FJ1200-4CC 整備資料
2014.01.14 FJ 燃料ポンプコントロールリレーの交換
この記事は資料・記録用です。
検索で見つけられた方は、編集後の記事をごらんください→→→こちら
すべてが解決してからアップしようと思っていましたが、
解決するまでにまだ時間がかかるだろうこと、早急に公開しなければならない情報があることから、「書きかけ」でアップします。
進展があり次第、改訂・加筆を行います。
同様の問題に直面しているFJユーザーやV-maxユーザの参考になれば幸いです。
内容は「42Hコントロールリレーの導通チェックと純正部品の不具合」です。
燃料ポンプをコントロールしているのはリレーです。
燃料ポンプの作動がおかしかったら、まずコントロールリレーを疑わなければなりません。
『リレーは新品純正部品に替えたから大丈夫。』
その新品リレーの作動チェックをしましたか?
リレーをバッテリーに直結して 「 1端子と6端子の導通があること」を確認しましたか?
この導通がなければ「要交換」の不良品ですよ。
今回、私が入手した新品の純正コントロールリレーは 「導通なし」 。
クレーム交換で届いた二個目の新品純正コントロールリレーも 「導通なし」 。
新品リレーが二つとも「導通なし」。
いったい、どうなっているのでしょう?
42Hコントロールリレーに重大な欠陥があるのか?
サービスマニュアルの 「導通チェック方法」 に間違いや説明不足があるのか?
私の測定方法に不備があるのか?
ヤマハは クレーム対応の代替品を出荷するときに 「正常作動すること」 のチェックをしたのか?
対応進行中です。
※更新状況
現在進行中の問題で、記録 ・ 整理の必要があるので、メール内容や対応について事細かに書いています。
問題が解決してから編集します。
・2014.01.20 当方の導通測定方法に不備はない/スタータカットオフリレーとオイル警告灯リレーの導通測定→→→こちら
・2014.01.21 二度目の不良・交換フォームへの書き込み→→→こちら
二度目のクレームは一週間放置される。
・2014.01.22 Webikeからメール 『 ヤマハに問い合わせたら正常な部品であるとのことです』→→→こちら
Webikeが 問題の核心を問い合わせていないから、ヤマハはそうとしか答えようがない。
・2014.01.24 Webikeからメール 『 商品は正常品です。マニュアルの誤表記の可能性があります。」→→→こちら
「出荷時にどんなチェックをしたのか」 調査中。「なぜ正常なのか」根拠なし。
・2014.01.24 ヤマハから再度の回答 『 マニュアルのチェック方法が間違っている可能性あり他』→→→こちら
問題は、「マニュアルが間違っている」 と 「リレー自体が不良」 の二つに絞られたようです。
・2014.01.28 ヤマハから回答 『代替品出荷時に特別なチェックはしていませんでした。』→→→こちら
・2014.01.30 FJ1200,V-MAX,FZX の部品検索で 42H-85740-00 が 「在庫なし」 →→→こちら
・2014.02.03 ヤマハから中間回答 『 マニュアルの誤表記の可能性が高いのでさらに検討します 』→→→こちら
・2014.02.07 FJ1200 の部品検索で 42H-85740-00 が 「在庫あり 」 →→→こちら
・2014.02.10 前回の 『 マニュアルの誤表記の可能性が高い 』 から一週間、ヤマハは黙ってしまいました。
昨日、 Yahooオークションで 4CC の中古イグナイタ と 中古メインハーネス を入手しました。
ハーネスには 42H リレーも付属しているようです。
この 42H に マニュアルのテスト方法で 導通があったら おもしろいですね。
・2014.02.13 マニュアルの誤表記確定 →→→ こちら
現在、ヤマハはマニュアル改訂中。
42H リレーの正しいチェック方法を先行掲載。
1.自覚症状は信号待ちでのエンジンストップ
「 FJ は燃料ポンプが故障する。」
あちらこちらのサイトで燃料ポンプ故障や交換が紹介されています。
Yahooオークションの中古部品では燃料ポンプが高値で落札されています。
燃料ポンプのトラブルは二つ。
一つは、ポンプが動かなくなってエンジンストップ。
もう一つは、ポンプが止まらなくなってオーバーフロー。
私のFJ は一年くらい前にツーリング中の信号待ちでエンジン停止。
しかし、セルを回すとすぐにエンジン始動、その後はまったく問題なし。
吹け上がり、高速連続走行異常なし。
これが一度だけだったので気にしていませんでした。
ところが、最近また信号待ちのアイドリングでエンジン停止。
すぐにエンジンは始動しましたが、これはチョット怪しい。
チョイ乗りコースでもこの巨体が動かなくなったら、その日の仕事に差し支える。
健康診断のつもりでチェックすることにしました。
2.サービスマニュアルのチェック方法,ポンプ作動状況,リザーブスイッチ導通チェック
a.サービスマニュアルのチェック順番
サービスマニュアル P7-47~P7-49に記載されています。
「フュエルポンプが誤作動する。(作動しない) 」場合の点検順序は、
①ヒューズチェック
②バッテリチェック
③メインスイッチ導通チェック
④エンジンストップスイッチ導通チェック
⑤リザーブスイッチ導通チェック
⑥フュエルポンプコントロールリレー導通チェック
⑦フュエルポンプ作動チェック
⑧ワイヤハーネス接続チェック
ここまでが正常なら原因はイグナイタの不良→⑨イグナイタ交換。、
b.本当に 「燃料ポンプの誤作動」 なのか?
自覚症状はたった二回の信号待ちでのアイドリングストップ。
まずは、燃料ポンプ ( フュエルポンプ ) の作動状況をチェック。
メインキーをONにすると、『 ブ・ブ・ブ・ブ…。』 とポンプが 3~4秒作動して停止。
メインキーOFF後さらにONにするとポンプの作動なし。
最初のONでキャブレターに燃料が十分送られているから二度目のONでポンプが作動しないのは当然。
「ポンプ作動は正常じゃないの?」
いやいや、健康でも検査するのが健康診断。
自覚症状があったから、どこかに問題がないかをチェックするのです。
c.リザーブスイッチ導通チェック
①のヒューズチェックはすぐに終了、問題なし。
②のバッテリーチェックはバッテリーを充電して終わり。13V以上あり。
③メインスイッチの導通 ・ ④キルスイッチのの導通 は省略。
メインスイッチが入って、キルスイッチが機能するからOK。
さて、⑤のリザーブスイッチ導通チェックです。
(点検方法) ・リザーブスイッチから出ているカプラを外す。 ・赤/白と赤/緑の導通をテスターでチェック ・プラスとマイナスは関係なし。 ・リザーブスイッチONで導通、OFFで切断。 ・結果は問題なし。 ※写真撮りのためにカウルとインナーパネルを外していますが、 実際には外す必要はありません。 |
続いて、⑥コントロールリレーのチェックを行います。
3.燃料ポンプコントロールリレーのチェック
a.燃料ポンプコントロールリレーはどこにあるの?
マニュアルには、「リレーアッセンブリガプラをリレーアッセンブリから切り離す」 と書いてあるだけ。
しかし、「どのリレーアッセンブリが燃料ポンプコントロールリレーなのか?」、「それはどこにあるのか?」。
どこかの質問箱に同じ質問が。
回答は、
『リレーアッセンブリのどれかでしょう。』
当たり前ですが…。
質問箱や知恵袋で役に立たない情報を探すより、自分でリレーを探した方が確実です。
リレーの黒い箱はフロントに集中しています。
※このFJは 4CC-1 で ABS なし。
マニュアルのイラストでは燃料ポンプコントロールリレーは6極、外してみれば分かります。
フロントにはレリーが五個。
・フロント周りのリレーは全部で五個。左側に二個、右側に三個。 ・なお、ABSが付いていなければリレーはこの五個とバッテリ傍にあるスタータリレーだけです。 ・以前の写真を使いましたのでメーターパネルとメーターが外してあります。 ・メーターとメーターパネルは外す必要はありませんが、カウリングは外した方がカプラ取外しが楽になります。 ・カウル取外しは 10分もかかりません。→→→取外し手順 |
・写真の左側が前です。 ・①はイグナイタ。 ※部品番号:4CC-82305-00 /販売終了 ・ 在庫なし ・②はオイル警告灯リレー。 ※G8D-117Y ・ Omron 2811D2 ※4極 ・ コードは左上から右回りに黒/赤,黒/赤,茶,黒 ※部品番号:3GM-81950-10/販売終了 ・ 在庫なし ・二つとも新品では入手できません。 Yahooオークション相場が上がらない内に入手しておきましょう。 ・なお、黒/赤とはベースが黒に赤線、赤/黒とはベースが赤に黒線。 A色/B色=A色>B色になります。 |
フロント右側にはリレーが三個
・写真の右側が前です。 ・③はフラッシャーリレー。 ※2511D2 ※3極 ・ コードは左から黒,茶/白,茶 ※部品番号:3YA-83350-00,3YA-83350-10,3486円 ※UR(選択)です。00と10のどちらが適合するのか分かりません。 ・④はスタータサーキットカットオフリレー ( マニュアルP7-15 ) ※点火・始動系統のリレーです。 ※9極 ・ コードは左上から右回りに 黒/赤,黒/赤,空色,赤/黒,黒/黄,青/黄,青/白(赤/白?),青/白 ※G8R-30Y- A ・ Omron 3011D2 ※部品番号:2UJ-81950-00 ・ 4494円 ・⑤が目指す燃料ポンプコントロールリレーのはずです。 |
当たり!
・6極 ・コードは左上から右回りに 灰色,赤/黒,赤/緑,緑/赤,黒,青/黒 ・42H/G8D-04Y/Omron 0621D2 ・燃料ポンプコントロールリレーの付いている場所は 「フロント左側の一番手前」となります。 |
b.燃料ポンプコントロールリレーの導通チェック
それでは導通チェックです。※マニュアルP7-48~7-49
・テスタレンジはΩ×1 ・バッテリ ( + ) →③端子、バッテリ ( - ) →⑤端子 テスタ リード線 ( + ) →①端子、テスタリード線 ( - ) →④端子 ・導通あればOK、導通がなければ交換。 ※回路図では、バッテリを③(+)と⑤(-)につなげると リザーブスイッチが入った状態になり、リレーに電流が入った状態になります。 なお、②はリザーブスイッチのもう一方⑥は、 フュエルセンダユニット,フュエルメーターにつながっています。 ⑤は燃料ポンプのマイナス側、①はイグナイタとつながっています。 ・結果は 「導通なし」。 ・健康診断の結果、「燃料ポンプコントロールリレーに問題あり」。 |
セカンドオピニオンが必要
・万引き犯検挙では単品禁止、病気ではセカンドオピニオンが必須。 ・ホームセンターでΩ×1レンジのあるアナログテスタを入手。 ※sanwa (三和電気計器) ・ CP-7D ・ 3980円 ※写真左側 ・このテスタでも 「導通なし」。 ・「燃料ポンプコントロールリレー交換」 を決定。 |
c.燃料ポンプコントロールリレーの部品番号はなに?
部品注文にはパーツリストの部品番号が必要です。
部品番号はパーツリストに載っています。
パーツリストで電装部品は、エレクトリカル1 とエレクトリカル2 に掲載。
そしてエレクトリカル1 とエレクトリカル2 のフロント周りには、
エレクトリカル2 に 4CCイグナイタ。
エレクトリカル1 に 次の三つ。
2UJ (スタータサーキットカットオフリレー),
3GM ( オイル警告灯リレー)
3YA ( フラッシャリレー) の三つだけ。
燃料ポンプコントロールリレーはありません。
・42HやG8D-04Y、FJ1200、フューエルポンプコントロールリレーで検索。 外国サイトで部品番号が分かりました。→→→こちらのサイト ・部品番号は 42H-85740-00、コントロールユニットアセンブリ、8915円。 ・パーツリストのエレクトリカル2 でバッテリ横にあるのがこれです。 当初のFJではここにあったのでしょう。 ・あるサイトで、 「バッテリ近くを探したけれどなかった。」と書いてあったのはこのためだったのですね。 |
この42Hは、V-MAX1200,ビラーゴ1100,FZXにも使われています。
Yahooオークションの中古部品でV-MAXやビラーゴの 6極リレーなら、この42Hです。
また、ワイヤハーネスにリレーが付いたまま出品されることもあります。
この場合は 「 6極であるかどうか」 は分かりませんが、カプラーに入っているリード線の色で判断できます。
リード線の色が、 灰色,赤/黒,赤/緑,緑/赤,黒,青/黒ならこのリレーである可能性が高くなります。
他のリレーのリード線には緑がありませんから、緑がポイントとなります。
ただし、これはあくまで 4CCでのことです。
なお、このリレーは壊れていても走りに大きな障害が出ることはなく、壊れていることに気づきません。
事実、私のFJは信号待ちでのアイドリングストップが二回あっただけで走りに問題はありませんでした。
「実動車から取り外しました」 ・ 「動作OKです」 とされていても「導通なし」 の場合があります。
100円や200円で入手しても送料・振込料で 1000円以上かかります。
このリレーに関しては「ノークレーム・ノーリターン」の中古部品は避けて、商品保証のある新品を 8915円・送料無料・カード可で買った方がよいでしょう。
もっとも、中古部品でも「③端子・⑤端子にバッテリの + ・ -をつなぎ、①端子 ・ ④端子の導通をチェック、作動OK。」 とされていれば別です。
もちろん、出品者にそんなことを質問してはいけません。
「入札する気のない質問マニア」だと思われてブラックリストに登録されてしまいます。
4.燃料ポンプのチェック
燃料ポンプコントロールリレーに問題があることが分かりました。
しかし、そのことと 「燃料ポンプ自体に問題があるかどうか 」 は別です。
マニュアルに従って、燃料ポンプの作動チェックをします。
a.バッテリ直結で燃料ポンプは止まらない
燃料ポンプ不調で苦労している方には“憎い部品”でしょう。
しかし、憎む相手が違っているかもしれませんよ。
それはともかく、
ガソリンは手前の入口から入って、奥の出口からキャブレターへ圧送されます。
・点検方法は、 フュエルポンプカプラーを取外し、 青/黒端子にバッテリ +、黒端子にバッテリ - を接続。 ・作動すればOK、作動しなければポンプ交換。 ・結果は「作動する」でOK。 |
サービスマニュアルには「作動する」とだけしか書いてありません。
ポンプは動き続けます。
FJサイトでよく紹介されているのが、
「正常なポンプは、ポンプのキャブレター側(燃料出口)を指で押さえるとポンプが止まる」。
これはバッテリ直結ではなくて、リレーをつないだ場合のことでしょう。
キャブレターの圧を検出して、ポンプに作動停止を命じるのがコントロールリレーだからです。
あるサイトで次のようなことが書いてありました。、
「中古ポンプを入手しバッテリ直結でチェックしたら動き続け、キャブ側を押さえても止まらなかった。
しかし、FJに装着したら燃料を送らなくなった。やはりポンプは中古ではダメだ。」
この場合は、ポンプがダメなのではなく、リレーがダメなのではないでしょうか?
ポンプの作動状態は次の通り。
(バッテリ直結の場合)
・作動し続ける。
・燃料出口や燃料入口を指で押さえても止まらない。
(コントロールリレー経由の場合 / ハーネスに接続、キャブレターとの接続なし )
・メインスイッチONで3~4秒作動して停止。
・停止後、リザーブスイッチをONにしても作動しない。
・作動中に燃料出口や入口を指で押さえても停止しない。指で押さえても押さえなくても 3~4秒したら停止。
(コントロールリレー経由の場合 / ハーネスに接続、キャブレターとの接続なし、燃料出入口にパイプをつなげ、ガソリンを循環 )
・ガソリン循環なしの場合と同じ。
これが導通のないコントロールリレー経由のポンプ作動なのでしょう。
導通のある正常なコントロールリレーに換えたら、「燃料出口側を押さえてポンプに圧をかけるとポンプが止まる」のでしょう。
新品コントロールリレーの到着を楽しみにして年が明けました。
5新品コントロールリレーは 「導通なし」、その次の新品リレーも「導通なし」。
a.届いた新品のコントロールリレーは 「 導通なし 」
新品のコントロールリレーが届きました。
左が新品、右が「導通なし」の今までのもの。
オムロンの部品番号は違いますが、型式は同じ42H/G8D-04Y です。
『さてさて、Ω×1レンジでどうなるのかな?』
そんなワクワク感に知らん顔。テスタの針はピクリともしません。
もちろん、デジタルテスタでも導通なし。
『えっ?新品部品が故障しているの? それともマニュアルのチェック方法が間違っているの?』
b.Webike、一度目のクレーム対応
1月5日
Webike に「不良品交換」をフォームへ書き込み。
1月6日
Webike営業開始。
その日に、Webikeから『すぐにメーカーに問い合わせて対処する』との返答。
1月8日
Webikeから『ヤマハに直接状況を説明してもらった方が対応が早くなるので、直接問い合わせて欲しい』との”提案“。
教えられた販売店向け相談センターに状況説明を FAXして、確認の電話。
しかし、『こちらは販売店向けの相談センターですから、一般ユーザーからの相談には応じません。』と門前払い。
全然、話が通っていないじゃない!
1月9日
Webikeに「門前払い」の経緯を説明。Webikeからヤマハへ直接問い合わせ。
1月10日
Webikeからヤマハの回答と代替品を準備しているとの連絡。
ヤマハの回答は、『商品製造時に製造不良が生じてしまい、今回の不具合が発生してしまいました。』
普通なら不良品をメーカーに送り、メーカーが不良を確認してから結論を出すのでしょうが、この回答。
このリレーについてはよくあることなのでしょうか?
1月11日
Webikeより代替品発送の連絡。
1月12日
代替品が到着。不良品は宅配業者が回収。
しかし、新品の純正部品に不良品が混ざっているとは!
あなたのFJは大丈夫?
取り外して導通チェックをお勧めします。
c.二つ目の新品コントロールリレーも 「 導通なし 」
届いた二つ目の新品リレーは 42H/GBD-04Y/0642D2 で前回のリレーとまったく同じ。
1月14日
『ヤマハさんは、ちゃんと導通チェックをしたものを手配してくれたのでしょうね…。』
おそるおそるバッテリにつなぎテスターをセット。
この不安は的中、テスターの針はピクリともしない。
新品二つ目のコントロールリレーも導通がない!
いったい何がどうなっているのか!
これは頭から 『コントロールリレーが不良品だ』 と決めつけられないぞ…。
d.「導通がない」原因で考えられるものは?
次の四つです。
①新品リレーの不良
②マニュアルの導通チェック方法の間違い。
③マニュアルの導通チェック方法の説明不足。
④測定器具 ・ 測定方法の不備
1月14日 13時
ヤマハの個人向け相談室に「マニュアルの導通チェック方法」について問い合わせ。
回答は、「サービスマニュアルP7-49通りでチェック方法に変更・改訂はない。」
そして、「クレームのあった部品の代替品を出荷するときは、正常稼動をチェックしているはず。」
最後はお決まりの、「そのコントロールユニットが正常かどうかは、この電話では分からない。Webikeを通じての対応となる。」
これで、②「マニュアルの導通チェック方法が間違っている」は消えました。
残るは、①新品リレーの不良,③導通チェック方法の説明不足,④測定不備
新品リレーの不良でしょうか?
しかし、新品の純正部品が二個とも不良品である可能性は低いでしょう。
こんな確率で不良品が混ざっているのなら、もはや「商品製造時の製造不良」というレベルではなく、リコールの対象でしょう。
それに、お客様相談室の言う通り、メーカーも出荷段階で正常稼動をチェックしているはずです。
クレーム交換の代替品をチェックなしで出荷しているとしたら、ヤマハの商品管理態勢が疑われます。
マニュアルの導通チェック方法に説明されていないことがあるのでしょうか?
サービスマニュアルは整備知識・技能のある整備業者を対象にして書いてあります。
これらの人が「当然のこととして」分かっていることは書いてありません。
導通チェック方法も単に各端子にバッテリーやテスターをつなげるだけでは不足なのかも知れません。
何か、プロのやり方やコツがあるのかも知れません。
また、メーカーではサービスマニュアルに書いてあるチェック方法とは別の方法でチェックしているのかも知れません。
私の使っている測定機材や測定方法に不備・不具合があるのでしょうか?
しかし、リード線の導通やワニグチの接触を何度も調べ、導通測定は何度も行っています。
バッテリーも13V で十分、
テスターも新品のSANWA-CP7Dだし、ゼロ調整もしています。
それに、、別のデジタルテスターでもチェックしています。
なお、この新品リレーを経由させた場合、ポンプは、
メインスイッチを入れると3~4秒間作動して止まる。吐出側を指で押さえても止まらない。
これは以前に付いていた導通のないリレーの場合とまったく同じ。
この点から判断すると、「新品リレー不良」の疑いが濃くなります。
いったい、どれが問題なのでしょうか?それともまったく別の問題があるのでしょうか?
あれやこれや考えていても進展はありません。
可能性を一つ一つ消していくことにしました。
e.Webike、二度目のクレーム対応 -ラウンド1
1月14日
Webikeの不良品交換フォームに書き込み。
「代替品が不良であったこと」と「ヤマハへの問い合わせ依頼」。
Webikeに依頼した「ヤマハへの問い合わせ」は次の通り。
テスタレンジ Ω×100 ④端子→テスタ + ( 赤リード線 ) ⑨端子→テスタ - ( 黒リード線 ) 規定抵抗値=203Ω~248Ω 規定抵抗値以外→交換 測定結果は、アナログテスタ も デジタルテスタも 220Ω→OK。 リレー測定で初めてテスタの針が動きました。 当たり前のことがうれしい。 毎日働けることに感謝。 |
ロ.リレー接点点検 ( マニュアル P7-16 )
さあ、バッテリをつないでの導通チェックです。 テスタレンジ Ω×1 ④端子→バッテリ + ⑨端子→バッテリ - ⑥端子→テスタ + ( 赤リード線 ) ⑦端子→テスタ - ( 黒リード線 ) 導通なし→交換 アナログテスタの針は大きく 0Ωまで振れました。 デジタルテスタはピープ音。 各端子にバッテリとテスタをつなげるだけです。 なんのコツもプロのやり方も必要ありません。 |
ハ.オイル警告灯リレーの導通点検 ( マニュアル P 7-44 )
これも同じです。 テスタレンジ Ω×1 ②端子→バッテリ + ④端子→バッテリ - ①端子→テスタ + ( 赤リード線 ) ③端子→テスタ - ( 黒リード線 ) 導通なし→交換 アナログテスタの針は大きく振れて 0Ωへ。 デジタルテスタからはピープ音。 導通チェックの方法はこんなに簡単で、その結果はこんなに明瞭なのです。 |
これで、「私の測定方法に問題がない」ことがはっきりしました。
また、「マニュアルの導通チェック方法の記載に説明不足はない」こともはっきりしました。
そして、「二個目の新品コントロールリレーも不良」が現実味を帯びてきました。
さあ、強気でいきましょう。
g.Webike、二度目のクレーム対応 - ラウンド2
1月21日 19時.
二度目の不良品・交換依頼から一週間、Webikeの対応なし。
一個目のリレーと二個目のリレーの注文番号が同じなら、
二度目の不良品・交換依頼を最初の不良品・交換依頼と思い違いして、解決済みとしているかも知れない。
もう一度、Webikeの不良品・交換依頼に以下を書き込み。
・バッテリ直結,リレー経由なしでポンプは作動し続ける。吐出側を指で押さえても止まらない→正常
・リレー経由でメインスイッチを入れるとポンプが作動し3~4秒後に止まる。吐出側を指で押さえても止まらない→正常
・3~4秒後のポンプ停止後、リザーブスイッチを入れてもポンプは作動しない→正常
・根拠2:リレー自体に関する根拠→問い合わせ中
②正常品であるリレーがマニュアルのチェック方法で導通がないのばなぜか?
・答え:マニュアルのチェック方法が間違っている可能性がある→調査中。
③代替品リレー ( 二個目のリレー ) 出荷時にどんなチェックをしたのか?
・答え:調査中
④なぜ、代替品リレー ( 二個目のリレー ) が正常か不良かをチェックしないのか?
・答え:一個目のリレーと二個目のリレーをチェックします。
・当方の要望:二個目のリレーにつきヤマハ指定のバイク屋さんに持ち込んで私もチェックを確認したい。→要請中
c.三回目の回答と対応
1月28日 18時30分 Webikeよりメール
①代替品リレー ( 二個目のリレー ) 出荷時にどんなチェックをしたのか?
・答え:チェックをしないで出荷
『部品自体ヤマハで製造を行っておらず、製造工場でのチェック等がある為、代替品のチェックは行っていないとの事です。
基本的にはヤマハにて在庫している部品は製造工場でチェックを受けた正常品という判断の元、販売を行っております。
その為、代替品につきましても特別な検品を行っておりませんでした。』
消費者 『この冷凍食品に農薬が入っていたぞ!』
メーカー 『ご迷惑をおかけしました、同じ商品をお送りします。もちろんお代はいりません。』
消費者 『また農薬が入っていたぞ!一体全体どうなっているンだ! 代替品を出荷するときにちゃんとチェックしたのか!』
メーカー
『その冷凍食品は当社で販売していますが、商品自体は別の製造業者が別の工場で製造しています。
そして、その製造業者がしっかりとチェックをして当社に納入しています。
だから、当社はその商品を 「正常品としてのチェックを受けたもの」 として販売しています。
そのため、当社は今回の代替品を出荷するときに、特別なチェックを行っていませんでした。』
こんな言い訳は通らないでしょう。クレームを受けたあとのことですからね。
しかも、 『 4CCマニュアル P7-49 のチェック方法でチェックしたら導通がなく、要交換の不良品だった。』 とクレームの内容を伝えています。
ヤマハ自身がチェックする必要はないとしても、その製造業者にクレーム内容を伝え「正常品であることのチェック」 をさせなければならないでしょう。
『冷凍食品への農薬混入と一緒にされると…。』
それがブレーキ関係の部品であれば同じでしょう。
それはともかく、これで一つ “調査中” が “予想通りの答え” に置き換わりました。
②マニュアルの記載間違い ( 誤表記 ) について
・答え:現在調査中です。
『只今ヤマハにてサービスマニュアルの誤表記確認を行っておりますが少々お時間がかかっており、3日~4日前後かかってしまいます。』
誤表記だったら、別の大問題が生じるでしょうから、ゆっくりと時間をかけて検証してください。
③代替品リレーのチェックを、ヤマハ指定のオートバイ屋さんで私が立ち会って行うことについて
・答え:誤表記がどうか確定していない現段階では約束できない。
『直接三重県にあるヤマハ販売店での検品につきましては、現状ではお約束する事が出来ません。
サービスマニュアル誤表記が確定次第、改めてご連絡させていただきます。』
マニュアルの測定方法が誤表記であれば、不良品でないかも知れませんからね。
しかし、誤表記ではなかったら、「不良品であるかどうか」 の判定をしなければならず、その判定は公正でなければなりません。
当然、第三者による判定が必要になります。
第三者には公的なもの ( 消費者センター商品テスト , 国土交通省自動車不具合情報 ) もありますが、話をそこまで持ち込む必要はありません。
ヤマハの指定するオートバイ屋さんで充分でしょう。
これで、問題が二つに絞られました。
代替品として送られてきたコントロールリレーをマニュアル記載の方法でチェックしたら不良品だった。
その理由は、「サービスマニュアルのチェック方法自体が間違っている ( 誤表記 ) 」 か 「 代替品リレーが不良品 」 のどちらか。
どちらであるかはだいたい予想がつきますが、“ビックリ” があるかもしれません。
もちろん、「 私の手元にある代替品リレーの正常・不良 」 と 「 それが不良品であった場合に再度送られてくる代替品リレーの正常・不良
」 は、
ヤマハ指定のバイク屋さんで、私が立ち会ってチェックをしてもらいます。
私の主張の正否をはっきりさせ、三度目のトラブルを避けるためです
この点をWebikeからのメールに返信しました。
・コントロールリレーをカプラーに接続したままチェック。 ・バッテリーはメインハーネスの端子に接続。 ・要するにコントロールリレーを回路につなげた状態で測定するのです。 ・テスタ プラス → ④の青/黒 端子、テスタマイナス → ⑤の黒端子 ・カプラー側からテスタ端子を挿入。 ・テスタレンジは DC 20V ・メインスイッチON → 5秒以内に 12V電圧を測定 ・電圧あり → 正常 ・電圧なし → 不良 → 交換 ・以前のチェック方法と 「 とんでもなく違う 」 じゃないですか! 他の電装部品のチェック方法は大丈夫なのでしょうね? |
・燃料ポンプのカプラーは取り外しても取り外さなくてもかまいません。 ・燃料ポンプが接続してあればポンプが動くだけです。 ・リレーのチェックですから、ポンプを回路から切り離した方がそれっぽくなります。 ・コントロールリレーをカプラーに接続し、 カプラーの 青/黒 と 黒 に テスターのプラスとマイナスの端子を突っ込みます。 ・テスター端子を持っている必要はありません。 ・テスター本体は見やすいところに置いておきます。 ・メインスイッチ ON、テスターの電圧針が12V くらいを指せばOK。 ・バッテリー 13V で 11V くらいを指します。 メインスイッチONで回路に電流が流れ、ライトも点灯しますから電圧が下がるのは当然。 ・おもしろいのは、ちゃんと 5秒間通電すること。 テスターの針が11V を指してから、5秒経つと針が0に戻ります。 |
①は 二個目の新品リレー、②は 先日入手した 4CCの中古メインハーネスに付属していた リレー、③が 今まで使っていたリレー。 ①と②は、メインスイッチON で 電圧 11V が 5秒間、ポンプ作動が 3秒間。 しかし、③は 電圧ゼロ、ポンプ作動なし。 ③は、最初に導通チェック ( マニュアルの以前の方法 ) をしたときには、メインスイッチON で 3秒間くらいポンプが作動して停止していたはず。→→→こらら つまり、この一カ月間のうちにダメになったということ。 「 ちょうど寿命が来た 」 とも考えられますが、あちらこちらの端子に通電させたことが原因かもしれません。 ③は マニュアル通りのチェック方法で導通がなかったので、バッテリ接続やテスター端子の接続をいろいろかえてチェックしています。 それが原因でリレー内部に不具合が生じたのかもしれません。 リレーは電子部品でしょうから、むやみやたらに電圧をかけてはいけないようです。 ①は従来の導通チェックを行っていますから、赤/緑端子 と 黒端子に電圧をかけています。 今回入手した ②リレーも従来の導通チェックをしてみようと思っていましたが、ダメにするといけないので止めました。 |
9. マニュアルの誤表記 ( 間違い ) に、なぜ誰も気づかなかったのか
なぜ、20年以上もこの誤表記が気づかれなかったのでしょう。
( リレーが不良の場合 )
ユーザー『 燃料ポンプが止まらなくなったヨ!』 or 『 スイッチONで燃料ポンプが動かないヨ!』
バイク屋 『 リレーをマニュアル通りにチェックしてみよう。 あれ? ①と④の導通がないよ! これはリレー交換だな。』
もともと、リレーが不良だったのだから、新しいリレーに交換すれば問題は解決します。
バイク屋さんが新しいリレーの導通チェックをすることはありません。
だから、バイク屋さんはマニュアルの誤表記に気づきません。
(リレーが正常の場合 )
ユーザー『 スイッチONで燃料ポンプが動かないよ!』
バイク屋 『 どれどれマニュアルの手順でチェックしてみよう。
まずは、コントロールリレー…。あれっ、導通がないよ!
リレー交換だな!
つぎは 燃料ポンプをバッテリー直結して作動チェック。
あれっ、ポンプが動かないゾ。
ポンプも交換だな!
結局、ポンプとリレーの両方がダメだったンだよ。ちょっとお金がかかったけど、ちゃんとポンプが動くようになったからネ。』
この場合は、ポンプ不良が原因でリレーは正常なのですが、ポンプとリレーの両方を交換すれば問題は解決します。
かわいそうなのは 無実のリレー君ですが 彼はそれを主張する手段を持っていません。
だから、だれもマニュアルの誤表記に気づきません。
現場はこんな状況だったのでしょう。
結局、誰も誤表記に気づかなかったのは 「誰も 新品リレーのチェックをしなかった 」 からでしょう。
誰でも新品部品を信じていますからね。
しかし、この誤表記で 正常なリレーが 不良品として交換 ・ 廃棄された場合も少なくないでしょう。
そう考えると、「 ヤマハさんに責任あり 」 ですね。
10. 正常なポンプ作動
★ヤマハに回答してもらってから掲載します。
2014.02.17 Webikeを通じてヤマハへの最終質問をしました。
Webike 担当様
いろいろお世話になりました。
マニュアルの誤表記という結末には驚きました。
20年以上も誰も気づかなかったのでしょうか?
このことこそ「驚き」ですね。
【1】新品リレーと従来リレーのチェック
改訂されたチェック方法 (メインスイッチONでリレーが5秒間だけ通電する) で、新品リレー,最近入手した中古42Hリレー,従来のリレーをチェックしました。
新品リレーは、「バッテリー電圧13VでメインスイッチON、5秒間11Vを示す。ポンプはメインスイッチONで作動、3秒後に停止 」。
中古リレーも同様。
従来リレーは「メインスイッチONで通電せず、ポンプも作動せず」。
このリレー、以前は「メインスイッチON後、ポンプは3秒くらい作動して止まった」のですがダメになっていました。
「ちょうど寿命が来た」のかもしれません。
「旧チェック方法で導通がないので、バッテリをいろいろな端子につなげて通電し導通を調べたので壊れた」のかもしれません。
これもまた有益な情報になりました。
ということで、新品リレーをこのまま受領させていただきます。
いままで我慢強くお付き合いくださったことに感謝し、今後ともお付き合いのほどお願いいたします。
【2】ヤマハへの最後の質問依頼
(a)巷の通説
ただ、もう一つだけヤマハに質問していただきたいことがあります。
『FJの燃料ポンプは「吐出側を指で押さえると停止する」のが正常動作』ということについてです。
これはあちらこちらのFJサイトで紹介され、ネット上の通説・常識になっています。
その根拠は明らかにされていませんが、次のようなものだと思われます。
・燃料ポンプはキャブレターに燃料を圧送するもの
↓
・キャブレターに燃料が充分行き渡れば圧送は不要
↓
・ポンプは圧力を感じて停止し燃料の圧送を止めるはず
ある者は「燃料ポンプには圧力スイッチが組み込まれている」と説明しています。
この通説・常識により、
a.「エンジンをかけるときに燃料を一定時間圧送する」ためのもの → ★不明★
・エンジンがかかれば負圧で燃料を吸い込むので圧送する必要はない。
・a が正しいとすると、「燃料ポンプの吐出側を指で押さえると止まる」ようにする必要はない。 ポンプはすぐに(3秒後に)停止するから。
b.「燃料が充分に供給されず、燃料の吸い込みが悪くなったときに燃料を圧送する」ためのもの → ★不明★
・b が正しいとすると、ポンプの吐出側に圧がなくなればポンプを作動させ、吐出側に圧が戻ればポンプを停止させる必要がある。
この場合なら、「燃料ポンプの吐出側を指で押さえたら止まる」ことになる。
⑤燃料ポンプに圧力スイッチが組み込まれている → 間違い(組み込まれていない)
⑥燃料ポンプは圧を感じると停止し、圧がなくなると作動するのか?
a.そのようにポンプをコントロールしている部品があるのか? → ★不明★
b.キャブレターに燃料が充分行き渡っているのにポンプを作動させて問題はないのか? → ★不明★
・メインスイッチONで3秒間ポンプが作動。これを繰り返して、キャブレターに燃料を充分行き渡らせたあと、
さらにメインスイッチONでポンプを作動させてキャブレターに燃料を圧送しても問題はないのか?
c.マニュアルP7-49の「フュエルポンプの作動を点検する」で「作動する」とは、 「動き続ける」という意味であり、
「吐出側を指で押さえたら停止する」という意味は含まれていない → 正しい(そんな意味は含まれていない)
d.マニュアルP7-47のトラブルシューティング「フュエルポンプが誤作動する(作動しない)」の「誤作動」とは、
「メインスイッチONで作動しないこと」と 「メインスイッチONでポンプが作動するが、3秒経っても停止しない」ことを指しており、
「ポンプの吐出側を指でおさえたり、ポンプが圧を感じたりしてもポンプが停止しない」ということは含まれていない。 → 正しい(そんな意味は含まれていない)
e.「燃料ポンプの正常動作は、ポンプの吐出側を指で押さえるとポンプが停止する」という巷の通説は正しいのか、 正しいとすればその根拠はなにか →
★不明★
11.案外分からない メーカー指定燃料
FJに関する情報はいろいろなサイトやブログ、質問箱や知恵袋にあふれています。
しかし、肝心なことが書いてありません。
今回のポンプコントロールリレーもその一つ。
『分からないことはそのままにしておきましょう。』
『どのサイトにも書いてないので、分からないヤ』
指定ガソリンについてもどこにも書いてないですね。
『私はレギュラーを入れています。』
『レギュラーで問題ないですよ。』
『レギュラー指定のようですよ。』
『プレミアの方がエンジンにやさしいですよ。』
これらは個人のやり方や推測。
そうではなくて、メーカーの指定を知りたいのです。
「FJはレギュラーガソリン指定なのか、それともプレミアガソリン指定なのか」。
今までずっとプレミアを入れてきましたが、レギュラー指定ならレギュラーの方がエンジンに適しているからです。
『指定燃料なんか、サービスマニュアルに書いてあるでしょう?』
それが書いてないのです。
新車を買ったときに付いてくる取扱説明書 ( オーナーズマニュアル ) に書いてあるとのことです。→→→ヤマハよくある質問のQ6
取り扱い説明書は無料でダウンロードできますが、それは現行モデルだけ。
FJの取り扱い説明書は購入しなければなりません。→→→購入はこちらから
ちなみに、現行XJR1300はプレミアガソリン指定です。
※無鉛プレミア指定:XJR1300,V-max,YZF-R1
※無鉛レギュラー指定:FJR1300,FZ1,ドラッグスター400,SR400,BOLT
FJ-4CC の 指定燃料を知るために取扱説明書を購入しました。
・購入先:ワイズギアオンラインショップ ・商品名:オーナーズマニュアル FJ1200/A 4CC1/2 ・B 6 ・ 全51頁 ・価格:\1,313、送料:630円。 ・この取扱説明書の中古がYahooオークションで5000円くらいスタートで出品されています。 新品で買っても1313円なのに…。 |
指定燃料は?
P26に書いてありました。
・これでは答えになりません。1943円の値打ちがありません。 ・コントロールリレーの件を問い合わせるときについでに質問しました。 ※ヤマハお客様相談室(国内専用) 0120-090-819 (月~金 ・ 9時~12時,13時~17時 ) ・答えは、『 無鉛レギュラーです。』 ここでいう「無鉛ガソリン」とは「無鉛レギュラー」のことだそうです。 ・FJ1200-4CC のメーカー指定燃料は無鉛レギュラーです。 ・一つ疑問が解消されました。 ・なお、4CC は馬力規制とスピード規制のかかった国内仕様です。 逆輸入FJの指定燃料は取扱説明書とお客様相談室で調べてください。。 |
12.久しぶりの FJ 部品落札
毎週 2000~3000点 を出品し、毎週売り切る ミヤビーさん。
最近、メジャーになってきたので、今までのように 『 100円!200円!』 とはいきません。
程度のよい 4CC の解体部品が出ていましたので入手しました。
しかし、まだまだ 「 超ヤス 」 です。
次の10点を落札しました。
・①4CC-イグナイター CDI、ECU / 1260円 ・②4CC-メインハーネスAssy / 690円 ・③4CC-エアインテークダクト左右セット / 110円 ・④4CC-クラッチマスター&レバー / 260円 ・⑤4CC-リアブレーキキャリパー / 240円 ・⑥4CC-ステップ左右セット / 310円 ・⑦4CC-シフトペダル / 1210円 ・⑧4CC-リアホイールハブダンパー / 245円 ・⑨4CC-オイルクーラーユニット / 520円 |
狙ったのはこちらです。
・「 販売終了・在庫なし 」 の 4CC イグナイタ です。 ・メインハーネスは それに付属しているリレーが目当てです。 42Hはもちろん、フラッシャリレー、スタータサーキットカットオフリレー、 そして、もう一つの 「 販売終了・在庫なし 」 の オイル警告灯リレー。 ・ハーネス被覆の状態の良さが、各リレーの程度の良さを物語っています。 ・イグナイタ と ハーネス 以外は 「 安ければ手あたり次第 」 です。 手持ちに同じものがあるかどうかなど関係ありません。 しかし、現物を見たらどれも程度がよくてビックリ。 |
・⑩4CC-エンジン / 3530円 ・走行 26907㎞、平成4年 ( 1992年 ) 登録、4CC-0004※※※、絶好調 ・別にエンジンを載せ換える予定はありません。 現在のエンジンはすこぶる健康です。 ただ なんとなく落札してみたかったのです。 程度のよいRMX ( SJ13 か PJ12 ) のエンジンが なかなか手に入らないのも関係しているでしょうね。 ・それにしても安いです! RMXのエンジンなら、動くだけで 軽く 3万円を越えます。 送料は、「 受取人の荷下ろし協力 」 必須で 8580円。 それにしても重いです! この状態にするのに 1時間以上かかりました。 |
つづく