RMX250-SJ13 整備資料



 2011.07.14.RMXフレーム載せ換え② / 追加部品入手






ナンバー取得のための追加部品
ロアーブラケット・ステアリングナットの締め付け


       
3.二回目の中古部品取得

まずは、現段階でのRMXとYahooオークョンで手に入れた追加部品です。

前左から、
・①ラジェターセット→700円
  元RMXに付いていてたラジェターは使えますが、
  ホース取り付け部から液漏れがし、
  リザーバータンクも付いていなかったので、新しくすることに。
  程度は相当良し。これで700円!

・②キーシリンダーとタンクキャップ→911円
  前回取得したキーシリンダーはインジケーターランプ付き。
  今回のはインジケーターは付いていないが
  キーで操作できるタンクキャップ付き。
  「前回インジケーター+今回キーシリンダー+タンクキャップ」で
  キー関係は完結。ヘルメットホルダーなんか知りません。
  残ったキーシリンダーはストックに。

・③シートフレーム→700円
  今回はこのフレームが目当て。
  このフレームがないとリアランプのついたフェンダーが
  取り付けられません。

・④フロントマスクステー→700円
  これがないと、ヘッドライトが取り付けられません。


・⑤取り付けブラケット・ゴム・ホーンなどいろいろ→700円
  欲しかったのはゴムバンドとホーン。入っているかのと期待したウィンカーリレーの取り付けブラケットは入っていませんでした。これは自作しましょう。

・⑥スイングアーム・サスリンク→910円
  この部品はまったく不要だったのですが、あまりの安さに衝動落札。

  以上、6点。同一出品者から落札したため、送料はまとめて1700円。今回も安い買い物です。



        
4.RMX進捗状況とトピックス


・ リヤリンクオーバーホール後、組み付け。
・ フロントフォーク組み付け。
・ フロントのブレーキホース取り回し。
      ※その緻密さには脱帽。ホースの角度まで指定されています。

とにかく整備性がよいですね。
オフロード・2サイクル・単気筒・レーサーRM250の公道バージョンですから当たり前か。
テクノロジー凝縮のNSRと比べてはいけないのだけれどついつい‥。


今回の作業でトルクレンチを使えなかったのは二カ所。

一カ所はサスリンクのフレーム取り付け部分。
「ソケットの厚さ+トルクレンチの厚さ」が空きスペースを超えてしまう。
薄いソケットを使えばトルクレンチが使えるが、そのためにわざわざソケットを買うのは躊躇させられる。
960㎏・㎝だから、足でメガネをグイ・グイと二回押しておきました。

もう一カ所はこちら、

  「ロアーブラケット・ステアリングナット」というらしい。

  ステアリングのベアリングを上から締めつける雌ネジ(ナット)です。
  ソケットは使えないので専用工具が必要。

  ソケットに切り込みを入れれば自作専用工具となりますが、
  それを作るためには「径が大きくて深いソケット」が必要。
  このソケットはホームセンターで3000円くらい。
  「そこまでする必要はないか‥」とウォータープライヤで締めることに。


しかし、上下のベアリングを締めるのだから、緩くてもいけないし固くてもいけない。
サービスマニュアルには「500㎏・㎝で締め付け、ロアブラケットを左右に動かしながら馴染ませたあと、ナットを1/4~2/1回転戻す」と。

1200㎏・㎝は手で頑張って。800㎏・㎝なら相当力を入れる、200㎏・㎝ならチョット力を入れる。
この感覚は私が使っているトルクレンチでの感覚。
レンチの長さが違えばトルクも変わるのでその感覚も違ってくる。

ウォータープライヤはトルクレンチの2/3くらいの長さ。
「ということは‥、トルクレンチの1.5倍感覚で締めればいいのか‥。いやいや力の加わる部分の径が違うゾ‥。」
いろいろ考えるときりがないので、チョット固めに締めて1/3回転戻しておきました。

あれやこれやプツプツ言いながら、オートバイを組むのはおもしろいものです。
まさにプラモデル感覚ですネ。

しかし、あちらこちらに保安部品をつけていくとRMXらしさがドンドンなくなっていきます。
やはり、「トランポ+モトクロッサー」ですかね‥。


最後に、写真をもう一枚。

 ガレージの隅っこに放置してあったテラダの電動高圧ポンプです。
  20年前、エンデュローに出ていたころにこれでせっせと泥を落としたものでした。
  寺田ポンプ製作所のポンパルエースPP400(吐出圧力35㎏/㎠)です。
  ※現在のラインアップは → 寺田ポンプ製作所・ PP-401C

  これが、まだ使えるのです。
  ホースの根元に亀裂が入っていたので、その部分を切り取り140円のジョイントを付けたら、
  20年前の勢いで水を噴射。

  私は20年で「飛んだり跳ねたり」できなくなりましたが、このポンプは昔のまま。
  懐かしくてあちらこちらに噴射して楽しみました。

  人は老いるにつれ持っていたものを一つ一つ失っていきます。
  しかし、想い出が一つ一つ増えていきます。
  老いるのは仕方がないので、増えた想い出を楽しんでいこうと思っています。



つづく。




前へ/フレーム塗装と部品外し   次へ/一応の組み上げ   目次へ   SPnet番外TOP   SPnet   SPnet2