燃料ポンプをコントロールしているのはリレーです。
燃料ポンプの作動がおかしかったら、まずコントロールリレーを疑わなければなりません。
『リレーは新品純正部品に替えたから大丈夫。』
しかし、その新品リレーの作動をマニュアルの点検方法でチェックしましたか?
リレーをバッテリーに直結して 「1端子と6端子の導通があること」を確認しましたか?
この導通がなければ「要交換」の不良品です。
今回、コントロールリレーを点検して「導通なし」
そこで、新品純正リレーを購入。しかし、そのリレーも「導通なし」 。
クレーム交換で届いた二個目の新品純正コントロールリレーも 「導通なし」 。
新品リレーが二つとも「導通なし」。
42Hコントロールリレーに重大な欠陥があるのか?
サービスマニュアルの 「導通チェック方法」 が間違っているか?
Webikeを介してヤマハと一カ月余、やっと結論が出ました。
答えはなんと、「 マニュアルの点検方法が間違っていた 」!
FJに燃料ポンプを搭載したのは 1988年の3CVから。
それから今まで26年間も間違った点検方法ががまかり通っていたのです。
このコントロールリレー(42H-G8D-04Y)は V-MAX 1200,ビラーゴ1100,FZXにも使われています。
マニュアルの点検方法を確認してください。
ヤマハは現在サービスマニュアルの改訂作業中だとか。
ここでは、ヤマハから示された 「 42Hコントロールリレーの正しいチェック方法 」 を公開します。
★2014.01.14. 燃料ポンプコントロールリレー(42H)の点検 / マニュアルの点検方法は間違い
・サービスマニュアルの点検方法
・リザーブスイッチの点検と働き
-燃料ポンプコントロールリレーの点検-
★コントロールリレーは「フロント左側の一番手前」
★マニュアルの点検方法で「導通なし」だから「新品購入」
・コントロールリレーの部品番号
★燃料ポンプのチェック/「吐出側を指で押さえるとポンプが止まる」は間違い
★リレー交換前の燃料ポンプの作動状態
・購入した「新品のコントロールリレー」も「導通なし」
・一度目のクレームには「すぐに新品交換」
・クレーム交換で届いた新品コントロールリレーも「導通なし」
・考えられる原因
・測定方法や測定器具にも問題なし
★二度目のクレームから一カ月、ヤマハが「マニュアル表記の間違い」を認め、「新しい点検方法」を開示
★もっと簡単な点検方法がある
・疑問は何も解決していない
・マニュアルの間違いに誰も気付かなかったのはなぜ?
★現在の燃料ポンプの作動状況
★FJ-4CCのメーカー指定燃料は「無鉛レギュラー」
・部品調達メモ