RMX-SJ13 整備資料



 2018.06.27. モタードRMX② のギヤオイルが黒くて燃費が悪い-その6 / その後





モタードRMX② の燃費は「12~13㎞/㍑」から「17~18㎞/㍑」に改善されました。
燃費悪化の原因は「サイレンサーのウール炭化」と「リヤスプロケット小径化によるチェーンとチェーンガイドの干渉」らしいが確かではありません。
前15枚×後44枚で「より強くブレーキングして、アクセルをよりたくさん開ける」。
「急制動・急加速」の楽しい乗り方をしているので、この燃費をもって「燃費悪化が解消された」と結論づけました。


作業ミスでラジエターの液漏れ
ギヤオイルを1ランクアップ
チャンバー塗装に耐熱塗料は必要?
チャンバーの自熱では焼き付け硬化できない
アクリルラッカーの耐熱温度・チャンバーのアクリル塗装
オイルポンプからのオイル漏れ
タコメーターの取付
燃費再計測
総括「ギヤオイルがすぐに黒くなるし燃費が悪い」の原因は何だったのか?



1.エンジン⑤-4での燃費再測定の前に

    
a.ラジエターの液漏れ


・エンジンを⑤-4に載せ変えてエンジンをかけてみると、左ラジエターの下側から緑色の液漏れ。
  冷却液がチャンバーに垂れて 「 ジュウ、ジュウ 」 。

・オフ走行などしないのになぜラジエター破損?
  今まで 7年間も問題なかったのになぜ急に?

・「 寿命というのは突然やってくるのか!」
  しかし、一つだけ思い当たるふしが。


・取り外した液漏れをしている左側ラジエターです。
・「 思い当たるふし 」 は下側左端のナット取り付け部。
・のぞいてみると、チューブに穴があいている。


・チューブに穴があいている部分は冷却水リザーバタンクの上側の取り付け部。 ・この取り付けボルトが長かったのでボルトがフィンを押しつけ、
  チューブを引っ張ってチューブに穴を開けたのです。
・同じような小さいボルトがあるので、取付のときに間違ってしまったのです。
  確かに 「 あれっ?ちょっと長いぞ…。」 と思ったのですが。


・ストックのラジエターは二個。
  なぜか、どちらも水温センサーのコードなし。

・同じような程度なので、左側の左ラジエターを取り付けました。

 「 この部品は壊れたことがないから必要ない 」 と中古部品の収集を怠けてはいけません。

・まさかのドライブシャフト溝欠損に続き、初めてのラジエター損傷。
  部品損傷は人為的なミスでも生じるのです。

・なお、
  「この位の穴なら金属パテかエポキシ接着剤で塞いでやれば問題ないだろう。」と思いましたが、
  ネットで調べてみると色々問題が出るようなので、修復を諦めました。


     
b.ギヤオイル銘柄変更


・今まで使っていたのは右側の4リットル缶で1200円程度の安物。
  「2st のギヤオイルはシリンダーの中を循環しないから安いもので充分」と考えていたからです。

・しかし、あまりにもすぐに黒くなるので、左側のものに。
  Moly Green から Mori Drive へ。
  なにかよく似ていますネ。

・1グレードアップで価格は二倍。
  オイルの色は緑です。
  こちらを 750㏄キッチリ入れました。


    
c.チャンバーに耐熱塗装は不要?
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イ.自熱では焼き付け硬化させられない

エンジン⑤-3 に換装する前にチャンバーの詰まりを懸念してストックのチャンバーに交換しました。→→→こちら

そのチャンバーを塗装しました。

・チャンバー塗装ですから耐熱塗装が必要でしょう。
・使うのはFJのマフラー塗装で残った、KURE耐熱ベイントコート/艶消しブラック。
  →こちら
・「 乾燥後、対象物の熱を使って 200℃×1時間で焼き付け硬化させる」
・その前に、チャンバー各部の温度を測ってみました。※赤外線放射温度計使用/放射率 0.95
・a : 150℃、スロットルを少し開けると 170℃
・b : 140℃
・c : 126℃
・d : 115℃
・e : 100℃
・どの部分も自熱で 200℃ になりません。
  しかし、エンジン回転数が上がるともっと高温になるだろうから、
  a~b の部分と c~d の部分を耐熱塗装しました。


焼き付け硬化は実際の走行による「自熱」で行います。

100㎞程度走行したあとの状態は、

・a~b 部分は 「 ツブツブ状態 」 。※注意
・c~d 部分は硬化せず 「 温まると軟らかくなる状態 」。
・a~b 部分は、「熱で軟化→塗装が流れる o rホコリが付着→冷めて固まる」を繰り返したのでしょう。
  チャンバー取付け部付近(a~b)はフルスロットルがある状態でも自熱で硬化しません。
  硬化させるためには外から200℃以上の熱を加える必要があります。


※注意
・ この 「 ツブツブ状態 」 を次のように説明するサイトがあります。→→→こちら
  「 特にバイクのマフラーなどでありがちですが、いきなりエンジンを高回転させて温度を高くさせたりすると、 塗膜の中の水分や、溶剤が一気に蒸発し、気泡が発生します。
     そうすると、せっかくキレイに塗った塗膜がボコボコになってしまいます。」
・ しかし、FJのエキゾーストパイプではエンジンをかけてすぐに300℃以上になり、耐熱塗装はモウモウと白煙を上げて一気に硬化しますが表面が凸凹するようなことはありません。

    
ロ.アクリルラッカーの耐熱温度

アクリルラッカーの耐熱温度は 「 80℃,100℃,120~150℃ 」 といろいろ説明されています。→→→ 80℃100℃120~150℃

チャンバーで一番温度が高くなる部分は「150℃~170℃」だから耐熱塗料が必要かどうか微妙なところです。

耐熱塗料を使うに越したことはありませんが、自熱で焼き付け硬化できなければ硬化させる方法がありません。
※「 素人ではオーブンに入れて焼くことくらいしかできない 」 ようです。

アクリルラッカーより耐熱性のある黒染めスプレーも候補に上がりますがガソリンやパーツクリーナーで簡単に剥がれるとのこと。→→→こちらこちら こちら 

まずは、アクリルラッカーで塗って様子をみることにしました。
「 耐熱温度を過ぎたら燃え上がる 」 ようなことはないでしょうから。


そこで、取り外したチャンバーとストックのチャンバーを発泡パイプクリーナーで洗浄したあと、つや消しのアクリルラッカーで塗装しました。
※発泡パイプクリーナーの効果はたいしたことはなく、汚れた洗浄液はほとんど出ませんでした。

・左側はストックの傷だらけのチャンバー。
・右側はずっと使ってきた取り替える前のチャンバー。
・いずれも発泡パイプクリーナーで洗浄?済み。
・これが、アクリルラッカーで塗装したあと。
  きれいに仕上がります。


・150℃~170℃になるラャンバーの先端部分(a~b)もきれいな仕上がりです。
・耐熱塗料なら、「 溶ける→流れる→固まる 」でブツブツ状態になります。


耐熱塗装してブツブツ状態になったチャンバーとアクリル塗装したチャンバーのどれを取り付けるか?

  重さを測ってみました。

・a.耐熱塗装をして取り替えたチャンバー : 5.4㎏
・b.今まで使っていたチャンバーでアクリル塗装をしたもの : 5.8㎏
・c.ストックの傷だらけのチャンバーでアクリル塗装をしたもの : 5.6㎏

  軽いものほど内部のタールが少ないと言えます。

  タールの少ないのは耐熱塗装をして取り替えたチャンバー。

  しかし、アクリル塗装の耐熱性を知りたいので、c を採用。

  アクリル塗装の耐熱性の結果は以下に追記していきます。
  2500㎞走行でこうなりました。 → 空焼き硬化にカセットバーナーを使う

 

   ★★30       
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d.オイル漏れはどこから?


いろいろと不具合が出てきます。
ふと気がつくとエンジン下に少々のオイル溜まり。
どうも、オイルポンプのオイル入り口パイプから漏れたよう。

エンジンを載せ換える場合、オイルポンプはそのままにしてエンジンだけを換えています。
これはエンジンにオイルポンプを付けたまま載せ換えると、ワイヤーの取り外し取り付けのためにオイルポンプ側のカシメを開いたり閉じたりしなければならないからです。
カシメを何度も開いたり閉じたりすると 「 カシメ部 」 が損傷するのではないかと懸念するからです。

※ただし、オイルポンプをエンジンに取り付けておきそのままエンジンを載せ換えれば、
  オイルパイプグロメットを取り付けたり、シリンダー側のオイルパイプを取り付けたりする作業はなくなるのでその点は楽です。

オイルポンプのパイプはオイルタンク側,キャブレター側,シリンダー側を外し、オイルポンプ側のパイプは外しません。
しかし、最近の度重なるエンジンの換装で、同じオイルポンプを取り外したり取り付けたりしているのでオイルポンプ側のパイプが引っ張られ、取り付け部が緩んだのでしょう。

  これがオイル漏れ。
  こんなのを見ると嫌な気分になります。
  これがギヤオイルならウォーターポンプのシール不良。
  エンジンオイルならオイルポンプからの漏れ。
  右端が漏れたオイル。
  真ん中がエンジンオイルのCCISで青色。
・左端がギヤオイルで緑色。
  漏れていたのは青色でエンジンオイルです。


確認のために、

  オイルポンプの下をに紙を敷いて二日間放置。
  これだけのオイルが漏れだしてきました。。
  オイルポンプからのオイル漏れを紙で受け止めているので、
  床にオイル漏れの痕跡はありません。「ギヤオイル漏れなし」を追認。


漏れている箇所は オイル流入口。

オイルラインが完全に閉じていればオイルポンプが作動しない限りオイルは流れません。
しかし、オイルラインのどこかに隙間があれば自然落下でオイルが流れてきます。

  これが、オイル流入口のパイプの状態。
  ここまで拡がるとクリップやタイラップで留めても僅かな隙間ができます。
  取り付け部からすぐに曲がっていることも影響しています。
  純正のオイルパイプセットは4000円弱でとても高い。※ 16820-29E01
  以前に入手した 「 RMX部品詰め合わせ 」 に入っていましたのでこれを使いました。


なお、このオイルパイプの寸法は、

・オイルタンク~オイルポンプ : 内径 / 4.5㎜Φ、 外径 / 8.5㎜Φ、 厚さ / 2.0㎜
・オイルポンプ~キャブレター・シリンダー : 内径 / 1.8㎜Φ、 外径 / 4.8㎜Φ、 厚さ / 1.5㎜

探せば汎用品がありそうです。


    
e.その他


・ エンジン⑤-4は ⑤-3 のときからインテークマニホールド下に混合気の滲みが出るので、ガスケットを新品にしてリードバルブとインシュレーターの間に液状ガスケットを薄く塗る。

・ なぜか、冷却水ドレンボルトからの液漏れ。ガスケットの予備がないので液状ガスケットをボルトに薄く塗る。

※各種ドレンボルトのガスケット ( 胴orアルミワッシャー ) は純正部品より汎用を捜した方がよいでしょう。
・ ギヤオイルドレンボルト ガスケット:
・ ギヤオイルチェック孔ガスケット : ボルト / M6×首下9.5㎜、ガスケット / 
・ 冷却水ドレンボルトガスケット : ボルト /    、ガスケット / 内径 6㎜Φ・外径12㎜Φ
・ オイルポンプチェック孔ガスケット :
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f.タコメーター取り付け


Amazon で他商品を購入する機会がありましたので、前々からリストに入っていたタコメーターを入手しました。

 ① タコメーター本体 / LP-B707
 ② タコメーター取り付けステー 150㎜×32㎜×3㎜ / 260円
 ③ 両面テープ 厚さ1.0㎜ / 267円
 ④ 12㎜Φスパイラルチューブ / 1m・108円

 タコメーター本体寸法 : 横52㎜×縦46㎜×厚さ20㎜、取り付け穴 4.4㎜Φ、取り付け穴間 63㎜



取り付け場所はハンドルクランプ。

 ① ハンドルクランプボルト : 7㎜Φ、 左右ハンドルボルト中心間 : 100㎜
 ② 前後ハンドルボルト中心間 : 35㎜、前ハンドルポストボルト中心~メーター : 10㎜
 ① を満たすステーがホームセンターにありました。
 メーター自体を取り付ける穴 ( 穴 4.4㎜Φ、穴中心間 63㎜ ) に適合する場所にも穴がありました。
 メーターを両面テープでステーに貼り付け、さらにビス留め。
 両面テープは振動を緩和するため。
 写真のメーターは保護フィルムを貼ったままです。


 点火パルス感知コードはメインハーネスに沿ってプラグコードまで。
 これをスパイラルチューブで取り付け。
 感知コードをプラグコードに巻き付け、スパイラルチューブで取り付け。
 スパイラルコードは60㎝くらいしか必要ない。


(操作)

・電源ON : S1 と S2 を同時押し。
・設定 : S1 を長押し→「01→02→03→04→05」、01-点火2/1回転、02-点火1/1回転(2st/初期設定)、03-点火1/2回転(4st)、04-回転数非表示、05-電源OFF待機
・電源OFF : S1 押し→05でS1を離す→S1 とS2 を同時押し20秒→00000~99999で離す。
※電源をOFFにすると初期設定に戻ってしまう。
※電源をOFFにしていてもエンジンをかけると初期設定で電源ONになる。( いちいち電源をONにする必要はないが、エンジンをかけた場合はいちいち電源OFFの操作が必要 )
※使用時間表示 ( アワーメーター ) についての各種設定も可能。但し、電源をOFFにすると各種設定も累積使用時間も消えてしまう。
※電池交換はできないので使い捨て。

(使用感)

・エンジンをかけたら1500+α回転を表示。
  「少し高くない?」とマニュアルを調べたら 「 アイドリング : 1500rpm 」
・最大出力 : 40PS/8000rpm、最大トルク : 3.8㎏-m/6500rpm。
  8000rpmを超えると急激に出力が落ちるので、エンジン保護のためにも8000rpmを限度にする。
・だいたい6000rpm~8000rpmで走っている。
  但し、2速・3速の加速でワイドオープンにすると8000rpmを超えるので注意。
  通常では4速・5速で8000rpmを超えることはない。
  4速で8000rpmにしようと思うと長い直線でアクセルを開け続けなければならない。5速で8000rpmは無理。(前後17インチ、F15枚×R44枚)
・スロー調整(AS調整)で回転数が見えるのは便利。
  但し、表示回転数がリニアに反応するので「回転が上がったのか下がったのか」が判らない。全体の表示数値から判断するしかない。
  「2.5では1500rpm以下になることはないが、2.25では1500rpm以下になることがある→2.5のがベター」

(総評)

・エンジン保護・8000rpm遵守のためには役に立つ。
・機能は充分だが 「2000円で使い捨て」では少々高い。
・電源OFFの操作がややこしい。電源OFFでもエンジンをかけると電源ONになるのはお節介。
    

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2.燃費再測定


a.第一回

・ オド : 22340.7㎞、トリップ : 0.00㎞、ガソリン : 10.25㍑入れで満タンに。、エンジンオイル : スタンドアップでギリギリ満タン。
   レース用イグナイター、キャブレター設定 : MJ 195、PJ 30.0、JN 6BGK1-2段目、AS 2.0戻し。
   チャンバー : 自重5.4㎏ の耐熱塗装をしたもの。
・状況 : 165号線、「 開けられるだけ 」。

・オド : 22501.1㎞、トリップ : 160.3㎞→実走行距離=160.3×0.844≒135.3㎞、ガソリン残 : 3.3㍑→使用 11-3.3=7.7㍑
・燃費 : 135.3÷7.7=17.57㎞/㍑
・エンジンオイル消費量 : 185㏄、エンジンオイル消費率 : 0.73㎞/㏄、オイルタンク容量 : 1100㏄+200㏄(予備)=1300㏄→ 949㎞ 走れる。

( 評価 )

・直近の「エンジン②-3での17.53㎞/㍑(こちら)」と同じくらい。
・燃費悪化の原因は「サイレンサーのグラスウール炭化」だったのだろうか?
  サイレンサーのグラスウール交換→キャブレター設定変更で燃費が改善されたのか?

b.第二回


・オド : 22501.1㎞、トリップ : 0.00㎞、
・ガソリン : 2.0㍑ ( 混合、オイルラインエア抜きに少々使う )+7.2㍑=9.2㍑、エンジンオイル : スタンドアップでギリギリ満タン。
・レース用イグナイター、キャブレター設定 : MJ 195、PJ 30.0、JN 6BGK1-2段目、AS 2.0戻し。
・チャンバー : 自重5.6㎏ のアクリル塗装をしたストックのもの。

②.2018.09.16
・オド : 22575.8㎞、トリップ : 74㎞  
・ガソリン : 5.65㍑ ( これで満タンになる )
・設定 : 同じ。7~8月は乗っていない。近場のみ。
①~②の燃費 : 実走行 / 74.7×0.844=63.0468㎞、使用したガソリン : 9.2+5.65-11.0=3.85㍑ → 16.38㎞/㍑

③.2018.10.07/リヤを44枚にする・165号線
・オド : 22735.4㎞、トリップ : 234.3㎞・165号。
・ガソリン残 : 3.1㍑、ガソリン入れ : 3.1㍑ / エンジンオイル入れ : 365㏄ ( リフトスタンドで上げ、オイルタンク口まで。)
・キャブレター設定同じ。
・リアを44枚にする。(2018.10.14)
・ガソリン追加 : 6.8㍑(2018.10.14)
・フロントフォークオイル交換(2018.10.13)

・①~③の燃費 : 走行 : 234.3㎞→実走行 : 234.3×0.844=197.75㎞、ガソリン消費量 : 9.2+5.65-3.1=11.75㍑、燃費 : 197.75÷11.75=16.83㎞/㍑
・①~③のオイル燃費 : 消費オイル : 365㏄、オイル燃費 : 197.75÷365=0.54㎞/㏄
  ※オイルタンク/1100㏄(予備200㏄)→予備を除いて900㏄→0.54㎞×900㏄=486㎞→熊野往復300㎞は充分。
②~③の燃費 : 走行 : 22735.4-22575.8=159.6㎞→実走行 : 159.6×0.844=134.7㎞、ガソリン消費量 : 満タン-3.1㍑=11-3.1=7.9㍑、燃費 : 134.7㎞÷7.9㍑=17.05㎞/㍑

④.2018.11.01/リヤを44枚にしてから二回目の165号
・オド : 23047.6㎞、トリップ : 546.5㎞ 
  初めにガソリン6.85㍑入れ。ガソリン残は1.5㍑(1.5㍑は戻す、現在タンク内は1.5㍑)、オイル追加535㏄(現在満タン)。
  ③からのガソリン消費量 : ③残+③追加+④追加-④残=3.1+6.8+6.85-1.5=15.25㍑。
  ③からの走行距離=(23047.6-22735.4)×0.844=263.5㎞

③~④の燃費=263.5÷15.25=17.28㎞/㍑
③~④のオイル燃費 : 535㏄(スタンドアップで満タンまで)、③からのオイル消費量(1㏄で何キロ走れるか) :263.5÷535=0.49㎞/㏄
※リアブレーキパッド交換(古いのはパッド厚が中心で2㎜、端の方は崩れて 0.5㎜になっていた)

(考察)
・燃費は17㎞/㍑程度で変わらず。リヤ44枚で少し燃費がよくなったか?
・燃費が変わらなければオイル消費量も変わらないはずだが、全体的に回転数を上げているのか?

⑤.2018.11.09・リヤ44枚・マンボウ往復
・オド : 23306.5㎞、トリップ : 230.5㎞、設定はAS/2.5。
・帰りに大内山でガソリン6.5㍑追加。
・エンジンオイル消費300㏄ ( 走行後スタンドアップで給油口まで入れると300㏄ )
・ギヤオイル交換
  色は黒いがやや緑かかっている。( もとの色は緑 )
  粘度はある。シャブシャブではない。
  排出量は720㏄、入れたのはカップ付着残りを考えて665㏄。

⑥燃費計測再開  

(2019.02.02~02.18)
・近場+165
・リヤ44枚、レース用イグナイター
・オド/23364.0㎞(トリップ/0㎞)で、タンク空→ガソリンを4㍑入れる。
・2019.02.05 20㎞程度試乗。ガソリンを7.75㍑入れる。
・2019.02.18 オド/23592.1㎞・トリップ/227.8㎞
  ガソリン残り測定→残りは1.4㍑、エンジンオイル追加(スタンドアップで注ぎ口まで)=450㏄、抜いたガソリン1.4㍑を入れる。
・走行距離=(23592.1-23364)×0.8446≒192.57㎞
・消費ガソリン=4+7.75-1.4=10.35㍑
燃費=192.57㎞÷10.35㍑≒18.61㎞/㍑

(2019.02.18~2019.03.13
・2019.02.18.オド/23592.1㎞でガソリン・ゼロより1.4㍑入れ、エンジンオイル満タン。ハンドルはCB750用。
・2019.02.21.ガソリン追加 7.75㍑
・2019.03.02.ガソリン追加 6.61㍑
・2019.03.08.ガソリン追加 3.56㍑ ハンドルはトラッカースペシャル
・2019.03.09.ガソリン追加 7.2㍑

・2019.03.13.オド/24019.5㎞→走行 : (24019.5-23592.1)×0.8446=427.4×0.8446=361㎞
・ガソリン残 : 5.99㍑→ガソリン消費量 : 1.4+7.75+6.61+3.56+7.2-5.99=20.53㍑
燃費=361÷20.53=17.58㎞/㍑
・オイル入れ : 375㏄/スタンドアップで入口まで→オイル消費量 : 375㏄
・オイル燃費(㎞/㏄)=361㎞÷375㏄=0.96㎞/㏄
※前回燃費 18.61㎞/㍑→今回燃費 17.58㎞/㍑。ハンドルを換えて積極的に走るようになったから?
※ギヤオイル交換(
・前回交換は23306.5㎞、注入量 665㏄。走行=(24019.5-23306.5)×0.8446=602㎞
・排出オイル : ややガソリン臭あり、黒いが粘度ある。容器の縁に付着したオイルは「元が緑だったこと」を推測させる。排出量=700㏄→やや増えている
・注入オイル量=650+20㏄程度=670㏄
※オイルポンプが合いマーク手前になっていたので進める。ハンドル交換によるスロットルケーブル取り回しの関係か?

(2019.03.13~05.30)
・2019.03.13.オド/24019.5㎞、ガソリン・ゼロより5.99㍑入れ。エンジンオイル給油口まで。ギヤオイル670㏄入れ。
・2019.04.04.ガソリン7.63㍑追加。
・2019.05.03.24297㎞でガソリン追加7.20㍑、エンジンオイル給油口まで350㏄入れる※メスシリンダーが割れて残りが不確かなため入れた量も不確か。但し24297㎞で満タンにしたことは確か。
・2019.05.05.ガソリン7.30㍑追加。
・2019.05.12.ガソリン5.64㍑追加。
・2019.05.27.ガソリン7.30㍑追加※「オーバーフローによる漏れ」と「フロートバルブ洗浄」のために100㏄程度のガソリン消費 ※ステアリングダンパー装着開始
・2019.05.30.オド/24754.4㎞。ガソリンとオイル消費量チェック

・走行距離 : ( 24754.4-24019.5 ) ×0.8446=734.9×0.8446≒620.7㎞
・ガソリン残量=4.43㍑→05.27 のオーバーフローとフロートバルブ洗浄の100㏄程度を含めると→4.5㍑。ガソリン消費量=5.99+7.63+7.2+7.3+5.64+7.3-4.5=36.56㍑
・燃費 : 620.7÷36.56≒16.98㎞/㍑ 
  オイル消費量 : スタンドアップで給油口まで680㏄入れ。→オイル消費量=680㏄→オイル燃費(㎞/㏄)=620.7㎞÷680㏄≒0.91㎞/㏄
  ※オイルポンプの合マークが少し超えていたので調整。
  ※前回の0.96㎞/㏄よりやや悪化。原因は上の合いマーク超えとハンドル交換によりよりワイドオープンになったためでしょう。

( 2019.05.30~2019.06.01)
・2019.05.30.オド/24754.4㎞。ガソリン量4.43㍑。エンジンオイル満タン。ステアリングダンパー本格使用開始。
・2019.06.01.尾鷲熊野。オド/25136.8㎞→走行距離=(25136.8-24754.4)×0.8446=382.4×0.8446≒323㎞
  ガソリン消費量=4.43+6.14+8.85-1.9=17.52㍑→燃費=323÷17.52≒18.44㎞/㍑

    
3.「モタードRMX② のギヤオイルがすぐに黒くなり燃費が悪い」の原因は?


一体何が原因だったのだろう。

・「ギヤオイルがすぐに黒くなる」のも、「燃費の悪化」も、「エンジンに原因がない」ことは確か。

・「ギヤオイルがすぐに黒くなる」のは、「そのオイル自体の問題・オイルが安物/鉱物油」だったことらしい。

・「燃費悪化の原因はチェーンとチェーンガイドの干渉」と信じたいが、燃費計測からそれを裏付けることができない。

・燃費が好転したのは「サイレンサーのウール交換」をしてからだから、「サイレンサーのウール炭化が燃費悪化の原因」だと言わざるをえない。
  ウールにタールが溜まり、炭化してインナーパイプのパンチングが塞がれても、タールは外に排出されるだけ。
  しかし、排気ガスを押し戻すタイミングは違ってくる。
  ウール交換後、キャブレター設定が少し変わったのもこれを裏付けていると考えざるを得ない。
  もっとも、ウール炭化は前後17インチ化の前にもあったはずである。

・前後17インチで乗り方が変わったのも「燃費悪化」に関係しているだろう。
  確かに、以前の「 前17インチ×後18インチ」の時より「強くブレーキングをして、たくさん開けている」。
   急ブレーキ・急加速で燃費が悪くなるのは当然。

・燃費は「12~14㎞/㍑」から「17~18㎞/㍑」に改善された。
  「何が原因だったのか?」には答えられないが「いろいろやって、その原因が解消された」としか言えない。


つづく




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