●NSR250-MC21のバーハンドル化

選任のための法律知識・



b.スロットルケーブルの交換

※用語統一
・ケーブル全体 → ケーブル
・ケーブル外装 → アウター
・ワイヤー自体 → ワイヤー

イ. 入手したスロットルケーブル

●NSR純正
・アウター長 ( スロットル出口~ジョント終わり ) → 引き/810㎜,押し/810㎜

●必要長 → 「+200㎜」必要 → アウター長 1000㎜ 程度

●A : SL230(MD33),CB223,FTR223のスロットルケーブルとルホルダー
・一回目に入手したSL230のケーブルが1030㎜/1030㎜ でちょうど良かった ( 下の出来上がり )。
・別の出品者さんから同じものを入手(上の三本)。しかし、どれも900㎜に満たなかったので没。
・適合スロットルホルダーも入手。
・100円~300円

●B : TW225・TW200,セローのスロットルケーブル
・「940㎜/950㎜」と必要長の1000㎜に近かったので入手。
   しかし、「ジョイント始め~ジョイント終わり」が 引き/880㎜,押し/880㎜と短く没。
・セローの方は「1940㎜」との説明。期待したが「940㎜」の間違いだったらしい。
・100円~200円。TWの一本だけ626円。

●C : マグナ250,フォルツァZ2 のスロットルケーブル
・マグナ1000㎜/300円,フォルツァ1800㎜/100円
・NSRのスロットルホルダーが使える。
・フォルツァはキャブレター側ジョイントの形が異なる。付け替え必要。

ロ. アウターの長さとアウターから出ているワイヤーの長さ

アウターが短いとケーブルをキャブレターにつなくことができません。
アウターが少々長くても問題はありませんが、
長すぎると取り回しに無理が出てワイヤーの動きが渋くなります。

忘れてはならないのが「アウターから出ているワイヤーの長さ」。
スロットルを全閉にしたときにジョイントから出ているワイヤーの長さ
( たいこ含む・スロットル側アジャスター遊びゼロ ) は、
・NSR → 引き/80㎜,押し/50㎜

※純正ケーブル使用。上が「引き」、下が「押し」
※引き・押しともアジャスターを一杯に出しています。

「引き」が短いとワイヤーをキャブレタープーリーに取り付けた場合、
短い分だけプーリーが回ってキャブレターが開いてしまいます。
つまり、スロットル全閉でアイドリングになりません。

「押し」が短いとワイヤーをキャブレタープーリーに取り付けられません。

「引き」が長いとスロットルを回してもキャブレターがすぐには開きません。
「押し」が長いと、引き側だけでプーリーを回すことになりスムーズに回りません。

少々短くても長くてもアジャスターで調整できますが、純正と同じ長さがベストです。

以上をSL230の「1030㎜ バージョン」で見てみると、

スロットル全閉でジョイントから出ている長さは、
引き/90㎜,.押し/20㎜
NSR標準の「引き/80㎜,押し/50㎜」にするには、
引き側ワイヤーを10㎜短くし、押側ワイヤーを30㎜長くしなければなりません。

ワイヤーを短くするのはワイヤーを切除すればよいだけ。
ワイヤーを長くするには市販の「1.4~1.5㎜Φ ワイヤー」を適正長に切って入れ換えるか、
アウターをその分だけ短くするか。
※ホームセンターでは1.5㎜Φワイヤーは 118円/m。1.4㎜Φでなくても使えます。

前者の「新しいワイヤーに入れ換える」場合は両方の「たいこ」を付け替えなければなりません。
後者の「アウターを短くする」場合は片方の「たいこ」付け替えだけで済みますが、
アウターの長さに余裕がなければなりません。

上記のSL230の場合ではアウターが「引き/1030㎜,押し/1030㎜」。
取り付けてみると少々長かったので、引き側のアウターを30㎜切除、押し側のワイヤーを10㎜切除。
出来上がったのがこちら。(※左上/NSR,下/SL230 )

なお、アウターを切除する場合、どちらかのジョイントを外さなければなりません。
ジョイントは「かしめ」てありますが、アウターの皮膜に食いついているだけです。
ジョイントをエアホットガンで温めて引っ張れば簡単に取れます。
取り付けるときは同様にジョイントと皮膜を温めてジョイントを押し込めばOK。
取付時に皮膜がめくれてしまったら、エポキシ接着剤を少しだけ縫って固定。

ハ. スロットルホルダー径に注意

SL230のケーブルを上のように処理してキャブレターに取り付け。
しかし、どうも「引き量」が少ない。
スロットルを全開にしてもキャブレターのプーリーが最後まで回りきらない。
ここで、NSRとSLとでは「スロットルホルダーの外径」が違うことに気がつく。

・SL230 → 33㎜Φ
・NSR250 → 43㎜Φ
・FJ1200 → 36.5㎜Φ

標準仕様より外径の大きいスロットルホルダーを取り付けるのは問題ありません。
「標準より小さい角度で全開」となる「いわゆるハイスロットル」。
ただし、外径の大きいスロットルホルダーを取り付けた場合にも、
アウターから出ているワイヤーの長さが標準と同じでなければなりません。

これに対し、標準より外径の小さいスロットルホルダーを取り付けると、
スロットル移動量がが少なくなり「スロットル全開」でも「キャブレター全開」になりません。

原則は「標準仕様のスロットルホルダーを使う」こと。

ここで、SL230のスロットルケーブルとスロットルホルダーは没。
NSR標準仕様のスロットルホルダーを使える、マグナ250のケーブルを使うことに。

ニ. たいこ取り替えでワイヤーは 20㎜ 短くなる。

マグナ250のスロットルケーブルは、
・アウター長さ → 引き・押しとも1000㎜ → ヨーロピアン3型では少々長い。
・スロットル全閉のときにジョイントから出ているワイヤー長 → 引き/90㎜,押し/20㎜。
・引き側ワイヤーを10㎜切除してNSRの80㎜に。
・押し側ワイヤーは没になったSL230のものを使ってNSRの50㎜に。

なお、同じスロットルホルダーとスロットルハウジングーを使う場合は
ケーブルをスロットルホルダーに取り付けて測定・調整する必要はありません。
ケーブルを取外してワイヤーを一杯に引き出し、
「ジョイントから出ているワイヤー長」を標準仕様と同じにすればOKです。
・NSR → 引き/90㎜,押し/120㎜

この長さはケーブルが長くなっても変わりませんが、
ケーブルを曲げた場合にワイヤーがアウター内での外側を通るので
ケーブルを長くしてを曲げた部分が多いと少しだけ短くなります。
この分を見越しておかなければなりません。
どれだけ短くなるかは実際に取り付けてみなければ分かりません。

また、ケーブルは「自由にさせる」こと。
マニュアルのパイピングは純正ハンドルと純正ワイヤーでのもの。
ハンドルやケーブル長を変えた場合にマニュアルのパイピング通りにすると、
ケーブルに無理がかかりワイヤーがスムーズに動きません。

さてさて、調整したマグナ250のケーブルを取り付け。
しかし、「押し側は取り付けられるが、引き側が取り付けられない!」。
どうも、「汎用ネジ式たいこ」から「ハンダ付けたいこ」に換えるときのワイヤー処理で
思ったよりワイヤーが短くなったようです。

通常、「汎用ネジ式たいこ」を取り付けてワイヤー長を決め、その後「はんだたいこ」に交換。
このとき、「汎用ネジたいこ」で拡がったワイヤーの部分を切除。これが「6㎜+α」。
「はんだたいこ」ではワイヤーをたいこから突き出して拡げる。これが「10㎜-α」
切れないニッパーでワイヤーを切ろうとすると切れずにバラける。
先端がまとまっていないと「たいこの穴」に入らない。この処理に「10㎜」
あれやこれややっているとドンドンワイヤーは短くなる。
たいこを付け替える場合は
「うまくやってもワイヤーは20㎜くらいは短くなる」と考えておきましょう。

なお、ワイヤーはニッパーを使わないでサンダーで切断すること。
先端がバラけることはありません。

また、「はんだたいこ」を取り付ける前に次のことを確認すること。
・たいこカバーは入れたか?( クラッチケーブルの場合 )
・アウターにかぶせるチューブやスプリングは入れたか?
・そもそも、ワイヤーをアウターに入れているか?
やり直せばまたワイヤーが20㎜短くなります。

押し側のワイヤーが短かったので、さらにSLワイヤーを使いました。
没にしたSLケーブルも役に立っています。

※上/マグナ、下/NSR,赤テープ/引き側ケーブル。

結局、スロットル全閉のときに出ているワイヤー長は「引き/75㎜、押し/52㎜」。
純正仕様の場合より「アジャスターから出ているワイヤーが5㎜ 短い」のに
アジャスターを引いているのは「?」※下の写真

押し側のアジャスターは3㎜くらい引くことができる程度。
しかしワイヤーは「弛んでいる」状態。

そもそも、押し側アジャスターに「留めナット」が1個しかないのはなぜ?
1個ではアジャスターを調整できません。
何か理由があるのだろうけれど、下の写真のように取り敢えず留めナットを1個追加。

少々手こずりましたが、スロットルケーブルが付きました。

ホ. スロットルケーブル まとめ

・必要アウター長 → 引き/1000~1100㎜,押し/1000~1100㎜
・ジョイントから出ているワイヤー長(たいこ含む) → 引き/90㎜,押し/120㎜
・スロットル全閉時にジョイントから出ているワイヤー長(タイコ含む) → 引き/80㎜,押し/50㎜
・お勧めの流用ケーブル → マグナ250/1000㎜ +「フォルツァ/1800㎜ or フュージョン/1950㎜」


タンクとの干渉に注意

ヨーロピアン3型の場合、スロットル側ジョイントを下から出すと、
ハンドル角度によってはジョイントがタンクと干渉します。
この干渉を避けるために、ジョイントを上から出すとアウター長がギリギリになります。
さらに、ブレーキレバーを上げるとジョイントと干渉するので、レバー角度を自由にできません。
ヨーロピアン3型では「+50㎜」必要で、必要アウター長は 1050㎜ でしょう。

ヨーロピアン3型より「高さのある」ハンドルなら、
スロットルジョイント下出しでもタンクと干渉しないかもしれません。
しかし、ハンドルが高くなった分の長さが必要となります。

ヨーロピアン3型より「引きの強い」ハンドルなら、
タンク巾が狭くなっていくので下出しでも干渉しないかもしれません。
しかし、ハンドルが引かれた分だけ長さが必要となります。

これらは、そのハンドルにスロットルケーブルを取り付けて
「タンクとの干渉,レバーとの干渉,無理のないパイピング」から判断することです。

マグナ250/1000㎜のケーブルが使えれば一番よいのですが、
ケーブルの長さでハンドルを決めることはできません。

ホンダでそれより長いケーブルはフュージョンかフォルツァのものになります。
これらは1800㎜と長いので必要な長さに調整できます。
キャブレター側ジョイントを真っ直ぐなものに変えなければなりませんが、
どうせアウターを短くするときに外さなければならないので問題とはならないでしょう。

お勧めは「マグナ250・1000㎜」と、
それで短い場合にそなえて「フュージョンかフォルツァの長いもの」になります。

私も試乗でハンドルとハンドルポジションを決め、
入手したフォルツァのケーブルで最適長のものを作ろうと思っています。

※ハリケーンのNSR用のロングケーブルがお勧め。こちら

これなら「ジョイントから出ているワイヤーな長さ」を調整する必要はありません。
もちろん「たいこ取り付け」も必要ありません。そのまま「ポン付け」できます。
準備されているのは「100㎜長いもの」と「200㎜長いもの」の二種類。
200㎜長いものだとアウター長は1010㎜。
ヨーロピアン3型でスロットルジョイントを上から出すと
キツキツになるでしょうが、使えます。
3500円程度なので、Yahooオークションで中古ケーブルいろいろ入手するより安上がりです。
・ヨーロピアン 1型クローム2型クローム3型クローム4型クローム各寸法
・NSR250用スロットルケーブル「100㎜ロング」,「200㎜ロング

選任のための法律知識・



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