- トップブリッジの交換
- ブレーキホースの交換
- スロットルケーブルの交換
- クラッチケーブルの交換
- スイッチコード延長,バックミラー,スクリーン,一応の出来上がり
- 取り敢えずの試乗,充電機能のチェック,リヤブレーキホースの交換
- ケーブル作り直し,出来上がり
1.NSRの火入れとバーハンドル
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_25.jpg.pagespeed.ic.NLT5AS2yGD.jpg)
NSRは長男が20年以上放置しているバイクで私のバイクではありません。
なぜか、まだナンバーが付いています。税金だけ支払っているのでしょう。
あまりにもみすぼらしかったので 2015.10 に「最低限の小ぎれい化」をしました。 → こちら
その後、動かしたのは2018.04と2019.04の二回だけ。 → こちら
もう1年半休眠しています。そろそろ「火入れ」をしなければなりません。
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_01.jpg.pagespeed.ic.xXwIfFQU_P.jpg)
しかし、苦痛なのはこのポジション。
「タンクを抱いて、肩から突っ込んでいくコーナリング」は
コースやワインディングを攻めるのには便利だけど、気軽な試乗やツーリングでは苦痛で不要。
「火入れ」のときにいつも思うのは
「バーハンドルでアップポジションにしたらどうなるのだろう?」
「走りやすくなるのか、走りにくくなるのか?」
「ジムカーナではNSRのバーハンドル仕様が活躍しているので扱いやすくなるのだろうな…。」
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_02.jpg.pagespeed.ic.SAQPKfHq4x.jpg)
ずっと前にFJ部品と一緒に入手した「NSR用のバーハンドルトップブリッジ」があります。
FJのバーハンドル化 でバーハンドルのストックもあります。
トップブリッジとバーハンドルがあれば、ケーブル類を延長するだけ。
それなら、費用も時間もかからない。
標準のセパレートハンドルにもすぐに戻せる。
と言うことで「今回の 火入れ はバーハンドルで」になりました。
NSRを冬眠させているシニアの方、まだまだNSRサウンドを撒き散らせますよ!
2. トップブリッジの交換
a. CB400SFのトップブリッジ
トップブリッジは「CB400SF( NC31 ) 純正」
刻印は「MY9-69,HF-1,0124」
ちなみにNSRの方は「KV3-80( or 86 ),HF-1」
ハンドルポストは「M10 × 首下25㎜」のヘキサ頭で取り付け。
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_06.jpg.pagespeed.ic.W96STrxuTT.jpg)
NSRのトップブリッジとの違いは
①裏側のハンドルポスト取り付けボルトの穴が補強されている。
NSRの方にハンドルポスト用の穴を開けても強度が不足します。
上がNSR,下がCB400。
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_04.jpg.pagespeed.ic.ZxBqnPqC10.jpg)
②ステム取り付け孔深さが違う → CB400 / 10.2㎜ ,NSR / 5.2㎜。
③キーシリンダー取り付け位置(水平方向と垂直方向)が違う。
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_05.jpg.pagespeed.ic.8xyNAyfu9F.jpg)
④上端面の形状 が違う→ CB400 / 水平、NSR / フォーク取り付け孔に向かって下がる。
NSRの方は上端面が水平でないのでハンドルポストを取り付けることができません。
b. キーシリンダーの取外し
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_03.jpg.pagespeed.ic.VeHLxrfG9n.jpg)
・キーシリンダー取り付けボルト → T40ヘックス(★)・M8×首下 25㎜。
ネジロックが使ってあるので解除をお忘れなく。 → こちら
・キーシリンダー取付ボルト孔深さ → CB400 / 23㎜,NSR / 24㎜。
・キーシリンダースイッチ(コンタクトベース) → T10ヘックス (★)・タッピング3×16
整備がしやすいように両方ともヘキサとブラス頭に変更。
キーシリンダー右側( 写真では左側 )にクラッチケーブルのステーが付くのをお忘れなく。
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_10.jpg.pagespeed.ic.nAuk2IyM9Q.jpg)
このように「クラッチケーブルステー取付を忘れる」ことなく。
c. ハンドルロック対策
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_07.jpg.pagespeed.ic.Q3WZ1AMCEb.jpg)
CB400の方はキーシリンダー取付位置が低いのでハンドルロックがフレーム突起に当たりません。
ロックをフレーム突起に当てるためにはキーシリンダーの取付位置を下げなければなりません。
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_08.jpg.pagespeed.ic.jEHSU7nsZk.jpg)
使ったのは
・スチールスペーサ・M8×15㎜・厚さ1㎜。
・M8×首下40㎜(実測39㎜)のヘキサボルト。
※M10ナット / 8.1㎜ ×2=16.2㎜ も可。
※M10ナット / 8.1㎜+M8ワッシャ / 2.4㎜×3=15.3㎜ も可。
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_09.jpg.pagespeed.ic.R3JBUjxnk4.jpg)
これで、ハンドルロックとフレーム突起がピッタリ当たります。
ただし、キーシリンダー(ロック)の水平方向の取付位置が違うので、
・ハンドルを右に切った位置でロックがかからない。
・ハンドルを左に切った場合でもロックがかかるのは「左10度」。
・「かろうじて盗難対策になる」程度。
なお、厚さ1㎜のスペーサの縦方向の強度(圧縮強度)は充分にあります。
d.フォークがツライチにならない
NSRのトップブリッジではフォーク取付がツライチ。
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_11.jpg.pagespeed.ic.XBpTJ31m-m.jpg)
しかし、CB400のトップブリッジではフォーク上端が1~2㎜ほど沈んでしまいます。
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_12.jpg.pagespeed.ic.X202ZLfu7r.jpg)
「ステム孔の深さはCBの方がNSRより深かったはずだ。なぜフォーク上端が沈むのか?」
「トップブリッジのかみ合いが悪いのか?」
トップブリッジをプラスチックハンマーで叩いてもフォークの上端は上がってきません。
これは、トップブリッジの上端面の形状が原因です。
「NSRの方はフォーク孔に向かって下がっている」が「CBの方は下がらず水平」だからです。
このままでも何ら問題はありませんが、
気になるのなら1~2㎜ほどフォークを突き出せばよいだけのことです。
ただし、その分だけキャスターが変わります。
・ステムナット締め付けトルク → 9.0~12.0㎏・m
・フォーク取付ボルト締め付けトルク → 0.9~1.3㎏・m
![](https://spnet.biz/spnet3/wp-content/uploads/2020/10/xnsr_barhandle_13.jpg.pagespeed.ic.e_rLlhfM8-.jpg)
・ハンドルは取り敢えず「手持ちで引きが一番大きい」Z2タイプ → こちら。
・バックミラーは干渉するのでハンドルに別付け予定。
・スクリーンは一部干渉。干渉部分を切除するかアクリル板を曲げるか。
・フロントカウリング,ライト,メーターはこのまま。
次は、ケーブル類の交換を行います。
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これで「もの」になるようなら
「65 か 85」にステップアップ。