RMX250-SJ13 整備資料



 2016.01.30  千円のリアキャリア装着





リヤフェンダーにくくる付ける荷物を安定させるために、自転車用のサブキャリア・1000円を取り付けました。
フェンダーに直付けです。取り付ける場所と取り付け方法を説明。
RMXスタイルも損なわず実用に充分です。


1.トランポがないから必要


RMXで峠道を走る場合、トランポに載せていくのなら問題はありません。

必要になるかもしれない工具、予備レバー,ケーブル,エンジンオイル、そしてカメラや飲料などはトランポに放り込んでおけばよい。

しかし、自走の場合は何らかの方法で持っていかなければなりません。

これらの荷物は必要最小限でディパック一つ分くらいになります。

大きなバイクならシート巾・リヤフェンダー巾が大きいので、そのままくくり付けることができます。

しかし、RMXではリヤフェンダー巾が狭いので、荷物が安定しません。

自分で背負えば身体が自由に動きません。

そこでリヤキャリアが必要になるのです。


このリヤキャリアが結構高い。→→→RIDING SPOT  ラフ&ロード

荷物を安定させてネットフックをかけるところがあればよい。

そんなものに1万円も出費するのは馬鹿らしい。

そこで、今までは自転車のキャリアを切ったものをリヤフェンダーに直付けしていました。

リヤフェンダーとキャリアの間にゴムマットを挟み、フェンダーの裏にプレートを付けて、U字金具で留めただけのもの。

プレートはU字金具にピッタリなものがあります。

 取り付け場所をいろいろと検討したので、取り付け穴はこの通り。

 もともとある、ツールバック取り付け穴がどれか分かりますか?

 しかし、このキャリアは前後が短いので荷物が安定しません。

 また、左右対称でないので格好も少々悪い。



2.千円キャリア


エンジンのクランクベアリングを注文するときにちょうどよいキャリアを見つけました。
※リンエイ サブキャリアRC1です。リンエイ・RC-1/b・ブラックリンエイ・RC-1リンエイ・RC-2大型


サブキャリアというのは自転車の荷台に取り付けるキャリアです

これを取り付けて小さい荷台を大きく使います。

取り付けビス(M6・皿ネジ)とナット・スプリングワッシャ、裏から当てるプレートが付属します。

寸法はタテ×ヨコ=250×300㎜、重さは800g。前方が少し高くなってグラブバーとして使えます。


3.取付は1時間


 ①リヤフェンダーの上に敷くゴムマット:タテ×ヨコ=160×200㎜
   ※前側を160㎜、後側を145㎜にするとフェンダーにピッタリ重なる。

 ②リヤフェンダー上に敷くゴムマット2:タテ×ヨコ=60/75×160㎜
   ※リヤフェンダーがへこんでいる部分に入れる。
   ※①の下に②を敷く。
   ※前側が60㎜、後側が75㎜。

 ③キャリア取付前側プレート:150㎜に切断。
   ※ネジ穴の外側~ネジ穴の外側=65㎜→ネジ穴外側から42㎜のところを切断。

 ④キャリア取付後側プレート:120㎜に切断。
   ※ネジ穴外側から27㎜のところを切断。


キャリア前側取付穴はフェンダー前端の高くなった部分に。

 キャリア後側の取付穴は現物合わせ。

 キャリアを留めるビスはM6ですが、ドリルは大きめの8㎜で。

 ドリルの先端が逃げるので、少し大きな穴を。

 フェンダーの上にキャリアを置いて、マジックで印を付けてフェンダーに穴開け。

 フェンダーに穴を一つ開けたら、キャリアを置いて現物合わせで次の穴を。

 四個の穴を一つ一つ現物合わせで開けていく。

 ゴムマットにも穴開けが必要。

 フェンダーの上にゴムマットを当て、
 フェンダーの裏からゴムマットにマジックで印を付けて穴開け。
 一つの穴を開けたら、現物合わせでもう一つの穴を開ける。

 穴開けのポイントは「一つ一つ現物合わせ」。


 ゴムマットに穴を開けるときは、
 木片の上に置いたゴムマットを足で押さえ、ドリル先端を押し込んでからスイッチON。
 こうしないと、狙ったところに穴を開けられません。



4.千円だから二重丸


 写真は一番前に取り付けた状態です。
 これ以上前には取り付けられません。

 シート脱着は、グラブバーの部分でシートが逃げるので問題ありません。

 ゴムマットを敷いていますから、キャリアとテールランプとの間は充分にあります。

 キャリアをテールランプにかかるように取り付けても大丈夫です。

 前後逆に取り付ければ、荷物をもっとシートの方にずらすことができます。

 グラブバーの部分が本当に( ? ) グラブバーとして使えます。

 もちろん、「M6ビス4本でのリヤフェンダー直付け」ですから強度は期待できません。
 しかし、バイクを後へ押すとき、まっすぐにするときなどに重宝します。


 前後左右に充分な巾があるので荷物が安定します。

 通常のリヤキャリアは後に突き出して不格好ですが、
 これならテールランプの前で止めることができるのでバイクスタイルを損ないません。

 強度が充分でないので重い荷物は詰めません。
 しかし、そんな荷物を積む予定はありません。

 このキャリアの目的は
 「リヤフェンダーの上の積み荷を安定させること」と、
 「ネットフックをかけるところを確保すること」。

 大げさでなく自己主張しないのでバイクスタイルが損なわれない。
 なによりたったの1090円。
 一回り大きいもの(330×290㎜) ・ 1490円もあります。
 こちらはメッキとブラックが選べます。→→→  メッキ  ・  ブラック

 このサブキャリアはお勧めです。



つづく。




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