- トップブリッジの交換
- ブレーキホースの交換
- スロットルケーブルの交換
- クラッチケーブルの交換
- スイッチコード延長,バックミラー,スクリーン,一応の出来上がり
- 取り敢えずの試乗,充電機能のチェック,リヤブレーキホースの交換
- ケーブル作り直し,出来上がり
4.スイッチコード延長,バックミラー,スクリーン他
a. スイッチコード延長
左スイッチボックスとキルスイッチの延長です。
作業はコードを切って圧着端子でつなぐだけ。
左スイッチボックスに9本,キルスイッチに4本。合計13本をつなげばOK。
コード一本に端子が2個必要。合計で26個必要です。
延長する長さは「余裕をみて」、
・左スイッチボックス → 280㎜
・キルスイッチ → 320㎜
しかし、出来上がってみると「持て余し気味」。
「-50㎜」で良いでしょう。
※ハンドルにタイラップ留め、スパイラルカバーが延長したコード。
つまり、延長する長さ → 左スイッチボックス / 230㎜,キルスイッチ / 270㎜。
もっとも、コードはケーブルと違って折り曲げておいても構わないし、
より大きなハンドルに変えた場合にも使えれば便利です。
その点は自己判断で。、
b. 電装異常
スイッチコード延長でバーハンドル化はほぼ終了。
とにかく一度エンジンをかけてみましょう。
1年半放置したバッテリーはなんと9.8V。
半日充電して13.1V。
ノーブランド・多分中華バッテリーはなかなかのもの。
ところが、スイッチを入れると、
インジケーターの全てのランプが「弱々しくチチチチ」。
ウインカーはつかない、ホーンは「ツッ」という導通音だけ。
それどころか、キーを回してスイッチを入れるたびに後部カウルの中から「pu…」。
もしかしてPGMⅢが壊れた?
この部品は中古でも4~5万円。しかもなかなか出品されない。
しかし、考えてみれば「1年半前に動かしてそのまま冬眠」。
電装が壊れるわけがない。
問題があるとしたら今回触ったところ。
それはコード延長での左スイッチとキルスイッチ。
13本のコードの配線間違いと導通チェック。
異常なし。
もちろん、ヒューズも問題なし。
『あっ、トップブリッジ交換のときにキーシリンダー(メインスイッチ)も外している。』
しかし、ここは「ON-OFF」でコードは二本だけ。
しかも、シリンダーを取り外しただけでコードは触っていない。
でも、とにかくチェック。
各配線のカプラーはサーボモーター前の箱にぎっしりと詰め込まれています。
この中の「赤と赤/黒」の2極がメインスイッチ。
「キーを回して導通、キーを戻して導通なし」でOK。
『スイッチボックスを引っ張り回したから、ボックス内で問題が起こったのかな?
ついでに、スイッチボックスの導通チェックもやっておくか…。』
スイッチボックスのカプラーは9極。これがなかなか外れない。
外すのがいやになって、キースイッチを回すと、
インジケーターはニュートラル,オイル警告,サイドスタンドの三つがくっきり。
知らないうちに電装トラブルが解消されました。
電装異常の原因と回復を推測してみると、
・何らかの理由でカプラーのどれかが接触不良となった。
・カプラーの出し入れ,つなぎ直し(メインスイッチ)、外そうとした(9極)ことでそれが解消した。
突然の電装異常の場合は、まずカプラーボックスのカプラーをツナギ直してみましょう。
もちろん、キック3回でエンジンは目覚めました。
しばらく暖気して、アイドリング安定。『パリ、パリ、パリ、パリ』
c. バックミラー
標準のマスタータンクステーではタンクが傾いてしまう。
アルミの 30㎜巾フラットバーでステーを作りタンクを水平に。
右バックミラーは10㎜正ネジのRMXストック。
ミラーホルダーは Dトラッカー・8㎜正ネジ / 160円+「8㎜正/10㎜正」アダプター。
出品者さんがネジの種類を書いてくれるとアダプター出費をしなくてもいいのだけど…。
左バックミラーも10㎜正ネジのRMXストック
ホルダーはグラストラッカー ・ 10㎜正ネジ /180円 でアダプター不要。
d. ハンドルの感じ
ハンドルはヨーロピアン3型。
※1型クローム,2型クローム,3型クローム、4型クローム,各寸法
巾は740㎜。純正のセパレートハンドルは655㎜。
片側で42.5㎜拡がっていますが、それは指二本分。
ハンドルに違和感はありません。巾はこんなものでしょう。
なかなかのヤンチャスタイルになりました。
ステップが後退しているので、これだけ倒しても肩に力が入ります。
ステップ位置に合わせて「引きの大きいハンドル」にすると
アメリカンになってフロントから荷重が抜けてしまう。
ハンドルの選定はこのハンドルで乗ってみてからのこと。
バーエンドはゴールドの安物を付ける予定。
e. スクリーン
Yahooオークションで入手。
上 1/3 の割れをタッカーで留めてあるジャンク品なので100円。
しかし、かさばるので送料が1496円。
どうせ干渉する上部を切除するので割れがあっても構わないのです。
サンダーで「割れの手前/中央下端から165㎜」を切断。
仕上げは回転やすり → こちらで使用
スクリーンの「右バックミラー取り付け部」が欠損していたのでステー作成。
なんとかビキニスクリーンができました。
アクリル板を曲げて作るより体裁よくできています。
切除ラインをあと 40㎜ くらい上げてもケーブルと干渉しません。
小さくてもスクリーンがないとスタイルが引き締まりません。
5. 出来上がり
※スクリーン取り付け前の状態。最終完成は → こちら
あとは、フロントブレーキのエア抜きを完全にして、強制保険を付けるだけ。
165号や尾鷲・熊野でテストしてハンドルポジションとハンドルを決めます。
だから、RMXの「強制保険付きナンバー」を借りるわけにはいかないのです。
同じ、30年前の2st・250㏄。
RMX ( SJ13 ) は水冷・シングルで 40PS/8000rpm,3.8kgm/6500rpm,車重133㎏。
NSR ( MC21 ) は水冷・Vツインで 45PS/9500rpm,3.7kgm/8500rpm,車重151㎏。
ギャップがあればRMXモタードの勝ち、フラットならNSRの勝ち。
しかし、バーハンドルNSRでどんなコーナリングができるか。
今回の「火入れ」は楽しめそうです。(強制保険は2年にしました。)