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●あんこ抜きとシート張替え part2

rmxシート張替え

選任のための法律知識・



NSRから解放され、やっとメインのRMXを触れるようになりました。
今回はふとした疑問から前後17インチのRMX②のシートを低くしました。

「あんこ抜きとシート張替え」は二度目です。
表皮は前回と同じ「サンゲツの椅子生地」。
今回は染めQで「スズキロゴ」を入れてみました。

今回も失敗と反省点がありました。
しかし、前回よりは少し進歩しています。

※「あんこ抜きとシート張替え」初めての方は「基本編」の前回記事から → こちら

1.あんこ抜き「スポンジ削り」

a.必要な理由

「前後17インチでシートを低くしたらどうなるのだろう?」
前21/後18インチ・RMX④用に「極限まで低くしたシート ( 基本編 ) 」で乗ってみました。

「足付き性」は「両足の指付け根が着くor片足の踵が着くが踏ん張れない」から
「両足の踵が着くor片足の踵が着いて膝に余裕があり踏ん張れる」に。
もちろん、シートのクッション性は大幅減で乗り始めは腰に負担。

しかし、乗りやすい。
これは「単に足付き性がよくなったから」ではない。
「重心が低くなったからでは?」と疑問。

アスファルトの上では「飛んだり跳ねたりしない」ので「こんな長い脚」は不要。
腰高の分だけフラフラする。
重心が低くなれば走行が安定するはず。

重心を低くするには「ロアリングリンクによるローダウン」。
しかし、後述するように「SJ13用のロアリングリンク」がない。
とりあえず「腰に大きな負担にならない程度のあんこ抜き」。

黒いシートも似合いませんから。

b.削る量は「スポンジの厚さに注意」

ストックのシートは「あんこ抜きをしていないもの」が三個。
「今回のあんこ抜き」はその中で「表皮状態が一番きれいなもの」。

「もったいない」と思うでしょうが「ロゴ入りのきれいな表皮」をそのまま使えるからです。
※この「貧乏人もくろみ」はすぐに砕け散ります。

●このシートの表皮を外して驚き。

スポンジとシートペースの間にスチロールが入っているのです。

どこか「材料費節約」の感。

当然、スポンジはスチロールの厚さだけ薄くなっています。

●削れる量

スポンジが薄いので「削れる量」に限界があります。
簡易測定によるスポンジの厚さは

a:最凹部 → 70㎜厚
b:最凹部から90㎜ のところ→ 60㎜厚
c:後端から170㎜のところ → 60㎜厚
※b~cが腰を下ろす部分。

スチロール台座が入っている場合、
半分削って30㎜、限度は50㎜。

●スチロール台座のないシート

こちらはあんこ抜きをせず表皮だけ張り替えるシートです。

シートペースとスポンジの間にスチロール台座はありません。

以前にあんこ抜きをしたシートもこのタイプでした。

スポンジ厚は次の通り。

a:最凹部 → 100㎜厚
b:最凹部から90㎜のところ → 95㎜厚
c:後端から170㎜のところ → 60㎜厚

スチロール台座が入っていない場合、
半分削って50㎜。厚い部分なら70㎜くらい削れそう。

どちらにせよ「ある程度クッション性を残さなければならない」ので、
妥当な削り量は「30㎜~40㎜」。

c.スポンジ削り

●目標を決める

前回は「何となく削った」ので、今回は「はっきりと目標を決めて」。

・腰を下ろす部分は「最凹部から90㎜後ろ」~「後端から170㎜前」。
・削る量は30㎜。
・まず、この部分の削り量を確保する。
・次に他の部分とつなげる。

●作業

金鋸の刃で30㎜の切り込みを入れた後に水平に削ぎ取り。

専用の鋸刃があるようですが ( こちら ) 必要ないでしょう。
カッターの刃にシリコンスプレーを吹き付けるという方法もあるようです。 → こちら

底部 ( 平坦部 ) は凸凹です。
この凸凹を前後の切込30㎜に合わせて平面に。

前回に使ったのはおろし金。
今回に重宝したのは平形のボードやすり。
「かかとガビガビ」を削るために使っているものです。 → こちら

出っ張っているところを部分的に削るのに役立ちました。
もう少し目の細かい木工やすりの方がよいかもしれません. → こちら

平面にするのは120番と240番の紙やすり。
木片に貼り付けて使います。
「押し付けて動かす」のがポイント。

きれいに仕上がります。

仕上がり結果は「前深さ25㎜,後ろ深さ20㎜」。
目標の「前深さ30㎜,後ろ深さ30㎜」に達していません。

しかし、このあとに前部と後部を削って段差をなくします。
その時に「さらに削り量が必要になる」かもしれません。
削るのは後からでもできます。
「まだ前5㎜,後ろ10㎜削れる」ことを覚えておけばいいでしょう。
※表皮締め付けで少し下がります. → こちら

これで腰を下ろす分の削りは終了。

●「シート巾が広くなっている」ことに注意。

シートは台形をしているので削った分だけシート巾が広くなります。
標準よりシート巾が広いと操作性が阻害されます。

この段階でシート巾が広くなった分だけ角を削り取っておきましょう。
この部分の標準シート巾は140㎜です。

今回はこの作業をしなかったので幅広シートになってしまいました ( 後述 ) 。

前回は「シート巾を狭くし過ぎて」後で修正。
今回は「シート巾を狭くしないこと」だけを注意していたようです。

※前回のシート巾の失敗 ( 基本編 ) → こちら

●前部と後部を削ってなだらかにする

腰を下ろす場所の削り量は確保しました。
次にするのは「その部分をなだらかにする」ことです。

具体的には前と後ろを削って段差をなくすことです。
削る量は「なだらかになる」程度。

これが「手間のかかる作業」です。

使うのは「金鋸の刃 → ボードやすり → 120番 → 240番」。

こんな程度でよいでしょうか?
前部の「盛り上がり」が気になりますが、操作性には関係ありません。

「操作性に関係するシート巾の広がりに気が付いていないぞ!」

次は「削ったスポンジの整形」です。

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2.あんこ抜き「スポンジ整形」

a.ボロボロと剥がれるスポンジ

スポンジは内部になるほど粗くなります。
少し力を入れただけで「ボロボロと剥がれて」くぼみができます。

この穴を「セメダインスーパーX・透明」で埋めます。 → こちら

穴の部分に広く厚く塗布し、てポリ袋 ( ポリエチレン ) を当てて梱包用フィルムで押さえ付け。
ポリエチレンを当てないと梱包用フィルムにくっついてしまいます。

しかし、これだけでは

小さい凹凸は平坦にできますが

大きくて深いくぼみは埋められません。

b.詰め物が必要

大きい穴には詰め物が必要です。

あとで使う「滑り止めシート」を小さく切って穴に詰め、
この上からセメダインスーパーXを充填します。

ポリエチレンを当てて梱包用フィルムを巻いて押さえるのは同じ。

しっかりと穴埋めされます。

このときに「ポリ袋をそのまま当てる」のではなく、
「ポリ袋を小さく切ってしっかりと当て、充填部分を整形する」ことが必要です。
充填部付近で接着剤が盛り上がっているところも押し延ばして平坦にします。

この「ひと手間」を加えると、きれいに穴埋めされます。

セメダインスーパーXの塗布でシートの角もしっかりとコーティングされます。

「シート巾が広いままですよ…。」

c.滑り止めによる下張り

スポンジを削った場合には滑り止めシートで下張りをします。
あちらこちらのサイトで紹介されている「表皮を張り易くするため」の「滑る下張り」ではありません。
「表皮を滑らさないため」の下張りです。

その目的は
・スポンジを締め付けてしっかりとさせる。
   硬いスポンジ表皮を削り取っているのでスポンジが弱くなっているからです。
・スポンジ表面にできた凸凹を表皮面に出ないようにする。
   表皮だけではスポンジ面の凸凹がそのまま出るからです。

スポンジを削らない場合はこの下張りは必要ありません。

「滑る下張り」がなくても「伸びる表皮」を使わなくても「しわと弛み」は取れます。

※基本編での滑り止めシートの記事 → こちら

下張りは削った部分を覆えばOK。

「しわ伸ばし」は表皮張りと同じ要領で。

※しわ伸ばしのやりかた ( 基本編 ) → その①,その②

「しわと弛み」をとったら「6㎜針」でタッカー打ち。
この上から表皮を「8㎜針」でタッカー打ちするので針間隔は粗く。

※タッカーについて ( 基本編 ) → こちら

素材が網目で腰がないためにどうしても「しわと弛み」が残ります。
押し延ばしをし過ぎると網目が切れてしまいます。

滑り止めシートに「しわや弛み」があっても、表皮を上から押し付けるので消えてしまいます。

次は「表皮張り」です。

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3.表皮張り

a.古い表皮は使えない

当初の予定はロゴのきれいな表皮を再び使うこと。

小さな破れを広く補修。

しかし、生地が元のスポンジの形に変形し、さらに生地が硬化しているので
削って形の変わったスポンジに沿わせることができない。

「張ってあったシート生地の再利用」はシートスポンジが元の形のときだけ。
結局、シート表皮の破れを補修する場合だけ。

スポンジを削ってシートの形が変わった場合は「新しい表皮」を使わなければなりません。
ロゴは染めQで入れましょう。

b.サンゲツの UP1120

使うのは「しっかりとして伸びない」サンゲツの椅子生地。

●カラーは1120

1120は「普通の黄色」。
オリジナルイエローは「もう少しレモン色」

他の「黄色」は1062 ( 柑橘系の黄色 ) 。
オリジナルイエローはUP1062の方が近いかもしれません。

※サンゲツUP1120,UUP1062,サンゲツアップその他
※必ず色番号と注文長を指定すること。
※サンゲツの色見本 → UP1120,UP1062,サンゲツその他

●必要面積
・布メジャーで表面長を測定。
・片側の折り返し長4㎝
・片側の余裕1~2㎝
↓
・必要長=表面長+ ( 折り返し長4㎝+余裕1~2㎝ ) ×2=表面長+ ( 10~12㎝ )
↓
・あんこ抜きシート:前後表面長83㎝,左右表面長35㎝ → 前後95㎝×左右47㎝
・オリジナルシート:前後表面長81㎝,左右表面長39㎝ → 前後93㎝×左右51㎝
※「余裕0」でも大丈夫ですが、余分はあとで切除できるので余裕があった方がよいでしょう。

●「伸びる方向」を前後に「伸びない方向」を左右に
サンゲツの椅子生地は
・既定巾方向 ( 左右 ) には「少し伸びる」。
・注文長さ方向 ( 上下 ) には「ほとんど伸びない」。

私は次のように使っています。
・シート前後方向 → 少し伸びる方向 ( 既定巾方向 )
・シート左右方向 → ほとんど伸びない方向 ( 注文長方向 )

これは表皮の「しわと弛み」を
・シートの前後方向に押し出し
・斜め前,斜め後ろに寄せて左右に引っ張って解消するためです。

表皮は「左右に強く引っ張られる」ので「伸びない方向」を左右に使うのです。
「伸びる方向」を使うと表皮を左右に強く引っ張ることができなくなります。
※「逆」かもしれませんので「お好み」で。

「伸びる表皮」ではしっかりとしたシートになりません。
「伸びない表皮」を使ってスポンジをしっかりと締め付けることが必要です。

●100㎝では標準シートが2個がギリギリ
このように考えると
オリジナルシートの表皮必要面積は
既定巾方向 ( シート前後方向 ) 93㎝×注文長方向 ( シート左右方向 ) 51㎝

長さ100㎝ではオリジナルシートがギリギリ2個張れることになります。

サンゲツの椅子生地は幅が決まっていて長さは「100㎝以上で10㎝単位」。
送料は同じですから「長さ160㎝」で注文するのがよいでしょう。
これならオリジナルシート3個が余裕で張れます。

今回入手したのは手したのは長さ100㎝。
あんこ抜きの方の左右が短いのでオリジナルシートの方も余裕で張れました。

写真の左右方向が既定巾方向。
サンゲツの椅子生地の既定巾は137㎝と122㎝の2種類。
型番により異なります。
UP1120は122㎝,UP1062は137㎝です。

c.張り方のコツ

こちらがスタート

こちらがフィニッシュ。

やり方を間違わなければ必ず張れます。
大切なのは「諦めない」こと。
いろいろやっていれば「気が付いたときにはもう少し」になっています。

しかし「それまでの苦労」を少しでも軽くするためにポイントを。

●最凹部のしわと弛みを取る

これが表皮張り作業の90%を占めます。

①「しわ・弛み」を左右に押していき、左右を引っ張ってしわをスポンジに密着させる。
②「しわ・弛み」を後ろに押していき、表皮の左右を引っ張って斜め後ろから押し出す。
③「しわ・弛み」を前に押していき、表皮の左右を引っ張って斜め前から押し出す。
④これを「少しずつ」,「何度も」繰り返す。

・弛みを押すのは掌か指。
・スポンジを押し付けながら押し出します。

・②,③で左右に引っ張るときは強く引っ張らない。
   押し出されてきた弛みを無くするくらいの強さ。「引っ張る」より「ずらせる」感じ。
   強く引っ張ると反対側が緩んで新しいしわや弛みができる。

・「前へ押し出して取る」のが中心だが、
   「前へ押し出して取る」のに行き詰まったら、元の状態に戻して「後ろへ押し出して取る」。

この作業中は表皮をクリップで留める。

「しわと弛み」を押し出してクリップを留め直す。
焦らず少しずつ。
「必ずできる」と信じて「諦めない」。

この状態になるのに3時間かかかっています。

ここからは「さらに弛み取り」。
弛み・緩みを取れば取るほどしっかりとしたシートになります。

椅子生地を張る場合の強さは「表皮を指でつまめる程度」とか。
私は「表皮を指でつまめないまで」に強く張ります。
削ったスポンジは弱くなっているからです。
表皮の初期伸びもあるでしょう。
「これでもか、これでもか」と弛みを取ります。

但し、弛みや緩みを取れば取るほどスポンジが圧縮されてシートは固くなります。
シートが固くなればそれだけ座り心地は悪くなります。
どこまで強く張るかは好みの問題です。

このあたりで終了。

●前部の左右の縁をしっかりさせる

こちらはスポンジを削ってないオリジナルシート。

「しわ・弛み取り」は簡単なはずなのに、なかなか取れない。

原因は「左右の縁がグラグラしている」こと。

この部分がグラグラしていると、表皮を引っ張って留めておくことができず、
押してきた「しわ・弛み」を表皮を引っ張って消すことができません。

スポンジの縁にセメダインスーパーXをたっぷりと充填。
シートペースとの隙間をなくして腰のある縁に。

このとき、前部を梱包フィルムで強く巻いてはいけません。
縁部分が変形して、タンクとの間に隙間ができます。
縁部分を変形させないように置いて、上から辞書を2冊くらい重しに。

ガムテープで補強するのも一法です。

※こんな場合もあります ( 基本編 ) → こちら

前部縁のグラグラが解消したら「しわ・弛み取り」は簡単。
ここまで1時間もかかっていません。

●タッカー留め

・タッカーを打つときは必ず上部を片手で抑える。
   「針がきれいに最後まで入らない」のはタッカーの上部を押さえていないからです。

   シートベースが硬化しているのでもないし、タッカーの力が弱いからでもありません。
   上部を片手で押さえれば、シートを膝の上に置いていても失敗しません。

   「途中までしか入らなかった針」を金づちで打つことなど必要ありません。

タッカーを打つのは「最凹部」から。
これは「しわ・弛み取り」と同じ。
まずは「最凹部を完成させる」。

・片側を間隔を開けて打つ。
↓
・「しわ・弛み」を押し出しながら反対側を間隔を開けて打つ。
↓
・「しわ・弛み」をさらに押し出して細かく打っていく。
↓
・「しわ・弛み」が残ったときは針を外してやり直す。

シート高は
・最凹部「-4㎝」
・最凹部から90㎜後ろ「-3.5㎝」
・後端から170㎜前「-3㎝」

「スポンジを削った分」に「表皮でスポンジを締め付けた分」がプラスされています。

これで表皮張りは完成。
「スチロールベースの有無」を書いておきましょう。

次は「SUZUKI」のロゴを入れます。

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4.ロゴ入れ

結果を先に言っておきます。

費用は3000円程度で手間もかかりません。
しかし、にじみが出て仕上がりが悪くなります。
ロゴを入れると「かえって見た目が悪くなります」。

同じような方法でロゴを入れようと思っている方は参考にしてください。

a.必要なもの

・a/コピー元ロゴ → シート表皮からロゴ部分を切り出しA4の台紙に貼ったもの
・b/ステッカー用紙
↓
・aをbにそのままコピーする。
↓
・c/カッターで切り抜く
↓
・d/切り抜いたもの ( 型紙 )
↓
・d/型紙をシートに貼る。
↓
・e/染めQを吹き付ける。

●コピー元ロゴについて
・シート表皮のロゴは変形している。正しくは「タテ・ヨコが直角」。
・写真のdはオリジナルをそのままコピーして切り取ったもの。

・シートロゴをスキャンして画像で取り込み。これに文字を重ねてもよい。
   ①HGP創英角ポップ体標準で重ねると → こちら,こちら
   ②HGP創英角ゴジック体UB標準で重ねると → こちら,こちら
   ※クリックで画像を開く → 右クリック/名前を付けて保存 → オリジナルサイズで印刷 ( A4 )
   ※①は後述の「仕上がり2」のコピー元です。

●ステッカーシールについて
・A4ノーカットを使う。
・フィルムのものがよい。紙製は剥がしにくい。
・写真のbはA-oneの228874
「きれいに剥がせて貼り直せる」のがウリ。
   「貼り直せる」のなら「ロゴ型紙は1枚でよい」と考えたが、余計面倒くさい。
   結局、2枚作らなければならないので「貼り直せること」は利点とならない。
   安いフィルムステッカーの方が良い。A-oneの28791,29281

●カッターについて
・18㎜円形刃のオルファROTARY CUTTERを入手したが役に立たなかった。
・通常の直線刃で十分。ただし、頻繁に新しい刃にすること。
※送料無料が多いオルファ製品 → こちら

●染めQについて
・エアゾール式の70mlを使用。
・三回塗りで二つのシートが仕上げられた。
・色はネイビーブルー → こちら

b.手順と仕上がり

●手順

型紙シールを貼る面が平面でないので型紙シールが浮き上がる。
この浮き上がりをなくすることが必要。
写真の型紙は「貼り直せるシール」。接着力が弱く「浮き上がり」があちらこちらに出る。

・型紙シールの周りに養生が必要だがシート全体を覆う必要はない。
。
・シール浮き上がりの部分から染めQが入っていかないように型紙文字に直角に吹く。

・3分置いて重ね吹き。軽く吹く。
・一度の吹く量が多ければシール浮き上がり部分から染めQが入り込み文字が滲む。

・左右両側に型紙シールを貼って、その付近を養生して。左右交互に吹き付けるのが良い。
   片側を仕上げて型紙シールを剥がし、反対側に貼り直して仕上げることなど面倒。
   この点からも「貼り直せるシール」の価値はない。

●仕上がり1「コピー元はオリジナルロゴ」

遠目でも「滲み」が判ります。


近づけばさらに。


「こちら側はうまくいったみたい…」と思っても、


やはり「滲み」が…。


●仕上がり2「コピー元はオリジナルロゴに文字を重ねて修正したもの」

・オリジナルロゴは文字と文字との隙間が狭いので滲みやすい。
・「貼り直せるシール」は接着力が弱いので「接着力の強い普通のフィルムシール」を使う。

結果は、

なかなかきれいに印字できました。

オリジナルロゴに比べ文字の巾が狭いので型紙の文字と文字の間が広くなります。
それだけ型紙シールがシートに強く接着します。
そのため型紙シールの浮き上がりが少なくなって滲みが抑えられるのでしょう。

「接着力の強い」普通のフィルムシールを使ったこともプラスされています。


では、反対側はどうでしょう?

こちらもうまくいったようですが…。

やはり「滲み」が出ています。

c.解決すべき点

滲むのは「型紙が部分的に浮き上がってシート表面との間に隙間ができる」から。
これを解決しなければ「滲みのないきれいなロゴ」になりません。

一番の原因は「型紙にシールを使っている」こと。

型紙シールは糊でシートにくっついています。
型紙の上から吹き付けるのは有機溶剤の入ったペイント。
この有機溶剤でシールの糊が溶けて接着力が弱まりシールが浮き上がってしまうのです。

これは糊の強い ( 接着力の強い ) シールを使っても根本的な解決になりません。

型紙には有機溶剤に溶けない糊を使ったシール,シール以外のものを使わねばなりません。
案外、クリアファイルを切り抜いて当てた方がいいかもしれません。
しかしこの場合は「くっつかない型紙をどのようにしてシートに密着させるか」が問題となります。

こちらは今まで使っていたシート。

「シール型紙の上から塗料吹き付け」以外の印字方法があるでしょう。

今回のロゴ入れで分かったのはここまでです。

仕上がりはこの程度。

「DIY感」たっぷり。

ここから先は皆様で試行錯誤してください。
私はもうロゴ入れをやりません。

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5.インプレッション

a.2023.08.05

次の三つを比較しました。

a.今まで使っていたシート。多分「あんこ抜きなしシート」
b.RMX④用の「極限あんこ抜きシート」
c.今回の「ほどほどあんこ抜きシート」

●シート巾
一目で「今回のあんこ抜きシート/b」のシート巾が広いことが分かります。

①最凹部,②最凹部から90㎜後ろ,後端から170㎜前,各所のシート巾は
・a:①130㎜+α,②140㎜+α,③160㎜+α
・b:①130㎜,②140㎜,③160㎜
・c:①140㎜,②150~160㎜,③180㎜

標準シートより「10㎜+α」広くなっています。

●シート高
・標準より「-30㎜」
・極限シートより「+10㎜」

●足付き性
・a:両足/指付け根まで,左足ステップで右足/踵まで着くが膝が伸びて踏ん張れない。
・b:両足/やっと踵まで,左足ステップで右足/踵まで,膝に余裕があり踏ん張れる。
・c:両足/指付け根+α,左足ステップで右足/踵まで,膝に少しだけ余裕あり力を入れられる。

・標準 ( a ) を100,極限 ( b ) を50としたら今回のシート ( c ) は80くらい。
・シート高に比べ足付き性が悪いのはシート巾が広いことによる。

●インプレッション
・シート高が標準より30㎜低いのでハンドルを少しだけ倒す。
・ハンドルが手前にきた分だけ「開き」が強く感じる。しかし、「馴れの範囲内」だろう。
・片足の踵に力が入るのは安心。尻を少しずらせば踵で地面を押せる。
・シート巾が広いのは気にならないが、標準と同じ巾にすればもっと足付き性が改善される。
・尻の後ろ側が高いのでやや前のめりになって尻が落ち着かない。後ろを削る必要あり。
・あれだけ締めあげると「さすがに固い」。もう少し表皮を緩めてもよい。

※「座る部分の後ろを削る必要」は前回のあんこ抜きでも指摘してありました。 → こちら

●修正予定
・シート巾を標準と同じ「130㎜,140㎜,160㎜」に。 → シート巾の修正 ( 基本編 )
・着座部分を「前深さ25㎜,後ろ深さ20㎜」から「30㎜深さ均一」に削り直し。
・「極限まで強く締めあげない」で「しわ・弛み取り」。

b.修正/シート巾を狭める

上の修正を行いました。
「操作性と足付き性向上」のためシート巾を標準シートと同程度にします。

●スポンジ削り

一度しか乗っていませんが表皮はもう変形しています。
もちろん、硬化していないのでこのまま使います。

●縮める巾

・最凹部:標準120㎜/現120㎜ → そのまま
・最凹部より10㎝後ろ:標準140㎜/現150㎜ → 140㎜に「-10㎜」程度
・最凹部より20㎝後ろ:標準150㎜/現180㎜ → 150㎜に「-30㎜」程度
・最凹部より30㎝後ろ:標準160㎜/現180㎜ → 160㎜に「-20㎜」程度
※シート巾:平坦部巾 ( 今までの記述での測定方法は肩部分を含む )

この角を取ります。

●作業

「角を取る」といっても斜めに削るだけです。
木片貼りの120番or240番で。

スポンジ側面が薄くなるので「滑り止めシートによる下張り」が必須となります。

問題はこれから先。
カーブしている部分を「なだらかに」つなげなければなりません。

カーブの上面だけではなく「側面を含め」立体的につなげなければなりません。


役に立ったのが「ボードやすり」。

2㎜のカーブ刃です。

スポンジ表面の固い部分も削れますが、威力を発揮するのはその下にあるスポンジの整形。
スポンジ表面を軽く滑らせて削っていきます。「丸く削る」のもOK。
シートの横から斜めから「少しずつ納得のいくまで」。

なお、セメダインスーパーXで補修した部分は弾力性があるのでこのやすりでは削れません。
無理して削り取ろうとするとスポンジまでくっついてきて大きな窪みになります。
セメダインスーパーXで補修した部分はカッターを使います。
刺身を造るときの「皮剥ぎ」のように「そぐ」のが一番よい方法です。

整形の結果は次の通り。
「中々よくできた」と思っています。
ボードやすりのおかげです。

●出来上がり

シート巾を縮めただけでなく、
前部の「盛り上り」を平坦にし、着座位置後部を削り下げしました。

その結果、「やはり薄いスポンジ」になってしまいました。
これは「腰にきつそう」。

染めQで入れた「SUZUKI」ロゴも半分隠れてしまうでしょう。

●スポンジ補修と表皮張り

ここから先は「いつも通り」です。

◯上部縁の接着

ここがしっかりしていないと表皮のシワが取れません。

セメダインスーパーXをたっぷりと充填して接着します。
但し、梱包ラップを巻いてはいけません。
ラップで圧迫すると縁が変形していしまいます。
「縁が変形しないように」平面上に置いて接着を完成させます。

ついでにガムテープで補強。

◯凹部 ( 窪み ) の充填

小さい凸部は表皮で押さえ付けられてスポンジの中に埋もれてしまいます。
しかし、凹部 ( 窪み ) は表皮表面にそのまま表れてきます。

凹部にセメダインスーパーXを充填してもスポンジに吸い込まれるのか凹部が埋まりません。
詰め物が必要です。

詰め物には「補修用のウレタンフォーム」が適切なのでしょが
下張りに使う滑り止めシートを小さく切って使っています。
「網目で自由に形を変える」ので重宝します。

性格上「これでもかこれでもか」と充填しましたが、ここまでやる必要はないでしょう。

場所によっては「詰め物なしで塗り拡げる」ことも必要です。
特に「最凹部」の補強のために。

セメダインスーパーX黒のノズルを使ったため透明に黒が混ざっています。
もちろん、見えなくなるので問題はありません。

凹部に詰め物をして上からスーパーXを盛り上げたら,
ポリエチレンの小片を当て盛り上りを指で押さえ付けて平坦にすること。
その後、梱包ラップで巻いて押さえつけ。

「小さい盛り上がり」は表皮を貼るときにスポンジの中に押さえ込まれます。
しかし、「大きい盛り上り」はそうではないので削らなければなりません。
「カッターで削ぐ」のですがうまく削げません。
できるだけ盛り上りを少なくしてください。

◯下張り

新しい滑り止めシートを使いました。

●出来上がり

いつも通りの「締め付け張り」です。
シート張替えの表皮は「伸びないサンゲツの椅子生地」で決まりです。

結局「とことんローシート」になっていしまいました。ロゴは「感じよく変形」しました。

人差し指で押さえると「スチロール台座まで爪半分」です。

予定通り「着座位置後部」は低くなりました。

「シート巾」も予定通り。

標準よりも「最凹部~着座位置前部」が狭まっています。
足付き性は改善されているでしょう。

今回張り直した二つのシートです。

●インプレッション

●2023.09.27追記

シートは「ペッタンコ」になっています。
またがると、
以前の「両足/指付け根+α,左足ステップで右足/踵まで,膝に少しだけ余裕あり力を入れられる。」から、「両足/やっと踵まで,左足ステップで右足/踵まで,膝に余裕があり踏ん張れる。」に。

結局、「RMX④の極限シート」と同じ程度になりました。

走ってみると、

やや「ハンドル高」の違和感。
しかし、これは「馴れ」で気にならなくなる程度。
フロントフォークを少し突き出したら違和感がなくなるだろうが、操縦安定性がかわってしまう。
※限界突き出し量:7㎜ → こちら

新しい経験は「走行中、片足をステップから下ろすと靴底全体がアスファルトを擦る」こと。
「両足下ろし」では擦らないが、
片足をステップに乗せて片足を下ろせば「膝に少し余裕を持たせて靴底全体を引きずる」ことができる。
何か新しい乗り方ができそう。

「靴底引きずり」は停止するときにも安心。
スピードを落として左足をステップから下ろせば、そのまま足裏全体が地面を擦っているのだから。

シートは「しっかり締め付け張り」のせいで「固い」。
平坦なアスファルト上でしかも短時間でないと「きつい」でしょう。
「2~3時間の峠道」が限度、尾鷲・熊野の42号線の場合は標準シートに変更要。

これで「前後17インチ・RMX②」のシートあんこ抜きは完成・終了。

6.ローダウンリンクがないものか

足付き性は「シートのあんこ抜き」で何とかなるけれど、重心を低くするにはまだまだ。
「前21/後18 → 前17/後17」でフロントフォークの突き出しは無理。
どうしても「ローダウンリンク ( ロアリングリンク ) 」が必要。

SJ13のロアリングリンクはあっただろうけど、ヤフーオークションでも見かけない。
採寸してZETAに「流用できるものはないか」と問い合わせ。 → こちら
しかし「該当なし」とか。
流用する場合があるから各所の寸法を示してくれるといいのですが。 → こちら

情報があれば教えてください。

「腰高,重心が高くて安定しない,足付き性が悪い」

これは「凸凹ダートコース用」のRMXを平坦なアスファルトで走らせるから。
NSRにブロックタイヤを付けてモトクロスコースを走らせるようなもの。

結局「ない物ねだり」なのです。

RMXのロゴを付けている以上、「前後17インチ」と「シートのあんこ抜き」が限度なのかもしれません。



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