NSR 250-MC21 整備資料



 2013.12.11 NSR 250のパワージェット吸い込み口パイプの修復





NSRの回転落ちが悪いのでキャブレター( TA22B)を点検。キャブレター左側のパワージェットパイプが折れていました。
このパイプは「外径 3.6 ㎜Φ・内径 2.8 ㎜Φ」、。これを市販の「外径 4.0 ㎜Φ・内径 3.0 ㎜Φ 」パイプで代用することに。
パイプをピッタリはめるためにリーマを使い、「0.01㎜単位」の穴拡張を目指しましたが、当然失敗。
結局、パイプをエポキシ接着剤で留めました。穴深さや穴から出ているパイプ長さについても書いてあります。
3Way ジョイントをエアクリーナーケースのゴム部に差し込む場合、根元まで差し込めません。
いったいどこまで差し込めるのか、差し込み口の部品で調べてみました。出ている部分が「10㎜程度」です。
ジェット類も交換し、回転はスムーズに落ちるようになりました。


回転がスムーズにアイドリングに落ちない
TA22B・パワージェット吸い込み口のパイプが折れている
修復試行 ①「市販の外径4.0 ㎜Φパイプを細くして入れる」
修復試行 ②「穴をリーマで拡張して市販の外径4.0 ㎜Φパイプを入れる」
お勧め方法「3.6 ㎜Φドリルでパイプ残骸を取り、3.9 ㎜Φドリルで穴を拡げて、4.0 ㎜Φパイプを入れる」
穴の深さは「10.0 ㎜まで」
穴から出ているパイプの高さ
実際の仕上がり
交換したジェット類
キャブレターガスケットの表と裏
試乗「アイドリングまでスムーズに落ちるようになった」
3Way ジョイントはどこまで差し込めるのか?
シート取り付け部の部品は残りわずか


    
1.回転が落ちない


NSRは調子を維持するために時々動かすだけです。

RMXやFJも月に2~3度しか動かしませんから、NSRが車庫から出るのは4カ月に一度くらいになります。

その一度が巡ってきました。
タイヤもチェーンも「要交換」のまま走らせます。
もちろん、ナンバーと自賠責はついています。


『どうも回転の落ちがわるいなぁ…。』

回転はレッドゾーンまできれいに伸びるけど、アクセルを戻しても 4000 ~ 3000 回転 にしか下がらない。
そのままにしておくと、2~3分経ってやっとアイドリングの 1300 回転に戻ってくれる。

以前のような「高回転狂い出し」ではないけれど、低回転が不調なのは同じ。

当然、キャブレター清掃が必要。

前回のキャブレター清掃は 2011年6月。
2年半も経っていますが、走行距離は 1000 ㎞にも達していません。
キャブレターの詰まりなど考えられないのですが、とにかく開けてみましょう。

     

2.パイプが折れている!


開けてみると、

キャブレター左側のパイプが折れていました。

・写真右側のパイプです。
  写真左側のパイプが正常。
  前回状態は→→→こちら

・このパイプはパワージェット(PWJ)の燃料吸い込み口です。

・パワージェットはこのパイプの横にあるマイナスネジの部分にあります。
  吸い込み口の底に横穴 ( 黄線 ) があり、パワージェットに燃料が流れます。(写真左側)

・このパイプが折れていたのだから、
  左側キャブレターのパワージェットは作動していなかったことになります。
  このことと、回転がきれいに落ちないこと関係あるかどうかは分かりません。
  しかし、このパイプは修復しなければなりません。


・パイプが腐食して折れたのではないようです。
  振動で折れたのでしょうか?

  パイプは、
・外径:3.6 ㎜Φ
・内径:2.8 ㎜Φ
・厚さ:0.4 ㎜
・穴に埋もれている長さ:9.5 ㎜、出ている長さ:16.5 ㎜、全長:26 ㎜
・材質:真鍮
  ※ノギス計測でおおよその値

  なお、パワージェット室のフタネジは、
・ネジ山外径:6㎜ 弱、ネジ長:5 ㎜ですが、規格外のネジです。
  M5ネジ や 1/4 in ネジ でははまりません。
・材質はアルミ。
・しかも、きつく締めてあります。
  大きなマイナスドライバーで『パキッ!』と緩めなければなりません。
  軽く考えているとネジ溝が崩れてしまいます。 (画像参照)
  単独でパーツ購入できません。
  くれぐれも甘く見ないようにしてください。

   ★★02     


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・ホームジムならこのセットで充分。108000円の同型セットはプレートがラバーコーティングされているだけ。
・一般に必要なプレート : 15㎏×2,7.5㎏×2(なくても可),10㎏×2,5㎏×4,2.5㎏×8,1.25㎏×8。
・シャフト : 160㎝~180㎝のバーベルシャフト×1(オリンピックシャフトは不要)、36㎝~40㎝のダンベルシャフト×4。
・このセットのプレートは15㎏×2,10㎏×2,5㎏×2,2.5㎏×4,1.25㎏×4。
・追加するのは → 20㎏ダンペルセット(2.5㎏×4,1.25㎏×4) → こちら
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・当方は BODY NAKER の別モデルを30年使っています。スポーツジムの頑丈なマシーンとは比較にはなりませんが、壊れずに使えています。
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3.試行 ① - 削ってはめる


※注意
・以下ではリーマを使っていろいろと試行していますが、全て失敗しています。
・「3.試行 ①」と「4.試行 ②」は単に自分用のメモとして書いてあるだけなので、読者の方は「5.お勧めの方法」に飛んでください。
・使うパイプはホームセンターで入手できる 「外径×厚さ×長さ=4 ㎜Φ × 0.5 ㎜ 厚 × 100 ㎝」の真鍮パイプです。



a.材料入手


「ろう付け」や「耐ガソリン接着剤」も検討しましたが、「新しいパイプを取り付けること」に決定。

  ホームセンターに同じようなパイプがあります。
・①.外径×厚さ×長さ=4 ㎜Φ × 0.5 ㎜ 厚 × 100 ㎝
・②.外径×厚さ×長さ=3 ㎜Φ × 0.5 ㎜ 厚 × 100 ㎝

・パイプ内径は ① が 3 ㎜Φ、② が 2 ㎜Φ。
  折れたパイプは 内径 2.8 ㎜Φ、厚さ 0.4 ㎜。
  だから、使うのは ① の 4 ㎜Φパイプ。
  内径が 0.2 ㎜ 大きくなるけれど、吸い込み口だから構わないでしょう。

・パイプの値段が店によって大きく違うのでご注意。
  A店では、① 498 円、② 349 円。B店では ① 26 0円、② 230 円。
  そう言えば、A店はスズキのCCIS・スーパー・1リットル缶も、
  B店の 548 円 より 200 円くらい高い。これはチョット高すぎます。

・それでは、この 4 ㎜Φ のパイプを削って取り付けます。
  外径 4.0 ㎜Φ を外径 3.6 ㎜Φ にすればよいのだから、厚さを 0.2 ㎜ 削ればよい。
  サンドペーパーと切断刃もA店で買いました。



b.こなごなにして取り除く

まず、穴に残っているパイプの折れた部分を取り除きます。

  『こんなの、細いマイナスドライバーでこじればはがれるだろう。』
  そんな簡単にはいきません。材質は銅ではなく真鍮です。

・細いドライバーをタガネのようにして切り込みを入れる。
・もっと細いドライバーをパイプの背中にたたき入れる。
・少し大きいドライバーで穴の中をグリグリとかき回す。
・パイプの残骸は下へ下へ。
・最後は粉々になって、パワージェットの穴から出てきました。
  ※ 写真の左側穴がパワージェット穴です。パワージェットが見えています。
  ※ 写真の右側穴が吸い込み口穴です。穴底にパワージェット穴に通じる通路が見えています。

・吸い込み口穴はガリガリになってしまいました。
  ここにパイプを取り付けるのだかかまわないでしょう。



c.「パイプを細くする」で失敗

次の作業は、「外径 4.0 ㎜Φ・厚さ 0.5 ㎜ の真鍮パイプを 0.2 ㎜ 薄くする」こと。

『サンドペーパーにパイプを挟んでクルクル回せば良いだろう。』

そんな簡単なものではありません。

・クルクル回しているだけではいつまでたってもノギスの値は4㎜Φ。
・パイプの縦方向にペーパーをかけたり、ヤスリで削ったり。
・『まあ、これくらいでいいか…。チョット試しに入れてみよう。』、穴に差し込むと「少しきつい感じ」
・『チョット上から叩いてみよう。』しっかりとはまりました。
・『こんなものでいいんだな…。それではクルクルで仕上げをするか…。』
・パイプをプライヤーで挟んで抜こうとするのだけれど抜けません。
・プライヤーを少しねじったら、パイプが根元から「ポキン」。
・振り出しに戻ってしまいました。

・再度、ガリガリ・グリグリで粉々にして穴に残ったパイプを撤去。
・吸い込み口穴は前よりも痛々しい状態に。※上の写真は二度目の「ガリガリ・グリグリ」の後のもの)

・反省1:厚さが 0.3 ㎜ になって薄くなりすぎる。(折れたパイプの厚さは 0.4  ㎜ )
・反省2:きれいな円筒形に削れない。
・反省3:パイプが穴に入ったら、抜こうとしてはいけない。
・結論:「パイプを削って穴にはめる」より「穴を拡げてパイプをそのままはめる」方が、作業が楽だし強度も上がる。
  ★★03     


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4.試行 ② - 拡げてはめる


a.工具の選定 - リーマについて

吸い込み口の穴は 3.6 ㎜Φ + α、取り付けるパイプ外径は 4.0 ㎜Φ。

パイプが外れないよう 「 きつくはめる 」 ためには 「 吸い込み口の穴をどれだけ拡げたらよい 」 のか?

鉄板に穴をあけて試してみました。

・4.0 ㎜Φ の穴に、外径 4.0 ㎜Φ のパイプは入らない。
・4.1 ㎜Φならどうか?4.1 ㎜Φのドリルで穴を開けパイプを通すと、 「 スコスコ 」。
・穴の拡張は 1/10 ㎜ 単位ではなく 1/100㎜ 単位にしなければならない。
  つまり、4.01 ㎜Φ ~ 4.09 ㎜Φ で試してみなければならない。

「1/100 ㎜ 単位の穴を開ける工具」にはリーマやエンドミルがあるらしい。
リーマやエンドミルは新品で1本 3000円以上する。

中古をYahooオークションで入手。

・①.FPツール : 3.04 ㎜Φ ×全長 72 ㎜ × 刃長 40 ㎜ × 刃数 6 -420円
・②日立ツール : 4.01 ㎜Φ × 全長 80 ㎜ × 刃長 40 ㎜ × 刃数 6 -630円
・③.栄光社 : 4.03 ㎜Φ ×全長 110 ㎜ × 刃長 35 ㎜ × 刃数 6 -525円
・④.栄光社 : 4.07 ㎜Φ × 全長 80 ㎜  × 刃長 40 ㎜ × 刃数 6-630円
・⑤.S&K・エンドミル : 全長 55 ㎜ × 刃長 7 ㎜ × 刃数 3 × 軸径 6 ㎜ -500円
  ※ ①,②,④ はハンドリーマ、③ はマシンリーマ。
  ※ハンドリーマはホルダーに取り付けて手作業で行います。

  ドリルは、不二越の鉄鋼用(ホームセンター)
・2.8 ㎜Φ・2本入り/430円
・3.1 ㎜Φ・2本入り/530円
・3.8 ㎜Φ・2本入り/550円
・4.0 ㎜Φ・2本入り/560円
・4. 1㎜Φ・1本入り/330円

※上で、外径 3.0 ㎜Φパイプ用のドリルやリーマがあるのは、
  RMXのキャブレターのオイルニップルの修復を予定しているから。→→→こちら
※ 写真のパイプが曲がっているのはカメラレンズのせいです。


・リーマやエンドミルは穴を開けることはできません。穴を拡げることしかできません。

・リーマの先は、下穴に沿うように細くなっています。
  写真中央の 4.07 Φ リーマでは先端 15 ㎜ がテーパー状になっています。
  このリーマを使うと、穴を貫通させる場合は 4.07 ㎜Φ となりますが、
  止まり穴の場合はテーパー部分だけ 4.07 ㎜Φ より小さくなってしまいます。
  今回は深さ 9.5 ㎜ の止まり穴ですから、このリーマを使うと、穴は 4.07 ㎜Φに拡張できません。

・止まり穴の場合は先端をカットするか止まり穴用のリーマが必要になります。

・写真一番上のリーマはマシンリーマです。ボール盤やドリルに取り付けて使います。
  そのため回転部が太く取り付け部も大きくなっています。
  もちろん、手回しホルダーに取り付けてハンドリーマとしても使えます。

・写真一番したのエンドミルはドリル用です。
  刃長も短いので今回の作業には不向きです。



b.工具の選定 - とのリーマを使えばよいか

鉄板にいろいろな大きさの穴を開けて、「 どのリーマを使えば 4.0 ㎜Φのパイプをきつめにはめられるか 」 を検討しました。


イ.ドリル穴の実際の大きさ

ドリルはボール盤ではなく電動ハンドドリルを使っています。
作業熟練度はまったくの素人で中学生レベル。
ドリル刃がたわんだり、頭を振ったりします。

・3.8 ㎜Φ ドリルであけた穴は 3.9 ㎜Φ くらいになる。※ 7個中、3.9 ㎜Φが 6個、3.95 ㎜Φ が 1個(ノギス計測)
・4.0 ㎜Φ ドリルであけた穴は 4.05 ㎜Φ くらいになる。※ 4.03 Φ リーマは通るが 4.07 Φ リーマは通らない)
・結論→ドリル径より「+0.05 ~ 0.10 ㎜ 」大きくなる。


ロ.リーマ穴の実際の大きさ

手回しですからドリルのようにきれいに回せません。
揺れながら回るので穴は大きくなります。
いろいろ試した結果は、

 ・3.8 ㎜Φ のドリルで穴あけ ( 実際には 3.9 ㎜Φ の穴があく )
 ↓
 ・4.01 ㎜Φ リーマで拡張
 ↓
 ・4.03 ㎜Φ リーマが通る
 ↓
 ・4.0 ㎜Φ パイプは楽に通る。

結論→ 4.01 ㎜Φ リーマで穴を拡張するとパイプがきつめに入らない。→ 4.01 ㎜Φより細いリーマを使わなければならない。
  ※これは私が作業する場合の結論です。


ハ.工具選定結論


外径 4.0 ㎜Φのパイプを3.6 ㎜Φの穴に入れるには、

・3.6 ㎜Φ 穴の拡張 : 3.6 ㎜ ~ 3.8 ㎜Φドリルを使う。(新たに穴をあける場合は3.6㎜Φドリル)
・リーマで拡張した穴を仕上げる : 4.0 ㎜Φ リーマを使う。
・きつい場合はパイプをペーパーに挟んでクルクルする。


なお、RMXキャブレターのオイルニップルの場合も検討。外径3.0 ㎜Φパイプを取り付ける場合。

・下穴 → 2.6 ㎜ ~ 2.8 ㎜Φドリルで穴あけ ( 新たに穴をあける場合は2.6㎜Φドリル)
・リーマ → 3.0 ㎜Φ
・きつい場合はベーパークルクル。

以上により、必要なリーマは 4.0 ㎜Φと3.0 ㎜Φ(RMX用)


c.再度のリーマ調達


  再度、Yahooオークションでリーマを調達

・⑥.日立ツールハンドリーマ : 3.99 ㎜Φ × 全長 76 ㎜ × 刃長 30 ㎜ × 刃数 6-210円
     ※刃根元に化工
・⑦.岡崎精工ハンドリーマ : 4.00 ㎜Φ × 全長 75 ㎜ × 刃長 34 ㎜ × 刃数 6 -315円
     ※先端切断
・⑧.日立ツールハンドリーマ : 2.99 ㎜Φ × 全長 72 ㎜ × 刃長 40 ㎜ × 刃数-210円
     ※先端切断
・⑨.日立ツールハンドリーマ : 3.00 ㎜Φ × 全長 72 ㎜ × 刃長 40 ㎜ × 刃数 6 -420円



d.素人には1/100㎜単位の穴はあけられない


・「まずは、3.99 ㎜Φ のリーマで穴を拡張してパイプをはめてみよう。
    パイプが入らないだろうから、その次ぎに 4.00 ㎜Φリーマでやってみよう。」

  そんな予想はあっけなく吹き飛びました。

・3.99 ㎜Φリーマで拡げた穴にパイプを入れると 「 ガタガタ」。
  「スカスカ」ではありません「ガタガタ」です。
  なんと、4.1 ㎜Φのドリルが入ってガタが出る。
  結局、3.99 ㎜Φリーマで、4.1 ㎜Φ より大きい穴になってしまいました。
  やはり、手回し作業でリーマが揺れるのでしょう。

・これなら、3.9 ㎜Φのドリルで穴を拡げた方がよい。
  実際には「+0.1 ㎜ 」で 4.0 ㎜Φの 穴になる。

・結局、リーマは「1/100 ㎜ 単位」だけど、作業する手が「 1/100 ㎜ 単位」ではない。
  素人にはリーマは使いこなせない。
  そういえば、行きつけの散髪屋サンが耳穴の産毛を取るためにリーマを使っています。
  やはり、リーマを使うのはプロだけなのです。

   ●●     
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5.お勧めの方法 -  ドリルで穴を拡げて接着剤でパイプを留める


結局、当たり前の普通の方法になりました。

「ドリルでもリーマでも工具径よりも大きな穴が開く」ことに留意して次のようにやりましょう


a.3.6 ㎜Φドリルでパイプ残骸を取り、3.9 ㎜Φドリルで穴を拡げる

  まず穴の中に残っている折れたパイプを取り除く
・残っているパイプは、内径・2.8 ㎜Φ,外径・3.6 ㎜Φ。
・3.6 ㎜Φのドリルで穴を拡げて、パイプ残骸を取る。

  次に穴を拡げる
・3.9 ㎜Φのドリルかマシンリーマで穴を拡げる。
  ※始めから 3.9 ㎜Φドリルを使っても結果は大して変わらないでしょうが、
    相手がアルミ材なので、3.6 ㎜Φ → 3.9 ㎜Φ の二段階がよいでしょう。
    これで、穴は4.0㎜Φ±α になっています。※ハンドリーマはぶれるので使わない。

  パイプをはめる。
・運がよければ、4.0 ㎜Φのパイプが
  そのままでorペーパークルクルできつめにはまるでしょう。
   この場合は、ネジロック剤をパイプに塗って取り付け。
・パイプがきつめにはまらなければ、エポキシ接着剤をパイプに塗って取り付ける。 


    
b.穴の深さに注意


注意しなければならないのは、穴の深さ。

穴拡張がパワージェットへの通路まで達すると、 パイプでその通路を塞ぐことになります。

穴の深さは 10 ㎜ まで

・拡張穴が「パワージェット通路に達していない」ことを 確認しながら慎重に作業しなければならない。
  この点からいえば、3.9 ㎜Φ のドリルより 3.9 ㎜Φ のマシンリーマを使った方がよい。

エポキシ接着剤がパワージェット通路穴に流れないようにする。

・パイプに塗ったエポキシ接着剤がパワージェット通路に流れ込まないようにしなければならない。
  エポキシ接着剤を塗ったパイプを穴に入れるときは、取り付けるパイプの中に綿棒を通しパワージェット通路穴を塞がなければならない。

    
c.パイプ高さに注意


・パイプの出ている部分の長さは 16.5 ㎜。
  吸い込み口なので、多少長くてもOKでしょうが、短いとダメでしょう。

・パイプは斜めになっています。
  パイプ面の低いところから
  ニードルジェットホルダーが納まっている面までの距離が 6.0 ㎜にします。




   
d.実際の仕上がり


以上の 「 a,b,c」の注意はあとで分かったことです。

今度やるときにはそうします。

今回は次のような仕上がりになりました。

・①.パイプを入れると隙間がありガタガタ

・②.金属用接着パテをこの隙間に極細ドライバーで押し込む。
     多分、接着パテは入口部分にだけしか入っていないでしょう。
     しかし、しっかり固定されています。

・③.念のために、エポキシ接着剤で入口付近を盛り留め。
     この部分に接着剤を盛るのは結構難しいものです。
     aで述べたように、パイプに接着剤を塗って穴に入れれば、
     余分な接着剤があふれでて、入口付近に盛り上がることでしょう。

     エポキシ接着剤は普通のものを使いました。
     「耐溶剤・耐ガソリン」のエポキシ接着剤もあるようですが、
     エポキシ接着剤はもともと耐溶剤なので大丈夫でしょう。
     ついでに、キャブレター右側の折れていなパイプの根元にも盛っておきました。

・二年後の2015.10にキャブレターを開けたところ、
  エポキシ接着剤が溶けていることはありませんでした。

   ★★04     


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6.ジェット類の交換



低回転不調対策としてジェット類を新しくしました。

a.入手した部品

・①.16165-KV3-830,ニードルジェットホルダー,1722円
     ※2013.11.15.時点でメーカー在庫残り17個。 私が2個入手したので残り15個。
・②.99103-KV3-0380,スロージェット♯38,609円
・③.99101-PH9-1280,メインジェット♯128,220円
  ※②・③は量販店で入手できますが、部品で注文した方が安いです。
・④エアースクリュー → 交換しない
・⑤-1.  99105-MA3-0720,パワージェット (左側) ♯72,462円
  ※2013.11.15・時点でメーカー在庫残り11個。私が1個入手しましたので残り10個。
  ※左側♯72は、MC21-101の TA22B-A キャブレター用です。
・⑤-2  99105-KV3-0750 ( 99105-MA3-0750 ),パワージェット ( 右側 ) ♯75,462円
・⑥  16010-KM9-505 ( 16010-KM4-024 ),ガスケットセット,2278円
     ガスケットセットは高いですねぇ。なんとかなりませんか?
・以上、パワージェットを除き二個ずつ必要です。 合計10582円。
※Webikeで3000円以上送料無料。
  最近のWebikeは30分経たずに見積もり出来上がり、カード支払いで二日後には発送。
  佐川急便ですから、「発送しました」のメールが届く前に到着します。
    



b.今までの部品の状態


ニードルジェットホルダー スロージェット メインジェット
・真ん中が新品、上と下が今までのもの。
・上のホルダーは穴がずいぶん大きくなっています。
・ジェットニードルは低回転に関係するから当然交換。
・真ん中が新品、上と下が今までのもの。
・穴は大きくなっていませんが、低回転に関係するから交換。
・左端が新品、あとの二つが今までのもの。
・メインジェットは高回転域に関係し、
  現在高回転域に問題なし。
  しかし、穴も大きくなっているだろうから交換。


パワージェット パワージェット♯72
・交換する必要はない程度でしたが、
  念のために新しくしました。
・中二つはこのあとキャブクリーナーできれいにできました
・♯72 はメーカー残り 10個の貴重品。
・古いものも大切に残しておきましょう。


    

c.ガスケットの表と裏

ガスケットは上部と底部を新しくしました。

底部のリングは劣化して固くなっていました。

よく見ると両面が同じではありません。、

・上は“のっぺらぼう”、下は中央に尾根。
・どちらが裏(溝に納まる方)で、
  どちらが表(シールする方) ?
・下が表。尾根が潰れてシールする。
・セットするとこうなります。 ・前に、FJのオイルドレンパッキンの裏表で迷いました。
・これも同じ。
  のっぺらぼう(左側)が裏、尾根が尾根がある(右側)のが表。



d.MC21-101 の整備情報

・キャブレター TA22B
・メインジェット/♯128
・ジェットニードル/J3LB(左側),J3LC(右側)
・パワージェット/♯72(左側),♯75(右側)
・スロージェット/♯38
・エアスクリュー戻し/1+5/8回転(左),1+1/2回転(右)
アイドリング/1250±100rpm
   ●●     
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7.試乗-「低回転不調・回転落ちは」治る


・キャブレター油面調整省略。
・同調は、手持ちのバキュームゲージで2サイクルの小さい負圧を読み取れないので、スロットルバルブの位置を目視で合わせて終わり。
・RCバルブの調整もなし。
・AS戻し量→標準の「左 / 1+5/8,右 / 1 + 1/2 」。以前は、左右とも「 1 + 1/2 」


まずは町内で試運転。
・アクセル戻しに敏感反応するわけではないけれど、『パパパパ、パパ、パ~』と 1300 rpm に戻ってくれる。
・高回転から戻しても、3000 ~ 4000 rpm で停滞することなくアイドリングに戻ってくれる。
・まあ、低回転不調は治ったものと考えて良いでしょう。

次の日、いつもの“チョイ乗り”コースに。
・津から伊賀街道(国道163号)で伊賀へ、
  途中から伊賀青山線(県道2号)で初瀬街道(国道165号)で津へ。
  時間があれば、初瀬街道の途中から青山高原公園線(県道512号)を加える。
・県外の方には分からないでしょうが、青山高原の外側を反時計回りに一周する「120 ~ 130 ㎞」のコースです。
・今年は仕事の関係で十分な時間が取れないので、このコースでせっせとRMXやFJの距離を稼いでいます。

・外気温は低く、ラジェター温はいつまでたっても「60 ℃ + α」。
・30分くらい走ってアイドリングを 1300 rpm に設定。

・低回転から高回転へのつながりOK。回転上昇よし。120 ㎞/h での連続走行問題なし。
・信号待ちのアイドリングは 1100 ~ 1600 rpm でその時々によって違う。
  毎回、ピッタリと 1300 rpm にならないのが少し気にかかるけど、その時々の走行状態も異なるし信号待ちの時間も違う。
  1300 rpm くらいになったのが多かったからこれでよいのでしょう。
  インジェクションではなくキャブレターで、キャブレターセッティングもしていませんから。
  まあ、合格でしょう。

・今回の走行は 120 ㎞・2.5 時間。

このコース、FJ なら 『こけないように、注意注意…。』。
RMXなら 『エンジンがやかましいけど大丈夫かなぁ…。』
NSR は 軽くて両足ベッタリ。クランクケースからはシャカシャカと軽い音。
RMX はガシャガシャと “くつわ虫”。
※2019.11.追記・解説。このときRMXは左クランクシャフトベアリングが欠損していました。→→→こちら

上りコーナーでトルク不足が気になるのは FJ や RMX と同じアクセルワークをしているから。回転を上げれば問題なし。

初級者でもそれなりに楽しめるバイクです。

これでパイプハンドルのネイキッドだったら爆発的に売れます。ついでに350くらいにして。

ヤマハはまだ 2サイクルのYZを販売しています。→→→こちら


8.ついでに注文した部品


消耗部品や安い部品は“ついで”に注文します。
送料を節約したり、「○○円以上送料無料」を満たしたりするためです。

今回の“ついでに注文”は次の二つ。

     
a.フィルターAssy-「3Way ジョイントはどこまで差し込めばよいのか?」


これは「その構造」を知りたいので入手。

・36194-PD2-661,フィルターAssy,966円
・2013.12.29でメーカー在庫5個。
  今回、私が1個入手したので残り4個。
・左は根元が折れやすい 3wayジョイント,514円
  案外値段の高い部品です。
・このフィルターは、
  エアフィルターボックス底の 3way ジョイントを差し込む部分の部品。
・3 way ジョイントがうまく差し込めず、
  3 way ジョイントの根元を折ってしまいます。
・「いったいどこまで差し込めるのか」
  それを知りたかったのです。


・フタには4箇所に爪があります。
・この爪が外側ケースに引っかかっています。
・蓋の裏側です。
・爪は○穴の間にあります。
・このように外側ケースにはまります。


・ケースの中にはエアフィルターが二枚入っています。
・柔らかい面がケース底側になります。
・3wayジョイントを精一杯差し込むと 残りは 9.6㎜。
「1㎝くらい出るのが標準」ということになります。
・これ以上は入らないし、ここまでは入れなければならないのです。
・実際に外してみます。
・○印部分に爪があります。
・爪の横に細いドライバーを差し込んでカバーをめくる。
・1箇所ではめくれません。
  タイヤを外す要領で二カ所でめくります。
・カバーは柔らかいので、割れることはありません。


・フィルターはきれいで汚れていません。
・ゴム製のフィルターフォルダーも硬化していません。
・フタはガリガリになってしまいました。
・部品を交換する場合は、外側ケースも外さなければなりません。
・しかし、これを外すのはやっかいなようです。
・今回は「その構造を知る」ことが目的なので、
  外側ケースは外しません。元に戻して終了。
・3way ジョイントの根元を
  エポキシ接着剤で補強しておきました。
・90分硬化型を使いましたが、根元につけた接着剤が
  垂れてしまい肉盛り補強になりませんでした。
・温度が低いと硬化速度が極端に遅くなるので、
  冬場は5分硬化型が良いでしょう。


    
b.シート取り付け部の部品


整備中にどこかへ転がっていく部品です。
適当なワッシャやカラーで代用できますが、安いので“ついでに注文”です。

・①.77105-KV3-830 ,シートマウンティングラバー,225円 ※メーカー在庫残り 15個,無くなり次第廃盤
・②.77201-KV3-000 ,シートセッティングカラー,236円 ※メーカー在庫残り 8個,無くなり次第廃盤
・③.77101-KV3-000 ,クッションラバー,189円 ※メーカー在庫残り 6個,無くなり次第廃盤
※在庫は2013.11.29現在の状況。今回私が 1個ずつ入手したので、在庫は 1個ずつ減っています。

・① と ③ がラバー製、② がスチール製です。
・③ の上から ② を入れて、シートをボルトで固定。
・①はボルトの頭隠し。
・要するにシート取り付け穴にはめるカラーです。
・① はシートに接着します。
・このようにセットされます。



つづく。




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