●MTE. WTA-220 の分解と作動パターン

ワインディングマシーン修理
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c. 底蓋を取り外す

この状態で底蓋を外します。
モーターとスイッチの配線は外しません。

底蓋には上蓋にあったような「リブがなくなっている部分」はありません。
細いマイナスドライバーを少しずつ差し込んでこじるようにして外します。

電池ケースは底蓋にカシメで取り付けられています。
取り外す必要はないので、そのままにしておきましょう。

c. 配線

回路盤はブラスチックの足の頭を溶かして留めてあります。※赤矢印の部分。
取り外すと、取り付けることができませんので、取り外さないようにしましょう。

・①・② → 電源
・③・④ → モータースイッチ
・⑤・⑥ → 回転方向切り換えスイッチ

裏からみると、

② と ③ はつながっています。
③ と ④ がモータースイッチです。

こちらは白いMTEの回路盤、②,③,④ のハンダ付けをやり直しています。
④ではハンダ吸い取りが不完全で、
残骸をプライヤーで取ろうとしたら回路プリントも一緒に剥がれてしまいました。
「ハンダ吸い取り」は完全にやらなければなりません。

3. 組立と動作チェック

a. 組立

別に苦労する所はありません。

白いMTEの方の回路盤は外してしまったので、取り付けずにそのまま押し込みました。
回転部分と干渉することはないので、底蓋に取り付ける必要はありません。

モーターを取り付けるときに、
カムが金属のスイッチ腕を押して外してしまうことがあります。
スイッチ腕をカムで押しながらモーターを取り付けることが必要です。

b. 動作チェック

( MTE白 )

・モータースイッチ不良、回転し続ける。
・右回転,左回転の切り換えOK
・3V 乾電池×2 → 約 4.6 rpm

( MTE黒 )

●3V乾電池×2
・1回転 / 15秒 → 4rpm
・休止 → 63秒
・左回転 → 時々「1回転」が「1/4回転 や 1/2回転」になる。

スイッチとカムの接触方向が変わって、スイッチOFF時期が早まるのか?

そう言えば「返品要求」をしてきた落札者がこうも言っていました。
『手で惰性をつけてもしっかり回らない!』
やめてください!そんなことをしたらモーター付近や電子回路に不具合が出てしまいます。
「嫁いびり」にあって出戻ってきた「黒いMTE」が不憫に思えました。

●ACアダプター(3V-80mA)
・右回転,左回転とも「1回転 → 63秒休止 → 1回転」を繰り返す。「1/4回転 や 1/2回転」にならない。
乾電池で「1/4回転 や 1/2回転」になるときがあるのは乾電池の電圧が弱かったのか?

( 今後 )

時計の数が減ったのでワインディングマシーンが余っています。
また「乾電池式や単巻き」は使い勝手がよくありません。

Yahooオークションに出品しても高値落札が期待できないばかりでなく「いやな記憶」がよみがえるので、
研究用にこのまま保管することにしました。

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