クラッチレリーズのシール交換です。
クラッチオイルが減る場合は確認必要。
ついでに、プッシュロッドのシールも交換しておきましょう。
ここでも、クラッチラインのエア抜きが必要です。
ブレーキキャリパど異なり、クラッチレリーズは構造が簡単なので
「気泡吸い出し法」でもレバーに圧がかかるようになります。
・2011.10.19. FJ 1200の 油圧クラッチ・プッシュレバーCOMP シール交換-その1
前回のクラッチラインのオイル交換後のエア抜きで「いつまでたっても気泡が出る」。
これは、クラッチレリーズ(プッシュレバーCOMP)の不具合だと考え、シール類を交換することに。
今回は取り外した各部の状態とシール交換の様子です。
オイルシールの取付位置と方向、ダストシールの取り付け位置は必読。
プッシュロッドのオイルシール取り外しと取り付けに難儀している方はいませんか?
・プッシュレバーCOMPの部品構成
・取り外したピストン・シリンダー・ロッドの状態
・ピストンとシリンダーの清掃後
★プッシュレバーCOMPの組み立て / ダストシールの位置
★プッシュロッドのオイルシール交換
・シリンダーの取り付けの注意
・中古部品入手/個人用メモ
・2011.11.16.FJ1200・プッシュレバーCOMP-その2 と 気泡吸い出し法
前回取り付けたクラッチレリーズ(プッシュレバーCOMP)はシリンダーの程度が悪かったので、程度のよいXJR1200のものに交換しました。
今回は「クラッチレリーズのピストンとスプロケットカバーの関係」を説明しています。
こんなことも理解しておくとクラッチレリーズが身近なものに感じられます。
エア抜きの方法として“気泡も吸い出し法”が有効であることに気がつきました。
ただし、これはクラッチラインのような単純なラインに有効なもので、ブレーキラインのような複雑なラインに通用するものではありません。
クラッチレリーズのオイルシールを交換し、オイル抜けがなくなり、油圧クラッチが正常に働くようになってその軽さに驚きました。
・FJとXJRのプッシュレバーCOMPの互換性
・XJR1200 の クラッチレリーズ(プッシュレバーCOMP)のシリンダーを取り付け
★クラッチレリーズのピストンとスプロケットカバーの関係
★エア抜き / 気泡吸い出し法
・“気泡吸い出し法”は“気泡も吸い出し法”
★“気泡も吸い出し法”はブレーキラインには通用しない
・油圧クラッチの軽さに戸惑う
信号待ち・アイドリングでのシフトが固く、リザーブタンクのオイルが減っていたのでクラッチレリーズを点検しました。
オイル漏れがあったのでレリーズを程度のよいものと交換しシールを交換。
しかし、アイドリングでのシフトの固さは改善されず、その原因は「クラッチレバーの角度変更によるストロークの減少」だと判明。
今回のレリーズ交換ではブレーキキャリパとクラッチレリーズの構造の違いからエア抜きのタイミングの違いを考えました。
オートバイの基本仕様を変えるといろいろなところに不具合が出てきます。
セパレートハンドルをバーハンドルに換えてオートバイを自分の体型に合わせれば、レバー角度が変わりストロークが減少する。
ニーグリップ位置が変わってニーグリップがしにくくなる。FJはヨーロッパ向けのツアラーだから欧米人体型に合わせてあるのです。
白バイをみるたびに、「CB1300は日本人体型に合わせてあるのかな?」と感じます。
・レリーズのピストンとシリンダーの状態
・交換したレリーズのピストンとシリンダーの状態
★シール取り付け
★プレーキキャリパと同じテンポでエア抜きをやるとエアーを吸ってしまう