RMX250-SJ13 整備資料



 2011.08.17.RMXのフレーム載せ換え⑦ / フロントプレーキの取り付け






フロントブレーキスイッチの取付
中回転でのモタツキ解消されず。レース用イグナイターの検討



12.フロントブレーキスイッチの取付

       
a.フロントブレーキスイッチは汎用品がある。


リアのブレーキスイッチ点灯にはブレーキペダルの交換が必要。

しかし、ブレーキをかけたときにブレーキランプが点灯しないと後ろからくるパトカーに止められる。
ゴールド免許まであと半年。

フロントのブレーキスイッチだけなんとかしたい。

というわけで、フロントブレーキスイッチをYahooオークションでさがしたのですが、なかなか程度のよいのが出てこない。

ところが、ブレーキスイッチで検索すると、新品の汎用品がありました。

  「650円+メール便(80円)」。NISSINのブレーキマスターシリンダーならネジ一本でつけられます。
  配線はキルスイッチハーネスからとりますから純正のキルスイッチは必要。ブレーキレバーを握ると、レバーが下の突起を押してスイッチオンON。



b.リアブレーキのスイッチが常にONになっていた。


ところがフロントブレーをかけてもブレーキランプが点灯しない。

「?・?・?」

リア・ブレーキスイッチをよく見ると‥。

「あっ!そうか!」

リア・ブレーキスイッチはブレーキペダルで常時押されている。
ブレーキペダルを踏めば、ペダルがブレーキスイッチから離れる。。

ブレーキペダルを踏んだときにスイッチONだから、ペダルがプレーキスイッチから離れたらON。

現在のブレーキペダルにはブレーキスイッチを押す突起がないから、ブレーキペダルは常にプレーキスイッチから離れている。
つまり、常にスイッチONで既にブレーキランプは点灯している。
既にブレーキランプが点灯しているのだから、フロントブレーキをかけてもブレーキランプが点灯する(テールランプが明るくなる)ことはありません。

リアブレーキランプのカプラーを外し、リヤプレーキのONを切って問題解決。

何事も経験して成長していくのですね。

       
13.中速でのもたつき解消せず


昨日は4時間程度の試乗。

エンジンの調子をみるためと、河川敷での肩慣らし。
「20年前によく走った、鈴鹿川の河川敷に必ず走れるところがあるはずだ。」

Yahoo地図を航空写真にして鈴鹿川を調べると、
ありました。

ちゃんとコースができ上がっている。
傍には「∞コース」まで。

久々の土煙を期待してその場所に行くが、見つけられない。
適当な場所があっても立入禁止の鎖。

横から抜けたり法面を下りれば河川敷に入れますが、公安委員会認定の警備業者だから違法行為をするわけにはいきません。

結局、アスファルトの上を走っただけ。
これでは何のためのRMXでしょう。


エンジンの調子が「どうもおかしい」

ニードル段数を一段上げ、エァスクリューを「+1/2回転戻し」で低速はよどまなくなったけれど、「アクセル1/2」で回転がモタモタしてしまう。

それを過ぎればロケット加速。

半クラッチで回転を上げれば問題がないが、モトクロッサーではこんなことはない。
RMXをモトクロッサーと比較してはいけないけれど、それにしても少しおかしい。


ということで、本日は中速のもたつき解消が目標。

まず、プラグを  B8EGV から標準の  BR9ESへ。

B8EGVは指でこするとうっすらとカーボンがつく程度。
問題はなさそうだが、とにかく標準に戻しましょう。


次に、ニードルクリップを一段上げて最上段へ。

これだけで、「アクセル1/2でのもたつき」は少々解消。
しかし、一気に吹け上がる軽さがない。

「やはり、モトクロッサーでないから‥。」
    ●●       
選任のための法律知識・








14.レース用  CDIユニット(イグナイター)


こうなったら、CDIユニットをレース用に交換してみるかな‥。

このRMXはレース用だったのか、コンペ用のCDIを付けていました。
フレーム載せ替えをするときに、ノーマルCDIに変更してあります。


交換前に、CDIユニットの点検。

前回のテスター登場。

サービスマニュアルに沿って抵抗測定。

※2011.12.21 に測定し直しました。標準仕様の CDI ユニット ・ レクチファイア ・ コンデンサーの測定値もあります。→→→こちら
※2018.04に歳測定しました。この測定値が一番信用できます。→→→こちら

× 白・青 黒・白 黒・黄
白・青 × 40mΩ 40mΩ 40mΩ 40mΩ 40mΩ 40mΩ
7.0mΩ × 21 24.3 7.5 10.9 14.8
黒・白 7.2mΩ 18 × 13.25 0 0 3.09
黒・黄 7.5mΩ 24.2 13.25 × 13.2 13.2 16.3
7.2mΩ 12 0 13.25 × 0 3.09
7.3mΩ 10.7 0 13.25 0 × 3.09
7.3mΩ 13.9 3 16.35 3.09 3.09 ×

※mΩ以外kΩ    ※赤字は+、黒字は-

標準は

× 白・青 黒・白 黒・黄
白・青 × 9~38 1~6 7~30 1~6 1~6 3~15
× 5~20 10~45 5~20 5~20 7~30
黒・白 5~25 × 3~15 0 0 1~7
黒・黄 10~45 6~25 × 6~25 6~25 8~32
5~25 0 3~15 × 0 1~7
5~25 0 3~15 0 × 1~7
7~30 1~7 5~25 1~7 1~7 ×

二列目と二行目以外はすべて標準値内。

これがコンペ用のセッティングなのでしょう。

しかし、このまま使うのは少々心配。
もう少し情報を集めてから。


※2019.9追記.

標準イグナイターとレース用イグナイターの抵抗値はすべて同じです。
抵抗値は同じなのに、一つ一つの爆発が強くパワーが出て、走りやすくなります。
キャブレター設定も標準とかわりませんので、レース用イグナイターは絶対お勧め。→→→こちら




スプロケットは前が14枚・後ろが48枚。
純正の前15枚・後ろ46枚より随分低速パワー重視になっています。
この点から各ギヤのつながりがスムーズにいかないのかも知れません。
アスファルトの上で、一速・二速の伸びがもたつくのはこのためかも分かりません。

また、タイヤは超マッド用、アスファルトでの接地面積はオンロードの半分以下。

とにかく、舗装路を走らせてどうこう悩んでいても始まらない、ダートをいろいろ走らせてみてから悩むことに。

結論はレース用イグナイターへの交換見送り。


15.やはり、オフ車は乗りやすい


アスファルトの上を走っていても、楽しくて仕方がありません。

コーナーでは、バンクもないのに片脚を前へ出してのリーンアウト。
バイクを押さえ込んでリアトラクションでの加速。

フルブレーキからの倒込みの軽さ。
車高が高いので、この軽さが際立つ。

2サイクル騒音をまき散らして、気が狂ったように上昇する回転数。
トルクバンドで沸き上がる力。

FJに4時間乗れば疲れ切って熟睡ですが、昨夜はアドレナリン値が上昇して眠れず。
やはり、2サイクル・オフ車は自分の性分に合っているようです。

このRMXをなんとか気違いバイクに変身させなければ。


つづく。




前へ/最小限の保安部品を取り付け   次へ/保安部品全て取り付けて完成   目次へ   SPnet番外TOP   SPnet   SPnet2