SPnet 近況

2011.04.19 NSR その後-11

以前にガソリンコックからの漏れがあり、そのままにしておいたNSRは一応走れるようになりました。

1.ガソリンコックを交換

燃料漏れは取付部からではなく、切り替え部からでした。

この部分が外せれば、パッキンを交換してOKです。
しかし、ネジ締めではなく“かしめ”てあります。
カシメ部分を抜いてネジ山を立てることも可能ですが面倒くさい。

コック切り替えも固いので部品を交換することにしました。

Yahooオークションで捜すと、中古で2000円程度、新品だと5000円以上します。
15年以上も前の絶版名車だから純正部品も高いのでしょう。

そこで、ホンダショップで「純正部品があるかどうか」調べてもらいました。
ありました!
即注文、二日後に届きました。
値段は4378円!
なんと、
Yahooオークションより安いのです。
ノークレーム・ノーリターンではないし、送料も要らない。
「オークション=安い」神話が崩れてしまいました。

商品名:コックASSY・フューエル。
品番:16950KV3682


左が新品です。
なお、真ん中にある切り替えハンドルは含まれません。
これは古いものを使いました。

燃料「オン・オフ・リザーブ」の切り替えも軽く、やはり新品はいいですネ。



取付は簡単、すぐに終わりました。


2.エァフィルター点検

タンクを外したついでに、エァフィルターカバーを外して見ました。
なんと、フィルターがボロボロで半分程度崩れているではないですか!
また、純正部品か!

取り敢えず応急処置。
①フィルターボックスに落ち込んだエァフィルターのカスを取り除く。

エァフィルターのカスはキャブの空気入り口の中まで侵入。
もしかして、キャブの中まで入り込んでいるかもしれない。

キャブをオーバーホールするのも面倒だから、キャブクリーナーをこれでもかこれでもかと吹き込む。

「カスが解けてしまうこと」を期待。

②手製エァフィルター

この格子の上にフィルターを置いてカバーを付けます。
クッションスポンジを薄く切って代用。

「NSR乗り」が知ったら、激怒するでしょうから内緒にしておいてください。

こうなります。

あくまで応急処置ですからネ…。

3.フロントブレーキパッド交換

「チョット試運転」と走り出したら、フロントブレーキがスカスカ。

ブレーキパッドを覗いてみると、地金が出てきそうなくらいすり減っている。
さすがにこれは「手製」というわけにはいかない。
またまた、「Yahooオークションかホンダショップで取り寄せか」と迷いました。

フロントはWディスクだから、合計4枚。
パーツリストでは一枚2000円弱。

Yahooオークションで調べると…。
ありました「1set(二枚)で850円」。1/4以下です。
早速、落札。すぐにメール便で到着。
あくまで、NSRは調子維持のために動かすだけ。
金はFJの方に使いましょう。



新品はこれだけ厚さがあります。
車のタイヤを新品に変えた時に溝の深さに驚くのと同じですね。


FJのサービスマニュアルは持っていませんが、NSRのは持っています。
ブレーキパッド交換なんか30分もあればやれますが、時間は充分にあるので手順通りにやってみました。


文字が見えにくいのをご容赦願います。

フロントフォークからディスクパッド装置(キャリパブラケット)を取り外さなくてもパッド交換はできますがマニュアル通りに取り外しました。
キャリパブラケットは二本のボルトで取り付けられていますが、これには締め付けトルクが決まっています。
マニュアルでは2.4㎏-m~3.0㎏-m。

ボルトは「強く締めれば締めるほど強く固定される」わけではありません
強く締めすぎるとボルト自体にストレスがかかりボルトの強度を弱めます。
また、ボルトで固定する相手を変形させてしまいます。
フロントフォークやクラッチハウジング、シリンダーなどではアルミ合金が使われています。
これを鉄製のボルトでグイグイ締めつければ簡単に変形してしまいます。

だいたい、手で締めてから1/4~1/2でOKなのです。


その締め付けトルクを見ながらボルトを締める道具があります。
これがトルクレンチです。

トルクの単位に㎏f-mとか㎏-mがあります。
「f」はforce(力)の意味で「㎏f-m」と「㎏-m」は同じです。
「2.㎏f-m」とは「1mの長さの棒の先に2㎏の力を加えた時」に棒の根元に生じる力を表しています。
※詳しくは→→→こちら

『チョット質問です!』
どうぞ。
『Aのトルクレンチはメチャクチャ可愛いですね。バイクのどんなボルトを締める時に使うのですか?』

単位を見てください。
「㎏f-㎝」ですね。
Aの最大測定値は0.4㎏f-㎝。
つまり、「1㎝の棒の先に0.4㎏の力を加えた時に棒の根元に生じる力」で締めるボルトに使うのです。
そんな弱いボルトはバイクに使われていません。

私が「0.4㎏f-m」と勘違いして買ったものなのです。
「0.4㎏f-㎝=0.004㎏-m」ですから、Bとのつながりが二桁食い違ったのです。

友情出演してもらいました。

なお、トルクレンチがない場合はボルトを緩めるときに「合わせ位置」を付けておいて、締めるときにはその「合わせ位置」まで締めればOKです。
キャリパプラケット取り付けボルトはCのトルクレンチで「3㎏f-m+α」で締め付けました。
この「+α」が楽しいのです。


ブレーキパッドは四個のピストンで押されブレーキディスクを締めつけます。
このピストンは油圧で動きます。
ブレーキレバーを握ると油圧が作動してピストンを押し出します。

油圧作動ですから、一つのピストンを押すと他のピストンが出てきます。
ピストンの汚れがひどかったのでピストンを出してきれいにしました。

しかし…。
ピストンの一つを出しすぎてはそれが外れてしまいました。
そして、中からプレーキオイルがこぼれ出す。

結局、プレーキオイル交換→エア抜きで時間がかかってしまいました。
「過ぎたるは及ばざるのごとし」です。

なお、ブレーキパッドが減ってくるとブレーキオイルを貯めているタンク(リザーバ)のオイルが減ってきます。
ここでオイルを上限線までつぎ足すと、ピストンが引っ込みません。オイルの逃げ場がなくなるからです。

「なぜピストンが引っ込まないのかなぁ~。」と作業が行き詰まり、これに気がつきました。
「NSR乗り」に知れたら叱られますので内緒にしておいてください。


このNSRはまだまだ手を加えなければなりません。
チェーンは「これ以上引きようがない程度」に伸びています。
チェーン交換・前後スプロケ交換は必須。

前後タイヤも用交換。

バイクいじりはやり出したらきりがないのです。

バイク整備の鉄則。
「調子の悪い部分だけ修理すること」

さあ、試運転です。
ブレーキパッドを交換したら「当たり」を付けなければなりません。
久しぶりの「2st」です。
12000回転などあっと言う間。
もちろん2速ですが。
しかし、NSRは楽しいバイクですね。

排気量を300㏄くらいにしてモタードを作ってくれませんかねぇ。

あっ、そうそう。
吹け上がりでもたつくんですよ。
やはり、クッションスポンジの手製エァフィルターのせいかな?

つづく。

2011.02.26  久しぶりにオートバイのエンジンをかけました

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2011.05.30 NSRその後-2-① RCバルブ コントロール ケーブルの調整

2011.06.04 NSRその後-2-②  キャブレター清掃

2011.06.06 NSRその後-2-③ パイピングはマニュアル通りにやりましょう。

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