FJ1200-4CC 整備資料



 2011.08.24 FJ ユーザー車検に向けて  その①





第一回のユーザー車検前の整備状況です。
サンデーメカニックに役に立つことはまったく書いてありません。
ちまたで流行っている「ブログ」程度、夏休みの絵日記程度です。
書いた本人だけが「懐かしさ」を感じる程度のものです。


1.FJ の車検は23年9月13日まで


RMXは狂ったように国道23号線を走っています。
2速で頭打ちになるのは、早めのシフトアップで対処。
「モトクロスタイヤのブロックがもげるのではないか」と思うほどよく走ってくれます。
BR9ESのプラグの焼けも適正。

「ちょっとコンビニまで」がずいぶん楽になりました。

久々の 2st オフロードバイクで若返り、RMX に時間をとられてしまいました。
気になっていたのは FJ の車検。
今回は時間もあるのでユーザー車検を受けることに。

バイクならそれなりの 点検・整備 ができますから。
それに、欲しいバイクはやはり 250㏄ 以上のものばかり。
車検を自分で通すことができたら、バイクが増えても経費があまりかかりません。


2.下回りをきれいにする


まずは、下回りをきれいにしましょう。“着こなし”はまず下着から。


a.エキゾーストのサビ取り


それでは、排気関係から。

  サビサビです。
  特に、エキパイにつながる“排気系二番目”のサビはひどいものです。
  穴が空いては出費がかさみます。


なお、エキパイの四つの接続は外すのに手間がかかります。
さび付いたボルトを無理やり回していると、クランプが曲がってしまいます(上から二番目)。
シリンダーからエキパイごと外す方が簡単です。
なお、クランプは接合されています。

“排気系二番目”の刻印は  YAMAHA-1TX-5。
XJRと同じ部品のようですね。
Yahooオークションの中古では2000円~3000円程度。
部品に金を掛ければきりがない。
車検はこのままいきましょう。

金ブラシ・サンダーでサビ取り。
サビチェンジでサビを黒皮膜化。
耐熱性が少々心配。

エキパイの方はワイヤーブラシでサビを取っただけ。
ここは高温になりますからね。


次に“排気系三番目”のマフラー。

  裏側は赤サビタップリ、表側にもいたるところにプツプツサビ。
  金ブラシ・サンダーで全面を平滑に。サビチェンジ塗布。

  刻印は   YAMAHA-3CY-14711  。

  このままで良かったのですが、サビチェンジを塗りすぎて厚化粧。
  細めのサンドペーパーで厚化粧をならし、艶消し・600℃・耐熱ブラックを吹きつけ。

  写真下・“排気系二番目”の塗装でスプレー塗料が残ったこともありますが‥。


  ※2019.10..追記・解説

  排気系三番目のサイレンサーには耐熱塗料は必要ありません。
  それほど温度が上がらないので通常のアクリルラッカーで充分です。
  耐熱塗料を使う場合はバーナーで炙るなどの焼き付け硬化が必要です。→→→こちら



b.サスリンクの塗装


  サス回りを覗き込むと、きたないこと。
  車検で係員に見られたら恥ずかしい。
  手持ちにシルバーのペコ缶があったのでハケ塗り。少々、見られるようになりました。

  しかし、オフロードバイクに比べてけっこう“ヤワ”ですね 。

    ★★03      
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3.ブレーキパッド点検


a.リアブレーキパッド


リアブレーキパッドを外してビックリ。
サビサビです。

清掃前の状態です。

  パッドの厚さは4.1㎜。
  車検はこのままでいきましょう。

  ※ブレーキパッド寸法 : 横最大長/63.8㎜、縦最大長/54.5㎜、穴横長/6㎜、穴中心間距離/48㎜。

  ピンはS字割ピンを外して引き抜く。
  S字割ピンは頭が直角に曲がっていて動かないようになっています。

  右上のサポートパッドは「切り込みが深い方」が前。

  サビを取ってそのまま装着。


   写真ではサポートパッドは付いていません。

  結構、きたないですね。

  しかし、オフバイク出身は“サビ・汚れ”は気になりません。
  「バイクは走らせてナンボ」です。



b..フロント・ブレーキパッド


構造はリアとまったく同じ。

ところが‥。

フロント・右を外すと、パッドがペタペタに濡れている。
ディスクにもベッタリとオイルが付着。
なぜか、フロントフェンダーのエンジン側にもオイルが付着。
フェンダーが凸凹になっているから、プレーキオイルの仕業でしょう。

考えられるのはブレーキピストンからのブレーキオイル漏れ。
ピストン・シール交換でしょうね。

このシールが高い。
純正部品で、一つのピストンにつき2520円 ( 1NL-W0047-00・キャリパシールセット)。
フロント・左右で4セット必要。

とりあえず、パッドからオイルを取り除き、周りにブレーキクリーナを吹きつけて組み付け。
マフラー装着後、走ってブレーキオイル漏れかどうか確認しましょう。
ダメでしょうが‥。

※ブレーキパッド寸法 : 横最大長  74.4㎜、縦最大長  53.8㎜、穴横長  6.3㎜、穴中心間距離  48.3㎜。
パッド厚  4.5㎜。
SUMITOMO-JB  SR   FI  -9J12

フロント・左は、ピストンがパッドに当たる部分にオイルが付着。
ブレーキディスクにオイルの付着なし。
パッド厚は4.7㎜と3.7㎜。

S字割ピンは、リヤの頭が直角に曲がっているものではなく、真っ直ぐのS字割ピン。
パーツリストにも真っ直ぐのS字割ピン。
なぜ、前と後ろのS字割ピンが異なるのでしょう。
何か理由があるのでしょう。


4. 現在の FJ

車庫内が乱雑ですね。

右端のプラスチック桶は外した部品を入れるためのもの。
たくさんあります。

今後の作業は、

・①.排気系の取り付け
     接合シールの劣化が心配。まあ、このまま取り付けましょう。

・②.プラグ点検・キャブ同調
     所要時間は1時間程度。

・③.チェーン
     交換時期ですが、1万5千円くらいするのでこのまま。

・③.シート・ベルト装着
     「これがないと二人乗りにはならない」とか。
     CRM 250 の赤ベルトがあったので、それで代用。

・④.バッテリー充電
     問題なし。

・⑤.光軸調整
     これは自分でできません。テスター屋さんに頼みます。

・⑥.フロントブレーキ修理
     これが少々厄介、でも楽しみです。

  予定では、8月中に整備終了。



5. やはりFJはいいですね


この”青・白- FJ “気に入ってます。
「HONDAは赤、SUZUKIは黄、KAWASAKIは緑、そしてYAMAHAはブルー」ですからね。

前17インチ・後ろ16インチで足付き性がよい。
操舵性は素直で初心者向け。
空冷だから、ノロノロ走っていても、周りは「好きなんだ‥。」と許してくれる。
4発とハンドリングの良さをを駆使して速く走れば、『おおッ?  やるな!』

“フルパワー・130ps”の逆車が欲しいところですが、それはもう少し腕を上げてから。
今は国内向け・:97psで我慢しましょう。

「少しハンドルが遠いなぁ‥、あと一速あればツーリングが楽だけど‥。この重さなんとかならないかなぁ‥。」

FJ『お前の体が小さくて、体力がないからだ!』
そもそも、FJは“180㎝ では小柄の ヨーロッパ向け”の高速ツーリングバイクですからね。

しかし、乾燥重量260㎏でセパレートハンドルではさすがに重いです。
ユーザー車検で取り回せるかな‥。


FJもいいけれど、“4スト・450モトクロッサー”のナンバー付きもいいですよ。
KTMの650モタードもとんがっていますね。
一度試乗したビューエルも欲しいなぁ‥。

男はいくつになっても“おもちゃを欲しがる子供”です。


つづく。




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