RMX250-SJ13 整備資料



 2011.07.25 RMXのフレーム載せ換え④ / 試乗






・ ニードルジェット、ジェットニードル、メインジェット交換
・ 試乗


5.キャブレター部品交換


a.キャブレター部品が届く


キャブレターの部品はさすがにYahooオークションの中古とはいきません。

近くの大型バイクショップに頼みました。
最近ではネットで純正部品が手に入るようになり、このバイクショップではお客さん以外の部品注文は受けなくなったとのこと。
しかし『今回だけは』と快く引き受けてくれました。

  左の列上から
・キャブレター下部シール-520円
・キャブレター上部シール-490円
・スロットルバルブのアクセルワイヤーを押さえるキャップー170円
・NSRの3wayジョイント-490円

  中央列上から
・ニードルジェット・N6-1350円
・ジェットニードル-730円

  右の列上から
・メインジェット座金-110円
・メインジェット・195番-370円

  注文から受領まで2日。ありがとうございました。



b.交換した部品


  ジェットニードルは損傷がないので、このままいけそうでしたが念のために交換。

  ニードルジェットは恐ろしいほど腐食。

  メインジェットは穴の大きなものが付いていました。これでは混合気が濃くなるはずです。



c.今回のトピックス


イ.ジェットニードルはスロットルバルブを分解しないでも外せる

バネを短くして隙間をあければ簡単に取外し可能。
あたりまえですね。
ニードルの段数を調整しなければならないので、簡単に取り外したり取り付けたりできなければなりません。

いままで、「外すのは簡単・はめるのに一苦労」のアクセルワイヤーに閉口していましたから‥。
段数は標準の「上から三段目」。


ロ.ニードルジェットは下から叩く

ニードルジェットはねじ込み式ではなく、差し込んであるだけです。

どこかのネット質問箱の回答に「上(スロットルバルブ側)から叩いて外す」と書いてありました。
そこで、上から割り箸を差し込んで「コン、コン」。
しかし、さび付いているのかビクともしない。

「どうせ使えない部品だから‥」と今度は少し「ゴン・ゴン」。
しかし、ビクともしない。

部品をよく見ると‥。
上の方に段差がついているじゃないですか!
※写真の左側がニードルジェットの上部です。左側から叩いていたのです。

これでは上から叩いて外れるわけがない。
下(メインジェット側)から「コン・コン」したら簡単に外れました。

ネット質問箱の回答者の中には「聞きかじりマン」がいるようです。


ハ.ニードルジェットの切欠きのセンター合わせに一苦労

ニードルジェットには2時方向~4時方向に切欠きがあります。
これをエンジン側に向けます。
ただ向けるだけではなく「均等に」向けなければなりません。
つまり、3時方向がエンジン側の中心になるように向けるのです。

古いメインジェットをニードルジェットの下につけて「もうちょっと左か‥、あっ行き過ぎた‥。」
やっと納得ができる位置に。
しかし、新しいメインジェットをつけて締めると、ニードルジェットも回り、切欠きの中心(3時方向)が左(2時方向)にずれる。
また、やりなおし。

三度目のやり直しでも少し左に。
「まあ、今回はこれでいいか。調子が悪ければやり直しましょう」とB型性格。


キャブレター上部・下部のシールは交換せず。
あと何回か開腹しなければならないでしょうからネ。
すべてが終わってから新品にしましょう。


6.試乗


エンジンをかけてみると、OK、OK!
さすがは新品部品。

『ビィ~ン・ビィ~ン』と回ります。

  しかし、125ccモトクロッサーの
  『パィ~ンッ・パィ~ンッ』

  250㏄モトクロッサーの
  『バィ~ン、バィ~ン』
ではありません。

  ちょっとだけガッカリ。

  しかし、ヘッ、ヘッ、ヘッ。

  トルクがあって荒削り。
  これをコースに持ち込むには少々歳をとりすぎました。
  林道ならなんとかなりそうです。



さて、残った課題は、


a.欠品部品の調達

①.サイドカバー

付いていたのはRMのものでしょうか、後部のサブフレームに付けられません。

②.フロントウインカー左右とミラー

これがないと整備不良で罰金です。

③.ウィンカー・ホーンのスイッチボックス

点灯しないウィンカーや鳴らないホーンでは整備不良。

④.メーターギア・メーターワイヤー・メーター

これくらいなくても整備不良にならないんじゃないかな‥。

⑤.あの、キックアームのベアリング1個

走らせてその大切さがわかりました。
キックアームがロックされていないので、走っているうちにキックアームが外へ出てくるのです。

ベアリング径を図ってみると5.5㎜Φ。
玩具の鉄砲の6㎜・BB弾で間に合わせようとの目論見は見事に外れ。
ローラースケートのベアリングは4㎜で小さすぎ。


b.キャブレターセッティング、ナンバー取得、そして林道持ち込み

キャブセッティングはいろいろと走らせて少しずつ。

ナンバー取得はこのままでもできます。
このまま走れば整備不良ですが。

いろいろ考えていたら三つ上のいとこがホンダの230㏄・4サイクルに乗ってやって来ました。

いとこ『会社を辞めたの?』
この人はサラリーマン定年退職のタップリ年金族。
私はそんなわけにはいきません。

『ちょっと乗らせて』と、いとこから230・4サイクルを取り上げる。
やはり、4サイクルは乗りやすい。

しかし、まだまだ2サイクル。
次回のRMXレポートは林道からでしょうか。


つづく。




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