RMX-SJ13 整備資料




2019.02.18  CB750用ハンドルを付ける


前後17インチで前かがみになる
CB750用ハンドルに交換
ハリケーンのトラッカースペシャルに交換


FJのハンドルを「引き」の大きいものに交換して乗りやすくなったので、RMXのハンドルを検討することにしました。
「前後17インチにしてから前かがみになっているような気がする…」

 
     
1.「標準の21インチ×18インチ」と「17インチ×17インチ」の違い


a.前のめり度


左がRMX④で標準の前21×後18、右がRMX②で前17×後17。
見るからに右のRMX②が前のめりになっています。

※a1・a2 : 前輪半径、b1・b2 : 後輪半径、c : ホイルペース( 1475㎜ )
※標準タイヤ : 前 80/100-21、後 120/90-18
※モタードタイヤ : 前 110/70-17、後 130/70-17
※1インチ=25.4㎜

 a1=80×1+21×25.4×1/2=346.7㎜
 b1=120×0.9+18×25.4×1/2=336.6㎜
 b1-a1=-10.1㎜→前傾角=-0.3923度→→→こちら
 a2=110×0.7+17×25.4×1/2=292.9㎜
 b2=130×0.7+17×25.4×1/2=306.9㎜
 b2-a2=14㎜→前傾角=0.5438度→→→こちら

※写真左のRMX④はIRCのGP-210 前 3.00-21/外径707㎜、後 4.60-18/外径 659㎜ ( こちら )→a1=353.5㎜、b1=329.5㎜、b1-a1=-24㎜、前傾角=-0.9322度
※SJ13のアスファルト上での走行感覚は、
  「標準/前21×後18」で操縦安定性良し。コーナーでは前輪を押しつけなければならないがオフロード車に馴れているものは「これがなければ…」。
  スプロケット比「標準/15×後46」でパワー特性良し。
  但し、足付き性が悪く両足爪先立ち。 足付き性さえよければホイールは標準の方がよい。


つまり、ホイールを標準から前後17インチにしたことで
・ 増えた前傾角=0.3923+0.5438=0.9361度
・ ハンドルが低くなった量=a1-a2=346.7-292.9=53.8㎜ ※リヤタイヤが下がったが、それは前傾角に影響するだけでハンドル高には影響しない。

これをハンドル変更で埋め合わせたいのです。


     
2.ハンドル交換


a.取り敢えずハンドル高が高そうなRMX③のハンドルと交換


手持ちのハンドルはどれも同じレンサル。
RMX③に付いているハンドルが高かったのでこれを取り外し。
RMX③には予備のハンドルを。

 こちらがRMX④のレンサル。
 RMX②にも同じようなものが付いていました。
 こちらがRMX③から外した無銘のアルミハンドル。
 高くなった分だけ寝かせて「引き」を大きくしました。


しかし、乗ってみるとハンドルグリップが下がって乗りにくい。
ハンドルを立ててみても違和感がある。
「高さがあったのに…。」

 銀はストックのレンサル( 93-205056 )
 赤はこれより高いけれど違和感があったハンドル。

 重ねてみると、赤は肩の部分では銀より高いが、端の方は銀より低くなっている。

 だから同じような取り付け角ではグリップが下がり違和感があったのです。

 これならレンサルの方がグリップ高さが高くなる。
 無銘の赤は一度の試乗でボツ。



フロント17インチで、前が53㎜下がったのでハンドル高を高くしたい。
前傾角が増えて前荷重になるのでハンドルを引いてこれを解消したい。

ZETAのハンドルシュミレーター ( こちら ) で捜してみても、オフロードハンドルはどれも似たりよったり。


b.試しにCB750 ハンドルを取り付けてみる


 写真は
 ・ CB750ハンドル
 ・ 上で比較に使ったレンサル銀( 93-205056 )
 ・取り付けてダメだったRMX③のハンドル赤。

 巾 : CB750/715㎜、 銀/797㎜、 赤/790㎜
 引き : CB750=銀+60㎜ / 赤+55㎜
 高さ : CB750/85㎜、銀/60㎜、赤/70㎜
 ※高さ : ハンドルの腕を平面に押しつけハンドル中央の高さ(パイプ下端)

 結局、CB750用ハンドルは一般的なオフロードハンドルと比べ
 高さ/+15㎜~25㎜、 引き/+55㎜~60㎜、 巾/-75㎜~80㎜

 前が54㎜下がったことに対しては少々不足。
 前のめりになったことに対しては、引きが大きすぎるのでは?
 しかし、オートレーサーのハンドルは?
 取り敢えず取り付け。
 
 


バンドル巾が狭くなったのと引きが強くなったのがすぐに判ります。


高さは?
下の写真で左がCB750用ハンドル、右が赤ハンドル。
えっ? 赤ハンドルの方が高い?

※画像は拡縮して同じ大きさにしてあります。(フォークアッパーブラケットとアンダーブラケットの画像上の長さを同じにする。)
※ただし、撮影時が違いますので撮影角度が同じではありません。

 こちらのCB750ハンドルは左の赤ハンドルより15㎜高いはずです。
 しかし、どの部分をとっても右の赤ハンドルより低い。
 これはハンドルの取り付け角度が違うから。
 左のCB750用はハンドルを寝かせているのでグリップがハンドル高より低くなっています。


一時間くらい試乗してハンドル角度とレバー角度を調整。

・ ハンドル角度はハンドルポストから少しだけ傾ける。
・ もう少し立ててもよさそうだから「ハンドルポストと同じ傾き」を基準にして、 場面と乗り方で調整。

 この状態でハンドル高さを測定。
 ※乗車してハンドルを真っ直ぐにし、ローブを垂らしてグリップの中心までを測定。
  ・ RMX②(前後17インチ)+CB750ハンドル : 110.5㎝
  ・ RMX④(前21×後18)+レンサルハンドル : 112㎝
  ・ RMX②の前輪半径=292.9㎜、 RMX④の前輪半径=353.5㎜ ( ※GP210 )
  ・ RMX④のもともと高い分=353.5-292.9=60.6㎜
  ・ ハンドル交換による高さの差=1105-(1120-60.6)=45.6㎜
  ※CB750ハンドルとハンドル銀の高さの差は15㎜しかないのになぜ45㎜も高さが増えるのか?
  ※考えられる原因 : 測定誤差、前傾角増加による F・Rサスペンションの沈み、サス設定の違い。

 引きも測定
 ※ハンドルポストの根元に定規を当てグリップの中心までを測定
  ・ RMX②/CB750ハンドル=180㎜
  ・ RMX④/レンサル銀=115㎜
  ・ 引きの増加量=180-115=65㎜


 オフロード車の凄味がなくなってしまいました。
 ハンドル巾が狭くなったのでプレーキホースが余って少し苦しそうです。
 フロントスタイルは DAX か モンキー のようです。


ハンドル寸法で「1~2㎝の違い」は実際には「違い」と感じられません。中古純正ハンドルは安いので次のものは検討する価値があるでしょう。
(CB750に近いもの)
・ CB1100 : 巾/750、引き/175、高さ/120
・ NC700X : 巾/750、引き/170、高さ/120→→→こちら

(巾が広いもの)
・ TW225・200 : 巾/795、引き/145、高さ/80
・ バンバン200 : 巾/810、引き/175、高さ/120
・ 250TR(~06) : 巾/810、引き/160、高さ/125、250TR(07~) : 巾/785、引き/165、高さ/125→→→こちら

※RMX : 巾/793、引き/68、高さ/73

ヨーロピアン3型は、巾/740、引き/175でこれらと似ていますが、高さ/145なので不適合になるでしょう。


c.インプレッション


①乗車位置の後退 ( 引きの増加 )
・ 拳一個分は確実に後退。なにか滑り落ちそうで座り心地が悪いがこれは馴れの問題。そもそもオフロード車はシートにどっかり座って走るものではない。
・ 後輪をしっかりと感じられる。
・ 今までの発進ではフロントが上がる。
・ 足付き性はそれほど変わらない。( 両足指付け根 )。

②上体に余裕ができた ( 引きの増加・高さの増加 )
・ 肘が下がりセルフステアーを邪魔しなくなった。
・ 左右の体重移動が楽になった。倒し込みが軽くなった。
・ 前座りもできるし、上体に余裕がある。

③ハンドルの反応がシャープになった( ハンドル巾の減少 )
・ いつもの乗り方でリヤが滑った。
・ ハンドル巾が狭く感じるがこれは馴れの問題。

予想以上に良好です。

いつもの165号試乗コースに持ち込みましたが、この評価は変わりませんでした。


ダートではタイヤのグリップ力が弱い上に凸凹がありバイクが暴れるのでハンドルで押さえなければなりません。
ジャンプの着地では衝撃でハンドルが取られないようにしっかりと押さえなければなりません。
コーナーでは前輪のグリップ力(曲がる力)を高めるために前座りでフロント荷重にしなければなりません。

オフロードハンドルが「巾が広く、高さが低く、引きが浅い」のはこのためです。

一方、公道アスファルト上ではタイヤのグリップ力が充分にあり、ギャップもジャンプもありません。
だから、ハンドルを押さえることも前座りも必要ありません。
オフロードハンドルをオンロードで使うと、却ってセルフステアーを邪魔し後輪のグリップ力を減少させて操縦安定性を害してしまいます。
公道アスファルト上ではオンロードハンドルが適しているでしょう。

しかし、そもそも「オフロードバイクのRMX」を「公道アスファルト上で走らせる利点」があるのでしょうか?
公道アスファルト上ならオンロードバイクが速くて楽なのは当然のこと。
RMXのホイールを小径化しオンロードハンドルを付けたからといってRMXがオンロードバイクになるはずはありません。

車重が軽く車高が高くてフラフラし、単気筒でギクシャクして、足付き性が悪い。
オフロードでこそ価値を発揮する構造を持ったRMXを、それがマイナスとなるアスファルト上で走らせる意味があるのでしょうか?

2stの甲高い排気音を「これ見よがし」に響かせて加速していくだけでは「暴騒族ニイチャン」と何ら変わらない。

「オンロードでもオフロードバイクの利点を活かした乗り方」があるはずです。

膝の故障でオフロードを走れなくなった今、それを捜してみようと思います。


      

2019.03.02  追記


CB750のハンドルに交換して、確かに「後輪に乗れる、倒しやすい、クイックに曲がれる」。
しかし、ハンドルを押さえ込む場面が多く、乗ったあとで肩が凝る。
やはりハンドル巾か?
そして、ハンドル高も?
それとも、乗り方?


CB750ハンドルの
引き(160㎜)はこれでよい、これより少し少なくてもよいがこれより大きくてはいけない。
高さ(110㎜)はもう少し低くてもよい。
巾(720㎜)が問題。静止状態では「片方であと2~3㎝グリップが外側だと腕が楽になる」、つまり全巾で760~780㎜。

この条件でハリケーンハンドルを探すと。
トラッカースペシャル(HB0033C-01)というのがありました。→→→こちら こちら
CB750 ・ RMXハンドルと比較すると、
トラッカースペシャル( CB750・RMX ) : 引き/160㎜ ( 同じ・+92㎜ )、 高さ/95㎜ ( -15㎜ ・+22㎜ )、 巾/785㎜ ( +65㎜ ・-8㎜)

現在のCB750用ハンドルと比較すると、「 引きが同じ、高さが少し低い、巾が大きい 」。
RMX純正ハンドルと比較すると、「 巾が同じくらい、高さが少し高い、引きが大きい 」。

巾が少し大きいようですが、グリップを内側に取り付ければ問題はないし、最終的には切断すればよい。

次にこのハンドルを試してみる予定です。


なお、ハンドル交換で変わるのはライディングポジションだけで、車体の前傾角は変わりません。
だから、「前傾角増加によるキャスター角減少」は同じで、さらに「前輪の小径化によるジャイロ効果の減少」で前輪の安定性が弱くなったことは変わりません。
ハンドルを交換しても前輪が落ち着かずフラフラするのは同じです。

このことを考慮して前後サスペンションの設定や乗り方を調整しなければならないでしょう。

直進でもコーナーでも安定性はオンロードバイクの方が格段に上。
オフロードモタードの強みは切り返しの軽さ。
それを実現できるのが前輪の不安定さのような気がします。

フラフラするフロントに一時はステアリングダンパーを考えましたが、このフラフラをヒラリヒラリに引き上げるように乗り込んでみようと思います。



2019.03.07  追記  トラッカースペシャルを付ける


上で説明したトラッカースペシャルを入手しました。
Amazon・3/3注文で到着は3/6。今回は少し日にちがかかりました。

なお、Amazonでは4111円(送料無料)、出品者のR30DIRECTは 3177円+送料550円=4027円。
Amazonで「送料無料とならない2000円未満のものを合わせて注文する場合」でなければ出品者から買った方が得です。

 上がCB750ハンドル : 引き/160㎜、 高さ/110㎜、 巾/720㎜。
 真ん中がトラッカースペシャル : 引き/160㎜、 高さ/95㎜、 巾785㎜
 下がRMX①のときから付けていた レンサル 01-201107 : 高さ/80㎜、 巾/790㎜

 CB750用とトラッカースペシャルの巾が65㎜違うといっても
 片側で 3㎝強だから見た目はそれほど変わりません。

 下の写真の上がレンサル 93-205056、下がレンサル 01-001107
 巾が違うように見えますが、巾は同じ795㎜。
 高さが上の方が10㎜高いのと撮影角度の違いで下の方の巾が大きく見えます。

 なお、このレンサル 93-205056 の高さ90㎜は今回取り付けるトラッカースペシャルとほぼ同じ。
 違うのは「引き」。
 前後17インチでライディングポジションが前のめりになったので
 「引き」の大きなハンドルにするのだからこのレンサルではダメなのです。


 ついでにグリップも注文しました。
 貫通グリップで 441円→→→こちら

 これは、長さが 12㎝ で長いタイプ。(FJのグリップがこれ)
 RMXのグリップは 10.5㎝ の短いタイプ。

 「アクセルカラーが短いかな…。」 と心配しましたが、取り付けたらグリップは余りませんでした。


 上がトラッカースペシャル、下がCB750用。
 撮影角度の違いもありますが、下のCB750用の方が手前に引かれているように見えます。
 これはCB750の方がハンドルを寝かせていること。
 また、同じ引きでも巾が狭い方が内側に絞られるから。
 フロントスタイルは DAX ・ モンキー から少し脱却。
 今まで付けていたハンドガードはブレースが邪魔で取り付けられませんでした。


CB750用からトラッカースペシャルに換えてどうなったか?

左がCB750用、右がトラッカースペシャル。


(ハンドルグリップの高さ)


乗車してハンドルを真っ直ぐにし、ローブを垂らして地面~グリップの中心までを測定。
・CB750ハンドル : 110.5㎝
・トラッカースペシャル : 110.5㎝
ハンドル高は腕の部分を水平にしたときの「ハンドル取り付け部下端~ハンドル先端」の距離で、腕が水平になっていないと規定の高さにはならない。
CB750用はトラッカースペシャルよりハンドル高が15㎜高いが、腕/グリップが下がっているため同じ高さとなったのでしょう。
もっとも、車体を少し傾けるだけで測定値が 1㎝くらい違ってくるので測定値はあまり当てにはなりません。


(ハンドルの引き)

ハンドルポストの根元に定規を当てグリップの中心までを測定
・CB750ハンドル : 180㎜
・トラッカースペシャル : 160㎜
測定方法は同じだが測定日が違うので、測定値の差は厳密なものではありません。

“引き”はハンドル腕を水平にした時の「ハンドル取り付け部前端~ハンドル端の外側」。

上記測定では
a.「ハンドルポスト根元から~」にししたが、この部分はハンドル取り付け部後端。
b.「~ハンドル端中心まで」にしたが、メーカー公表値はそこを通り越して外端まで。
だから、上記測定値に「aで22.2㎜、bで11.1㎜」をプラスしてメーカー公表値と比較しなければならない。
つまり、トラッカースペシャルの上記測定値160㎜を、メーカー公表値に直すと、160+33.3=193.3㎜となる。

しかし、上のトラッカースペシャルの取り付け写真をみると「グリップ部がほぼ水平」になっているので「引きは160㎜程度」となるはず。
この測定値もあまりあてにはできません。


(ハンドル形状-立ち上がり角度)

上の写真で、ハンドルの寝ている(倒れている)角度は「トラッカースペシャルの方がCB750用より大きい」。
しかし、トラッカースペシャルの方がグリップが上がっている。
これはハンドルの立ち上がり角度(腕を水平にしたときのハンドル傾き)の違い。
CB750用は73度、トラッカースペシャルは50度。
つまり、CB750用では73度のときに腕が水平になり、トラッカースペシャルでは50度のときに腕が水平になる。
だから、トラッカースペシャルはCB750用より23度寝かせられることになる。

このように、ハンドル選定では「引き、高さ、巾」だけでなく「立ち上がり角度」も考慮しなければなりません。
また、メーカー公表のハンドル「高さ」と「引き」は、ハンドルの腕を水平にした場合のものだから、
「今のハンドルよりあと〇〇㎜」を考えるときは、グリップを水平にした状態にして考えなければなりません。

ただし、ハンドルの「引き、高さ、立ち上がり角度、巾」は相互に関係し合うので、実際に取り付けてみなければはっきりと判らないでしょう。
いろいろ試してみるのが近道のようです。


(インプレッション)

・立ち上がり角度が大きくなった→CB750用では肘が落ちたが、トラッカースペシャルでは自然と肘が上がり「肘を張ったポジション」に。
・ハンドル巾が大きくなった→クイックさは減少したが、押さえ込みが楽。フラフラする前輪も少し落ち着いたようだ。肩も凝らない。
・引きは充分→前のめりにならず後輪に乗れるのは今まで通り。
・なぜか、足を出しても効果的で「地面が近くなった」。
・5速からシフトアップしてしまうことが何度も。それだけこのハンドルがオンロードに合っているのでしょう。

前後17インチにはこのハンドル。スプロケットは「15×44」。「SJ13用レースイグナイター+リメッササイレンサー」をお勧め。


オフロードバイクはアスファルトの上でもやはりオフロードバイクなのでしょうか?
なぜ、こんなにハンドルを押さえ込むのでしょう。
セルフステアーで「スッ」と曲がっていくロードバイクとは違います。
快適性は全くなく、乗ればしっかりと疲れます。
それだけ面白いとも言えますが、「オフロード車をモタードにしたバイク」にオンロードでの利点はあるのでしょうか?。


(NSR250 とのデーター比較からモタードの意味を探る)

同じ水冷2stで250㏄。ロードバイクの雄NSRと比較してみました。
※メーカーコンセプトは初期型に表れるのでMC16と比較。

RMX-SJ13 / NSR-MC16

・ 乾燥重量 : 133㎏ / 141㎏
・ ホイルペース : 1475㎜ / 1360㎜
・ タイヤ : ※前110×17 ・ 後130×17 / 前100×17 ・ 後130×18  ※RMXはモタード仕様のもの
・ キャスター角度 : 28度 / 26度
・ 最低地上高 : ※290.3㎜ / 135㎜  ※RMXは320㎜。これから前後17インチ化により後輪が下がった分を差し引く
・ 最小回転半径 : 2.3m / 2.9m
・ 出力 : 40PS/8000rpm×3.8㎏/6500rpm / 45PS/9000rpm×3.6㎏/8500rpm

このRMXとNSRを同じレベルのライダーが「ギャップもジャンプもないアスファルト上」を走ったらどちらが速いか?

これは、キックボクサーがボクシングルールでボクサーと闘うようなもの。
平坦なアスファルトではNSRが速いに決まっています。

RMXが先行する場面があるとしたら「タイトコーナーとその連続」。
最低地上高が高いので深く倒せ、小さく回れる。そして切り返しが早い。
コーナーの立ち上がりではその出発力でダッシュ。

しかし、その後の直線であっけなく抜かれてしまいます。
また、Rの大きいコーナーではNSRががぜん速いでしょう。

アスファルト上では直進安定性・回転安定性・高速安定性・快適性のどれをとってもNSRに分があるのです。
結局、ロングツーリングならリッターバイク、峠道なら600や400のSSと250の2st、通勤なら250の4stか250スクーター。日常の足なら原付スクーターか軽自動車。
オフロードモタードはどこにも入ることはできません。
オフロードモタードは「ねじ伏せを楽しむため」だけのもの。
完全に「趣味」の分野に属するバイクなのです。


ここで、今まで疑問だった「RMXをモタードにしてアスファルトの上を走らせる利点はなにか?」の答えが出ました。
それは、「ロードバイクより速く走るため」ではなく、単に「RMXを走らせるため」だったのです。

少なくないユーザーがRMXをモタードにした後、以前のオフロード仕様に戻しています。
RMXをオフロードで走らせることができれば、わざわざそれを不利なオンロードに持ち込む必要はないからです。
滑ることがなく、ギャップもジャンプもないアスファルト上でRMXを走らせても面白さがないのです。

しかし、私に関して言えば、膝の故障でもうダートは走れません。
RMXに乗ろうと思ったらアスファルト上しかないのです。
「絶滅した2stを走らせる。エンデュローレースで活躍したRMXを元気に走らせる」ことが、私にとってのRMXモターの意味であるようです。

これからは、
「オンロードバイクに勝とう」とは思わず、「オンロードバイクに追いていく」ことを心がけようと思います。
『黄色いバイクが後から追いついてきたな…。この排気音は2st? おっ! RMXじゃない! まだ走っているの? オフロードバイクにしてはなかなかやるじゃない!」を目指そうと思っています。
「スーパーモトのコースで競ってみますか?」と思いつつ。→→→こちらこちら

「あっ!もうジャンプを飛べなかったンだ…。」





つづく



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