RMX250-SJ13 整備資料



 2011.07.09  RMXフレーム載せ換え① /フレームの入手・塗装・部品はずし






1.最近手に入れたRMXのパーツ


.①書類付きフレーム 1250円。送料が3890円。安い!

・②リヤフェンダー・テールランプとウインカー付き 1000円。

・③ハーネスセット・CDIレギュレーター付き 1200円。

・④メインキーシリンダー 1000円。

・⑤ヘッドライト 800円。

・①の書付きフレームの入手が目的。②~⑤はまとめて落札。



2.バイクに縁がない方に、「これから何をするのか」

“バイク乗り”なら分かりますね。

当然、RMXを登録し、ナンバーを取って公道を走るのです。

このRMXには書類がついていません。
書類とは「軽自動車届出済証返納済確認書」のことです。
ナンバーを返納し廃車する時にもらう書類です。

この書類がないと再登録することができません。
当然ナンバーを取得できず公道を走れません。

この書類はフレームに関するものです。
簡単に言えば、オートバイのフレーム以外のものはエンジンを含めすべて交換部品なのです。

書類のついた“青フレーム”に“白フレーム”に付けてある部品を載せ換えれば、黄色のRMXは公道復帰ができるのです。

部品はこれだけでは不足です。
フロントのウインカー、スピードメーター、メーターケーブル、バックミラーが必要です。
それはこれから先のこと、とりあえず全パーツの移植をしましょう。

もちろん、混合仕樣のままです。


3.チョット心配、「フレームが適合するかな?」

白フレームの車体番号は101414。
青フレームは105023。

同じ、SJ13Aなのですが、100001~104020はRMX250SN(N型)、104121~104840はRMX250SR(R型)、104841~はRMX250SS(S型)。
つまり、白フレームはN型で青フレームはS型。

そしてN型とS型ではフレームのパーツリスト番号が異なる。
もしかして、部品が付かない部分があるかも分からない。
そこが少し心配。


RMXはキャブレターを清掃して始動性はよくなったものの、高回転がだめになってしまいました。
アクセルを一杯開けても「ボ、ボ、ボ~」。

復活したNSRがフロントを上げて「ピィーン」と発射されるのとは大違い。
フレーム載せ換えでエンジンを下ろすついでに排気ディバイスの点検ですね。

とにかくやるところまでやりましょう。


4.フレームの錆取り・錆止め


まずは、フレームの錆取り・錆止めです。

オフロード車ですから水・泥は当たり前。それを毎回高圧洗車するので錆は当然のことです。
せっかく、フレームから組むのですから錆取り・錆止めをします。

錆取り後です。

・ドリルの先にワイヤーブラシを付けてやり始めましたが、古い塗装が剥がれない。

・ここはやはりサンダーです。
  ホイホイと削り落としていきます。


・錆止めは赤錆を黒色皮膜に変えるケミカル剤使用。
  商品名はサビジャックとかサビチェンジ。
  私はこのケミカル剤が大好きです。

・乳白色の液体を塗ると拳銃のような色になります。
  これに、ラッカーを吹きつければでき上がり。

・フレームのラッカー塗装は青色にしようと思いましたが、
  手持ちに“艶消し黒”がありましたので、それを吹きつけました。
  一缶使いましたが不足でした。



5.部品取外し


次に、部品を取り外していきます。

「ホイ・ホイ」と外していくと、「このボルトはどこに付いていたの?」と組み上げのときに戸惑います。
パーツリストを見れば「どこに付いていたのか」分かりますが、時間をかけたくないので取り外したボルトはその都度新しいフレームに仮止めしていきます。

当初の予定は、

①エンジン降ろし→エンジン整備→チャンバー清掃→エンジン・チャンバー取り付け。
②リヤサス取外し→分解・グリスアップ→リヤサス取り付け
③フロント回り取外し→フロン回り取り付け
④外装取り付け

しかし、エンジン取り付けボルトをすべて外しても、エンジンがリヤサスから離れない。
そこで、リヤサスも取り外すことに。

リヤサス・リヤタイヤを取り外すと、バイクが不安定になるので、その前にフロント回り取外し。

しかし、バイクを安定させリヤサスを取り外そうとしてもエンジンブロックからリヤサスが離れない。

パーツリスト・サービスマニュアルを再度チェックしても、すべてのボルトが外れている。
エンジンブロックとリヤサスが離れるはず。

「なにか引っかかっているのかナ」と左側から長いドライバーでつつくと、小さいマイナスドライバーが出てきました。

あっ、そうか!
シャフトを抜く時に、固かったので、このドライバーの柄の方を差し込んでマイナスの方をハンマーで叩いたンだった。
シャフトが抜けたあと、このドライバーのことをすっかり忘れてそのままにしておいたのです。

歳をとると、「今やっていたこと」を覚えていません。
「今、持っていたレンチをどこに置いたのか」も覚えていません。
作業効率が若い頃より極端に落ちています。

結局、すべての部品を取り外すことになりました。

・手前の黒フレームが新しいフレームです。

・この部品を黒フレームに取り付けるだけなら一日で終わります。

・しかし、各パーツを整備・チェックして楽しんでいきます。。
  だから、公道復帰は夏の終わりころでしょう。

・本日は、チャンバーにネット情報にあった
  「パイプフィニッシュ法」を適用。
  238円のパイプフィニッシュを4本流し込んで終了。

・次回は、リヤサスをグリスアップして
  フロント回りとリヤサスを取り付けましょう。



つづく。




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