し込むことができます。

リヤブレーキで後輪が滑って外に振られても、「オットット」程度で怖くない。

これがFJならズデ~ンと転倒、救急車対応でしょう。

とは言っても、バイクの軽さが技量のなさを補ってくれるわけはなし。
やはり、コーナーは遅いまま。

走り屋サン達がいないのでジャマ者扱いされずに済みました。
無理やりではなく、バイクが自発的に傾くようになれば気持ちがよいでしょうね。


エンジンの吹け上がりは、やはり中回転~高回転で 『 ボ・ボ・ボ‥』 と息が途切れます。
排気ディバイスの問題 ? それともメインジェット ?

まずは、CDI ユニットとレクチファイアのチェックからやってみましょう。

春までにはタップリと時間があります。


4.その他


鈴鹿スカイラインの終わり ( 滋賀県側 ) に野洲川ダムがあります。

いつもバイク部品の写真ばかりなので風景写真を入れました。

  夏場は賑わうそうです。


  この辺りは寒いでしょうね。

  なお、湯の山温泉口~野洲川ダム までに
  ガソリンスタンドはありません。
  野洲川ダムで477号線から9号線が分かれます。
  この9号線を少し進むとガソリンスタンドがあります。
  事前にYahoo地図で調べておきましたが、
  土曜日だったからか営業していませんでした。

  ガス欠が怖いので、477号線をそのまま15㎞くらい走り、
  日野町のコメリ付近で給油。
  途中に蔵王ダムがありますが、コーナーはありません。

  給油が終わり、バッグから100㏄のオイル容器を取り出して、
  エンジンオイルをガソリンタンクに入れていると、
  ガソリンスタンドのオジサンが、『 何をしているの?』

  知ってるくせに‥。
  45年前のガソリンスタンドでは、
  当たり前のように混合油が売られていたじゃないですか。



つづく。




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