●キャブレター設定で苦労していた頃

選任のための法律知識・

キャブレター設定に苦労していたころのメモです。
10年以上前のことです。
その頃の症状を読み返して、今考えられる原因と対処法挙げてみました。

まずは、フレーム載せ換えのときにいろいろ苦労したこと。

〇2011.02.26
・症状 : 中回転～高回転のもたつき
・原因 : ジェットニードル(ＪＮ)の段数かパイロットジェット(ＰＪ)の番手
・対処 : まずＪＮ段数

〇2011.05.28
・症状 : エンジンはかかるが狂ったように高回転になる。
・原因 : アイドリングノブによるスロットルバルブの固定。
・対処 : アイドリング調整

〇2011.07.09
・キャブレター清掃で始動性は良くなった。
・症状 : アクセルを開けると「ボ、ボ、ボ～」 → 高回転にならない。
・原因 : ＪＮ段数かＰＪ番手
・対処 : まずＪＮ段数

〇2011.07.20
・排気バルブのタール取り。
・症状 : 回転が上がらない。
・原因 :ＪＮ段数かＰＪ番手。
・対処 : まずＪＮ段数
・備考 : 6000rpmまではハイキバルブは動かない。

〇2011.07.25
・ニードルジェット新、ＪＮ/6BGK1新，MJ/195新、pJ/32.5
・「ビィ～ン、ビィ～ン」と回る。
・JＮを換えたせいでしょう。

〇2011.08.05
・症状 : 低回転もたつき、中回転からロケット加速
・原因 : JＮが問題なかったからpJでしょう。

〇2011.08.17、2011.09.18
・症状 : 中回転でもたつく
・原因 : JＮ段数とＡS開度だけで調整しようとしているので改善されない。
・対処 : pJ番手を下げる。

〇2011.09.19
・初めについていたレース用イグナイターに戻す。
・症状 : 中回転もたつき、アイドリングで白煙モウモウ。
・原因 : イグナイター交換でキャブレター設定は変わらない。中回転もたつきはJＮかPJ。
・備考 : このエンジンはもうすぐ右クランクベアリングが欠損する。白煙モウモウはその徴候かも。

〇次に、以下に上げるころにいろいろ苦労したこと。

この頃はMＪ，PJ，ASの守備範囲にこだわり過ぎていたようです。
もっと、大雑把に考えて構わないのです。，

今、言えることは次の通り。

・プラグ焼け具合はあまり参考にならない。乗車感覚で設定を決める方がよい。
・回転が乾いていれはレスポンスは良いが力は出ない。湿っていれば力は出るがレスポンスが悪い。
・走る場所やアクセル開閉の頻度により自分の好み・走りやすさを決める。
・大まかな設定方法は → こちら
・標準設定のMJ/195、PJ/35、JN/6BGK1-➂段目，エアクリーナー蓋とサイレンサーが標準の場合。
・エンジン標準でもエアクリーナー蓋が開いているPJのもの、リメッサのサイレンサーでは標準設定ではダメ。
PJ番手を下げなければならない。 → こちら
・レース用イグナイター標準イグナイターでもキャブレター設定は同じで良い。

・現在のベスト設定(PJエアクリーナー蓋、リメッササイレンサー、エンジンとチャンバー標準)は
➀MJ/195，PJ/30，ＪN/6BGK1-➀か➁段目，AS/2.0か1.5
➁MJ/195，PJ/30，ＪN/6BGK8-➂段目，AS/2.0か1.5
➂MJ/195，PJ/32.5，ＪN/6BGK8-➁段目，AS/2.0か1.5(現在使用設定)
※こちら，こちら
※こちら

しかし、2012.01.18には
・MJ/190，PJ/30，ＪN/6BGK1-➀段目，AS/1＋3/4 を見つけている。
MＪは190でも195でも8000rpm近くでないと変わらないから、これせ現在のベストの➀と同じ。
「試行錯誤でもセッティングができていく良い例」です。
人生もしかり。

・2011.12.26.ＲＭＸ高回転不調対策 ②/メインジェットの変更

・初歩の基礎知識「混合気の濃度を決める仕組み」
・パワージェットの応急修復
・以前の状態
・ＭＪ/190の状態