FJ1200-4CC 整備資料
・FJ1200ユーザー車検の第二回~第五回の状況
ユーザー車検の二回目から五回目の様子です。
「必要書類の記載方法と記載例」、「平成27年改正対応の定期点検記録簿と追加点検項目」、「検査方法・手順」は必読です。
また、新しい検査ラインでは「ドラムが地下埋没型から地上設置型」になりました。
これは構造が簡単で設置費用が安くなるためでしょうが、
地上設置型ドラムでは「前輪をドラムに乗せにくい」、「前輪と車体が強く振られる」という弊害が生じています。
対策は「左足でしっかりとバイクを支えること」と「あらかじめブレーキをかけておくこと」。これについても必読です。
-第二回ユーザー車検-
・ヘッドライト光量の車検合格基準
・HIDバルブは見送り
・H4カプラーの交換
・デイトナのリレーハーネスで電圧が5.6%アップ
・タイヤ交換
★FJの国産タイヤの選択肢は三つ
★検査方法・手順を詳しく
★書類作成の方法と記載例
★検査法人や陸運局が書類作成方法や検査手順をHPで公開しない理由
★提出書類の順番
・車検場での様子
-第三回ユーザー車検-
★平成27年7月1日定期点検記録簿変更
★追加された点検項目/・FJに関係するのは「ブローバイガス還元装置の配管の損傷」だけ
・車検場での様子
-第四回目ユーザー車検-
・プラグくらいは新品に
・突然の燃料ポンプダウン
・車検場での様子
-第五回ユーザー車検-
・ライトを外したら、やはり光軸検査
・構造検査でハンドルを切らされる
-新しい検査ラインの問題点-
★新しい検査ラインはドラムに前輪を乗せにくい-対策
★新しい検査ラインは前輪と車体が強く振られる-対策
・メモ
【1】2013.09.05 FJ1200・第二回ユーザー車検終了
もう 二年が経ちました。前回の車検から走ったのは2000㎞。
RMX にかまっていましたからこんなものでしょう。
1.ヘッドライト光量不足対策
a.車検合格基準の光量
この年式だから仕方がないのでしょうか。
「ライトが点灯しているのか、点灯していないのか」が分からないくらい暗いです。
日帰りツーリングは、日が暮れる前に帰って来なければなりません。
車両の通行が少ない道を走ってはいけません。
前照灯の車検合格基準は 15000カンデラ ~ 430000カンデラ(※注1)
なんと最低限は最大限の1/28.6。
1万5千カンデラあれば「100m先の障害物を確認できる」とか。
100㎞/hが日常速度なら100m先では心もとないですね。
※注1-前照灯の明るさの上限は43万カンデラ
・道路運送車両法41条13号→こちら
・道路運送車両の保安基準(2008.07.07) 32条2項→こちら
・道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(2011.10.28) 42条2項→こちら
・国土交通省-道路運送車両の保安基準(平成24年7月26日現在)→こちら
他のサイトでは22.5万カンデラ,22.2万カンデラなどいろいろな値が紹介されていますが根拠が明らかにされていません。
ネットで紹介する場合はかならず「出典」が必要です。
当頁の43万カンデラの根拠は上の通りです。
省令や告示はよく変わりますから、43万カンデラも今後変わる可能性があります。
b.HID バルブの見送り
そこで、『今回の車検はHIDで行こう!』
信頼できる商品で、リレーレス・35W・hi-low切換で 14000円程度。→→こちら
明るさ三倍で消費電力は半分。
しかし、HIDは光量不足で車検不合格になる場合もあるとか。
「明るさ三倍」なのに光量不足?
原因はHIDバルブではなく、「後付けすること」にあるらしい。
・ハロゲンバルブ装着を前提に設計されたライトに、規格の違うHIDバルブを装着したのでは設計通りの働きをしない。
・ハロゲンバルブで最適なレンズカットや反射版の形状が、大きさの違うHIDバルブでは最適にならない。
・その結果、光が拡散してしまい車検計測器に合格レベルの光量を集めることができない。
・そのライト形状が後付けHIDバルブに適したものなら合格するが、適さない場合は合格しない。
このような理由だとか。
実際使用では光が拡散しても全体として明るければそれでよし。
しかし、車検を通るにはライダーの目ではなく検査機器でOKがでなければならない。
前回車検は「60 / 55W」のハロゲンで合格している。
今回もハロゲンで車検を受けても通るはず。
HIDにすると不合格の危険がある。
危ない橋は渡らない。
まずは車検を通ること。
「明るさ三倍」のHIDは車検を通してから装着すればよい。
ということで、HIDは見送り、ハロゲンで少しでも光量を稼ぐことにしました。
c.H4カプラーの交換
前回車検では破損しているカプラーをテープでグルグル巻きにしていました。
当然交換です。
しかし、これは光量アップのためと言うより、危険防止のため。
・グルグル巻きのテープを取ると端子がむき出し。 ・見るからに危なそう。 ・突然、ショートで真っ暗闇。 |
・ホームセンターで手に入るカプラーはこのタイプ。750円です。→→こちら ・カプラーと端子だけならもっと安いはず。 ・端子はセットしてあるけれど、コードをつなぐので見てくれが悪い。 ・そんなものに750円も出すのか…。 ・なおカプラーの有名メーカーは→→こちらとこちら |
・車庫を探したら、取り替えたハイエースのライトにH4のカプラーが付いていました。 ・『これで十分じゃない…。』 ・200円弱の配線セットだけ買いました。→→エーモン |
・コードの色は、カプラーの前から見て、凸の頂点が緑、凸の左が黄、凸の右が黒。 ・コードの被覆を剥いて銅線を出し、細いアルミ筒に差し込んでかしめる。 ・予めはめておいた熱収縮チューブをアルミ筒の部分にずらし、 ドライヤーで縮めて終わり。見栄えはよくありません。 |
子供が三人。上から長男,長女,次女。末の娘が『ワタシもたまには買ってほしい!』
そんな光景を想い出しました。750円で補修用カプラーを買ってやるべきだったかな?
●●
・商品名:DAYTONA・ ヘッドライトリレーキット・H4 シングル・72834 ・定価:6090円(5%税込み)・Amazonで送料込み・4581円。 ・DAYTONA・ヘッドライトリレーキット・H4・1灯用(Webike), ・DAYTONA・ヘッドライトリレーキット・H4・1灯用(Yahoo) ・理屈は分かりません。ヘッドライトへのバイパスのようです。 (内容) ・① ハーネス : バッテリー端子~リレー=30㎝、リレー~カプラー=150㎝ ・② リレー : 12V・30A・1.4W×2 ・③ ヒューズ : 20A ・④ タイラップ : 15㎝×5 |
・リレーはバッテリーボックスの右側に両面テープで貼り付け、 さらにバッテリーボックスに、リレー穴に合わせて穴をあけ、タイラップで取り付ける。 ・上下を逆にしたのは、バッテリー端子へのコード取り回しが楽だから。 ・シートの下になるから防水性は問題ないでしょう。 |
・バッテリーボックスの右側にリレーが付いています。 ・バッテリー右下方向にある黒い箱がヒューズボックス。これはそのまま置いておけばよい。 ・ヒューズボックスから出ている赤線を「+端子」に、黒線を「-端子」に接続。 ・リレーから先のコードはバッテリーボックスとタンクの間を通って左側へ。 |
・左側から出るところはエアフィルターボックスの下。 |
・エアフィルターボックスのフタを取り付けて問題ないことを確認。 |
・あとは、フレームに沿わせてヘッドライト付近まで持っていく。 ・タンクの下は空間があまりないので。エンジンの熱も心配。 ・フレームの上がいいでしょう。 ・最終的にはカウルとインナーパネルを取り付けて決定。 |
・リレーのメスカプラーをライトのバルブに差し込み、 オスカプラーを今までのメスカプラーに差し込む。 ・ハーネス長はこの経路でまだ余裕があります。タンク下を通す必要はありません。 |
ロ.電圧測定
パッケージの記載では
・バッテリー / 12.28V,リレーハーネスなし / 11.49V,リレーハーネスあり / 12.08V → 電圧が 5.1% アップ
・明るさ / 1435ルクス → 1815 ルクス で 26% アップ → 明るさ
1.26倍。
測定結果 / カプラー凸の頂点(+) と カプラー凸の右(-)
・バッテリー / 13.35V,リレーハーネスなし / 11.87V,リレーハーネスあり / 12.54V → 電圧が 5.6% アップ。
パッケージ記載通りの電圧増加ですから、1.25倍の明るさも期待できます。
HIDの「明るさ3倍」にははるかに及びませんが少しは明るくなるでしょう。
車検対策ですからこれでよし。
ハ.エンジンがかからない!
カウルとインナーパネルを仮付けして、ハーネスの最終位置を決めてタイラップを本締め。
カウル取付。メーターケーブルも新品に交換。
スクリーンは車検用の鹿角型。
サイドパネルを付けて、シート取付。
さてエンジン始動。
しかし、セルが回らない。
メーター内の<FUEL>と<OIL>の赤ランプがつくだけでエンジンは沈黙。ライトやウインカーはOK。
『えっ?ヒューズが切れたの?』
ヒューズボックスのヒューズはすべてOK。リレーのヒューズもOK。
『もしかして、このデイトナのリレーはFJに適合しないの?』
そんなはずはありません。昨日エンジンをかけて作動チェックをしました。
メーターカプラー接続も二個ちゃんとやりました。
『ということは…、突然のセルモーターダウン?』
セルモーターは中古部品のストックがあるけれど、これはオオゴトです。
『出勤時刻が迫ってきたから、あとは明日だな…。』
車庫の奥にFJを入れるためメインスタンドを外す。
『?』
ギヤが入っているじゃない!
『なあ~んだ!』
ニュートラルにしてスイッチON。問題なくエンジン始動。
『そう言えば、ニュートラルの緑ランプがついていなかったなあ…。』
45年前のバイクにはこんなオセッカイ装置はついていませんでした。
昔ライダーの私は、「サイドスタンドを出したままギヤを入れるとエンジンストップする」のにもイライラ。
『今から、サイドスタンドを外すの!』
『ちゃんと、クラッチを握っているでしょッ!』
『エンストしたらいちいちニュートラルに入れさせるな!』
そう言えば、駐車中に誰かにキルスイッチを切られ、京王線の三駅を押してきた人もいましたね。
バイクがST90で軽かったから、まだ27歳だったから。
『CB93やCS90にはキルスイッチなんかついていなかったゾ!』
まだ、「ヘルメットをかぶらなくてもよかった時代」のバイクですが…。
★★09
品名 | 単価 | 個数 | 合計 |
ダンロップ K275F・120/70・V17 | 7800 | 1 | 7800 |
ダンロップ K275・150/70・V16 | 12600 | 1 | 12600 |
バルブ | 350 | 2 | 700 |
交換工賃 | 1500 | 2 | 3000 |
バランス工賃 | 1000 | 2 | 2000 |
古タイヤ処理 | 250 | 2 | 500 |
合計(税抜き) | 26600 |
※鈴鹿市中央道路沿い、設備と技術と親切さ、三つ星です。タイヤ購入だけでもOK。
※土日営業ですから近県からでもツーリング気分でどうぞ。お勧めします。D・PROJECT(ディ・プロジェクト
一般にバイク屋さんはタイヤ交換を嫌がります。
『バイクを買ってくれた客ならアフターサービスの一つとしてやるけど、「タイヤ交換だけお願いします」でばねぇ…。』
今のバイク屋さんは大も小もバイクを売ることが第一。
『修理するくらいなら新しいのを買いなよ!』
汚れたツナギでいつもバイクを修理していた大将が懐かしいですね。
『三丁目の夕日じゃないんだから…。』
c.やはり違う
・下手な私でもはっきり分かります。 スタート,直線,コーナー、タイヤが路面にもっちりと食いつきます。 ・買ったばかりの食パンを開封したときのしっとり感、三日後のボソボソ感。 ヒビが入っているようなタイヤはゴムが劣化しているのです。 とても乗りやすくなりました。 タイヤをケチっていてはいけませんね。 ・なお、FJのリヤアクスルは「右側から入れて、左側でナット留め」です。 一般的な「左側から入れて、右側でナット留め」の逆です。 これは、スイングアームとマフラーの隙間が右側が狭く左側が広いからです。 ・タイヤ交換時に『アクスルが逆になっているよ』と言われても、 『普通と逆なんです。』と答えましょう。 ・チェーンたわみ量は、 メインスタンド使用、前後スプロケット中央で 15~20㎜。 ・アクスル締め付けトルクは 15.5㎏・m |
必要書類は次の8種類 ・①車検証 ・②自賠責保険証 ※車検当日有効のもの」と「これから先2年間有効のもの」二枚・24カ月/13640円 ・③自動車税納税証明書(車検用) ※前年度滞納は本年度の証明書にに記載されるから、 前年度滞納がなければ本年度(直近年度)のものだけでOK。 ・④二輪定期点検整備記録簿 ※書式はありません。こちらを使ってください。→平成27年改正対応版 ・⑤メールで送られてくる予約番号 ・⑥継続検査申請書 ・⑦自動車重量税納付書(検査自動車) ・⑧審査依頼書・審査結果通知書 ・⑨自動車検査登録印紙 400円→⑧に貼付 ・⑩自動車審査証紙 1300円→⑧に貼付 ・⑪重量税印紙 5000円→⑦に貼付 ※⑥・⑦・⑧ の用紙については以前は1セット30円。現在は無料です。 ・作成するのは④・⑥・⑦・⑧の4種類。 ・車検だけにかかる費用は自賠責2年と重量税込みで 20370円。 自賠責と重量税を除いたら、たったの 1730円。 あなたは、バイクの車検費用をいくら払っていますか? |
b.書類の書き方
たくさんのサイトで紹介されています。→おすすめ
以下は自分用のメモです。
※二年前のものと書式が変わっています。
⑥.継続検査申請書(専用3号様式)
・一番上の欄
A.(7.有効期間) →4(2年検査車)
・真ん中の欄
B.(21.自動車登録番号) → ナンバー
C.(22.車台番号) → 車検証車台番号の下7桁
D.(109 受検形態) → 車検証の使用者が受検する場合は 1 、使用者以外の者が受検する場合は 2
E.( 100..走行距離計表示値) → スピードメーターに表示されている数字・下二桁切り捨て・100㎞単位※mileの場合はmile枠にマーク
※以上マークシートのため鉛筆で書くこと
・.申請人欄
F.(使用者) → 車検証の使用者の住所・氏名・印鑑
※使用者が受検する場合は受検者欄の記載不要
※使用者本人の直筆の場合は押印を省略できる。
G.(宛名) → 三重(運輸支局長・運輸管理部長殿) ※「運輸支局長・運輸管理部長殿」は印刷されているからその前に書き入れる。
H.(日付) → 受検日
※記載例→→こちら
⑦自動車重量税納付書(検査自動車)
A.(提出年月日) → 受検日
B.(車両番号又は車台番号) → ナンバー
C.(使用者) → 使用者の名前と住所(車検証通り)
D.(自動車検査証の有効期間) → 2年にレ
E.(納付税額) → 5000円 ※重量税額
F.(自家用・事業用の別) → 自家用しかないからそのまま
G.(自動車の区分等) → 二輪の小型自動車にレ
H.(自動車重量税印紙貼付欄) → 5000円の印紙を貼る
※記載例→→こちら
⑧審査依頼書・審査結果通知書(様式1)
A.(自動車登録番号又は車両番号) → ナンバー
B.(原動機の形式) → 車検証通り
C.(車台番号) → 車検証通り
D.(走行距離計表示値) → スピードメーターに表示されている数字・100㎞単位・㎞かmileに○→これが新しい車検証に記載される 。
E.(使用者の氏名又は名称) → 車検証通り
F.(予約) → 予約日・ラウンド・番号
※予約番号は541N-130905-3005→2013年9月5日の3ラウンドの005番目→(予約) 5日・3ラウンド・3005番
G.(受検者名及び連絡先) → 使用者が受検する場合も記載。
・手数料納付書(印紙貼付欄)
H.(検査登録印紙/国土交通省) → 自動車検査登録印紙(400円)
I.(自動車審査証紙/自動車検査法人) → 自動車審査証紙(1300円)
※記載例→→こちら
c.検査法人や陸運局がHPで書類の記載方法や検査の手順を紹介しないのはなぜ?。
前回は代書屋さんで⑥⑦⑧の書類を作成してもらいました。そのコピーを見ると、
・⑥ 継続検査申請書のD (受検形態) は空欄
・⑧ 審査依頼書・審査結果通知書のG(受検者名及び連絡先) は空欄
前回はこれで受付を通っています。しかし、今回は記載を要求されました。
まさか、「代書屋さんの作った書類はそれでよくて、ユーザー(素人)の作った書類はそれではダメ」ということはないでしょう。
二年前と書類の記載方法が変わったのでしょうか?
※記載見本がある
前回のユーザー車検では『記載見本がない』と思っていましたが、ちゃんとありました。
書類を提出する方の棟に「よく分かる記載見本」がありました。
しかし、陸運局や検査法人はこれをなぜHPで公開しないのでしょう。
HPで最新の書式と記載方法が分かれば、いちいち窓口で追加記載や訂正をさせることが少なくなるはずです。
「書類記載例・作成方法を公開すると代書屋さんの仕事がなくなる」から?
それとも、『追加記載や訂正が多いことの実績を作って、だからユーザー車検はダメなんだ!』と働きかけるため?
そういえば、検査方法の説明もHPで公開していませんね。
写真撮影も禁止です。
これも『ド素人がマゴマゴするから検査がスムーズにいかない』ことを主張するための実績づくり?
規制緩和で車検制度が変わった以上、これを元に戻すことはできません。
それが時代の流れだからです。
『だからダメなんだよ!』と嘆いていても新しい流れを止めることはできません。
それよりも、『こうすればダメにならないよ』と新しい流れを成長させた方が自分たちの利益になります。
これだけ多くのサイトが、ユーザー車検の書類作成・検査方法を説明しているのはなぜでしょう?
それを陸運局や検査法人がやっていないからです。
テストをする方が、そのテストの正解を公開しないから、テストを受ける者が正解を探しているのです。
陸運局や検査法人はテスター屋さんの姿勢を見習いましょう。
d.提出書類の順番
※陸運局の作成見本には「提出するときる書類の順番」は記載されていませんでした。
あるサイトで紹介されていた順番は、
・1.審査依頼書・審査結果通知書
・2.車検証
・3.継続検査申請書
・4.重量税納付書
・5.納税証明書
・6.自賠責証書
・7.点検記録簿
これが陸運局や検査法人の指定するものかどうか分かりません。
この書類の順番も含めて、検査に必要なすべての手順を公開するべきでしょう。
★★10
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まずは、プレスとスクワット。
ホームジムならこれで孫の代まで。
・最近、FJもタマ数が少なくなってきました。 三気筒のGXほどではありませんが、 そろそろシャフトドライブ・XJのお仲間になりそうです。 そう言えばジェネシスFZもそろそろ旧車の仲間入り。 ・FJは「乗りやすくて値段が安い」から選んだのですが、 空冷と一昔前の丸っこいスタイルが気に入っています。 ・この時代のバイクには今の高性能バイクにはない温かさがあります。 と言ってもNINJA 1000 に乗れば、その戦闘的なシャープなスタイル、 水冷エンジンと太いタイヤが気に入るでしょう。 だから、FJへのほめ言葉は「甘いレモン」。 ・「すっぱいブドウ」か「甘いレモン」かは別にして、 目の前にあるFJをもっと楽しまなければなりません。 ・「それにしても、ハンドル位置が遠いなぁ…。」 ・目標は「次回車検までの走行距離を 2000㎞オーバーに」。 ※以上はメーカーHP。 |
ブローバイガスとは未燃焼の混合気がクランクケースに戻ってきたものです。
このガスをエアクリーナーに戻して、もう一度シリンダーに送って燃やすのです。
このパイプはクランクケースのエンジン型番刻印の奥から出て、エアクリーナーボックスの前につながっています。(上の写真左)
クランクケース側の取付部は燃料ポンプの方からのぞけば見えます。(クランクケースの方からのぞいても見えません。上の写真右)
エアクリーナー側の取付部はタンクを外しただけでは見えません。
このパイプの亀裂や損傷を確認するためにはキャブレターを外さなければならないのです。
少々厄介です。
なお、このパイプは廃盤となっています。
b.二次空気供給装置の機能
「そんな装置がついているのかどうか」分かりません。
もちろんそれを点検することもできません。
「該当なし」としました。
c.一酸化炭素等発散防止装置の配管の損傷,取付状態
これも不明だから「該当なし」。
d.燃料蒸発ガス排出抑止装置の配管等の損傷
不明だから「該当なし」
e.チャーコルキャニスタの詰まり,損傷
同じく、不明だから「該当なし」
f.燃料蒸発ガス排出抑止装置のチェックバルブの機能
同じく、不明だか「該当なし」
g.アイドリング時のCO濃度
サービスマニュアルでは「標準CO濃度は5.5%~6.5%」(P.3-18)
しかし、すべての項目を点検していれば測定しなくてもOKだから、記載せず。
h.アイドリング時のHC濃度
サービスマニュアルに測定方法・調整方法の記載なし。
これも、すべての項目を点検していれば測定しなくてもOKだから、記載せず。
以上、今回の記載状況です。
これらについて新しい情報があれば更新します。
3.その他
a.光軸調整せず
今回は「前回車検時からヘッドライト周りを触っていないこと」、「前回車検時から1700㎞しか走っていないこと」からテスター屋さんで光軸調整をしませんでした。
前照灯検査で×が出れば、テスター屋さんに行くことにしていました。
少々、不安でしたがスンナリ「〇」。
b.二人の年配オバサン
検査が終わって書類をユーザー車検係に持っていくと、姉妹らしい年配オバサンが二人。
どうも、車のユーザー車検の書類提出を二人でしているらしい。
しかし、書類不備
若い係員はせっせと訂正の指示。
オバサンたちは免許証を出したり、携帯電話の番号を出したり。
係員『納税証明書がありませんが……。』
妹らしきオバサンが、『ここに入っている。』と車検証や取扱説明書の入ったビニールホルダーを係員に渡す。
係員はその中から納税証明書を探すが見当たらない。
係員『別棟で納税証明書を取ってきてください。』
オバサンたち『どこにいくの? どうやってやるの?』
係員は館内地図を出して、根気よく説明。
『代書屋さんでやってもらいなヨ!』と言いたくなるのを我慢する私。
いつ終わるか分からないので、隣のコーナーに書類を提出。
こんな程度で車のユーザー車検が取れるのでしょうか?
書類だけでこの程度だから点検整備なんかしているはずがありません。
あまりにもユーザー車検をなめているのではないでしょうか?
「自分で乗る車だから自己責任で」のユーザー車検だけれど、車の故障・事故は他の人や交通環境に迷惑がかかります。
ユーザー車検を受けるユーザーは しっかりとした自覚が必要です。
★★
【3】2017.09.07.FJ1200・第四回目のユーザー車検終了
ユーザー車検も四回目となると大儀ではありません。
整備・点検に一日、持ち込み車検に半日だけです。
整備はバッテリー充電、ギヤオイル交換、プラグ点検・交換、プレーキパッド点検とテスト走行くらいです。
a.プラグはぐらいは新品に。一本400円だから…
プラグを外してみると腐食や汚れで見すぼらしい状態。
多分、前回の車検でも交換しなかったはず。
二年に一回くらいは新品に換えましょう。
・NGK-DPR8EA-9。 ホームセンターで一本400円。 ・DENSOならX24EPR-U99 プラグ交換用に18Mのディープソケットも1229円で購入。 これがあれば取り外し取り付けの作業がし易いしトルクレンチも使えます。 この二倍くらいの長さのディープソケットの方が使い易いようです。 ただ、差し込み口が小さいので変換プラグが必要です。 |
・400円×4 でこれだけ違います。 ・新品なら電極をワイヤーブラシできれいにする必要はありません。 |
・イグニッションキーを入れると燃料ポンプから音がしない。 通常なら 『ブ、ブ、ブ…』と鳴ります。 当然、エンジンはかかりません。 ・燃料ポンプカプラーを外し、 バッテリーと直結(バッテリーブラス→青/黒端子、バッテリーマイナス→黒端子) → 作動なし。 ・前回走ったのは一年くらい前だけど、RMXを整備するときはFJを車庫からFJをバックで出します。 そして、車庫に入れる時は押すのが重いのでエンジンをかけて動かします。 この前に動かしたときは何の問題もなくエンジンがかかったのに…。 燃料ポンプはこのように「突然死」するのでしょうか? ・「原因究明はまたあとで」と、取り敢えずストックの中古ポンプを取り付け。 もちろん問題なく作動。 ・FJの燃料ポンプは中古部品で入手することが難しくなりましたが、 社外・汎用のポンプが3000円程度で入手できます。 |
c.その他
イ.今までと同じこと
トラックでバイクを何台か運んできてユーザー車検を受けている人のバイクが「前照灯検査」で「×」が出ていたこと。
FJは四年前に光軸調整をしただけで今回も光軸調整をしませんが、あっさりと「〇」。
この人達は光軸調整をしないで車検を受けに来ているのでしょうか?
ロ.今までと違ったこと
① 用紙が無料になったこと。
今までは、一部30円だったはず。
そう言えば代書屋さんのカウンターの前に色々な用紙が置いてありました。
②定期点検記録簿をしっかりと点検されたこと。
前回は書類最終チェックで記録簿をしっかりと点検されましたが、今回は書類受け付けのときにしっかりと点検されました。
多分、平成27年改正で追加された項目についてチェックしていたのでしょう。
そして、二輪整備業者が使う自動車協会の点検整備記録簿と項目の順番が違うのでチェックに時間がかかっていたのでしょう。
点検記録簿はこちらからダウンロードしてください。エクセルで作成してあります。→→→ こちら
※最初のシートが以前から使っていた記録簿、二番目のシート ( 協会版 ) が自家用車協会の二輪車用・別表7と項目・内容を同じにしたものです。
受け付け担当がチェックしやすいように協会版を使ってください。
車両検査時に邪魔だったヘルメットやジャケットはシートにネットでくくりつけ。 なぜか、今回も車体の巾・高さ・長さの計測なし。 ただし、あちらこちら念入りに打音検査。増締めチェックが必要ですネ。 |
前回車検からの走行距離は2300㎞。 今回は頑張りました。 |
もっと軽くて、リヤタイヤの太いリッターバイクに乗り換えたいのですが、
この7年間でコツコツ集めた予備部品は「メインフレームがあればもう一台組める」ほどの量。
この努力と予備部品を無にするのがもったいないので、乗り換えられません。
もし乗り換えるとしても「現在の4CCから程度の良い3XWに」でしょう。
リッターバイクはこの重いFJが最後になりそうです。
・メモ-2018.09.23 エンジンオイル交換
・ オド : 29793.6㎞
・ オイル : moridrive silent + / API・SN / 10W-30
・ ドレンワッシャ : PIAA DP31 ( ホンダ・マツダ・スズキ・いすゞ用 / 22×14×2 / アルミ )
※ドレンボルトが13.8㎜Φ / ツバ外径23㎜Φ だからジャストフィット
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国産ではないけれど「いい味」。
※トライクの法的取り扱い
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