・RMX②その後2021/回転不調①

選任のための法律知識・



RMXモタード

NSRにかまっていたこの一年、RMXモタード (手前の17インチ) は走らせていません。
NSRはセンターシール抜けで隔離病棟へ。
「これで心置きなく正選手RMX②を」と280㎞走らせて現在メーター表示27064㎞。
しかし、一年間放置しておくとキャブレターの調子が完全ではない。
今回は回転不調。
具体的にはアイドリングでエンスト、アイドリングを上げると回転が落ちない。

※ご注意
キャブレター設定は走る場所によって異なります。
ダートなのかアスファルトなのか、コースなのか公道なのか。短時間のレースなのかツーリングなのか。
それらによって常用する回転域、必要なトルクとレスポンスが違います。
また、ライダーの技量も関係してきます。
ここでの設定はアスファルトの,ゆるやかな峠道を,前後17インチのオンロードタイヤで,
リヤスライドのできない初級ライダーが,少し気合を入れて走るときのものです。
その点を考慮して参考にしてください。

1.アイドリング調整

a.アイドリング不調

・使用キャブレター : キャブレター④ → こちら
・設定 : MJ/195,PJ/30.0,JN/6BGK1・上から二段目,AS/2.0
※PJエアクリーナー蓋とリメッササイレンサーで「入り」と「出」を大きくしているがエンジンはノーマル。
※PJは標準の35.0から二段階落とし。これでないと中回転がボコつく。

●症状
・アイドリングノブで1300~1500rpm設定、しかし、信号待ちニュートラルで1300rpm以下になってエンスト。
・アイドリングノブを締め込んでアイドリングを少し上げると、
   4000rpmからアクセルを戻しても3000rpmから下がらなくなる。
・キャブレター清掃済み。

●希望
・アイドリングは1500~2000rpm(※標準1500rpm)でエンストしない。
・7000~8000rpmから回転がスッと下がって、アイドリング回転数になる。

念のために完動ストックのキャブレター➄に交換。
・設定 : MJ/195,PJ/30.0,JN/6BGK1・上から三段目,AS/2.0
※以前テストのベストセッティング

b.TM30のパイロット系

rmx_tm30アイドリング調整

SJ13に使われているキャブレターは「ミクニ TM30SS」
アイドリング時の燃料の流れ(パイロット系)は次の通り。

●エアー吸入

rmx_tm30アイドリング調整

aはエアスクリュー。
bはパイロットジェット?

rmx_tm30アイドリング調整

マニュアルの図では「ねじ込みジェット」が入っているようになっていますが、
穴にドライバーを差し込んでも「マイナス頭」に引っかかりません。
中をよく見ると、行き止まり。
このジェットは取外しができないようです。

そもそも、ガソリン通路ではなくエアの通路だから調整はエアスクリューだけで良いのです。

●燃料吸入

rmx_tm30アイドリング調整

下の穴はメインジェット。
メインジェットの前にある穴にパイロットジェットが入っています。
ここから燃料を吸い込む。

TM30の燃料通路はスタータ系、パイロット系、メイン系の三つ。
TM30にはスロージェットがありません。
このパイロットジェットがスロージェットを兼ねているのです。

●混合気出口

rmx_tm30アイドリング調整

ニードルジェットの頭の前に小さな穴、スロットルバルブの前に大きな穴。

rmx_tm30アイドリング調整

この二つの穴から混合気が噴射されます。
インジェクションではないので正確には「噴射」ではなく「噴吸」。

rmx_tm30アイドリング調整

スロットルバルブが完全に下がるとニードルジェット前の小さな穴は塞がれますが、
スロットルバルブの前の大きな穴は塞がれません。これがアイドリング状態。

アイドリング調整はアイドルノブでスロットルバルブを引き上げる。
スロットルバルブが上がるとニードルジェット前の小さい穴から混合気が噴出。
さらに上がるともっと噴出。

写真はアイドルノブを一杯に締め込んで、スロットルバルブを一杯に上げた状態。
これだと5000rpm以上(※)になります。
※アイドリング不調や回転落ちの悪さは搭載していたエンジン⑤-4に原因があったようです。 → こちら
   そのためこの回転数は確かではありません。
   問題のないエンジン②-4ではアイドルノブを一杯に締め込んで3500rpmでした。 → こちら

c.アイドリング調整

●ノブの有効調整量

「ノブを一杯に締め込んで(スロットルバルブが一番上がって)」~「完全に降りるまで」の緩め量は
目視では「2回転+10~15度」。

しかし、実際にアイドリングが下がるのは「3回転半」。
ノブをこれ以上緩めても「スロットルバルブは完全に降りている」からアイドリング回転数は変わららない。

調整は
・アイドリングノブを一杯に締めてから3回転半戻す。
・そこから少しずつ締めて、「4000~5000rpmからでもアイドリングにスッと下がる」、さらに
「アイドリングが1500rpm+αでエンストしない」位置を捜す。
・どうしても「アイドリング回転数が低くてエンストする」場合はASを締めて燃料吸い込みを増やす。
   もちろん、濃すぎても回転が上がらないから、
   ASを締めたり緩めたりして「アイドリング回転数が上がる・アイドリングが強くなる」ところを捜す。

●実際の調整

①ノブ戻し量3回転+1/2、AS1.5
・4000~5000rpmからスッと落ちる
・アイドリングは1170~1240rpmでしばらくしてエンスト。

②ノブ戻し量3回転+1/4、AS2.0
・4000~5000rpmから少し時間はかかるがアイドリング回転数まで落ちる。
・アイドリングは1200rpm付近。

③ノブ戻し量3回転+1/4、AS1.5
・4000~5000rpmから少し時間はかかるがアイドリング回転数まで落ちる。
・アイドリングは1350rpm付近。

④ノブ戻し量3回転+1/4+1/8、AS1.5
・4000~5000rpmから下がらない。

実際に走行させるとエンジンが温まってくるからアイドリング回転数も上がるだろう。
停止状態での設定は 「③ノブ戻し量3回転+1/4、AS1.5 」で。

PJを一段上げて32.5にすれば、アイドリング混合気が濃くなり回転数を上げられるが、
それだと中回転がボコ付いてしまう。
あとは、エンストさせないように信号待ちでアクセルを少し開け気味にするしかない。

●実際の走行での様子

〇2021.10.04.165号/102㎞

・キャブレター➄
・ 設定 : MJ/195,PJ/30.0,JN/6BGK1・上から三段目,AS/1.5,アイドルノブ/3回転+1/4+5度
・アイドリング : 1400~1450rpm 、4000~5000rpmからアイドリングへ問題なく落ちる。
・AS/2.0にするとアイドリングが下がる。
・アイドルノブをさらにさらに5度締め込むと4000~5000rpmからアイドリングへ下がらない無負荷)
アイドリング調整 : 「アイドルノブ/3回転+1/4、または「+1/4+5度」,AS/1.5」でよし

・全体に回転がドロドロして湿っぽい。
・6000rpmから、燃料詰まりのように一瞬息継ぎをする。
・この症状はジェットニードル段数の変更で治る。
   段数を上げるのが通常だけど下げて治るときもある。 → こちら

・ジェットニードル段数を一段上げて試乗。
・設定 : MJ/195,PJ/30.0,JN/6BGK1・上から二段目,AS/1.5,アイドルノブ/3回転+1/4+5度
・湿っぽいドロドロした回転解消,高回転~maxへの息継ぎ解消 → やはりJN段数。

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