e.インプレッション
●ポチの耳
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ミラー取り付け位置のボンネットが左右方向に水平でないとミラーが左右方向に傾きます。
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「ポチの耳」になりました。
「250馬力・MT」インプレッサの「硬派イメージ」がなくなってしまいます。
「となりのトトロ」や「千と千尋」に出てくるような車になります。
名付けて「カニインプ」。
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●映り方
◯前フェンダーと両側障害物との間隔
読み取れません。
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目的とする「前フェンダー部分」の映り方です。
この映り方を見る限り「前フェンダーと両側の対象物との間隔」を読み取れそうです。
しかし、読み取れません。
理由は
・鏡面自体が小さい。
・小さい鏡面に広く映そうとしているので凸面度が強い。
・取り付け位置が遠い。
これらから、鏡面像が小さくなり「フェンダーと両側障害物との間隔」がはっきりしない。
その間隔は「線」にしか見えません。
停車してミラーを双眼鏡で観察するのなら別ですが、
徐行しながら肉眼で読み取るのは不可能です。
読み取れるのは「フェンダー部分が両側対象物の間を進んでいく」ことだけ。
これなら、ドアミラーで「前フェンダーと両側障害物との間隔を推測する」方が優れています。
◯後方
・読み取れます。
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しかし、これはドアミラーでもできることです。
「フェンダーミラーだからできること」ではありません。
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なお、左ミラーで上の映りを実現するためにはこれだけ鏡面を出さなければなりません。
ミラー部を手前に曲げれば鏡面を出さなくても済みますが固定できません。
最終的にはミラー部と支柱の隙間に瞬間接着剤を流して固定しなければなりません。
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取付位置は「前輪の上」で「左フェンダーミラーの鏡面全体が見える」位置。
ミラー位置が前になるほどミラー全体が見えやすくなりますが、前になるほどボンネットが下がります。
さらに、ボンネットの前後曲率や左右曲率がきついところはミラー底部がボンネットにしっかりと密着しません。
使ってみて取付位置を修正していかなければなりません。
ボンネット側面前端から20㎝,30㎝,35㎝,40㎝を試しました。
・20㎝ → 左ミラーの下1/3が隠れる。
・30㎝ → 左ミラーの下1/5が隠れる。
・35㎝ → 30㎝の時より左ミラー下が隠れる。
・40㎝ → 左ミラーの下1/4が隠れる。
↓
・30㎝に決定。
◯前輪位置が「見える」
これはフェンダーミラーにしかできないことです。
走行中に前輪位置がどこにあるのかが「少し目を動かすだけで見えます」。
ドアミラーでは首を振らなければならないし、前輪位置ではありません。
前輪位置 ( 車幅 ) は「右側ならアクセルの右足、左側ならこの位置」と「感覚で判断」しています。
それは「今までぶつからなかったからここで大丈夫」という不確かなものです。
高速道路で並走しているトラックを追い越すときに「大丈夫だろうナ」と不安になったことはありませんか?
これが「感覚」ではなく「目視」できるのは安心です。
左側だけでも取り付ける価値はあります。
もっとも、車幅感覚が身についている人には不要のものでしょう。
●この製品に望むこと
◯鏡面を円にする
ミラー取り付け部分のボンネットの左右傾斜の分だけミラーが左右に傾く。
ミラーが角型では「ポチの耳」になる。
ミラーが円なら傾いても違和感がない。
鏡面が円の方が映る範囲が広くなる。
◯首を長くする
最近の車はボンネットが前へ傾斜している。
ボンネットの曲率によりミラーを取り付けられる場所が限られる。
首が短いと取り付け位置により鏡面部分が隠れてしまう。
首を長くすれば取付位置の自由度が増える。
◯総評
・前フェンダー部と両側障害物との間隔を読み取ることはできない。
・後方視界はドアミラーで行えるので不要。
・「前輪位置が見える」ことには価値があるが、車幅感覚のある人には不要。
↓
・もうしばらく使ってみて「左側だけにするか両方取り外すか」。
↓
・総評としては「あってもなくてもよい補助ミラー」。
前フェンダー部と両側障害物との間隔は「経験」で感じ取るしかありません。
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