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●シフトレバーブーツとサイドブレーキブーツ自作

インプレッサGH8サイドブレーキブーツ自作



シフトレバーブーツが剥げてきましたのでサンゲツの椅子生地で作りました。
既製品や純正よりしっかりとしています。
サイドブレーキブーツも剥げていたのでこれも自作しました。

オートバイのシート張替えより簡単です。
既製品を付けるより「愛着」が湧きます。
「ミシン縫製」が必要ですが「手縫い」でも問題ありません。型紙も作りました。

1.汎用品でも構わないが…

シフトレバーのカバーが剥げてきました。
生地もヘロヘロになっています。
※スバル純正部品品番:92123FG100JC → こちら

汎用品を入手しました。 → こちら
値段に巾がありますが安価のもので充分です。

サイズが少々小さくても伸びるのではめられます。
写真のような切り欠きはありません。
取付枠にセットできるように現物合わせで切っていきます。

大きい場合は下部を切除するのですが、純正カバーと底辺や斜辺を同じにしてはいけません。
純正カバーは立体的に作ってあります、汎用品は平面的にしか作ってないからです。

写真はカバーを上から押し付けた状態で重ねて底辺と斜辺を同じにしたものです。
「伸ばして、伸ばして」やっとはまりました。

汎用品は「まずそのままで取り付け」、そのあと、ダブつく部分を修正していきます。

なお、インプレッサのシフトノブはシャフト径14㎜φですが
下部に22㎜φのプラスチック突起がはまっています。

この突起に柔らかいプラスチックリングがカバーの内部からはまります。
カバーの上端はこのプラスチックリングでシフトノブに固定されます。

汎用カバーはこのような造りになっていません。
シャフトはカバー上端のリングに「通る」だけです。
つまり、カバーはシフトノブに固定されません。
また、シフトノブはプラスチック突起から上がカバーから出てしまいます。

2.作ってみましょう

RMXのシート張替えに使った生地が残っています。
シート張替えで気に入った「サンゲツの椅子生地」を使うことにしました。 → こちら

カバー取り付け枠は「前/130㎜,後/120㎜,両側/140㎜」の台形です。
※角が丸くなっているのでおおよその測定値です。
※スバルマニュアルでこれに近い値なら同じでしょう。

a.型紙を作る

●採寸

純正カバーを拡げて採寸。
変形しているので引っ張ってセロテープで貼り付け。
強く引っ張ると元の寸法より伸びてしまいます。
「端をまっすぐにする」ことを基準に。

●型紙作成

次のような結果になりました。

まずは「前横」の部分。

①半径260㎜の「90度+α」の部分円を描く。
②半径250㎜の「90度+α」の部分円を描く。
③半径240㎜の「90度+α」の部分円を描く。
④半径250㎜の円弧上で350㎜の弦になる部分をマーク。
※斜辺が250㎜,底辺が350㎜の二等辺三角形を作る。この時の頂角が必要な円弧の中心角
※sinθ=178/250=0.7 → sin45=0.7071 → θ≒45度 → 円弧の中心角=θ×2≒90度+α

⑤上部に半径10㎜の円を描きこの部分を切り取る ( c ) 。
⑥両端は240㎜の円周上、真ん中は260㎜の円周上、これらの真ん中が250㎜の円周上に点。
⑦両端の点と250㎜円周上の点を結んで、その外側を切り取り、d部分を作る。
⑧両端に巾10㎜の縫い代を取る ( b ) 。
⑨縫い代の両端を10㎜切除。
aが本体。

次に「後ろ」の部分

①半径270㎜の「30度+α」の部分円を描く。
②この円弧上で120㎜の弦になる部分をマーク。
※斜辺が270㎜,底辺が120㎜の二等辺三角形を作る。この時の頂角が必要な円弧の中心角
※sinθ=60/270≒0.2222 → sin13=0.2250 → θ≒13度 → 円弧の中心角=θ×2≒26度+α

③上部に半径30㎜の円を描きこの部分を切り取る ( c ) 。
④両端に巾10㎜の縫い代を取る ( b ) 。
⑤縫い代の両端を10㎜切除。

後ろの部分と前横の部分の合わせ目は230㎜になります。

少しくらい小さくてもOKです。
素材が伸びますから。
但し、大きく作るとダブつくかもしれません。

b.裁断・縫製

型紙を当てて裁断すれば無駄が少なくなります。

縫製は裏返して縫い代の部分をミシン掛け。
( 縫い目は引っ込むので手縫いでも問題ありません.)

縫い代を折り返して縫えば丈夫になり、縫い目の両側にステッチが出て見栄えがよくなります。
但し、先がすぼまっているので最後まで縫えず、見苦しいステッチになります。

強く引っ張られる部分ではないのでそれほどの強度は必要ありません。
心配なら二重縫いにすればよいでしょう。
どうしてもステッチが必要なら、縫い目の両側に飾りステッチを縫えばよいでしょう。

真ん中が「飾りステッチ」をしたものです。
左は純正カバーに合わせてあらかじめ切り欠きを作ったものです。
取付では切り欠きの部分がずれていました。
この切り欠きは「取付のときに現物合わせで作る」方が作業がやりやすくなります。

右はシート張替えで気に入らなかった「のびのび表皮」で作ったものです。
縫製の時に表皮が伸びるので真っすぐに縫えませんでした。
お勧めしません。

c.取り付け

取付枠に後ろ側から取り付けていきます。

折り曲げは10㎜~15㎜。
・取付枠の「突起・爪部」に合わせて表皮に切り込みを入れる。
・表皮を折り曲げ、引っ掛け爪部分にカッターで切れ目を入れて、表皮を引っ掛ける。
・「突起・爪部」の表皮を切り取る。
・セットした部分をクリップで留める。

取付枠からはみ出る場合は折り曲げを大きくして修正してください。
カバーが取付枠にピッタリと重なっていないと見栄えが悪くなります。

取付枠の爪は後ろに38㎜巾が1個、前に12㎜巾が3個、両側に12㎜巾が2個ずつ。

この程度の「ピッタリ」でOKです。
内部リングを紛失しないように。

生地がしっかりしているので自立します。
シフトレバーに取り付ければ適度に潰れます。

取付手順は

①カバー頂部に4か所くらい10㎜長の切れ目を入れる。

②シフトシャフトに内部リング,シフトカバーを通して、シャフトのネジ部を出す。
※枠はまだ取り付けない。

③シフトノブをシャフトにねじ込む。
※しっかり止まるまで。

④細いマイナスドライバーで、外側から内部リングの中にカバー頂部を差し込む。
※作った切れ目以上に差し込むのがベスト。
※カバー上部が重なって差し込めない場合は必要な分だけ切除。
※内部リングを持ち上げシフトノブ突起と接するようにして差し込むとよい。
※内部リングを内側から持つか外側から持つかはお好みで。

⑤カバー上端を差し込んだ内部リングをシフトノブ下部の突起に「グキッ」とはめ込む。

⑥取り付け枠を「パッチン」と取り付ける。

上の手順は取り付けた後に分かったこと。
内部リングにカバー上端を差し入れるのにてこずり、上端部をドンドン切ったために
上端部の開きが内部リングより大きくなり「ダブり」が出てしまいました。 ( 取り付け部後ろ )

この部分が外れてくるようなら、飾りステッチ入りのカバーに取り換えます。

まだ「試行錯誤を繰り返していない」ので問題点が出てくるかもしれません。
皆様は「それを解決すること」を楽しんでください。

案外、スバルブルーの生地で作れば目新しいかもしれません。

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4.取り外し,寸法,裁断

a.取り外し

プラスチックのフレームと一体になっています。
フレームはコンソールに爪で取り付けられています。
フレームのまま外して、サイドブレーキレバーから抜きます。

サイドブレーキレバーには差し込まれているだけです。
少しきつくなっていますが「そのまま引っ張って」抜けばOK。

ブーツはこの凹部に引っかかっています。
レバーのサイズ ( 周 ) は
・レバー本体:100㎜
・レバー後端 ( 凹部手前 ) :110㎜
・レバー凹部:100㎜
・レバー凹部の次の凸部:120㎜

ブーツの開口部は周囲が110㎜以下であればレバー凸部から後ろへずれることはありません。
入り口は表皮が曲げて二重になっているだけです。
「素材が伸びる」,「縫い目が開く」ことを考慮すれば「100㎜」にすればよいでしょう。

フレームには接着剤でくっつけてあります。

引っ張って剥がせば取れます。
接着剤はそれほど使ってありません。

フレーム刻印は「RH[AG]」と「>ABB< Made in Japan」
スバル車で刻印が同じならフレームは同じものでしょう。

※スバル純正部品品番:92123FG010JC → こちら

b.寸法

三枚のパーツに分かれます。

・①右側パーツ:凸部が後側,凹部が前側。
・②左側パーツ:凸部が後側,凹部が前側。①の凸部,凹部と重なります。
・③後側パーツ:①凹部と②凹部の間に取り付けられる「マチ(襠)」です。

②は①のaと同じ形( 裏表逆 ) をしています。型紙は①だけでOKです。
③の縫製は曲線なので面倒です。①と②を少しだけ広げれば③は不要です。

●①の寸法

型紙は実物を厚紙に貼り付けて輪郭を描くのが一番楽。
今回もその方法でやりましたが、参考のために採寸。

◯縫い代を「+5㎜」
・標準は縫い代 が「7㎜」。縫いにくいので左右に縫い代を「+5㎜」広げる。
・生地端から「10㎜」で縫製すると片側で「2㎜×2=4㎜」,両側で「4㎜×2=8㎜」広がる。
・標準と同じ巾にしようと思えば生地端から「12㎜」で縫製すること。

※注①
・マチ ( ③ ) を使わない場合は凸部をどれだけ広げればよいか?
・マチ巾は25㎜
↓
・凸部を標準から「+15㎜」広げて生地端から「10㎜」を縫製。
↓
・15+7-10=12㎜ → 凸部は「24㎜」広がる ≒マチ巾25㎜
・この場合は凹部の縫製を生地端から「12㎜」にして凹部からの広がりを防ぐ。
↓
・実際は裁断線が型紙より大きくなりパーツが実際より大きくなる。
   今回はマチを使わなかったが、結果的に見て凹部拡張は「+8㎜~+10㎜」が適正のよう。

※注②
・縫い代を拡張しない場合 → 生地端から7㎜を縫う。
・縫い代「+5㎜」で生地端から10㎜を縫うと全体で「+4㎜」
・縫い代「+5㎜」で全体を増やさないのなら生地端から12㎜を縫う。

※注③
・今回作成で凸部が「少しきつかった」ので「上部を+10㎜」延ばす。
・レバー差し込み口「巾45㎜,上から15㎜で折り曲げ」は同じ。
・但し「今回の凸部のきつさ」は「フレームが上にずれたため」の可能性あり。
   ブーツ下端の適正位置にフレームを取り付ければ「上部の+10㎜」は不要。

●②,③の寸法

c.裁断

実物パーツを厚紙に貼り付けて型紙を作る。
写真の型紙は凸部,凹部とも縫い代拡張「+5㎜」

型紙への描線,型紙切り抜き,型紙を使っての生地への線描。
これらの段階で少しずつ大きくなっていくので注意。

生地への線描は生地裏へするので「型紙を裏返して」行うこと。
下の①は上の型紙を裏返して線描、下の②は「①と裏表逆」だから①の型紙をそのまま当てて線描。

①の上から②を重ねて縫うので②に縫い線を描いておく。

5.出来上がり

●縫製

・①,②とも上端から15㎜で折り曲げて縫いレバー差し込み口を作る。
・裏返したまま縫うと「縫い目の裏側」が出て見栄えが悪い。表側を縫う。
↓
・①と②の裏側同士を重ねて縫う。 ( 縫い線は隠れるので手縫いでもよい )
・「縫い代を折り曲げて縫う」のは難しいのでパス。代わりに外側を「もう一度縫い」。
・①,②とも上端から15㎜で折り曲げて縫いレバー差し込み口を作る。
・裏返したまま縫うと「縫い目の裏側」が出て見栄えが悪い。表側を縫う。
↓
・①と②の裏側同士を重ねて縫う。 ( 縫い線は隠れるので手縫いでもよい )
・「縫い代を折り曲げて縫う」のは難しいのでパス。代わりに外側を「もう一度縫い」。
・レバー差し込み口巾が「50㎜」になっているか確認。広ければ縫い縮め。
「45㎜くらい」でもOK。

●下部接着

プラスチックフレームへの取り付け凸部は現物合わせ。

接着剤を塗る場所も現物合わせ。

●出来上がり

接着剤 ( ボンドG17 ) は「控え目」に。
ほつれがあったら「セメダインスーパーX」で。

●センターにずれ

こちらは後ろの凸部。
マチ ( ③ ) が入る部分です。
縫い目がセンターになっているのでOKです。

次は前の凹部。

縫い目がセンターから5㎜くらいずれています。
これは「マチ③を使わなかったため」のもの。
「①と②拡張が不足したため」のもの。

今回の場合なら①と②の凸部の拡張は「+8㎜~+10㎜」が適正 → こちら

●取り付け

◯レバー差し込み口
・開口部50㎜で「抵抗なくすんなり」 → もう少し狭い方がよい → 「開口部45㎜」。
・差し込み口の縫い目が汚い。 → 「きれいに仕上げること」。

◯フレームの取り付け
・生地が厚いので左側の爪を差し込むのに「指でぐっと力を入れて」。

◯これは「少し問題」

レバーを下げると「後ろ側がパツパツ」。
レバー差し込み口も後ろへ引っ張られている。

これは「凸部の長さ不足」。
この状態では「あと+10㎜」必要。

考えられる理由は
①「マチ③を省いたこと」による横幅(ブーツ周)不足。
②フレームをブーツに取り付けるときにフレームがブーツの上にずれた。

①の「ブーツ周が不足」すればフレームを斜めにしなければ取り付けられない (②)。
①の「ブーツ周が適正」でも「フレームを斜めに取り付けてしまう」ことはある (②)。

裁断時に「縫い代 ( 左右 ) は5㎜増やしてある」が「フレーム折り曲げ代 ( 上下 ) は増やしてない」。
それなのに「フレームへの現物合わせ」で生地下側が15~10㎜ ( 斜めに ) 余り切除した。
このことからフレームが斜めになって上へずれていることが予測できる。

フレームへ貼り付けるときは「曲げ代の10㎜だけを残して余らないようにする」ことが必要。

但し、これで解消できるかどうかは「やってみなければ分からない」。
「マチ③を付けて現物通りに作ってみること」も必要でしょう。

もっとも停車中はこのような状態にならないから他人に見られることはありません。
だから、これは「宿題」でよいでしょう。

「D.I.Y」感丸出しでも「剥げているヨレヨレのブーツ」よりましです。

チョット生地が厚いかな?

2023.08.19追記
サイドブレーキレバーブーツの改良型を作りました。
次頁で。

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前回作成したものは、ブレーキレバーを戻したときに「パツパツ」になるので作り直しました。
型紙も現物を採寸し直してもう一度作りました。
今回作成したのは標準仕様と同じ「マチ付き」で「お勧め」です。

6.サイドブレーキレバーブーツ改良型

a.採寸やり直し

もう一度採寸して型紙を作り直しました。

今回、気が付いたことを網羅的に記録しておきます。

●現物の縫い目を基準とした五角形

・現物 ( 古いサイドブレーキブーツ ) がない場合に上の五角形を基準にしてください。
※現物がある場合は現物を基準に。・現物の縫い目 ( 白い点 ) が基準。これに「必要な縫い代」を付け加える。
・現物の縫い代は7㎜。縫いにくいので10㎜に広げる。 ( β点線 )
   縫うのは「端から10㎜」のところ。
・カーブ ( 凸・凹 ) は最大で凸/15㎜,凹/23㎜
※変形のため不確か。
   「カーブが効いていても」不具合はないが、凸部を大きくするとそれだけ「マチの長さ」が必要。

●aライン

・a部分 ( 左側部分 ) を作るための裁断線。
・10㎜くらい余計に裁断して、フレーム接着時に現物合わせをした方がよい。

●「マチなし」の場合

・マチ巾25㎜を補填するために凸部の縫い代をさらに12㎜増やす ( α点線 )
   縫うのは「端から10㎜」のところ。
・現物のaは「マチあり」の形で「フレームに取り付けるための突起」がない。
   この突起はマチについている。そのため突起部を追加する必要あり ( Γの部分 ) 。

●注④265について

・ブーツを接着するフレームの周囲は535㎜。
・ブーツ巾=535÷2= 267.5 → 素材と縫い目の伸びを考慮して265㎜を基準にする。
・265㎜より狭いとフレームに取り付けられない。
・広いと「ダブつく」が、その時は凹部を縫い詰めればよい。

●注⑤235/230,20/17について

・「235/230」:現物の長さは「230㎜」。
・これを17㎜折り返してaの凸部周とピッタリ重なるようになっている。
・しかし型紙作成で凸部周が大きくなることもあるので235㎜で作成。
・余れば切り取ればよい。
・「20/17」:235㎜の場合凸部に合わせて余るようなら「折り返しを20㎜」にしてもよい。

●注⑥25/15について

・この部分はフレームに取り付ける出っ張り。
・長い方が良いので「現物/15 → 25」に。余れば切ればよい。
・現物の縫い目 ( 白い点 ) が基準。これに「必要な縫い代」を付け加える。
・現物の縫い代は7㎜。縫いにくいので10㎜に広げる。 ( β点線 )
   縫うのは「端から10㎜」のところ。
・カーブ ( 凸・凹 ) は最大で凸/15㎜,凹/23㎜※変形のため不確か。

●「マチなし」の場合

・マチ巾25㎜を補填するために凸部の縫い代をさらに12㎜増やす ( α点線 )
   縫うのは「端から10㎜」のところ。
・現物のaは「マチあり」の形で「フレームに取り付けるための突起」がない。
   この突起はマチについている。そのため突起部を追加する必要あり ( Γの部分 ) 。

●注④265について

・ブーツを接着するフレームの周囲は535㎜。
・ブーツ巾=535÷2= 267.5 → 素材の伸びを考慮して265㎜を基準にする。
・265㎜より狭いとフレームに取り付けられない。広いとダブついてしまう。
・「ダブついた」ときは凹部を縫い詰める。

●注⑤235/230,20/17について

・「235/230」:現物の長さは「230㎜」。
・これを17㎜折り返してaの凸部周とピッタリ重なるようになっている。
・しかし型紙作成で凸部周が大きくなることもあるので235㎜で作成。
・余れば切り取ればよい。
・「20/17」:235㎜の場合凸部に合わせて余るようなら「折り返しを20㎜」にしてもよい。

●注⑥25/15について

・この部分はフレームに取り付ける出っ張り。
・長い方が良いので「現物/15 → 25」に。余れば切ればよい。

b.マチの縫い付け

マチはaの凸部に沿って縫い付けなければならない。
これは素人には難しい。
予め接着剤 ( ボンドG17 ) で仮付けしてからミシンで縫う。

今回も「マチなしで作ろう」と思っていましたが、この方法に気づいて「マチあり」に変更。

写真上が「マチあり」、下が「マチなし」。「マチなし」の方も「マチあり」に作り直します。

なお、レバー入口の「折り返し」も接着剤でくっつけておいてから縫うと楽。

c.前回作の検証

ブレーキレバーを下ろしたときの「パツパツ」原因は
・「マチなし」で幅を増やしたが不足した。
・巾不足で取り付けられないのでフレームを斜めにして ( 凸部取り付け位置を上げて ) 取り付け。
・その分「凸部の長さ」が不足した。

この予測を検証。

・aの基準値は265㎜ → 「ギリギリの260㎜」で取り付けたよう。
・巾不足でフレームに取り付けられなかったのでフレームを上にずらせ、b,cが短くなった。

作り直したものと比較するとこれがはっきりと分かります。
前回の「パツパツブーツ」は今回のものより巾も高さも小さい。

作り直したブーツの値は
・マチなし ( 真ん中 ) :a/275,b/160,c/205
・マチあり ( 一番下 ) :a/270以上,b/160,c/215
※幅が基準値より大きいので縫い詰め ( 次項 )

d.巾の調整

素材を裁断すると予定していた寸法より大きくなります。

その原因は
・型取りで現物を貼り付けたときに現物が伸びる。
・現物を線描するときに「現物の外側」を描く。
・型紙作成で描線を裁断するときに「線の外側」を切る。
・型紙を当てて素材に線描するときに「外側」を描く。
・素材を裁断するときに描線の「外側」を切る。

これは防ぎようがないことです。
上下は予定より大きくなっても問題ありません。弛むだけです。
左右 ( 巾 ) が大きくなるとフレームにピッタリと接着できません。
この場合は凹部 の下端を縫い詰めて巾を狭めます。

マチあり:巾270㎜ 以上→ 基準値265㎜より「5㎜以上大きい」

先ず凹部を5㎜程度縫い詰め。

フレームに当ててみるとまだ「ダブつく」ので、

凸部 ( マチ縫い付け部 ) を3㎜程度縫い詰め。

「どれだけ縫い詰めるか」は「少し縫い詰めてはフレーム合わせ」を繰り返す。

e.フレームへの接着

「出来上がり巾が広い」とフレームを上にずらせて取り付けてしまう。
フレームの取り付けが上にずれると「フードの高さ,凸部長さが不足」してフードが「パツパツ」になる。
「フレームの下端ライン」を守ること。

・フレームを当てて接着部分を線描し、その部分にだけに接着剤をつける。
・接着剤は「少なく・薄く」。使い捨てポリ手袋をはめて指で延ばすのが良い。
・大きいG17はたくさん出るのでダメ。小さいG17で。

f.反省点と課題

●フレームの側面だけに接着 する( 上側には接着させない )

まずはこの写真。

フレームの側面だけでなく上側にも接着剤を塗ってブーツを接着しています。

「それが当然のこと」と考えていました。

だから、

この部分もフレームの上側まで接着しています。

しかし、フレームの上側にまで接着させる必要はないのです。

それどころか、フレームの上側に接着させると段差ができます。

側面だけにくっついているのならもっと「ふっくら」とするはずです。

これだけではありません。

このような「小さな弛み」ができた場合、
素材がフレーム上面に接着していなければ「弛みが逃げて解消」されますが、
上面にぴったりと接着されているので逃げることができず解消されません。

フレーム上面への接着は「する必要がない」し「してはいけない」のです。

●センターが合わない

こちらは凸部のマチ部分。
マチ巾25㎜ ( 少し縫い詰め ) はフレームに合っています。

しかし、凹部は

センターがずれています。

これは前回も気づいています。 → こちら

原因はフレーム自体にありました。

写真上部のフレームの周囲は535㎜ですが、手前の半周が270㎜で奥の半周が265㎜。
手前の方が長いのでどちらかのセンターが手前の方にずれるのです。

マチがあると、平坦なマチ部分がフレームに固定されるので凹部のセンターが手前にずれます。
マチがないと「センターを合わせた方」の反対側のセンターが手前にずれます。

これは「左右対称だが同じ形のもの」を貼り合わせているのだから仕方がないことです。
「センターがずれること」は気にしないようにしましょう。

純正ブーツは左右で形が違うのかもしれません。
しかし、ブーツ作成にそんな面倒なことをするくらいならフレーム形を変更するでしょう。
多分「純正でもセンターがずれている」と思います。

g.出来上がり

ちょっと「ダブつき気味」でしょうか? → 前回と比較

問題はレバーを戻したときの「パツパツ」。

これはクリアー。 → 前回と比較

こちら側から見てもクリアー → 前回と比較

やはり「マチあり」だとブーツの曲がりが素直になります。

「マチ部分だけ色違い」というのも面白そう。
「シフトレバーブーツの後ろ側」と同じ色にすればどうでしょう。

レバー入口は「巾45㎜」でビッタシ。
ミシンが上手くかからなかったので黄色い糸が見苦しい。
RMXのシートロゴ入れで残っていたネイビーブルーの染めQを一吹き。

レバー入口のように表皮が重なっている部分は「ミシンで苦労するより手縫い」をお勧め。
※厚物を縫う場合は「工業ミシンのようなパワー」も必要だけど「縫う速度 ( 針の慣性力 ) 」も必要。
   「ミシン素人」の私には全く歯が立ちませんでした。

宿題は残りましたが、レバーを戻したときの「パツパツ」は解消されました。
DIYだからこれで合格点としましょう。走行には全く関係ありませんから。





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