SPnetの私服保安
抑止防止と検挙防止 |
万引きなどの盗犯被害を防ぐためには、制服警備員による 「 抑止防止 」 と私服警備員による 「 検挙防止 」 の二つがあります。
抑止防止とは 「 万引きをしようとしている者 」 に 『 いらっしゃいませ! 』 と声かけしたり、
制服警備員の姿を見せつけたりして 「 盗ることを諦めさせる 」 方法です。
検挙防止とは 「 実際に万引きを捕まえる 」 ことにより、
「 あの店で万引きをすると捕まる 」 という風評を創って 「 万引きを来させなくする 」 方法です。
抑止防止では万引きを捕まえないので 誤認逮捕・人権侵害 の危険がありません。
ネームバリューを大切にする大手ショッピングセンターで取り入れられています。
しかし、 「 制服警備員がいるときといないとき 」 がはっきりとわかるので、逆に盗りやすくなります。
これを防ぐためには、すべての売場に営業時間内ずっと制服警備員を張りつかせければなりません。
その効果を上げるためにはコストがかかるのが欠点です。
効果的な検挙防止 |
私服警備員が行う検挙防止では、 「 私服警備員がいるときといないとき 」 がわかりません。
「 どこからか突然狙撃されるかもしれない 」 という恐怖心を万引き犯人に与えることができます。
定期的に検挙という 「 見せしめを 」 作っておけば防犯効果が持続します。
「 検挙防止 」 は 誤認逮捕・人権侵害 というリスクがありますがコストがかかりません。
私服警備員による検挙防止は依然として 「 盗犯防止の主流 」 となっています。
すぐには捕まえられない |
私服保安は短期でも効果的 |
常習万引きは早めに検挙 |