- 補助ミラーが必要な理由
- フェンダーミラー取り付けの工夫①
- フェンダーミラー取り付けの工夫②
- インプレッション
- 追記「ポチ耳」対策
4.2023.11.01追記.「ポチ耳」対策
ミラー取り付け箇所のボンネットが外側に下がっているのでミラーが外側に傾きます。
鏡面が円でないので「見た目」が悪いし、鏡面像も自然でない。
ミラー部と底部の間に斜めのゴム板を挟んで対処しました。
a.ゴム板作成
ミラーはミラー部とミラー底部に分かれます。
この二つがボルトで留められています。
これはミラー部の下面です。
この面とミラー底部の上面が重なります。
こちらが「ミラー底部」の上面。
この上に斜めにカットしたゴム板を挟んでミラー部を内側に傾けます。
今回使用したのはホームセンターで入手した「150㎜×150㎜×厚さ20㎜」のゴム板 ( 600円程度 )
もう少し角度が必要なら厚さ30㎜や厚さ40㎜を使えばよいでしょう。
必要なのは「左右方向39㎜×前後方向44㎜で中心に17㎜φの穴」。
しかし、切り出しは「左右方向45㎜×前後方向45㎜の正方形で中心に17㎜φの穴」
前後方向の「1㎜」は「まっすぐに切れないための余裕」。
左右方向と前後方向を同じ45㎜にするのは
「左右方向を斜めにカットしなければならない」のに「間違って前後方向を斜めにカットする」から。
詳しく説明すると
・左右方向39㎜×前後方向44㎜ → 左右方向40㎜×前後方向45㎜でカット (1㎜は余裕 ) 。
・「左右方向40㎜の面を斜めにカットして前後方向45㎜にする」のが正しいやり方。
・これを間違えて「前後方向45㎜の面を斜めにカットする」と前後方向が40㎜となり前後方向が不足する。
・左右方向と前後方向を同じ45㎜にしておけばどちらの面を斜めにカットしても同じになる。
ゴム板はホームセンターで「20㎜厚」のもの。
のこぎりにシリコンスプレーをかけて切り取り。
これを斜めにカットします。
上の写真では中心に穴を開けていませんが、切り出す前に17㎜φの穴を開けておくこと。
切り出してから穴を開けるのは固定しにくいので苦労します。
今回は後から穴あけをしたので苦労しました。
斜めにカットした「平坦面がミラー底部」,「斜面がミラー部」に接します。
写真の上面がミラー底部,下面がミラー部に接します。
今回は写真左側のゴム片をミラー底部に当てて整形ラインを描きました。
しかし、先に穴があけてあればミラー底部に装着して簡単に整形ラインが描けます。
整形は60番のペーパーで。
穴あけはリーマで。 → こちら
リーマがなければやすりでコツコツと。
b.組み立て
接合ボルト穴はミラーを内側に押し込めば現れます。
ボルトはM6×首下45㎜のキャップボルト。
このボルトにワッシャ,プラスチックスペーサ,バネ,ワッシャ,M6ナットが入ります。
これに「斜めカット」のゴム板を挟みます。
バネは「ミラー部を回転させるためのもの」なので今回は外します。
ナット緩み対策としてスプリングワッシャが必要です。
ミラー部を回転させる場合はバネも挟みますが、首下の長いボルトが必要です。
もっとも、この小さいフェンダーミラーを内側へたたむことはありません。
振動で緩むことも考えられるので「バネなし」でしっかり固定した方がよいでしょう。
また、固定する場合はミラー部を左右に微妙に調整できます。
ゴム片の「外側が厚く内側が薄い」のでミラー部が内側に傾くことになります。
ミラー部の傾きを大きくしたければ「厚さ30㎜や40㎜のゴム板」を使えばよいでしょう。
・厚さ20㎜
・厚さ30㎜
・厚さ40㎜
・厚さ50㎜
・こちらもお勧め → 50×50×100㎜
※100㎜方向を厚さにすれば異なる厚さのゴム片が作れます.50×50㎜方向を45×40㎜に成型する必要あり。
但し、ミラー部を底部に対し斜めにすればするほど接合ボルトがボルト穴に斜めになります。
ボルトが斜めになれば「ボルト頭が点で接する」ことになり
「ボルトの接合力が弱くなる」だけでなく「プラスチックのボルト穴を壊す」ことになります。
そのため、ボルト頭の方にスプリングワッシャを何枚か入れて
「ボルト頭が点で接しないようにする」ことが必要になります。
この点を考えると「厚さ20㎜がベスト,厚さ30㎜が限度」でしょう。
首を長くする場合は「厚さ30㎜や40㎜のゴム板」で高さを稼げばよいでしょう。
例えば、「厚さ30㎜のゴム板」を「厚さ20㎜のゴム板の傾斜角度」でカットすれば
ミラーの首を10㎜長くすることができます。
ゴム片は少し大きく整形しました。
ミラー部を左右に少し動かして「見え方」を調整する場合があるからです。
その調整不要の場合は「とことんピッタリに整形」してください。
c.インプレッション
●「ポチ耳」は少しだけ改善
「ポチ耳」は少し解消されました。 → 比較
あと「5度」くらい必要です。
「厚さ30㎜」を使えば水平になるかもしれません。
ただし、やはり「カニインプ」。 → 比較
●見え方は格段に改善
ミラーが起き上ったので“鏡面全体”が見えるようになりました。
鏡面像も自然です。 → 比較
右側も同様。 → 比較
すでに述べたように「鏡面が小さいので」左右とも「車幅を確認すること」にしか役立ちません。
車幅確認に右側は必要ありません。
視界に左右のフェンダーミラーが入るとどうしても見てしまいます。
注意力が下がるので右フェンダーミラーを取り外すことにしました。
左側だけなら「違和感もさほど」。
左フェンダーミラーも取り外すかもしれませんね。
5.2023.11.14.追記 ポチ耳対策②
もう少し内側に傾ける必要があるのでゴム板を作り直しました。
a.ゴム板作成
現在のゴム板 ( 下 ) は「厚さ15㎜,角度10度」。
これを「厚さ30㎜,角度20度」で作ります ( 上 ) 。
使うのは「50×50×100㎜」のゴムブロック → こちら
50×50の面を底面にすればいろいろな厚さや角度のものを作れます。
今回は「タケノコドリル」を使って17㎜φの穴を開けました。
下は前回使用した「皿ドリル」です。
ゴム板を切り出す前に穴を開けておきます。
タケノコドリルの18㎜の部分にテープを巻いて基準にします。
前回と同じく「のこぎり+シリコンスプレー」で切り出し。
なかなかきれいに切断できません。
右側の面は60番ペーパーで凸凹を平坦にしてあります。
切り出したゴム板はすでに17㎜φの穴が開いています。
これをミラー底部の突起にはめて「切り取る部分をケガキ」。
出来上がりは「厚さ26㎜ ( 11㎜ ) ,角度25度」。
「20度の予定がなぜ25度?」。
最初の測定を間違ったのでしょうか?
b.組み立て
ゴム板が厚くなったので首下45㎜から首下50㎜のキャップボルトを使用。
ゴム板の傾斜が強くなりボルトの傾きが大きくなったので、上側にスプリングワッシャを2枚。
下側にもスプリングワッシャを1枚。
ボルトに許される傾きはこれが限度です。
ゴム板の傾斜が「10度 → 25度」と15度増えたのだけどそれほど傾きは変わっていません. → 比較
高さは「外側が+11㎜,内側が+6㎜」
c.インプレッション
・「15度増えた」のは「そういえば水平になったなぁ…。」程度。 → 比較
・「外側が+11㎜,内側が+6㎜」のかさ上げも「そういえば見やすくなったなぁ…。」程度。
しかし「外見」は「随分とポチ耳修正」 → 比較
まあ、「格好悪さ」は解消しました。 → 比較
右は外して左だけにしていますが、左もあまり使いません。
確かに首を振らなくても左後方は見えますが、見える範囲が狭い。
やはり「この後付けフェンダーミラー」は「あってもなくてもよいミラー」です。
【広告】
まずは、プレスとスクワット。
ホームジムならこれで孫の代まで。
次へ/