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KTM始めました③ リヤブレーキホース交換



レバーガード,マフラーガード。
「ハンドルのかさ上げ」にショック調整。
試乗3回目。
『そろそろアクセルを開けるか…。』

しかし、出発10分でリヤブレーキオイル漏れ。
JAFのお世話に。

今回は「ABSユニット ~ キャリパ」のブレーキホースを交換。
33000円の純正ホースを使わず 8250円のスエッジライン・ イージーオーダーを使った。

●必要なブレーキホース
●ブレーキホース入手

●取り付けとエア抜き

1.こんなところからオイル漏れ

●状況

走り始めてすぐに「前の車に追突しそうに」なり、
しばらくして「クラッチがつながらないような感じ」になる。
コンビニの駐車場でチェック。

リヤブレーキペダルを手で押すと、
リヤキャリパーのブレーキホースのカシメ部分から「勢いよく」ブレーキオイルが出る。

『なんで、こんなところから!』

家から遠くないので「フロントブレーキだけで」帰れるけれど、
JAFの更新期限前だったので「試しに呼んでみるか」。

車両運搬車でていねい積み下ろし。
家のガレージまで押し運搬。

オイル漏れはこの状態→ こちら

●原因

イタリアの FREN TUBO(フレン トゥーボ)に「カシメ不良」は考えられない。

カシメ部分をよく見ると、外力が加わったような「ズレ」。

パルスコードには押しつぶされて溶けたような痕。

上から物を落としたか、同乗者が足でホースとコードをキャリパに押しつけたか。
ホースの耐用性の問題ではないだろう。

原因はなんであれ、ブレーキホースを交換すればよい。

2.必要なブレーキホース

a.ABS

ABS車だから マスターシリンダーとキャリパーはホースで直結されていない。

ブレーキホースは2系統。
①マスターシリンダー → ABSユニット(行き)
②ABSユニット → リヤキャリパ(帰り)

途中にABSユニットが入り、「ブレーキがロックしている状態を感知すると油圧を減らす」らしい。

キャリパに付いている細いコードはホイールパルスセンサーコード。
車輪の回転速度を検出してABSに送る。
ABSはこれを実際の速度と比較して「その差が大きい」と「ロックしている」と判断。
ABSユニットに命令してが油圧を減らす。

これで「なぜキャリパーに細いパイプが別に付いているのだ?」という疑問が解消した。

なお、道路運送車両法の保安基準でオートバイにもABSが義務づけられているとか。
・新型車は2018.10.01より適用
・継続生産車は2021.10.01より適用。
・原付は適用外。

RMX や NSRを触ってきた当方は「そんなことになっているの!」

リヤブレーキのラインは
リヤマスターシリンダーからABSユニットの「左から二つ目」に入り、
左端から出てリヤキャリパに向かう。

フロントブレーキのラインは
フロントマスターシリンダーからABSユニットの「右から二つ目」に入り、
右端から出てフロントキャリパに向かう。

今回は、「ABSユニット ~ リヤキャリパ」のブレーキホースを交換することになる。

b.純正のブレーキホース

●取り外したホース

〇長さ測定の注意
・曲がりを直し「真っ直ぐにして」測定する。
・柱や板にバンジョー片方を釘で留め、ホースを押し付けるようにして測定する。
・曲がったまま表面に布メジャーを当てたのでは「大きな測定値」となる。

〇測定値
・「バンジョー先端 ~ バンジョー先端」=1365㎜
・「バンジョー中心 ~ バンジョー中心」=1365㎜-バンジョー外径=1365-17=1348㎜≒1350㎜

〇太さ
・外径:7.5㎜φ
・キャリパ側バンジョーから13.5㎝のところから39㎝長のカバー(外径10.5㎜φ)

〇バンジョー角度
・ABS側:ストレート
・キャリパー側:20度

〇バンジョー形状
・外径:17㎜φ
・内径:9.9㎜φ
・厚さ:10.5㎜
・内面に溝なし(フラット)
・バンジョーの「カシメ~ 先端」= 40~41㎜

〇バンジョーボルト
・M10 × 1 × 19.5㎜
※ピッチは1.0(ネジ部8㎜・8山 / ブレンボボルト)
・溝あり


〇パルスセンサーコード
・外径:4㎜φ

〇ホースの記載
・760.42.004.100
・FREN TUBO ,SAE J1401,DOT,2㎜ HL,10,2015 


●リヤキャリパ側バンジョーの「20度」は少なくないか?

この角度がもう少し大きければ「カシメ部分の曲がり」が緩くなりオイル漏れがなかったかも?

しかし、キャリパ取り付け部がすでに30度傾いているので、バンジョーは50度傾いていることぢなる。
バンジョー側がこれ以上傾くとホースがスイングアームに乗らなくなる。
だから「20度」で問題ない。

オイル漏れは「カシメ部分の曲がりがきつかった」のではなく、ここに外力が加わったから。
製品の問題ではなく使用上の問題。

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●必要なブレーキホース
●ブレーキホース入手

●取り付けとエア抜き

3.ブレーキホースの入手

a.4型と5型の互換性

●部品番号

〇4型
・ABSユニット:760.42.031.144
・リヤキャリパブレーキホース:760.42.004.000
・リヤキャリパ:760.130.800.0101
・690デューク と 690デュークR では共通。

〇5型
・ABSユニット:760.42.131.044
・リヤキャリパブレーキホース:760.42.004.100
・リヤキャリパ:760.130.800.0101
・690デューク と 690デュークR では共通。

〇部品番号での互換性
・ABSユニットが新しくなったのでホースも新しくなった。
・長さが異なる可能性あり。(長いのはよいが短いのはダメ)
・中古部品なら「5型のホース」がよい。

ヤフオクには4型の部品出品が多いので(5型はほとんどない)、
4型のブレーキホースを「取り付けられないことを覚悟して」試してみる価値はある。

b.純正部品の値段と納期

純正部品は確実だが値段と納期が問題。
国産純正部品ならWebで値段を調べ「必要なものだけ」注文。
そして、注文したら「2~3日後発送」。
ここが大きく違うところ。

まずは、「値段と納期を調べる」ことから。

●KTM名古屋 で調べる

〇部品検索・発注頁 → こちら
・スペアパーツ検索
↓
・「VINで検索」→車台番号入力
↓
・「検索」
↓
・スペアパーツファインダーで部品を選んで「カートに入れる」
↓
・カートをクリックして中身(部品番号)を「印刷 」→ 「PDFで保存」
↓
・この PDF をメールに添付して送る。ktm_nagoya@dockers.co.jp

返事はすぐに来る。
・店に在庫なし。オーストリアに在庫有り。
・29920円(税込み32912円)
・注文はまとめて月曜日に行う。
・PayPal先払い。
・納期1週間。

個別注文ならオーストリアからの送料がかかる。
KTM代理店だから「部品注文のノウハウ」がある。
純正部品はKTM代理店経由で注文するのが「一番早くて安い」と考えられる。

c.汎用のイージーオーダー

●イージーオーダーのリスク


SWAGE LINE や ACTIVE でイージーオーダーができる。
・SWAGE LINE イージーオーダー → こちら
・ACTIVEフルオーダー → こちら

問題は「ホース長さ」と「バンジョー部分の長さ」。
ホース長さは「少しくらい長くても」取り回しで解消できる。
しかし、「バンジョー部分の長さ」はシビア。
ABSユニットの部分は入り組んでいるのでバンジョー部分が長いとうまく納められない。

値段は純正の「1/3」になるが「それなりのリスク」がある。

しかし、
「ブレーキホースからオイル漏れがしました。
純正部品を注文して取り付けました。
ホース一本が33000円でした。
外国車はお金がかかります~w!」


これではあまりにも能がない。
そんな「当たり前のこと」はこのHPで取り上げる意味がない。
読者は「子どもの夏休みの絵日記」を探してはいない。

だから、まず「イージーオーダーで注文して」そのリスクを検討することにした。

●イージーオーダーの実際

●クリアーすべき条件

・バンジョー中心 ~ バンジョー中心:1350㎜
・バンジョー角度:ストレート と 20度
・バンジョー内面:溝なし or 溝あり
・バンジョー先端 ~ カシメ終わり:41㎜以下(ここが長いとABS側取り付けができない)
※バンジョーボルトは純正を使う。

●取り回し

・ABS側は「バンジョー先端~カシメ終わり」が短い方がよい。
・ABSユニット前で曲げることになるが、ここで少々の「長さ」は吸収できる。
・フレームサイドのエンジンガード取り付け部の凸部に沿うので「少し余裕を見た方」がよい。
・「バンジョー中心 ~ バンジョー中心」=1355㎜(純正ホース長+5㎜)を使うことにした。

●SWAGE LINE のイージーオーダーフォームで

・バンジョー①:ストレート+ダイレクトスウェージング
・バンジョー②:ストレートフィッティング(これにねじ込みの20度バンジョーを取り付ける)
・長さ:1355㎜-20㎜=1335㎜
※ダイレクトスウエージングの場合のホース長は「片方のバンジョー中心 ~ 片方のフィッティング終わり」
※「フィッティング終わり~バンジョー中心」=約20㎜

※「①ホースエンド形状を選ぶ」から「選ぶイラスト」をクリックして決めていくいく(「⑤長さ・本数」まで)。
※バンジョー材質により値段は変わるが、ホースの色では値段は変わらない。
※注文書を印刷してオートバイ販売店・部品販売店から注文してもらう。

〇ネット販売の「SWAGE LINE イージーオーダーホース」
・ダイレクトスウエージングはない。
・ストレートフィッティングに各種バンジョーアダプター
・長さは「25㎜刻み」(…,1350㎜,1375㎜,1400㎜,…と長さが固定されている)
・注文は個人でOK。

〇オーダーフォームを利用した「SWAGE LINE イージーオーダーホース」
・片方だけダイレクトスウエージングにできる。
・長さは「5㎜刻み」(長さは自由にできる)
・注文はオートバイ販売店・部品販売店を通す。

●この内容で注文すると

〇片方ダイレクトスウエージング (今回の注文)
・こちら,注文書
・バンジョー中心間長さ=1335㎜+20㎜=1355㎜。(純正測定値1350㎜)
・アルミバンジョー,ステンレスバンジョーとも8250円
・片方のバンジョーアダプター20度(2200円)が必要(こちら )だから10550円。

〇ダイレクトスウエージングなし
・→ こちら
・アルミバンジョー 7150円,ステンレスバンジョー 11000円
・AmazonでアルミバンジョーのSWAGE LINE 1350㎜は6499円、1375㎜は6351円
・イージーオーダーでは「5㎜刻み」の分だけ割高となっている。
・少々長くても問題ないから、「ダイレクトスウエージング不要」の場合はネット通販の方がやすくて簡単。

●ACTIVEフルオーダー

・両方ともねじ込みバンジョーとなる。
・長さは「1㎜刻み」

今回は「SWAGE LINEが安心」ということと「ABS側にダイレクトスウエージングが必要」なので、SWAGE LINEのイージーオーダーで入手することにした。(南海部品へ)
8250円(純正の1/4 )だから「取り付けに不具合があれば別のものを注文すればよい」。
なにより、「そこに収めるまでの過程といろいろな発見」がおもしろい。

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●必要なブレーキホース
●ブレーキホース入手

●取り付けとエア抜き

4.取り付けとエア抜き

a.SWAGE LINE の ダイレクトスエージング

●カシメ部分の寸法

上がダイレクトスェージング(バンジョー水平)
下がねじ込み式(バンジョー20度)

ダイレクトスェージングはカシメ部分が 8㎜ 短いだけ。
「バンジョー先端 ~ シメ終わり」までは 62.7㎜ で、ねじ込み式より 0.7㎜ 長くなっている。

「この 0.7㎜ 」は 「バンジョー角度の違い」によるものかも知れない。
しかし、ダイレクトスェージングと「ね仕込み式」では
「バンジョー先端 ~ カシメ終わり」は殆ど同じ長さとなる。

だから、ABS側を「ダイレクトスェージング」にしても「ねじ込み式」にしてもホースの取り回しは同じ。

「ねじ込み式」にすればバンジョーを交換することができる。
また、スイベル機構(ステンレスフィッティングのみ)で取り付けが楽になる。→ スイベル機構

ダイレクトスエージングにすれば「漏れに強くなる」。
さらに、バンジョー首が長くなるのでABSユニットとの干渉が少なくなる。

あとで説明するが、ABS側バンジョーはストレートではなく傾斜10度のものがよい。
この場合でもバンジョー首が長い方がABSユニットとの干渉が少なくなる。

やはり、ダイレクトスエージングの方が良いだろう。

●純正との違い

「バンジョー先端~カシメ終わり」は純正より 22.7㎜ 長くなる。
この点はABSユニットの前方に余裕があるので支障とならない。
ホース取り回しが長くなるので「純正より+5㎜」を見込んである。

ただし、純正との違いで「もう一つ大きな点」がある。
この段階では「それに」気づいていない。

●ダイレクトスェージング,ねじ込み式,純正

純正ホースがシンプルに作られていることが分かる。
頑丈さなら純正よりスエッジラインだろう。
しかし、純正は「イタリアの FREN TUBO」。
「何か理由がある」のだろうか?

b.バンジョーからのオイル漏れの原因

●オイル漏れ

●取り付けは問題なし

取り回しは「問題なし」。
ホース曲がりも「問題なし」。

なお、ネット情報により「バッテリーコードを外し、誤ってスイッチONでABSが作動しないよう」にして作業。

●バンジョーからオイル漏れ

ブレーキオイルをマスタータンクに入れてペダルを押す。
「プシュー、プシュー」という音。
ABSユニットのバンジョーからオイル漏れ。

原因は?

●ワッシャ外径は14㎜φ

使った銅ワッシャは 「内径 × 外径 × 厚さ=10㎜ × 15㎜ × 1㎜」。
しかし、パーツリストでは「10㎜ × 14㎜ × 1㎜」
すぐに外径14㎜φ の 銅ワッシャを注文。

しかし、

この凹部に 15㎜φ ワッシャを入れると、

クラッシュして拡がっても大丈夫な余裕。

14㎜φ のワッシャでは

「ずいぶん」な余裕。
ワッシャを片側に寄せると2㎜弱 弱の隙間ができる。

これだけの隙間がないと「シールしない」のかなぁ…。

予想通り、14㎜φ ワッシャに交換しても「オイル漏れ」。

●オイル漏れの原因はフィッティング

●原因は頑丈なフィッティング

純正は「バンジョー厚さ」と「カシメ部分厚さ」が同じ。
バンジョーを取り付けるABSユニットは平坦。
1㎜ 厚のワッシャが入るから(凹部の深さとクラッシュ分を引いて)+0.5㎜ 弱。
つまり、バンジョーとABSユニットに 0.5㎜ 弱 の隙間ができる。

これに対しダイレクトスェージングのフィッティングはバンジョー厚さより厚い。
・六角部分の巾:14.5㎜
・六角対辺の巾:13㎜
・バンジョー厚:10.4㎜
↓
・バンジョーの浮き上がり
=六角部分の対辺がABSユニットに当たる場合 ~ 六角部分がABSユニットに当たる場合
=(13-10.4)÷2 ~(14.5-10.4)÷2 =1.3㎜~2.05㎜
↓
バンジョーを 2.05㎜ 以上「かさ上げ」しなければ、バンジョーがABSユニットに密着しない。
バンジョーがABSユニットに密着しなければ隙間ができてオイルが漏れる。

●かさ上げ量

かさ上げ量を大きくすると、バンジョーボルトのかみ合いがそれだけ減ってしまう。
純正では1㎜のクラッシュワッシャーの分で0.5㎜弱 隙間ができる。
ダイレクトスエージングのフィッティングがABSユニットに当たる部分が
「六角部と対辺部の中間」になっている。

このことから「かさ上げ2㎜」とした。
これでバンジョーとABSユニットの間には2.5㎜弱の隙間ができることになる。
外径14㎜ × 厚さ1㎜ クラッシュワッシャーを3枚入れた。

なお、「2㎜厚のアルミワッシャ+1㎜厚の銅ワッシャ」ではオイル漏れがした。
アルミと銅の相性が悪いのだろう。

「2㎜のかさ上げ」により、バンジョーボルトのかみ合いは「2山減少(ブレンボはpitch1㎜)」したことになる。

●「傾斜10度のバンジョー」がおすすめ

ダイレクトスェージング でも ねじ込み式でも「傾斜10度」のバンジョーがある。

ABS側のバンジョーを「ストレート」ではなく「10度」にすればABSユニットとの干渉は「より少なくなる」。
この場合、ダイレクトスェージングの方が「首が長い」ので「干渉はさらに少なくなる」。

実際に取り付けてみなければ分からないが、
「かさ上げなし」や「かさ上げ1㎜」でよいかもしれない。
純正のバンジョーボルトを使う限り、かさ上げが少なければかみ合いも多くなる。
次回があれば「傾斜10度バンジョー」を使うつもり。

c.バンジョーボルト首下の謎

●ブレンボ用の首下の長いバンジョーボルト

バンジョーボルトをかさ上げしても「かみ合いを同じにする」方法はないのか?
スエッジラインに「pitch1㎜で首下の長い」バンジョーボルトがある。

a が純正で首下19.5㎜で 8山
bが首下20.7㎜で12山(スエッジライン ETP316)→ こちら
cが首下22.0㎜で14山(スエッジライン ETP312)→ こちら

bを使えば「かさ上げ=20.7-19.5=1.2㎜」まで可能。
2㎜かさ上げすると「-0.8㎜=-1山弱」。

cを使えば「かさ上げ=22.0-19.5=2.5㎜」まで可能。
2㎜かさ上げなら「0.5㎜余って」ボルトが締め込めない。
3㎜かさ上げなら「-0.5㎜=1/2山」。

2㎜かさ上げならbを、3㎜かさ上げならa を使えば良いことになる。

しかし、bで2㎜かさ上げ(銅ワッシャ3枚)するとボルトが最後までねじ込めない。
ねじ込めるのかもしれないが「怖くて力を入れられない」。

●「山の数」 の問題か?

純正のボルトは8山。
ABSユニットの雌ネジも8山分しかないはず。

bで8山を除いた首下は 12.4㎜

この首下に入るのは
・バンジョー厚が 10.4㎜
・1㎜ワッシャが上に1枚と下に3枚で4㎜
・「ワッシャ凹深さ+クラッシュ分」を「-1㎜」
結局、13.4㎜となる。

つまり、bは最後までねじ込めるはず。

なお、cでワッシャ4枚(かさ上げ3㎜)でも同じことが起こった。

「ねじ込めた」という読者の方はご連絡ください。

結局、銅ワッシャ3枚(2㎜かさ上げ)で純正のバンジョーボルトを使った。
かみ合いが2山減って6山になっているのでオイル漏れ注意。

なお、このボルトの定価は「税抜き1000円」。
「送料無料・1250円」で喜ばないようにしよう。

d.簡単すぎるエア抜き

リペアマニュアルでは「圧送循環式のエア抜き機」を使っている。
これは「ブリーダーボルトとマスタータンクをつないでオイルを圧送し、エアだけを除いていく」もの。

手動エア抜きでは、マスタータンクにオイルを入れ、
①ブリードバルブを開けた状態でオイルを送ってオイルをパイプに入れる(エアもある程度抜ける)。
②ブリードバルブを閉じてペダルでオイル圧をかけてエアを出口に集めバルブを開いてエアを抜く。
これを自動でやる機械。

もちろん、手動エア抜きで。

しかし、①のあと「すでにペダルに圧がかかっている」。
そして②では 1回目,2回目,3回目ともエアが出てこない。

ペダルを押したまま1日放置しても同じ。

●「気泡押し出し」や「気泡吸い出し」はできない

ブリーダーバルブから注射器でオイルを入れて、マスタータングの方にエアを押し出す「気泡押し出し」。
逆に「ブリーダーバルブから注射器でオイルと一緒にエアを吸い出す「気泡吸い出し」。
これも使えなかった。

ABSユニットに逆止弁があるようで、オイルを圧送してもオイルが入っていかない。
また、オイルを吸い出そうとしてもオイルは出てこない。
ABSユニットの構造がどうなっているのか知らないが、
マスターシリンダーから圧送しないとオイルは流れないようだ。

エア抜きが簡単なのはこのように「オイルが逆流しない」からかもしれない。
とにかく「すぐ終わって」拍子抜けした。

e.その他

●ブレーキホース保護

6㎜のスパイラルコードを巻き付け→ こちら

●パルスコードの保護

皮膜の削れた部分を「LOCTITE(ロックタイト) 黒ゴム接着剤」で充填→ こちら
コード保護のため4㎜φのスパイラルテープを巻き付け→ こちら

●「長さ」の適合

バンジョー中心間距離 1355㎜で余裕あり。
エンジンガードの取り付け部分中間をタイラップ留めしても問題なし。

ABS側で「10度のバンジョー」を使うなら、「大回り」を加味して「+5㎜」
「バンジョー中心間距離=1360㎜ 」が良いだろう。

●汎用ブレーキホース(ABSユニット~キャリパ)の結論

・ABS側バンジョー角度:傾斜10度 ( ストレート でも可 )
・ABS側フィッティング:ダイレクトスェージング ( ねじ込み式 でも可 )
・キャリパー側バンジョー角度:20度
・キャリパー側フィッティング:ねじ込み式
・素材:ステンレス
・バンジョー中心間距離=1355㎜ / ABS側ストレート,1360㎜ / ABS側 10度
※「ピッタリ」が好みなら「-5㎜ 」
・バンジョーボルト:純正
・クラッシュワッシャ:10㎜ × 14㎜ × 1㎜ の 銅 ( オイル漏れあるときは ABS側に1枚追加 )

●試乗

エンジン始動。
ABS警告灯点滅せず ( ABS異状なし )。
30分程度の試乗でリヤブレーキの効きは問題なし。

ただ、試乗を終わってペダルを触ると動かなくなっていた。
当然、後輪は回らないので車体を押せない。
ペダル位置調整ネジを緩めたら、ペダルが動くようになった。

単にペダルが引っ掛かっただけなのか。
それとも、「ABSならではの大きな原因」が潜んでいるのか。
嫌な予感は「ABS始めて」だから。
「後日、ペダル調整をやり直して本格的な試乗を。

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