4.ロゴ入れ
結果を先に言っておきます。
費用は3000円程度で手間もかかりません。
しかし、にじみが出て仕上がりが悪くなります。
ロゴを入れると「かえって見た目が悪くなります」。
同じような方法でロゴを入れようと思っている方は参考にしてください。
a.必要なもの
・a/コピー元ロゴ → シート表皮からロゴ部分を切り出しA4の台紙に貼ったもの
・b/ステッカー用紙
↓
・aをbにそのままコピーする。
↓
・c/カッターで切り抜く
↓
・d/切り抜いたもの ( 型紙 )
↓
・d/型紙をシートに貼る。
↓
・e/染めQを吹き付ける。
●コピー元ロゴについて
・シート表皮のロゴは変形している。正しくは「タテ・ヨコが直角」。
・写真のdはオリジナルをそのままコピーして切り取ったもの。
・シートロゴをスキャンして画像で取り込み。これに文字を重ねてもよい。
①HGP創英角ポップ体標準で重ねると → こちら,こちら
②HGP創英角ゴジック体UB標準で重ねると → こちら,こちら
※クリックで画像を開く → 右クリック/名前を付けて保存 → オリジナルサイズで印刷 ( A4 )
※①は後述の「仕上がり2」のコピー元です。
●ステッカーシールについて
・A4ノーカットを使う。
・フィルムのものがよい。紙製は剥がしにくい。
・写真のbはA-oneの228874
「きれいに剥がせて貼り直せる」のがウリ。
「貼り直せる」のなら「ロゴ型紙は1枚でよい」と考えたが、余計面倒くさい。
結局、2枚作らなければならないので「貼り直せること」は利点とならない。
安いフィルムステッカーの方が良い。A-oneの28791,29281
●カッターについて
・18㎜円形刃のオルファROTARY CUTTERを入手したが役に立たなかった。
・通常の直線刃で十分。ただし、頻繁に新しい刃にすること。
※送料無料が多いオルファ製品 → こちら
●染めQについて
・エアゾール式の70mlを使用。
・三回塗りで二つのシートが仕上げられた。
・色はネイビーブルー → こちら
b.手順と仕上がり
●手順
型紙シールを貼る面が平面でないので型紙シールが浮き上がる。
この浮き上がりをなくすることが必要。
写真の型紙は「貼り直せるシール」。接着力が弱く「浮き上がり」があちらこちらに出る。
・型紙シールの周りに養生が必要だがシート全体を覆う必要はない。
。
・シール浮き上がりの部分から染めQが入っていかないように型紙文字に直角に吹く。
・3分置いて重ね吹き。軽く吹く。
・一度の吹く量が多ければシール浮き上がり部分から染めQが入り込み文字が滲む。
・左右両側に型紙シールを貼って、その付近を養生して。左右交互に吹き付けるのが良い。
片側を仕上げて型紙シールを剥がし、反対側に貼り直して仕上げることなど面倒。
この点からも「貼り直せるシール」の価値はない。
●仕上がり1「コピー元はオリジナルロゴ」
遠目でも「滲み」が判ります。
近づけばさらに。
「こちら側はうまくいったみたい…」と思っても、
やはり「滲み」が…。
●仕上がり2「コピー元はオリジナルロゴに文字を重ねて修正したもの」
・オリジナルロゴは文字と文字との隙間が狭いので滲みやすい。
・「貼り直せるシール」は接着力が弱いので「接着力の強い普通のフィルムシール」を使う。
結果は、
なかなかきれいに印字できました。
オリジナルロゴに比べ文字の巾が狭いので型紙の文字と文字の間が広くなります。
それだけ型紙シールがシートに強く接着します。
そのため型紙シールの浮き上がりが少なくなって滲みが抑えられるのでしょう。
「接着力の強い」普通のフィルムシールを使ったこともプラスされています。
では、反対側はどうでしょう?
こちらもうまくいったようですが…。
やはり「滲み」が出ています。
c.解決すべき点
滲むのは「型紙が部分的に浮き上がってシート表面との間に隙間ができる」から。
これを解決しなければ「滲みのないきれいなロゴ」になりません。
一番の原因は「型紙にシールを使っている」こと。
型紙シールは糊でシートにくっついています。
型紙の上から吹き付けるのは有機溶剤の入ったペイント。
この有機溶剤でシールの糊が溶けて接着力が弱まりシールが浮き上がってしまうのです。
これは糊の強い ( 接着力の強い ) シールを使っても根本的な解決になりません。
型紙には有機溶剤に溶けない糊を使ったシール,シール以外のものを使わねばなりません。
案外、クリアファイルを切り抜いて当てた方がいいかもしれません。
しかしこの場合は「くっつかない型紙をどのようにしてシートに密着させるか」が問題となります。
こちらは今まで使っていたシート。
「シール型紙の上から塗料吹き付け」以外の印字方法があるでしょう。
今回のロゴ入れで分かったのはここまでです。
仕上がりはこの程度。
「DIY感」たっぷり。
ここから先は皆様で試行錯誤してください。
私はもうロゴ入れをやりません。
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電動トライクです。
シニアカーの代わりに。
孫には こちら