FJ1200-4CC整備資料





2014.01.14  FJ 燃料ポンプコントロールリレーの交換 - マニュアルのチェック方法は間違っていた


この記事は以前のものを2014.03.09に編集したものです。

内容は「42Hコントロールリレーの導通チェック方法 」 について。

燃料ポンプをコントロールしているのはリレーです。
燃料ポンプの作動がおかしかったら、まずコントロールリレーを疑わなければなりません。

『リレーは新品純正部品に替えたから大丈夫。』

その新品リレーの作動をマニュアルのチェック方法でチェックしましたか?
リレーをバッテリーに直結して 「 1端子と6端子の導通があること」を確認しましたか?

この導通がなければ「要交換」の不良品ですよ。


今回、私が入手した新品の純正コントロールリレーは 「導通なし」 。
クレーム交換で届いた二個目の新品純正コントロールリレーも 「導通なし」 。

新品リレーが二つとも「導通なし」。
こんなことがあるのでしょうか?

42Hコントロールリレーに重大な欠陥があるのか?
サービスマニュアルの 「導通チェック方法」 が間違っているか?

Webikeを介してヤマハと一カ月余、やっと結論が出ました。

答えはなんと、「 マニュアルのチェック方法が間違っていた 」!
20年以上も間違ったチェック方法がまかり通っていたのです。

ヤマハは現在サービスマニュアルの改訂作業中。
改訂版が出たら買ってください。

ここでは、ヤマハから示された 「 42Hコントロールリレーの正しいチェック方法 」 を先行公開します。



1.自覚症状は信号待ちでのエンジンストップ


「 FJ は燃料ポンプが故障する。」

あちらこちらのサイトで燃料ポンプ故障や交換が紹介されています。

Yahooオークションの中古部品では燃料ポンプが高値で落札されています。


紹介されている燃料ポンプのトラブルは二つ。

一つは、ポンプが動かなくなってエンジンストップ。

もう一つは、ポンプが止まらなくなってオーバーフロー。


私のFJ は一年くらい前にツーリング中の信号待ちでエンジン停止。

しかし、セルを回すとすぐにエンジン始動、その後はまったく問題なし。
吹け上がり、高速連続走行異常なし。

これが一度だけだったので気にしていませんでした。

ところが、最近また信号待ちのアイドリングでエンジン停止。
すぐにエンジンは始動しましたが、これはチョット怪しい。

チョイ乗りコースでもこの巨体が動かなくなったら、その日の仕事に差し支える。

健康診断のつもりでチェックすることにしました。



2.サービスマニュアルのチェック方法,ポンプ作動状況,リザーブスイッチ導通チェック


a.サービスマニュアルのチェック方法


サービスマニュアル P7-47~P7-49に記載されています。

「フュエルポンプが誤作動する。(作動しない) 」場合の点検順序は、

①ヒューズチェック
②バッテリチェック
③メインスイッチ導通チェック
④エンジンストップスイッチ導通チェック
⑤リザーブスイッチ導通チェック
⑥フュエルポンプコントロールリレー導通チェック
⑦フュエルポンプ作動チェック
⑧ワイヤハーネス接続チェック
ここまでが正常なら原因はイグナイタの不良→⑨イグナイタ交換。


b.本当に 「燃料ポンプの誤作動」 なのか?


自覚症状はたった二回の信号待ちでのアイドリングストップ。

まずは、燃料ポンプ ( フュエルポンプ ) の作動状況をチェック。

メインキーをONにすると、『 ブ・ブ・ブ・ブ…。』 とポンプが 3~4秒作動して停止。
メインキーOFF後さらにONにするとポンプの作動なし。

最初のONでキャブレターに燃料が十分送られているから、二度目のONでポンプが作動しないのは当然。
「ポンプ作動は正常じゃないの?」

いやいや、健康でも検査するのが健康診断。
自覚症状があったから、どこかに問題がないかをチェックするのです。


c.リザーブスイッチ導通チェック


①のヒューズチェックはすぐに終了、問題なし。

②のバッテリーチェックはバッテリーを充電して終わり。13V以上あり。

③メインスイッチの導通 ・ ④キルスイッチのの導通 は省略。
メインスイッチが入って、キルスイッチが機能するからOK。


次は ⑤のリザーブスイッチ導通チェックです。

 (点検方法)

・リザーブスイッチから出ているカプラを外す。
・赤/白と赤/緑の導通をテスターでチェック
・プラスとマイナスは関係なし。
・リザーブスイッチONで導通、OFFで切断。

・燃料切れでリザーブに切り換えたときは
  ポンプを作動させて強制的に燃料を送るのでしょうか?

・とにかく、「 ONで導通 ・ OFFで導通なし 」 。結果はOK。

※写真撮りのためにカウルとインナーパネルを外していますが、
    実際には外す必要はありません。
  

続いて、⑥コントロールリレーのチェックを行います。



3.燃料ポンプコントロールリレーのチェック


a.燃料ポンプコントロールリレーはどこにあるの?


マニュアルには、「リレーアッセンブリガプラをリレーアッセンブリから切り離す」 と書いてあるだけ。

しかし、「どのリレーアッセンブリが燃料ポンプコントロールリレーなのか?」、「それはどこにあるのか?」。

どこかの質問箱に同じ質問が。

回答は、

『リレーアッセンブリのどれかでしょう。』

当たり前ですが…。


質問箱や知恵袋で役に立たない情報を探すより、自分で探した方が確実です。

リレーの黒い箱はフロントに集中しています。※このFJは 4CC-1 で ABS なし。

マニュアルのイラストでは燃料ポンプコントロールリレーは6極、外してみれば分かります。


( フロントにはレリーが五個 )

・フロント周りのリレーは全部で五個。左側に二個、右側に三個。

・ABSが付いていなければリレーはこの五個とバッテリ傍にあるスタータリレーだけです。

・以前の写真を使いましたのでメーターパネルとメーターが外してあります。
・メーターとメーターパネルは外す必要はありませんが、カウリングは外した方がカプラ取外しが楽になります。
・カウル取外しは 10分もかかりません。→→→取外し手順

    
( フロント左側にはリレーが二個 )

・写真の左側が前です。

・①はイグナイタ。
  ※部品番号:4CC-82305-00 /販売終了 ・ 在庫なし

・②はオイル警告灯リレー。
  ※G8D-117Y  ・ Omron 2811D2
  ※4極 ・ コードは左上から右回りに黒/赤,黒/赤,茶,黒
  ※部品番号:3GM-81950-10/販売終了 ・ 在庫なし

・二つとも新品では入手できません。
  Yahooオークション相場が上がらない内に入手しておきましょう。

なお、黒/赤とはベースが黒に赤線、赤/黒とはベースが赤に黒線。
  A色/B色=A色>B色になります。


( フロント右側にはリレーが三個 )

・写真の右側が前です。

・③はフラッシャーリレー。
  ※2511D2
  ※3極 ・ コードは左から黒,茶/白,茶
  ※部品番号:3YA-83350-00,3YA-83350-10,3486円
  ※UR(選択)です。00と10のどちらが適合するのか分かりません。

・④はスタータサーキットカットオフリレー ( マニュアルP7-15 )
  ※点火・始動系統のリレーです。
  ※9極 ・ コードは左上から右回りに
      黒/赤,黒/赤,空色,赤/黒,黒/黄,青/黄,青/白(赤/白?),青/白
  ※G8R-30Y- A  ・ Omron 3011D2
  ※部品番号:2UJ-81950-00 ・ 4494円
 


残った⑤が燃料ポンプコントロールリレーのはずです。

当たり!


・6極
・コードは左上から右回りに 灰色,赤/黒,赤/緑,緑/赤,黒,青/黒
・42H/G8D-04Y/Omron  0621D2

・燃料ポンプコントロールリレーの付いている場所は
 「フロント左側の一番手前」となります。



b.燃料ポンプコントロールリレーの導通チェック
 ( ※今までの方法 )


それでは導通チェックです。※マニュアルP7-48~7-49

・テスタレンジはΩ×1
・バッテリ ( + ) →③端子、バッテリ ( - ) →⑤端子
  テスタ リード線 ( + ) →①端子、テスタリード線 ( - ) →④端子
・導通あればOK、導通がなければ交換。

※回路図では、バッテリを③(+)と⑤(-)につなげると
   リザーブスイッチが入った状態になり、リレーに電流が入った状態になります。

    なお、②はリザーブスイッチのもう一方⑥は、
    フュエルセンダユニット,フュエルメーターにつながっています。

    ⑤は燃料ポンプのマイナス側、①はイグナイタとつながっています。

・結果は 「導通なし」。
・健康診断の結果、「燃料ポンプコントロールリレーに問題あり」。 


セカンドオピニオンが必要

・万引き犯検挙では単品禁止、病気ではセカンドオピニオンが必須。

・ホームセンターでΩ×1レンジのあるアナログテスタを入手。
  ※sanwa (三和電気計器) ・ CP-7D ・ 3980円/写真左側

・このテスタでも 「導通なし」。

・「燃料ポンプコントロールリレー交換」 を決定。



 

★注意★
以上のチェック方法自体が20年間以上間違っていたのです。
このチェック方法で 「 導通なし 」 でも正常品である可能性があります。
必ずあとに挙げる 「 正しいチェック方法」 で調べてください。



c.燃料ポンプコントロールリレーの部品番号はなに?


部品注文にはパーツリストの部品番号が必要です。

部品番号はパーツリストに載っています。

パーツリストで、電装部品は 「 エレクトリカル 1 」  と 「 エレクトリカル 2 」 。

そして、 「 エレクトリカル 1 」  と 「 エレクトリカル 2 」  のフロント周りには、
 
「 エレクトリカル 2 」 に 4CCイグナイタ。
  
「 エレクトリカル 1 」 に 次の三つ。
2UJ (スタータサーキットカットオフリレー)
3GM ( オイル警告灯リレー)
3YA ( フラッシャリレー)

燃料ポンプコントロールリレーはありません。


・「 42H,G8D-04Y,FJ1200,フューエルポンプコントロールリレー 」 で検索。
  外国サイトで部品番号が分かりました。→→→こちらのサイト

・部品番号は 42H-85740-00 / コントロールユニットアセンブリ / 8915円

・パーツリストでの記載場所は 「 エレクトリカル 2 」 、
  バッテリ横にあるのがこれです。

  当初のFJではここにあったのでしょう。

・あるサイトで、 「バッテリ近くを探したけれどなかった。」と書いてあったのはこのためだったのですね。

この42Hは、V-MAX1200,ビラーゴ1100,FZXにも使われています。

Yahooオークションの中古部品でV-MAXやビラーゴの 6極リレーなら、この42Hです。


また、ワイヤハーネスにリレーが付いたまま出品されることもあります。

この場合は 「 6極であるかどうか」 は分かりませんが、カプラーに入っているリード線の色で判断できます。
リード線の色が、 灰色,赤/黒,赤/緑,緑/赤,黒,青/黒ならこのリレーである可能性が高くなります。

他のリレーのリード線には緑がありませんから、緑がポイントとなります。

ただし、これはあくまで 4CCでのことです。


※参考 FJ1200/4CC について
1984年に1100㏄ の 36Y 
1986年の 1TX から 1200㏄に
1988年の 3CV から燃料ポンプを搭載  
1991年にフレームを改良した 最終型の 3XW  と   3XW を デチューンした 国内仕様の 4CC  
※参考→→→こちら

国内向け 1994年 ・ 海外向け 1995年の生産打ち切りまで 10年間。
この間に故障や不具合の情報がたくさん蓄えられ、改良や対策をしたはず。
FJシリーズの集大成が最終型の 3XW や 4CC。




4.燃料ポンプのチェック


燃料ポンプコントロールリレーに問題があることが分かりました。

しかし、そのことと 「燃料ポンプ自体に問題があるかどうか 」 は別です。

マニュアルに従って、燃料ポンプの作動チェックをします。

     
a.バッテリ直結で燃料ポンプは止まらない


燃料ポンプ不調で苦労している方には“憎い部品”でしょう。

しかし、憎む相手が違っているかもしれませんよ。


それはともかく、ガソリンは手前の入口から入って、奥の出口からキャブレターへ圧送されます。

・点検方法は、
  フュエルポンプカプラーを取外し、
  青/黒端子にバッテリ +、黒端子にバッテリ - を接続。

・作動すればOK、作動しなければポンプ交換。

・結果は「作動する」でOK。

ここで注意してほしいのは、「 サービスマニュアルには “作動する” とだけしか書いてないこと 」。

ポンプは動き続けます。

FJサイトでよく紹介されているのが、
「 正常なポンプは、ポンプのキャブレター側 ( 燃料出口 ) を指で押さえるとポンプが止まる 」。

このことについての信憑性は不明ですが、
これは多分、リレーを経由した場合の燃料ポンプ作動状態についてのことでしょう。

バッテリー直結では燃料ポンプは動き続けます。
これをコントロールしているのがコントロールリレーです。

あるサイトで次のようなことが書いてありました。、

「中古燃料ポンプを入手し、バッテリ直結でチェックしたら動き続け、キャブ側を押さえても止まらなかった。
  不良品である可能性が高いが装着してみた。
   しかし、やはり燃料を送らなくなった。FJの燃料ポンプは中古ではダメだ。」

燃料ポンプはまったく正常ですよ!
問題はリレーですよ!


現時点でのポンプの作動状態は次の通り。

(バッテリ直結の場合)

・作動し続ける。
・燃料出口や燃料入口を指で押さえても止まらない。

(コントロールリレー経由の場合 / ハーネスに接続、キャブレターとの接続なし )

・メインスイッチONで3~4秒作動して停止。
・停止後、リザーブスイッチをONにしても作動しない。
・作動中に燃料出口や入口を指で押さえても停止しない。指で押さえても押さえなくても 3~4秒したら停止。

(コントロールリレー経由の場合 / ハーネスに接続、キャブレターとの接続なし、燃料出入口にパイプをつなげ、ガソリンを循環 )

・ガソリン循環なしの場合と同じ。


これが導通のないコントロールリレー経由のポンプ作動なのでしょう。

導通のある正常なコントロールリレーに換えたら、「燃料出口側を押さえてポンプに圧をかけるとポンプが止まる」のでしょう。

新品コントロールリレーの到着を楽しみにして年が明けました。


★注意★
あとで分かったことですが、ヤマハによると 「 このようなポンプの作動状況はまったく正常。ポンプもリレーも問題なし。 」 とのことです。
私は 「 正常な燃料ポンプでは燃料出口側を指で押さえてポンプに圧をかけるとポンプが止まる 」 という“巷の通説”と、
マニュアルに記載された誤ったチェック方法により、正常なコントロールリレーを 不良品だと判定していたことになります。




5新品コントロールリレーは 「導通なし」、その次の新品リレーも「導通なし」。


a.届いた新品のコントロールリレーは 「 導通なし 」

新品のコントロールリレーが届きました。

左が新品、右が「導通なし」の今までのもの。
オムロンの部品番号は違いますが、型式は同じ42H/G8D-04Y です。

『さてさて、Ω×1レンジでどうなるのかな?』

そんなワクワク感に知らん顔。テスタの針はピクリともしません。

もちろん、デジタルテスタでも導通なし。

『えっ?新品部品が故障しているの? それともマニュアルのチェック方法が間違っているの?』


b.Webike、一度目のクレーム対応


1月5日
Webike に「不良品交換」をフォームへ書き込み。


1月6日
Webike営業開始。
その日に、Webikeから『すぐにメーカーに問い合わせて対処する』との返答。

1月8日
Webikeから『ヤマハに直接状況を説明してもらった方が対応が早くなるので、直接問い合わせて欲しい』との”提案“。

教えられた販売店向け相談センターに状況説明を FAXして、確認の電話。

しかし、『こちらは販売店向けの相談センターですから、一般ユーザーからの相談には応じません。』と門前払い。

全然、話が通っていないじゃない! 

1月9日
Webikeに「門前払い」の経緯を説明。Webikeからヤマハへ直接問い合わせ。

1月10日
Webikeからヤマハの回答と代替品を準備しているとの連絡。

ヤマハの回答は、『商品製造時に製造不良が生じてしまい、今回の不具合が発生してしまいました。』

普通なら不良品をメーカーに送り、メーカーが不良を確認してから結論を出すのでしょうが、この回答。
このリレーについてはよくあることなのでしょうか?

1月11日
Webikeより代替品発送の連絡。

1月12日
代替品が到着。不良品は宅配業者が回収。


c.二つ目の新品コントロールリレーも 「 導通なし 」


届いた二つ目の新品リレーは 42H/GBD-04Y/0642D2 で前回のリレーとまったく同じ。

1月14日 勤務明け
『ヤマハさんは、ちゃんと導通チェックをしたものを手配してくれたのでしょうね…。』
おそるおそるバッテリにつなぎテスターをセット。

この不安は的中、テスターの針はピクリともしない。

新品二つ目のコントロールリレーも導通がない!

いったい何がどうなっているのか!

これは頭から 『コントロールリレーが不良品だ』 と決めつけられないぞ…。


d.「導通がない」原因で考えられるものは?


次の四つです。

①新品リレーの不良
②マニュアルの導通チェック方法に改訂があった。
③マニュアルの導通チェック方法の説明不足。
④マニュアルの導通チェック方法の間違い。
⑤測定器具 ・ 測定方法の不備


1月14日 13時
ヤマハの個人向け相談室に「マニュアルの導通チェック方法」について問い合わせ。

回答は
、「ービスマニュアルP7-49通りでチェック方法に変更・改訂はない。」

そして、
クレームのあった部品の代替品を出荷するときは、正常稼動をチェックしているはず。」

最後はお決まりの、「
そのコントロールユニットが正常かどうかは、この電話では分からない。Webikeを通じての対応となる。」


これで、②「マニュアルの導通チェック方法に改訂があった 」 が消えました。

残るは、①新品リレーの不良, ③導通チェック方法の説明不足, ④導通チェック方法の間違い, ⑤測定不備


①の新品リレーの不良でしょうか?

しかし、新品の純正部品が二個とも不良品である可能性は低いでしょう。

こんな確率で不良品が混ざっているのなら、もはや「商品製造時の製造不良」というレベルではなく、リコールの対象でしょう。

それに、お客様相談室の言う通り、メーカーも出荷段階で正常稼動をチェックしているはずです。
クレーム交換の代替品をチェックなしで出荷しているとしたら、ヤマハの商品管理態勢が疑われます。
★注意★ あとで分かったことですが、ヤマハは代替品をチェックせずに二個目のコントロールリレーを発送していました。→→→こちら


③のマニュアルの導通チェック方法に説明されていないことがあるのでしょうか?

サービスマニュアルは整備知識・技能のある整備業者を対象にして書いてあります。
これらの人が「当然のこととして」分かっていることは書いてありません。

導通チェック方法も単に各端子にバッテリーやテスターをつなげるだけでは不足なのかも知れません。
何か、プロのやり方やコツがあるのかも知れません。


⑤の測定不備でしょうか?

私の使っている測定機材や測定方法に不備・不具合があるのでしょうか?

しかし、
リード線の導通やワニグチの接触を何度も調べ、導通測定は何度も行っています。

バッテリーも13V で十分、

テスターも新品のSANWA-CP7Dだし、ゼロ調整もしています。

それに、、別のデジタルテスターでもチェックしています。


なお、この新品リレーを経由させた場合、ポンプは、

メインスイッチを入れると3~4秒間作動して止まる。吐出側を指で押さえても止まらない。

これは以前に付いていた導通のないリレーの場合とまったく同じ。

この点から判断すると、「新品リレー不良」の疑いが濃くなります。


いったい、どれが問題なのでしょうか?それともまったく別の問題があるのでしょうか?


1月14日
Webikeの不良品交換フォームに書き込み。

ここから一カ月間の第二ラウンドが始まりました。  詳細は→→→こちら

   
e.測定方法の不備を検証


1月20日 勤務明け

⑤の 「 測定機器・測定方法の不備 」 を検証。


リレーの導通チェックはポンプコントロールリレーだけではありません。

マニュアルには、スタータサーキットカットオフリレーの導通チェック ( P7-16 )、オイル警告灯リレーの導通チェック ( P7-44 ) が記載されています。

どちらも、端子にバッテリーをつなぎ、テスターで導通をチェックするもので、コントロールリレーの導通チェック方法とまったく同じです。


これらのリレーを、コントロールリレーの導通チェックをした機材でチェックをして導通があれば、 「測定機材や測定方法に不備はない」ことになります。

また、マニュアルに記載された方法だけで導通チェックができたことになり、「マニュアルの説明に不足はない」ことになります。

つまり、d で挙げた、「導通がないことの原因で考えられるもの」のうち、
③「マニュアルの導通チェック方法の説明不足」 と ⑤「測定機材 ・ 測定方法の不備 」が消え、
①「新品リレーの不良」と ④「マニュアルの導通チェック方法の間違い 」 が残ることになります。


イ.  スタータサーキットカットオフリレーの励磁コイル抵抗値の点検 ( マニュアル P7-15 )

  
  テスタレンジ Ω×100
  ④端子→テスタ + ( 赤リード線 )
  ⑨端子→テスタ - ( 黒リード線 )
  規定抵抗値=203Ω~248Ω

  規定抵抗値以外→交換


  測定結果は、アナログテスタ も デジタルテスタも 220Ω→OK。

  リレー測定で初めてテスタの針が動きました。
  当たり前のことがうれしい。

  毎日働けることに感謝。


ロ.  リレー接点点検 ( マニュアル P7-16 )

  
さあ、バッテリをつないでの導通チェックです。

  テスタレンジ Ω×1   
  ④端子→バッテリ +
   ⑨端子→バッテリ -
  ⑥端子→テスタ + ( 赤リード線 )
  ⑦端子→テスタ - ( 黒リード線 )
  導通なし→交換


  アナログテスタの針は大きく 0Ωまで振れました。
  デジタルテスタはピープ音。

  各端子にバッテリとテスタをつなげるだけです。
  なんのコツもプロのやり方も必要ありません。


ハ.  オイル警告灯リレーの導通点検 ( マニュアル P 7-44 )

  
  これも同じです。

  テスタレンジ Ω×1  
  ②端子→バッテリ +
  ④端子→バッテリ -
  ①端子→テスタ + ( 赤リード線 )
  ③端子→テスタ - ( 黒リード線 )
  導通なし→交換

  アナログテスタの針は大きく振れて 0Ωへ。
  デジタルテスタからはピープ音。

  導通チェックの方法はこんなに簡単で、その結果はこんなに明瞭なのです。
  


これで、「私の測定方法に問題がない」ことがはっきりしました。

また、「マニュアルの導通チェック方法の記載に説明不足はない」こともはっきりしました。

残るは、「二個目の新品コントロールリレーも不良」 か 「 マニュアルの間違い 」 か。

さあ、強気でいきましょう。

※このあとのWebikeとヤマハに対する応酬詳細は→→→こちら
  



6.マニュアルの測定方法の間違い確定


a. 2月13日Webikeからメール



ヤマハサービスマニュアルの誤表記につきまして、現在ヤマハにて改訂版サービスマニュアルの作成に入っており、ご連絡が遅れてしまっておりました。
弊社でも随時確認が出来ておらず、誠に申し訳ございません。

なお、今回の改修内容につきましては、添付ファイルをご参照のうえ、再度お手元部品のチェックをお願いできますでしょうか。

また、現在お客様の車両に装着されているコントロールリレーにつきましても、不具合品ではなく正常品の可能性がございます。
その場合は、ご不要なコントロールリレーのご返品でのご対応とさせていただけますようお願い申し上げます。



    
b. 42Hリレーの正しいチェック方法


以下が ヤマハが示した 「 42Hコントロールリレーの正しいチェック方法 」 です。

・コントロールリレーをカプラーに接続したままチェック。
・バッテリーはメインハーネスの端子に接続。
・要するにコントロールリレーを回路につなげた状態で測定するのです。

・テスタ プラス → ④の青/黒 端子、テスタマイナス → ⑤の黒端子
・カプラー側からテスタ端子を挿入。

・テスタレンジは DC 20V

・メインスイッチON → 5秒以内に 12V電圧を測定
・電圧あり → 正常
・電圧なし → 不良 → 交換


・以前のチェック方法と 「 とんでもなく違う 」 じゃないですか!
  他の電装部品のチェック方法は大丈夫なのでしょうね?


c. 何をチェックしているのか



回路図によると、④青/黒 は燃料ポンプのプラス側 、 ⑤黒 は 燃料ポンプの マイナス側 ( アース ) 。

メインスイッチONで ④と⑤に電圧がかかれば燃料ポンプは動きます。

「メインスイッチON 後 5 秒以内に測定 」 とは 「 5秒を越えると電圧がかからなくなる  」 ということ。

つまり、燃料ポンプは 「 メインスイッチON後 5秒間だけ動いて、そのあと停止する 」 ということ。

これをチェックしているのです。


それではチェックしましょう。

・燃料ポンプのカプラーは取り外しても取り外さなくてもかまいません。
・燃料ポンプが接続してあればポンプが動くだけです。
・リレーのチェックですから、ポンプを回路から切り離した方がそれっぽくなります。

・コントロールリレーをカプラーに接続し、
  カプラーの 青/黒 と 黒 に テスターのプラスとマイナスの端子を突っ込みます。
・テスター端子を持っている必要はありません。

・テスター本体は見やすいところに置いておきます。

・メインスイッチ ON、テスターの電圧針が12V くらいを指せばOK。

・バッテリー 13V で 11V くらいを指します。
  メインスイッチONで回路に電流が流れ、ライトも点灯しますから電圧が下がるのは当然。

・おもしろいのは、ちゃんと 5秒間通電すること。
  テスターの針が11V を指してから、5秒経つと針が0に戻ります。

切り離していたポンプのカプラーをつないで、ポンプを作動させてみましょう。

メインスイッチON で ポンプが作動、3秒後に停止。

つまり、ポンプに電圧がかかるのは 5秒間、ポンプが動くのは 3秒間。


d. もっと簡単なチェック方法がある


要するに、「 メインスイッチON で 3秒くらいポンプが動いて 停止すれば このリレーは正常 」 ということになります。

コントロールリレーがどこにあるのか探す必要はありません。
「取り外しやすいから」 とカウルを外す必要もありません。
テスターも要りません。
青/黒 コード と 黒コードを確認する必要もありません。

もちろん、「 燃料ポンプの吐出側を指で押さえてポンプが止まるかどうか 」 を調べる必要はありません。

メインスイッチを入れて 3秒くらいポンプが動いて止まれば リレーのチェックは終了です。


なお、
・メインスイッチON でポンプが作動し、3秒経っても止まらずに動き続ければ、「 リレーの不良 」。

・メインスイッチON でポンプが作動しなければ、 「 リレーの不良 」 か 「 ポンプの不良 」。
  
  この場合は、ポンプを切り離しリレーの 青/黒 と 黒 で電圧測定、5秒間通電していれば 「 リレーOK 」、5秒間の通電がなければ「 リレーの不良 」。
  
・「 リレーOK 」 でも 「 リレー不良 」 でも、次のポンプのチェックは必要。

  ポンプをリレーから切り離しバッテリー直結でポンプが動けば 「 ポンプOK 」  、動かなければ 「 ポンプ不良 」。

・「 リレーOK 」 ・ 「 ポンプOK 」 なのにポンプが動かなければ、 「 ハーネスの断線 」 か 「 イグナイタの不良 」 。


e. ダメになっていた 従来の 42H



次の三個をチェックしました。

  ①は 二個目の新品リレー、②は 先日入手した 4CCの中古メインハーネスに付属していた リレー、③が 今まで使っていたリレー。

  ①と②は、メインスイッチON で 電圧 11V が 5秒間、ポンプ作動が 3秒間。

  しかし、③は 電圧ゼロ、ポンプ作動なし。
  ③は、最初に導通チェック ( マニュアルの以前の方法 ) をしたときには、メインスイッチON で 3秒間くらいポンプが作動して停止していたはず。→→→こらら

  つまり、この一カ月間のうちにダメになったということ。
  
  「 ちょうど寿命が来た 」 とも考えられますが、あちらこちらの端子に通電させたことが原因かもしれません。

  ③は マニュアル通りのチェック方法で導通がなかったので、バッテリ接続やテスター端子の接続をいろいろかえてチェックしています。
  それが原因でリレー内部に不具合が生じたのかもしれません。

  リレーは電子部品でしょうから、むやみやたらに電圧をかけてはいけないようです。

  ①は従来の導通チェックを行っていますから、赤/緑端子 と 黒端子に電圧をかけています。
  今回入手した ②リレーも従来の導通チェックをしてみようと思っていましたが、ダメにするといけないので止めました。




7.問題はなにも解決していない


『 そうですか! マニュアルの記載が間違っていたのですか!
   チェック方法自体が間違っていたのなら、新品を何個チェックしても不良ということになりますよネェ。

    新しいチェック方法では新品リレーはOKだったのですね。そのリレーをつければ万事解決ですね。メデタシメデタシじゃないですか!』

いやいや、まったくメデタシメデタシではありません。
最初の状態に戻っただけです。

私の疑問は 何も解決していないのです。


a.元の状態に戻っただけ

最初の状態は、

・メインスイッチON で 3秒くらいポンプが動いて停止。
 ポンプの吐出側を指で押さえても押さえなくても、3秒経ったらポンプは停止。

・ポンプをリレーから外し バッテリーを直結すると ポンプは動き続ける。
  ポンプの吐出側を指で押さえても止まらない。


一方、巷の通説は 『 正常なポンプは吐出側を押さえて圧をかけるとポンプが停止する 』

この通説から 「 リレーが怪しい 」 と考えて、マニュアル通りのチェック方法で調べたら 「 導通なし → リレー不良 」

しかし、マニュアルのチェック方法自体が誤表記で間違っていた。

正しい ( 改訂された ) チェック方法では、今までの状態でリレーOK。

結局、最初の状態に戻っただけで、巷の通説からすれば 「 不良 」 のまま。

リレーはOKだから、この先は 「 ポンプ不良 」 と 「 イグナイタ不良 」  だけ。


b.巷の通説に対する疑問


『 正常な燃料ポンプは、吐出側を指で押さえる止まる 』 というのはどのような根拠なのでしょうか?

また、そのようにコントロールしているのはどの部品なのでしょうか?


コントロールリレーでしょうか?

それなら、コントロールリレーのチェック方法にもっと別の要素が入ってくるはずです。


それでは、燃料ポンプ自体がそのようにコントロールしているのでしょうか?

どこかのサイトに書いてあったように  『 燃料ポンプに圧力スイッチが組み込まれている 』 のでしょうか?

それなら、燃料ポンプをリレー経由なしでバッテリーに直結して作動させた場合、吐出側を指で押さえたらポンプは停止するはずです。

しかしこの場合、吐出側を指で押さえても動き続けるのが正常です。
※この点は 1月22日のヤマハ回答で肯定されているようです。( 少し文意不明 )


そもそも、FJ の燃料ポンプはどんな働きをしているのでしょうか?

エンジンがかかれば負圧で燃料は吸い込まれますから、燃料をポンプで圧送する必要はありません。

燃料ポンプは 「 エンジンをかけるときに燃料を一定時間圧送する 」 ためのものなのでしょうか?

そうだとすれば、「燃料ポンプの吐出側を指で押さえると 止まる 」 ようにする必要はありません。

ポンプは すぐに  ( 3秒後に )  停止するからです。


それとも、燃料ポンプは 「 燃料の吸い込みが悪くなったときに燃料を圧送する 」 ためのものなのでしょうか?

そうだとすれば、ポンプの吐出側に圧がなくなればポンプを作動させ、吐出側に圧が戻ればポンプを停止させる必要があります。

この場合なら、「 燃料ポンプの吐出側を指で押さえたら止まる 」 でしょう。


しかし、このことについてマニュアルのどこにも触れられていません。

「 燃料ポンプはバッテリー直結で作動すればOK 」 とだけ書いてあるだけです。

この点についても マニュアルの説明不足 ・ 誤表記 なのでしょうか?

「 作動」 とは、吐出側を指で押さえると止まる という意味なのでしょうか?


通説の根拠が示されていないので通説を検証することができません。

これはヤマハに答えを出してもらわなければなりません。




8. マニュアルの誤表記 ( 間違い ) に、なぜ誰も気づかなかったのか


なぜ、20年以上もこの誤表記が気づかれなかったのでしょう。


( リレーが不良の場合 )

ユーザー  『 燃料ポンプが止まらなくなったヨ!』 or  『 スイッチONで燃料ポンプが動かないヨ!』

バイク屋  『 リレーをマニュアル通りにチェックしてみよう。 あれ? ①端子と④端子の導通がないよ! これはリレー交換だな。』

もともと、リレーが不良だったのだから、新しいリレーに交換すれば問題は解決します。

バイク屋さんが新しいリレーの導通チェックをすることはありません。

だから、バイク屋さんはマニュアルの誤表記に気づきません。


( リレーが正常の場合 )

ユーザー 『 スイッチONで燃料ポンプが動かないよ!』

バイク屋 『 どれどれマニュアルの手順でチェックしてみよう。
               まずは、コントロールリレー…。あれっ、導通がないよ! リレー交換だな!
               つぎは 燃料ポンプをバッテリー直結して作動チェック。
               あれっ、ポンプが動かないゾ。 ポンプも交換だな!
               結局、ポンプとリレーの両方がダメだったンだよ。ちょっとお金がかかったけど、ちゃんとポンプが動くようになったからネ。』

この場合は、ポンプ不良が原因でリレーは正常なのですが、ポンプとリレーの両方を交換すれば問題は解決します。

かわいそうなのは 無実のリレー君ですが 彼はそれを主張する手段を持っていません。
だから、だれもマニュアルの誤表記に気づきません。


現場はこんな状況だったのでしょう。

結局、誰も誤表記に気づかなかったのは 「誰も 新品リレーのチェックをしなかった 」 からでしょう。

誰でも新品部品を信じていますからね。

しかし、この誤表記で 正常なリレーが 不良品として交換 ・ 廃棄された場合も少なくないでしょう。

そう考えると、「 ヤマハさんに責任あり 」 ですね。



9. 正常なポンプ作動


2014.02.17 Webikeを通じてヤマハへの最終質問をしました。


Webike 担当様

いろいろお世話になりました。

マニュアルの誤表記という結末には驚きました。
20年以上も誰も気づかなかったのでしょうか?

このことこそ「驚き」ですね。



【1】新品リレーと従来リレーのチェック



改訂されたチェック方法 (メインスイッチONでリレーが5秒間だけ通電する) で新品リレー,最近入手した中古42Hリレー,従来のリレーをチェックしました。 

新品リレーは、「バッテリー電圧13VでメインスイッチON、5秒間11Vを示す。ポンプはメインスイッチONで作動、3秒後に停止 」。


中古リレーも同様。


従来リレーは「メインスイッチONで通電せず、ポンプも作動せず」。

このリレー、以前は「メインスイッチON後、ポンプは3秒くらい作動して止まった」のですがダメになっていました。
「ちょうど寿命が来た」のかもしれません。
「旧チェック方法で導通がないので、バッテリをいろいろな端子につなげて通電し導通を調べたので壊れた」のかもしれません。
これもまた有益な情報になりました。


ということで、新品リレーをこのまま受領させていただきます。

いままで我慢強くお付き合いくださったことに感謝し、今後ともお付き合いのほどお願いいたします。


【2】ヤマハへの最後の質問依頼



(a)巷の通説

ただ、もう一つだけヤマハに質問していただきたいことがあります。

「 FJの燃料ポンプは、吐出側を指で押さえると停止する のが正常動作 」 ということについてです。


これはあちらこちらのFJサイトで紹介され、ネット上の通説・常識になっています。


その根拠は明らかにされていませんが、次のようなものだと思われます。

 ・燃料ポンプはキャブレターに燃料を圧送するもの


 ・キャブレターに燃料が充分行き渡れば圧送は不要

・ポンプは圧力を感じて停止し燃料の圧送を止めるはず


ある者は、「 燃料ポンプには圧力スイッチが組み込まれている 」 と説明しています。



この通説・常識により、


ある者は、
『 燃料ポンプが止まらなくなったので、新品のポンプに替えた。それでもまだ燃料ポンプが止まらない。ヤマハの燃料ポンプはどうなっているのだ!』 と憤り、

 
ある者は、
『 燃料ポンプが動かなくなったので中古の燃料ポンプを入手した。
  このポンプ、バッテリー直結で動き続け、吐出側を指で押さえても止まらなかった。
  不良品である可能性が高いが、ダメもとでバイクに取り付けた。しかし動かず、やはり不良品だった。』 と嘆いています。

この二例、どちらもコントロールリレー不良が原因であり、燃料ポンプは正常なのではないでしょうか?


この“巷の通説”が正しいのか間違っているのか、正しいのならその根拠はなにかを知りたいのです。

もちろん、得られた情報は独り占めせず、当方のHPで広くFJユーザーに公開します。


(b)質問事項


私の理解を以下に示しました。間違いがあれば訂正してください。★不明★の項目はお教えください。


リレー経由でのポンプ作動

a.メインスイッチONでポンプ作動、3秒後に停止
正常作動


b.メインスイッチONでポンプが作動しているときに吐出側を指で押さえてポンプに圧をかけてもポンプは止まらない 正常作動


リレーを経由せず、ポンプをバッテリーに直結した場合のポンプ作動

a.ポンプは停止せずに作動し続ける
正常動作

b.ポンプ吐出側を指で押さえてポンプに圧をかけてもポンプは止まらない
正常動作


燃料ポンプコントロールリレーの役割

a.ポンプを一定時間(3秒くらい)作動させたあと停止させる
正しい(その役割あり)

b.ポンプの吐出側に圧力を感じたらポンプを停止させる
間違い(その役割なし)


4CC燃料ポンプの役割

a.「エンジンをかけるときに燃料を一定時間圧送する」ためのもの → ★不明★

・エンジンがかかれば負圧で燃料を吸い込むので圧送する必要はない。
・a が正しいとすると、「燃料ポンプの吐出側を指で押さえると止まる」ようにする必要はない。 ポンプはすぐに(3秒後に)停止するから。

b.「燃料が充分に供給されず、燃料の吸い込みが悪くなったときに燃料を圧送する」ためのもの → ★不明★


・b が正しいとすると、ポンプの吐出側に圧がなくなればポンプを作動させ、吐出側に圧が戻ればポンプを停止させる必要がある。
  この場合なら、「燃料ポンプの吐出側を指で押さえたら止まる」ことになる。


⑤燃料ポンプに圧力スイッチが組み込まれている → 間違い(組み込まれていない)


⑥燃料ポンプは圧を感じると停止し、圧がなくなると作動するのか?

a.そのようにポンプをコントロールしている部品があるのか? → ★不明★

b.キャブレターに燃料が充分行き渡っているのにポンプを作動させて問題はないのか? → ★不明★


・メインスイッチONで3秒間ポンプが作動。これを繰り返して、キャブレターに燃料を充分行き渡らせたあと、
  さらにメインスイッチONでポンプを作動させてキャブレターに燃料を圧送しても問題はないのか?

c.マニュアルP7-49の「フュエルポンプの作動を点検する」で「作動する」とは、 「動き続ける」という意味であり、
  「吐出側を指で押さえたら停止する」という意味は含まれていない → 正しい(そんな意味は含まれていない)

d.マニュアルP7-47のトラブルシューティング「フュエルポンプが誤作動する(作動しない)」の「誤作動」とは、
  「メインスイッチONで作動しないこと」と 「メインスイッチONでポンプが作動するが、3秒経っても停止しない」ことを指しており、
  「ポンプの吐出側を指でおさえたり、ポンプが圧を感じたりしてもポンプが停止しない」ということは含まれていない。  → 正しい(そんな意味は含まれていない)  

e.「燃料ポンプの正常動作は、ポンプの吐出側を指で押さえるとポンプが停止する」という巷の通説は正しいのか、 正しいとすればその根拠はなにか → ★不明★


ヤマハからの回答はありません。※2014.03.16現在
回答があれば掲載しますが多分回答はないでしょう。
頃合いをみて、ヤマハの個人向け相談室に質問します。


なお、現在の燃料ポンプ作動状況は以下の通りです。

・キャブレター内の燃料とキャブレターまでの燃料を空にした場合、
  メインスイッチON×2回 ( ポンプ作動 3秒×2回 ) で燃料が行き渡ります( ドレンから燃料が出ます ) 。

  ポンプは燃料が行き渡るまでき6秒間動き続けるのではなく、一回分の3秒間しか動きません。

・燃料が行き渡った後、メインスイッチをONにするとポンプがまた作動します。
  ただし、オーバーフローはしません。
  燃料ポンプの圧送力はフロートバルブが燃料を止める力より強くないようです。
  燃料ポンプは空回りのような状態になっているのでしょうか?

・エンジンをしばらく動かしたあとエンジンを停止し、すぐにメインスイッチをONにしても燃料ポンプは作動しません。



10.案外分からない メーカー指定燃料


FJに関する情報はいろいろなサイトやブログ、質問箱や知恵袋にあふれています。

しかし、肝心なことが書いてありません。

今回のポンプコントロールリレーもその一つ。

『分からないことはそのままにしておきましょう。』

『どのサイトにも書いてないので、分からないヤ』


指定ガソリンについてもどこにも書いてないですね。


『私はレギュラーを入れています。』

『レギュラーで問題ないですよ。』

『レギュラー指定のようですよ。』

『プレミアの方がエンジンにやさしいですよ。』


これらは個人のやり方や推測。

そうではなくて、メーカーの指定を知りたいのです。

「FJはレギュラーガソリン指定なのか、それともプレミアガソリン指定なのか」。

今までずっとプレミアを入れてきましたが、レギュラー指定ならレギュラーの方がエンジンに適しているからです。


『指定燃料なんか、サービスマニュアルに書いてあるでしょう?』

それが書いてないのです。

新車を買ったときに付いてくる取扱説明書 ( オーナーズマニュアル ) に書いてあるとのことです。→→→ヤマハよくある質問のQ6

取り扱い説明書は無料でダウンロードできますが、それは現行モデルだけ。

FJの取り扱い説明書は購入しなければなりません。→→→購入はこちらから

ちなみに、現行XJR1300はプレミアガソリン指定です。

※無鉛プレミア指定:XJR1300,V-max,YZF-R1
※無鉛レギュラー指定:FJR1300,FZ1,ドラッグスター400,SR400,BOLT


FJ-4CC の 指定燃料を知るために取扱説明書を購入しました。


・購入先:ワイズギアオンラインショップ

・商品名:オーナーズマニュアル FJ1200/A 4CC1/2
 
・B 6 ・ 全51頁
・価格:\1,313、送料:630円。


・この取扱説明書の中古がYahooオークションで5000円くらいスタートで出品されています。
  新品で買っても1313円なのに…。


指定燃料は?

P26に書いてありました。

・これでは答えになりません。1943円の値打ちがありません。

・コントロールリレーの件を問い合わせるときについでに質問しました。
※ヤマハお客様相談室(国内専用)
   0120-090-819 (月~金 ・ 9時~12時,13時~17時 )

・答えは、『 無鉛レギュラーです。』

  ここでいう「無鉛ガソリン」とは「無鉛レギュラー」のことだそうです。

・FJ1200-4CC のメーカー指定燃料は無鉛レギュラーです。

・一つ疑問が解消されました。


・なお、4CC は馬力規制とスピード規制のかかった国内仕様です。
  逆輸入FJの指定燃料は取扱説明書とお客様相談室で調べてください。。



    
11.久しぶりの FJ 部品落札


Yahooオークションに毎週 2000~3000点 を出品し、百円スタートで売り切る ミヤビー ( Miyabee  Plus ) さん。

最近、メジャーになってきたので、今までのように 『 100円!200円!』  とはいきません。
しかし、まだまだ 「 超ヤス 」 です。

程度のよい 4CC の解体部品が出ていましたので落札しました。

次の10点を落札しました。

・①4CC-イグナイター CDI、ECU / 1260円
・②4CC-メインハーネスAssy / 690円
・③4CC-エアインテークダクト左右セット / 110円
・④4CC-クラッチマスター&レバー / 260円
・⑤4CC-リアブレーキキャリパー / 240円
・⑥4CC-ステップ左右セット / 310円
・⑦4CC-シフトペダル / 1210円
・⑧4CC-リアホイールハブダンパー / 245円
・⑨4CC-オイルクーラーユニット  / 520円


狙ったのはこちらです。

「 販売終了・在庫なし 」 の 4CC イグナイタ です。

・メインハーネスは それに付属しているリレーが目当てです。
  42Hはもちろん、フラッシャリレー、スタータサーキットカットオフリレー、
  そして、もう一つの 「 販売終了・在庫なし 」 の オイル警告灯リレー。

・ハーネス被覆の状態の良さが、各リレーの程度の良さを物語っています。


・イグナイタ と ハーネス 以外は 「 安ければ手あたり次第 」 です。
  手持ちに同じものがあるかどうかなど関係ありません。

  しかし、現物を見たらどれも程度がよくてビックリ。

    
10個目はこちらです。

・⑩4CC-エンジン / 3530円
・走行 26907㎞、平成4年 ( 1992年 ) 登録、4CC-0004※※※、絶好調

・別にエンジンを載せ換える予定はありません。
  現在のエンジンはすこぶる健康です。

・ただ なんとなく落札してみたかったのです。

・程度のよいRMX ( SJ13 か PJ12 ) のエンジンが
  なかなか手に入らないのも関係しているでしょうね。

・それにしても安いです!
  RMXのエンジンなら、動くだけで 軽く 3万円を越えます。

・送料は、「 受取人の荷下ろし協力 」 必須で 8580円。

・それにしても重いです!
  この状態にするのに 1時間以上かかりました。



つづく


2011.03.23  FJカウル修復・取付完了

2011.05.08 FJその後_1

2011.05.24 FJその後2-キャブレター同調

2011.08.24 FJ ユーザー車検に向けて  その①

2011.08.31 FJ ユーザー車検に向けて  その②  あともう少し

2011.09.02 FJ ユーザー車検に向けて  その③  エア抜きに半日

2011.09.08 FJ ユーザー車検終了

2011.09.25  FJ フロントフォーク・オイルシール交換  その①  準備

2011.09.29  FJ フロントフォーク・オイルシール交換  その② 終了-自作専用工具改良も

2011.10.03  FJ 1200 整備初級編  オイルエレメント交換・エァクリーナー点検

2011.10.03  FJ 1200 整備初級編  リヤショック調整・バッテリーケース下のゴムマット寸法

2011.10.08  FJ に“驚くほど高い”チェーンスライダーを取り付ける

2011.10.15  FJ 1200 整備初級編  いつまでたっても上達しないエァ抜き-フロントブレーキオイル交換

2011.10.19  FJ 1200 整備初級編-「油圧クラッチ・プッシュレバーcomp シール交換」と「気泡吸い出し法によるエァ抜

2011.11.07  FJ 1200 整備初級編-チェーン“そのまま交換”  その 1

2011.11.12  FJ 1200 整備初級編-とても簡単だった“プッシュロッドのオイルシール交換”

2011.11.16  FJ 1200 整備初級編-チェーンそのまま交換  その②-組み付け・ゴムマット作成と新寸法表

2011.12.15  FJ と革ジャケットの関係

2012.11.06 再度の左フロントフォークオイルシール交換  ・  フロントフォークオイルシール交換手順最新版 ( 印刷用 )

2013.08.24 カウル取り外し手順をもう一度.

2013.09.05 FJ二回目のユーザー車検終了

2014.01.14 FJ 燃料ポンプコントロールリレーの交換

2014.03.01 FJキャブレター清掃・組み付け/その 1 - 安い市販Oリングを使う

2014.03.08  FJ キャブレター清掃・組み付け/その 2 - 初心者でもよく分かるキャブレター同調



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