KTM 始めました①「シート の あんこ抜き」



足付き性とスポンジ削り
表皮張りと足付き性

●やり直して完成

初乗り

3.やり直して完成

修正は
・シートが内股を圧迫する部分を削る。
・シート後端を後に下げる。

a.内股に当たる部分を削る

削らなければならないのはシート両側の「斜線の部分」。
シート後端も後へ下げてなだらかにする。

スポンジに書いてみる。

出来上がりは次のようになった。
(シート後端はアーチではなく直線にした。)

全体をなだらかにするために上部も削るので、座る部分のスポンジ厚は「1.8㎜~2.0㎜」。
※シートベースを付けたまま針で測定しているので実際のスポンジ厚はもっと薄い。

内股を圧迫する部分はこれだけで精一杯。
側面の薄い部分は「5㎜くらい」になっている。
これが「あんこ抜き」の限界。

b.「サンゲツの椅子生地」を使う

表皮はサンゲツの椅子生地の残りを使った。→ こちらこちらも参照)
外した表皮は前後左右に余裕がないので引っ張りにくい。

表皮張りの手順をもう一度。
①「シートの一番凹んでいるところ~ベースの一番出っ張っているところ」引っ張って留める。
②この部分より前にできたシワは前の両サイドへ引っ張って取る。
③この部分より後にできたシワは後の両サイドへ引っ張って取る。
④最後に前と後ろに引っ張って残ったシワを取る。
⑤これを繰り返す。
⑥ある程度シワが取れたら、①~④で「う~んッ」と思いっきり引っ張る。

これでシワなし。
表皮はスポンジにしっかりとくっついている。
ただし、最初は使っているうちに緩んで「どこかにシワができる」。
チェーンと同じで「初期のび修正」が必要になる。

このように書くと簡単にできるようだが「そうではない」。
特に新しい生地は張ってあった生地と違ってクセがついていない。
シワ取りに3~4時間かかる。
途中で『こんなのできないよぉ~ッ』と投げ出したくなるが「必ずできる」。
とにかく「少しずつ、何度も」、そして最後に「う~んッ」と思いっきり。

このような出来上がりになる。

c.Tネイル+強力裾上げテープ

KTMのシートベースは「硬い」。(経年変化で硬化したのかもしれない)
スズキやヤマハのシートベースに打ち込めたステープルが「クシャッ」と折り畳まれてしまう。

「ステープルが曲がる」のだからタッカーの打ち込み力に不足はない。
打ち込み力が不足しているのならステープルは先だけがささることになる。
ステンレスステープルなら打ち込めるのだろうか?→こちら

今回は電動タッカーを使った。→高儀電動タッカー
※DTK-45C と DTK-45B があるが「同じ物」。

電動タッカーに「打ち込み強さ」を期待してはいけない。
ハンドタッカーのようにハンマーを引き上げるためにレバーを強く握る必要がないだけ。
押しつけて引き金を引けば打てる。
もちろん、反動で打ち込み力が弱まらないようにタッカーの上部をしっかり押さえなければならない。
これはハンドタッカーと同じ。

もちろん、電動タッカーでもステープルは折れ曲がってしまう。
今回は「10㎜のTネイル」を使った。

Tネイルはステープルと違い表皮を押さえる部分が狭いので表皮を留める力が弱い。
そこで、強力裾上げテープも使うことにした。

但し、表皮のシワを取るときに表皮を裾上げテープから剥がす必要があるので、
作業はしにくい。

また、この電動タッカーでTネイルを打ち込めたのは60%。
40%は先端が突き刺さっただけ。
これは打ち込み力が弱いから。
やはり「もっと強力な電動タッカー」が必要だろう。→マキタHiKOKI

なお、10㎜足のTネイルでは場所によっては先が突き出してしまう。
6㎜か8㎜のTネイルがあればよいのだけれど、一番短いのが10㎜らしい。

このタッカーは打ち込み口から上が真っ直ぐではなく出っ張っている。
そのため、上の写真のゴムクッションの部分には差し込み口が入らずTネイルを打てなかった。

端は折り曲げて上の写真のようにTネイルで留めるのがよい。

後端はこれをしなかったので、黒色のセメダインスーパーXで埋めた。

d.出来上がり

もう一度「できあがり」を。

これが「あんこ抜きの限界」。

両サイドの膨らみは「そぎ落とし」。
スポンジ厚は「2.0㎝以下」。

「足付き性優先」座り心地は度外視。

元のシートがこちら。

「あんこ抜きの限界シート」がこちら。

撮影角度は違うが着座位置が「見るからに下がっている」。
足付き性はどうなっただろうか?

●足付き性

〇両足:指付け根まで届くが力は入らない。両足で踏ん張って支えることはできない。
〇左足ステップ:右足のかかかとまで。(3㎝シークレットソールでかかとで踏ん張れる。)
〇右足ステップ:左足の指付け根まで。力は入れられる。
〇着座位置:前過ぎて股間を押しつけられることはなくなった。

〇「左足ステップ」と「右足ステップ」で足付き性が変わるのはなぜ?
車体を右に傾けて停止するクセがついているようだ。
左足関節を痛めており右足でかばうからだろうか?

左足の足付き性が悪いので停止するときには注意が必要。
・右足でリヤブレーキをかけ、車体が止まるときに左足を地面に着ける。
・左足で踏ん張れないのでバランスを崩すと「左へオットット」。
・車重が軽いので「オットット」から「コロン」には発展しないが、そうなる危険はある。
・停車するときは少し尻をずらせて、左足のかかとを着けて左足で踏ん張らなければならない。

結局、RMXモタードとシート高は「同じくらい」になったが、
足付き性は「同じくらい」にはならなかった。

その原因はRMXモタードよりシート巾が広いから。
ヨーロッパ人の幅広尻に対応するシートだから。

案外、690デュークより690SMC の方がシート高は高くてもシート巾が狭いようなので、
「あんこ抜き」で足付き性がよくなるかも知れない。

しかし、オフロードバイクやモトクロッサーなら「片足のつま先がつけば問題なし」。
「40年前は全く気にしていなかったけど…。」

選任のための法律知識・

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特定小型原動機付自転車にも
アシスト自転車にも該当しません。

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