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●NSR250にNHKステアリングダンパーを取り付ける

nsr250 nhkステアリングダンパー倒立取り付け
選任のための法律知識・



NSRをバーハンドルにしてライディングポジションが変わったためか、
100㎞/h以上の公道でフロントが不安定になります。
「ステアリングダンパーを試そうか…。」と常々思っていましたが、
NSRはメインウエポンでないのでなかなか踏み切れません。
偶然、Yahooオークションで程度のよいものを見つけたので「渡りに舟」と入手しました。

1.正立・部品不足で取り付け

a.正立と倒立、 ODM3000 と ODM2000

入手したのは「ほぼ未使用」のNHKステアリングダンパー/ODM3000 → こちら
型番の刻印はありません。ストローク量から判断。

ステーは正立用。
・a/ロッド,b/シリンダー,c/ダイヤル,
・e/シリンダーホルダー(ダンパーホルダー),f/ロッドエンド
・d/フォークブラケット(ダンパーステー),

落札価格 20500円+送料 657円= 21157円
新品価格が 正立取り付けセットで28500円(カタログ正価)だから「妥当な値段」でしょう。

ただし、取り付け部品が不足しています。
fのロッドエンドは直接フレームに取り付けるのではなく、
フレームに取り付けたボルトに取り付けます。
ハンドルを左に切った場合、シリンダーが外側に動きやすく(逃げやすく)するためでしょうか?
そのフレーム取り付けボルトが不足しています。 → こちら

また、d(フォークブラケット) に a(ロッド)を取り付ける場合は
アルミカラー( こちら)とキャップボルト用の小さいスプリングワッシャ( こちら)が必要です。
アルミカラーがないとピローボールが自由に動きません。
※倒立取付の場合を参照 → こちら

こういう点が中古入手の落とし穴です。
「ステアリングダンパーがほぼ未使用」でも「取付ステーが全て揃っている」わけではありません。
ステアリングダンパーの取付が始めてなので、オークション写真を見ても気付かなかったのです。

もっとも、当初はフレーム取付ボルトが含まれていなかったのかもしれません。
何らかの不具合が出て、あとから追加したとも考えられます。

以下ではフレーム取付ボルトを介さず、fロッドエンドをそのままフレームに取り付けました。
これでもシリンダーが外へ動きますが、使ってみたら不具合が出るかもしれません。
次頁ではデンデンボルトとロッドエンドジョイントを代替品として使ってみました。

●NSR250に適合するのは ゴールドの ODM3000 と ガンメタの ODM2000
・ ODM3000 → シリンダー長/218 ㎜,ストローク量/130 ㎜
・ ODM2000 → シリンダー長/201 ㎜,ストローク量/119 ㎜


●各々に正立用 ( ダイヤル後方 ) と倒立用 ( ダイヤル前方 ) の二種類があります。

正立用も倒立用もステアリングダンパー本体は同じです。
付属の取り付けステーが異なるだけです。
正立はシリンダーをフレームに取り付けてロッドをフォークに取り付ける。
その結果、調整ダイヤルが後方になる。
倒立はロッドをフレームに取り付けてシリンダーをフォークに取り付ける。
その結果、調整ダイヤルが前方になる。
ステーは ODM3000 と ODM2000 共通。

・正立用取り付けステー → 12142N → こちら
・倒立用取り付けステー → 14132N → こちら
・ODM3000 +正立用取り付けステー → 20-16-142 → こちら
・ODM3000 +倒立用取り付けステー → 20-16-132 → こちら
・ODM2000 +正立用取り付けステー → 20-14-142 → こちら
・ODM2000 +倒立用取り付けステー → 20-14-132 → こちら
※Webike以外で、いろいろ値段を比べたい方は → こちら
※商品リンクの間違いについては責任を負いません。品番を必ず確認してください。 → こちら

取り付けステーは多くのネットショップで売られていますが、
すべて「取り寄せ」or「入荷時期要確認」です。
いかに人気のあるNSR250でも30年前の旧車です。
RCエンジニアリングがNSR用の取り付けステーを再生産することはないでしょう。
つまり、取り付けステーは「在庫限り」であとは入手できなくるということです。
NSRに乗り続けるのなら、正立取り付けステー,倒立取り付けステーともに
入手できるうちに入手しておくべきでしょう。

b.取り付け

ポイントは
①フォーク回転面とロッド運動方向が同じであること。
②「ハンドル右一杯~左一杯」でストロークが余ること。
③ワイヤーやハーネスと干渉しないこと
④ロッド移動量が「ハンドル中央~右一杯」と「ハンドル中央~左一杯」で同じになること。

①フォーク回転面とロッド運動方向が同じ

横から見て、ダンパーのロッドがフォークと直角になるようにダンパーステーを取り付ければOK。

フォーク回転面上にロッドの運動方向があるので、
フォーク ( ステアリング ) の動きがダイレクトにロッドに伝わります。

ダンパーホルダーを取り付け、ロッドエンドでシリンダーをフレームに取り付けてから
フォークの方のダンパーステーの上下位置を調整。

②「ハンドル右一杯~左一杯」でストロークが余る

ダンパーステーの回転量を調整。

ダンパーステーのロッド取り付け部が外側になればなるほど、
ステアリングステムからの距離が大きくなり回転軌跡 ( 回転量 ) が大きくなる。
その結果、ダンパーのストローク量がたくさん必要になる。

逆に、ダンパーステーのロッド取り付け部が内側になればなるほど、
ステアリングステムからの距離が小さくなり回転軌跡 ( 回転量 ) が小さくなる。
その結果、ダンパーのストローク量は少なくて済む。

ストローク量を少し残してストロークのほとんど全部を使い切るようにする。
上の画像は「ハンドル中央」の状態。
このときに「フォーク真横の外側から60度くらい内側」にセット。

③ワイヤーやハーネスと干渉しない

ハンドルを左一杯に切ってもハーネスを挟まないようにする。
ロッドエンド ( フレーム取り付けボルト ) の長さで調整。
ダンパーステーの位置も関係してくるのでこちらも調整。

上の状態では、ロッドエンドのボルト長残り=14 ㎜ ( フレーム面~ピローボール中心=30 ㎜ )

④ロッド移動量が「ハンドル中央~右一杯」と「ハンドル中央~左一杯」で同じ

ダンパーホルダーの位置を調整して、
「ハンドル右一杯」と「ハンドル左一杯」の場合のロッドの出ている量を同じにする。

上の画像は「ハンドル左一杯」の状態。
これでロッドの出ている量は6 ㎜程度。

「ハンドル右一杯」では、

ロッドの出ている量は6 ㎜程度で同じ。
このときの「ダンパーホルダー~シリンダー後端」=58 ㎜。

しかし、「ハンドル中央」では、

ロッドの出ている量は
フォーク側=60 ㎜、ダイヤル側=70 ㎜程度 で同じではありません。

しかし、「ハンドル中央」から「右へ切る場合」と「左へ切る場合」では
「ステアリングステム~ロッド先端」の長さは同じなので、
ステアリング(フォーク)からダンパーへの入力(モーメント)は変わらない。
だから、ダンパー力(減衰力)は同じになる。
※厳密には「押し」と「引き」で異なる。

結局、「ハンドル中央」のときに「ストロークの中央」にある必要はありません。
それよりも、「右へ一杯」のときのストローク残と
「左へ一杯」のストローク残を同じにすることを優先させた方がよいでしょう。

なお、ステアリングダンパー本体は取り付けの両側にピローボールがあるので
「カタ、カタ」と上下に動きます。
ステアリングダンパー本体が上下に軽く動かなければ、取付に無理があります。
この場合はロッドがスムーズに動かないので、所定の減衰力が得られないだけでなく、
ステアリングダンパーに負担がかかって故障することになります。

また、ピローボール部分の締めつけトルクは「200㎏・㎝」程度です。
締め付け過ぎに要注意。 → こちら

c.正立取り付けの問題点

正立取り付けの利点は
・ロッドが後に突き出すのでそのスペースを考える必要がなく、取り付けが簡単。
・ロッドの運動方向がフォーク回転面 ( ステアリング回転面 ) 上にあるので反応がダイレクト。

欠点はただ一つ。
・ロッドが外側へ突き出す。

どのくらい突き出すかというと、

「ハンドル中央」でこの程度。
ロッドの後端 ( ダイヤル ) は膝頭の前 60 ㎜くらいにあるので
ロッドが膝頭に当たることはありません。

それでは、ハンドルを左に切ればロッドが突き出してくるので膝頭に当たるのでは?

心配ご無用、当たりません。

ハンドルを左に切ると、
ロッドの先端がフレームに近づき、ステアリングダンパー本体が外側に振られます。
そのため、ロッドが後に突き出しても、外側に逃げるので膝頭に当たることはありません。

なお、初めに述べたように部品が不足していたので
f(ロッドエンド ) を直接フレームに取り付けてあります。
正しくはf(ロッドエンド ) はシリンダーと平行になり、フレーム取り付けボルトに取り付けます。
これは、ロッドエンドの回転部 ( ピローボール部 ) とフレーム取り付け部を横に離すことによって、
ハンドルを左に切った場合に、シリンダーがスムーズに外へ回転するための工夫でしょう。

このように、正立取付ではロッドが後に突き出しますが膝に当たることはありません。
問題は「後に突き出すこと」ではなく「横に出っ張ること」。

ロッド後端 ( ダイヤル部分 ) が フレームから横に出っ張る量は、
・「ハンドル中央」で 125 ㎜。
・「ハンドル左一杯」で180 ㎜。

そのため、左側にこかしたらロッドが「100%」曲がります。
一回の軽い転倒で2万円の NHK・ODM3000 は使用不能になります。
もちろん、ロッドが曲がればハンドルロックになりますから、
ステアリングダンパーを外すための「5Mヘキサ(対辺長5 ㎜)」の携行が必須です。

「5Mヘキサの携行」は問題ありませんが、転倒で2万円が消えてしまうのは大問題。
やはり、他のたくさんのサイトが勧めるように「倒立取り付け」がよいようです。

倒立取り付けの問題点は
「ロッドが前に突き出すのでそのスペースを確保しなければならない」こと。
多くのサイトではそのスペースを確保するために、
ステアリングダンパーをフォークに直角に取り付けていません。
※倒立取付キットの説明書通り「ナックルガードに水平に取り付け」。
ステアリングダンパーとフォークが直角でなければ、
ロッド ( シリンダー ) の運動方向がステアリング回転面と一致せず入力が直接的でなくなります。
素人考えかもしれませんが、「フォークに直角にして」取り付けたいのです。

しかし、実際に倒立で取り付けてみると「難なく」フォークと直角にできました。 → こちら
もちろん、横へロッドが突き出すことはありません。
シリンダーとロッドはフロントカウル ( ナックルガード部 ) の内側に収まります。

倒立と正立の違いは
倒立が「細いロッドを固定して、大きくて重いシリンダーを動かす」のに対し、。
正立が「大きくて重いシリンダーを固定して、細いロッドを動かす」こと。
普通に考えたら正立の方が自然です。自然なら動きが滑らかなはずです。
しかし、どれだけ「動きが滑らか」でも「こかしたら2万円」ではたまったものではありません。
レーサーのように極限の走りを行わない限り「倒立取り付け」をお勧めします。

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2.正立の不足部品を代替して取り付け

a.不足している部品

正立取付での部品不足を知ったのはこの写真

ロッドエンドはフレームに直接取り付けるのではなく、フレームに取り付けたボルトに取り付け。
正立取り付けキットの部品構成は次の通り。

ワッシャ,アルミカラー,アルミカラー用の小さいスプリングワッシャの他に
用途不明のキャップが三つありますが、必要なのはロッドエンドを取り付けるボルト(写真の四角頭)

この「四角頭」が不足しているのです。

b. 代替品

「四角頭」の代わりになるものをホームセンターで探しましたが見つかりません。
モノタロウで探しました。
見つけたのは、

a:デンデンボルト
b:ロッドエンドジョイント
c:ロッドエンド(球面軸受け) → こちら, ロッドエンド各種
※M8のロッドエンドはPOS8という規格のものが一般に売られています。 → こちら
   NHKステアリングダンパーに使われているのもPOS8です。
   サイズは一種類で各寸法は同じです。
※ロッドエンドの基礎知識 → こちら

cのロッドエンドを四角頭の代替として使うと
ロッドエンドをロッドエンドに取り付けることになりグニャグニャになります。
cは代替品として使えません。
使えるのはaのデンデンボルトとbのロッドエンドジョイント。

このように組み立ててフレームに取り付けます。
上のデンデンボルトではロッドエンドをナットで取り付け。
下のロッドエンドジョイントではロッドエンドをジョイントの雌ねじにねじ込む。

デンデンボルトの場合はデンデンボルトをそのままフレームに取り付け。
ロッドエンドジョイントの場合は別のボルトを取り付けて、これをフレームに取り付け。
部品点数が一個多くなります。

c.ロッドエンドジョイントを使って取り付け

●入手したロッドエンドジョイント

自重50g。
サイズは一つだけです。 → こちら,その他のロッドエンドジョイント

●取り付け

フレームのボルト取り付け穴の深さは28 ㎜あります。
取り付けボルトは「首下55 ㎜」を使いましたが長すぎることはありませんでした。
写真ではフレームから16 ㎜出ています。

もっとも、フレームのネジ深さが28 ㎜といってもネジが切ってあるのは10 ㎜程度です。
ねじ込み量が10 ㎜を超えても取り付け強度が強くなるわけではありません。
ただ「少々長いボルトでも使える」ということだけです。

ロッドエンドの取付が前方になるのでシリンダーホルダーを前へ移動。
これで「シリンダーホルダー端~シリンダー外端」=115 ㎜
※ロッドエンドを直接フレームに取り付けた場合は58 ㎜ → こちら

シリンダー取り付け部が前に移動したので、ロッドの横への出っ張りは多くなります。
・「ハンドル中央」で120 ㎜ ( ロッドエンドを直接フレームに取り付け → 125 ㎜)
・「ハンドル左一杯」で220 ㎜ ( ロッドエンドを直接フレームに取り付け → 180 ㎜)
※横への出っ張りが大きくなるだけで、膝に当たることはありません。

これを避けるためにロッドエンドジョイントの方向を逆にして取り付けると
シリンダーホルダーを後方へ移動できるのでロッドの横への出っ張りを減らせます。
・「ハンドル中央」 → 85 ㎜
・「ハンドル左一杯」 → 115 ㎜

しかし、ロッドエンドジョイントとシリンダーが干渉するので
シリンダーをジョイントの下にセットしなければなりません。
この位置で果たしてシリンダーが自由に外へ動けるか疑問。

また、ジョイントを使う場合、フレーム取り付け部を除いた結合部が
ロッドエンド部分とフレーム取り付けボルト部分の二カ所になります。
結合部が増えればそれだけ緩む可能性が高くなります。
ロッドエンドジョイントは四角頭の代替品としては不合格でしょう。

d.デンデンボルトを使って取り付け

●入手したデンデンボルト

デンデンボルトとは「でんでん太鼓」から名付けられたものです。 → こちら
規格は (ネジの大きさ)×(穴の中心~ネジ端までの長さ)。
M8なら「×25~×100」まで5 ㎜刻みであります。
写真はユニクロですが、ステンレス製 ( SUS304 ) がよいでしょう。
→ M8×40,M8×45,M8×50,その他・M8・ステンレス,その他・M8

サイズはロッドエンドと同じ「穴の中心~ネジ端は40」を選びました。
これで問題ありませんでした。
自重30g弱。

これだけでは送料無料となりませんので「ついでに注文」のお勧めは、
かし丸君#50系セット,チェーンカッター 鯨印 No.50S, → こちらで紹介
私はプリンターのインクカートリッジと一緒に注文しました。 → こちら

なお、デンデンボルトとロッドエンドジョイントを比べた場合、
四角頭の替わりになるのは明らかにデンデンボルトです。
それなのに、なぜロッドエンドジョイントも注文したのか?
ロッドエンドジョイントを注文するときにはデンデンボルトを知らなかったのです。
注文した後、「こんなのもありますよ」の関連商品紹介で始めて知ったのです。
慌てて、デンデンボルトを追加注文。(モノタロウは当日の追加注文を一緒に発送)
日をまたげば、またインクカートリッジも注文しなければならないところでした。

●取り付け

フレームから出ている長さ ( フレーム面~丸部下端 )=14 ㎜。
フレームには19 ㎜ねじ込んでいることになります。
※フレームネジ有効長10 ㎜、ネジ深さ28 ㎜。

ロッドエンドを直接フレームに取り付ける場合よりロッドエンドが前方になります。
「シリンダーホルダー端~シリンダー外端」=85 ㎜
※ロッドエンド直接取り付け → 58 ㎜
※ロッドエンドジョイントの場合 → 115 ㎜

ロッドの横への出っ張りはシリンダーホルダーが前に移動した分だけ大きくなります。
・ハンドル中央 → 120 ㎜ ( ロッドエンド直接 → 125 ㎜、ジョイント使用 → 120 ㎜ )
・ハンドル左一杯 → 200 ㎜ (ロッドエンド直接 → 180 ㎜、ジョイント使用 → 220 ㎜ )

なお、デンデンボルトを使う場合、フレーム取り付け部を除いた結合部が
デンデンボルト穴の一カ所だけで部品構成がシンプル。
だから、代替品として合格です。
というより、頭の形が違うだけで「四角頭」と同じものです。

●何のためか分からない

こちらはロッドエンドを直接フレームに取り付けた場合。

こちらはロッドエンドをフレーム取付ボルトに取り付ける「正規の取付方法」。

どんな違いがあるのでしょう?
外形上の違いは
・シリンダーの回転部 ( ピローボール ) がフレーム取り付けボルトの延長線上にないこと。
・シリンダーの回転部 ( シリンダーホルダー ) が中央寄りになること。

これらが、「ロッドの動き」や「シリンダーの外側への回転」をスムーズにするのでしょうか?
ハンドルを何度動かしても分かりません。
なお、倒立取付でも同じようになっています。 → こちら

理由はともあれ、これが正規の取り付け方。
設計者がそれなりの意図をもって決めた取り付け方です。

「まずは、これで試乗!」
と思いましたが、「転倒 → 100%ロッド曲がり → 2万円が消える」が怖いので
倒立で組んでから試乗する事にしました。
だから、正立取付は「検証なしの取り付け」だけで終了。
「正立取付と倒立取付の減衰力・走行感の違い」は今後の課題に。

次は倒立での取り付けです。

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まずは、プレスとスクワット。
ホームジムならこれで孫の代まで。

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3.倒立での取り付け

a.倒立取り付けキットの内容

Webikeから入荷OKの返事。
注文後二日で届きました。 → こちら
ラベルシールがさすがに「当時もの」。

構成部品をチェック

・a : フォークブラケット/ダンパーステー ( 正立と共通 )
・b : アダプター ( レーシングアダプター )
   bにロッドエンドをねじ込んで、シリンダーホルダーに取り付ける。
   bとaはロッドエンドでつながる。
・c : aにロッドエンドのピローボール部を取り付けるボルト ( M8×首下30 ㎜ )
・d : ロッドのピローボール部をフレームに取り付けるボルト ( M8×首下35 ㎜)
・ワッシャ類
   ①小さいスプリングワッシャ「M8×外径12.5 ㎜Φ」×2個
   ②アルミカラー :「M8×外径12.0 ㎜Φ×4 ㎜厚」×2個
   ③平ワッシャ : 「M8×外径17.5 ㎜Φ」×3個
   ④通常のスプリングワッシャ「M8×外径15.0 ㎜Φ」×1個
   ⑤ロックナットM8×1個

小さいスプリングワッシャ(キャップボルト用)は汎用で入手できます。 → こちら
アルミカラーも入手できます。 → こちら
しかし、bのアダプターの代替品を見つけるのは無理です。
12 ㎜のアルミ板で自作するほかはないでしょう。
ボール盤も必要です。
自作のときのために採寸。
とにかく、倒立取り付けキットは早めの入手です。

b.組み立て

説明書があります。
これに従って部品を組み立てます。

次のようになります。

・cでe(ロッドエンド)をa(フォークブラケット)に取り付けます。
・cに入るのは上から
   ①小さいM8スプリングワッシャ,③平ワッシャ,eのピローボール,③平ワッシャ,②カラー
・e(ロッドエンド)に④スプリングワッシャ,③平ワッシャを入れて、b(アダプター)にねじ込む。
・b(アダプター)はf(シリンダーホルダー)にgで取り付ける。

・cは首下30 ㎜ですが少しだけ短いので首下35 ㎜を使いました。
   フォークブラケットから少し突き出しますが何ら問題はありません。

組み立てるとこうなります。
ピローボールを平ワッシャで挟みます。

ここでも正立取付と同じように、
フォークブラケットの回転部 ( ピローボール ) がシリンダー取り付けボルトの延長線上にありません。 → こちら
やはり「正規の正立取付方法には何か理由がある」のです。

それはともあれ、実際に取り付けると、

フォークブラケットの上のカラーは必要です。

ロッドエンドがシリンダーの自重で下がるので、カラーがないとフォークブラケットを擦ります。

ロッドをフレームにdで取り付ける場合は、
フレーム,②カラー,ピローボール,①小さいスプリングワッシャ
ピローボールを平ワッシャで挟みません。
理由は、

ロッド先端部が大きく傾くから。
平ワッシャがあるとロッド先端部が平ワッシャに当たって自由に傾けないから。
小さいスプリングワッシャを使っているのも同じ理由です。

フレーム側のカラーも絶対必要。
カラーがないとロッド先端部がフレームに当たって自由に傾けないからです。

小さい部品の一つ一つに理由があります。
正立取付でロッドエンドを直接フレームに取り付けないのも必ず理由があるはず。 → こちら

c.調整

●フォークとシリンダー/ロッドが直角

フォークの/ステアリングの動きをステアリングダンパーにダイレクトに入力するためです。
フォークの回転面上にステアリングダンパーのシリンダー/ロッドの運動方向がなければなりません。
簡単に言えば、フォークとステアリングダンパーが直角になっていればOK。

これは難なくクリアー。
フォークブラケットはセパレートハンドル取付段差から50 ㎜下です。

●右一杯のストローク残=左一杯のストローク残

ハンドル中央から右に切った場合と左に切った場合の減衰力を同じにするために必要。
・フォークブラケットを回してストロークを調整。
・シリンダーホルダーを動かして右一杯のストローク残と左一杯のストローク残を同じにする。

ハンドル右一杯 → ストローク残 2 ㎜弱。
「シリンダー前端~シリンダーホルダー前端」=43 ㎜

ハンドル左一杯 → ストローク残 2 ㎜強

ストロークをギリギリまで使っています。
もう少しストローク残を取って余裕を残したいのですが、この取り付け位置ではこれが精一杯。

フォークブラケットを内側に動かせばストローク残が増えるのだけど、
ブラケットがシリンダーホルダーのキャップボルトのナットに当たるのでこれ以上内側にできません。

組み立て図にあるようにキャップボルトを逆に取り付けても同じです。
フォークブラケットをこれ以上内側にするにはブラケットを削らなければなりません。

なお、これがストローク量の 11 ㎜ 短い ODM2000 ならこの位置で取り付けると、
ハンドルを左一杯・右一杯に切ることができなくなるでしょう。

●ロッドの横への出っ張り

ロッド先端(ダイヤル)が一番横に出っ張るのは「ハンドル中央」のとき。
そこから左に切っても右に切ってもロッド先端は内側に動きます。

「出っ張り最大」でロッド先端はナックルガード(カウル左右の出っ張り)の中に収まります。

右に一杯でこの状態。
シリンダーが右に持っていかれるのでロッド先端はナックルガードの内側に入ります。

左に切ってもシリンダーが内側へ持っていかれ、
ロッド先端はナックルガードの内側になります。す。
左一杯でこの状態。

結局、ロッド先端は常にナックルガードの内側になります。
さらに、カウルステーとハンドルがあるので左へコケてもロッドが曲がることはありません。
やはり、公道では倒立取付がベスト。
これで安心して試乗できます。

d.説明書の取り付け方法

説明書に次のような意味の注意書きがあります。

88~93 NSR250 にODM3000を取り付ける場合には
①ハンドル中央でナックルガードに水平にする。
②ハンドル左一杯でストローク残が1~2 ㎜にする。

要するに、「シリンダーを水平に取り付けて、ストローク残を1~2 ㎜にせよ」ということです。
しかし、このように取り付けるとシリンダー/ロッドがフォークに直角になりません。
上のようにフォークと直角に取り付けてもケーブルなどに干渉せず、②も満たしています。
なぜ、「フォークと直角にならないように」取り付ける必要があるのでしょうか?

多分、セパレートハンドルではハンドル,クラッチレバー,ワイヤーが干渉するのでしょう。
フォークに直角に取り付けるとフォークブラケットは正立取り付けのときより上に移動します。
フォークブラケットはセパレートハンドル取り付け段差から50 ㎜下。
ここからキャップボルトやシリンダーホルダーが上に出っ張り、
さらに、メーターの横までシリンダーやロッドが伸びます。
外側へ下がるセパレートハンドルやこれに取り付けられるレバーやワイヤーが当たるのでしょう。

バーハンドルの場合はそんな問題は起こりません。
原則の「フォークと直角取り付け」ができるので、そのように取り付けるべきでしょう。
説明書のようにシリンダーを水平に取り付ける必要はまったくありません。

4.インプレッション

●2021.08.24.付近の一般道を 80㎞ ほど

〇ダイヤル「+1」
・ハンドルがロックされた感じがない。走行中の「ハンドル遊び」も感じる。
・100㎞/h~120㎞/の走行で「不安」を感じなくなった。
・ステアリングダンパーの違和感がないが、確かに高速で安定している。
・ただし、FJ(ステアリングダンパーなし)やRMX(前後17インチ+ステアリングダンパー)の方は
   もう少し安心できる。

〇ダイヤル「+2」
・ハンドルがロックされた感じになる。走行中の「ハンドル遊び」が感じられない。
・「これで曲がるの?」と不安になる。もちろん「問題なく曲がる」。
・路面の荒れには効果的。ハンドルは真っ直ぐのまま。
・RMXの場合もそうだったが、ステアリングダンパー取り付け当初は「ハンドルロック感」がある。
   しかし、馴れたらその感覚が普通になる。もう少し乗り込んでみよう。

●2021.09.01・165号線を160㎞

FJの6回目ユーザー車検が終わったので、ステアリングダンパーの仕上げにいつもの165号へ。
まずは、「ハンドルロック感に馴れるためにダイヤル「+2」で。

〇ダイヤル「+2」で青山峠を1往復
・0~120㎞/hの加速では「ハンドル手放しでもよいか」と思うほどハンドルは安定。
・しかし、軽いワインディングに入るとフロントが鈍くなる。
   リヤタイヤの肩(腹)に腰の重さをかけるだけではハンドルが切れてくれない。
   やや前荷重にしてフロントをグリップさせなければならない。
   これは乗り方の問題だろうが、リヤタイヤで回るような乗り方はできない。
   Rの小さなカーブではより前荷重に、切り返しではそれなりの技量が必要だろう。

〇ダイヤル「+1」で青山峠を1往復
・まったく違和感がない。
   ステアリングダンパーに気付かないで運転し、あとで気がついたら
   「そう言えば、フロントに神経を使わなくてもよかったな…」と思う程度。
・0~120㎞/hの加速では「手放しでもOK?」とは思えないが「不安をまったく感じない」。
・コーナーでは「いつものリヤ荷重」で必要な分だけすなおにハンドルが切れてくれる。
・「バーハンドルでステアリングダンパーなし」を「ブリーフ一枚」としたら、
   「ダイヤル+1」は作業ズボン、「ダイヤル+2」はピチピチジーンズか革パンツ。
・高速道路でなければ「+1」が最適。
   よりタイトなコーナーでは「+0」。
   これでも摺動抵抗があるからバーハンドルでのフロントの不安定を解消してくれるはず。

〇さてさて、ステアリングダンパーの設定が決まったから
「165号 → 県道2号 → 163号」で仕上げとしましょう。


そう言えば「9カ月前の悪夢」も同じような場面。
バーハンドル化完成で165号の青山峠を快調に往復、仕上げに 「165号 → 県道2号 → 163号」 。
そして、県道2号の途中でPGM故障。

あれ以来、 「165号 → 2号 → 163号」 はFJやRMXでは走るけどNSRでは怖くて走れません。
PGMは修理しているし、そのあと1100㎞程度問題なしで走っているから大丈夫。
トラウマ解消のためには同じコース故障なしで走ればよい。
RMXのときもそうでした。
※RMXでのエンジントラブル,3年と10カ月後のトラウマ解消

気持ちを奮い立たせ、ガソリンを満タンにして出発。(今回給油での燃費16.05㎞/ℓ)
しかし、「悪夢?」が再びよみがえるのです。 → 準備中

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国産ではないけれど「いい味」。
※トライクの法的取り扱い


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